雑談過去ログ56 (2004年02月)

目次



2004-02-22 レイアウト思案中 /養老孟司2件 /施行

 助っ人を頼まれてHTMLやスタイルシートの知識の仕入れ直し。他所でやる前にまず自前のサイト(ここ)で試してから、とレイアウトを弄り始めたら止まらなくなった。

 当サイトはスタイルシート導入後もTABLEでの横幅絶対指定などHTMLによるレイアウト(配色&配置)指定を残して「ネスケでもMSIEでも、スタイルシートONでもOFFでも、基本的な外観は同じ」になるようにしているのだが、この方針はそろそろ引っ込め時かも。

 レイアウトを全面的にスタイルシートでやるとして、DIVで横幅指定するか、多段組みにして間接的に横幅に制約をかけるか、あるいはもっと緩い相対指定だけにしてしまうか、それぞれに長短があって悩ましい。現状でも当サイトはフォントサイズ無指定なので閲覧者が1行何文字の状態で見ているかはわからないし、レイアウト指定を全面的にスタイルシートに移行しても事情は同じ、実際の表示状態は閲覧者任せなのだが。

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 スペシャルゲストが養老孟司。昨年9月にNHKが放送した「人に壁あり〜解剖学者 養老孟司〜」には養老氏が書斎でPCゲームをしているシーンがあったが、あのゲームはこれだったのかも(自信なし)。

 養老氏関係の記事をついでにリンク。感想は略。

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 友人と雑談。映画「イノセンス」の話題で士郎正宗のことを聞かれ押井守の作品なのになぜ士郎正宗? と無知を晒す。これ、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編(原作=士郎正宗)だったのか。完全に乗り遅れている。(- -;)

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 「攻殻機動隊」といえば、霞が関官僚日記攻殻機動隊世界における特殊部隊規制法についての考察(ネタバレ)が面白い。

 このコラムによると、法律の「施行」は「役所的には『せこう』と読むのが正しい」んだそうな。なるほど、たまにTVニュースで政治家や国会レポの記者が「せこう」と言っているのを耳にするが、あれは霞が関方言だったのか。

 霞が関官僚日記は昨日スタイルシートでサイト全体の配色を変えた(背景白→背景黒)。レイアウト(配置)は従来とほぼ同じだが印象が一変。


2004-02-16 訂正

 イルハンの項に訂正追記。年食って物忘れとともに早とちりもひどくなってきた。(- -;)


2004-02-16 ニュースいろいろ+リンク修正

 最近は複数の長いネタを同一日付の雑談に入れる時には「小見出し」を立てていたのだが、これはログを切り分ける時に余計な手間がかかる。後でログを編集することになりそうなネタは最初から別項に分けることにする。ということで、イルハン関連は別項とした(この下)。

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 外交官殺害事件に関して、今月5日、民主党の若林議員が参院特別委で「米軍誤射」説を提示したが、その議事録が参議院ホームページに掲載された。残念ながら目新しい情報・分析は無し。外交官殺害事件@イラクを更新。

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陸上自衛隊が活動するイラク南部サマワ市の通りに6日、小泉純一郎首相の肖像が描かれ「サマワ市再建のリーダーでヒーロー」と紹介されたのぼりが掲げられた

 アラビア語では「小泉純一郎」をJenoshiro Koyozoma と発音するのだろーか?

 トトロの声もムーミンパパだったのか。

 教祖・麻原彰晃の判決公判が近い。ここぞとばかりに存在をアピールする公安調査庁。今日正午のNHKニュースでは「公安調査庁」のネーム入りジャンバー(青)を着た調査官の姿も。

 オウムといえば、オウム事件で名を売りTVタレントもどきになっていた伊藤芳朗弁護士が、芸能人の戸籍をCXに流していた件で懲戒処分に(先月)。過去ログ(03年7月)に追記しておく。

 対抗言論のページが移転したので過去ログ(03年5月03年7月)のリンクを修正(石原都知事の「ババァ」発言)。ついでに「三国人」発言の資料系リンクに石原慎太郎暴言データ集を追加しておく。


2004-02-16 神戸にイルハン

 先月末から8日にかけての報道では各紙「イルハン・マンズ」だったが、9日(月)から一斉に一部のメディアは「マンズ」に変わった(*3)。「マンスズ」の方が本来の発音に近いのかしらん(*1)。ちなみに02年日韓ワールドカップの時の表記は圧倒的に「マンシズ」が多かった(*2)

 02年7月から秋にかけてイルハン人気が盛り上がりファンからは日本への移籍を希望する声も上がったが、「イルハンはヨーロッパのクラブへの移籍を希望しているがベジクタシュが出してくれない。ましてや日本に来ることなどありえない」とサッカー通がコメントしていた記憶あり。だからこの報道もダメモトの話題作りだろうと思っていたのだが。ほんとに日本に来るんだなあ。

 イルハンはハカン・シュキュールとペアでないと魅力半減なんだが、まあ仕方ない。1人だけならイルハンよりハサン・シャシュが来てくれた方が、って言っても賛成票はまずないだろうな。(^ ^;)

(*1) 2年前の雑談を読み返してみたら「マンシズよりマンスズの方がトルコ語の発音に近いらしい」と書いてあった(情報源は黄紺のお部屋の掲示板)。すっかり忘れていた。(^ ^;)

(*2) トルコ人名表記の異同参照。一覧表ではFIFAは(イルハン紹介ページの表記に基づき)「マンスズ」としてあるが、FIFAサイト内には「マンシズ」、「マンスズ」、「マンズス」が混在している。

(*3) 訂正追記 (02-16深夜)

「一斉に変わった」というのは間違い。共同やロイター、日刊スポーツは表記を変更しているが、9日以降も「マンシズ」と表記しているメディアもある。↓

ただし、サンケイスポーツは11日の記事で、夕刊フジは12日の記事で「マンスズ」と表記している。この2紙が11〜12日に表記変更したのか、単なる不統一なのかは不明。

後からまた訂正入れるの面倒なので、後日、共同、ロイター、日刊スポーツで「マンシズ」を目撃しても見て見ぬふりするかも。(^ ^;)


2004-02-14 チャーチルの名言(2)

 昨日の項の補足。チャーチルが1941年10月に母校(ハロウ)で行なった演説の原稿は、以下のページに掲載されている。

 このページは昨日見つけていたのだが、冒頭の部分だけ読んで早とちりし、昨日の項ではリンクしなかった。「ハロウ校でのチャーチルの演説は最もよく引用されるものとなった。彼が語った言葉からは歪んだ形で。伝説ではごく短い演説(例のフレーズ)だったとされているが、実際には彼は完璧な演説を行なっている」(大意)という解説に続いて、ページの主題は「この演説から原稿執筆や演説技法を学ぼう」へと移っているから当面の興味とは関係ない、と後半部分を読み飛ばしてしまったのである。

 昨日検索で拾い出したページをあらためて読んでいて、このページの後半に件の演説原稿が丸ごと採録されているのに気づいた。詰めが甘いというか迂闊というか。毎度のことだが情けない。

 このページには演説の音声ファイル(チャーチルの肉声)へのリンクもある。実際の演説ではチャーチルは途中のパラグラフを2つ飛ばしている。


2004-02-13 チャーチルの名言

 星野タイガースのスローガン「ネバー・ネバー・ネバー・サレンダー!」に元ネタがあるとするとそれは何か? SF(パロディ)映画の傑作「ギャラクシー・クエスト」の決めゼリフ「ネバー・ギブアップ、ネバー・サレンダー!」と何か関係があるのだろうか? という記事が香雪ジャーナル(2/11)にある。あの標語を聞いた時、私も同じ疑問を持った。「ギャラクエ」ファンは、皆同じこと考えたんじゃなかろうか。

 ググると、阪神のスローガンの元ネタは「ギャラクエ」だ! と断言しているページがあるのだが、「ギャラクエ」を上映する映画館の番組宣伝ページ(2003年8月)なので鵜呑みにはできない(笑)。

 私はスローガンの由来については何も知らないのだが、元ネタがあるとするとチャーチルの名言「ネバー・ネバー・(ネバー・)ギブアップ」が元ネタである可能性の方が高いように思える。スローガンを決めたのが誰なのかは知らないが、球団標語の決定権を持つエライ人って箴言・名言が好物なような気がするので。(偏見)

*  *  *

 上で「チャーチルの名言」ともっともらしく書いたが、私はこの言葉をヤマタクの引用(02年2月国会)で初めて知った。2年前は「へぇ〜」と思ったきり調べもしなかったのだが、今回は検索してみた。これは歴史的名演説だったのだな。ただし、「けして、けして、けして諦めるな」というたった一言の演説だったという誤解があるが(*) 実はもっと長いもので、また「give up」という成句は使われておらず実際にはほぼ同義の「give in」や「yield to」が使われていた、らしい。

 The Churchill Centre引用句に関するFAQには、

 「Q.チャーチルがケンブリッジかオックスフォードの卒業生に向けてやった『Never give up,Never give up,Never give up』というシンプルで短い演説を探してるんだけど?」

 「A.この問い合わせが一番多いんだ。その演説は1941年10月のハロウ校でのもので『Never, never, in nothing great or small, large or petty, never give in except to convictions of honour and good sense. Never yield to force; never yield to the apparently overwhelming might of the enemy.』というヤツだね。演説の完全版は以下の文献に収録されてるよ」(訳は適当)

 というQ&Aが劈頭に掲載されている。端折った引用が繰り返されるうち、簡潔なフレーズの形で“名言”化して広まったんだろうなあ(ただし、上で引用した英文でググると正確に引用しているページも多数見つかる)。

(*) ヤマタクの引用が誤解の典型例。02年2月、衆院の各党代表質問で自民党幹事長(当時)・山崎拓はこの“名言”を引用して小泉首相を激励したが、これを短い一言演説だったとして紹介している。

 第二次世界大戦後初めてケンブリッジ大学の卒業式に招かれた、当時の英国の首相ウィンストン・チャーチルは、静まり返る中、卒業生全員に向かって、ネバー・ネバー・ギブアップ、ネバー・ネバー・ギブアップ、ネバー・ネバー・ギブアップ、それだけを叫んで、はなむけの言葉としました。熱弁を期待していた卒業生たちはあっけにとられましたが、やがて式場は歓声に包まれ、割れんばかりの拍手はいつまでも鳴りやまなかったと伝えられております。
 小泉内閣の支持率の低下は一時的なものであり、総理の信念である「聖域なき構造改革」に対する国民の全面的な支持は今も変わりないものと信じます。
 我が自由民主党は、今後とも、公明、保守両党の御支持と御協力を得て、改めて小泉構造改革内閣を全力で支援していく決意を表明し、質問を終わります。
 小泉総理、ネバー・ネバー・ギブアップ。(拍手)

出典:第154回国会 本会議 第6号(平成14年2月6日(水曜日))衆議院

長さに関しては、一言演説だったということにしたほうが劇的なのでわざと“話を作った”とも考えられるが、ハロウ校がケンブリッジに、戦中(1941)が戦後に、「敵(ヒトラー)に屈服するな」という檄が「はなむけの言葉」に、と、中身もかなり変態変容している。ヤマタクはチャーチルの実際の演説についてよく知らないまま引用した、に親子丼3杯。

 (関連過去ログ)

02-04 追記

チャーチルの演説原稿については14日の項を参照されたし。


2004-02-11 纏め(雑文2本)

 悪マニがGoogleから排除された件と外交官殺害事件に関する雑談ログを独立ページ化した。纏めただけで新規追加文は無し(一部改題、文章微修正、一部重複収録)。

 → Googleが悪マニを排除外交官殺害事件@イラク

 見出しは適当だし小見出しがあったりなかったりして調整に手がかかった。誰だよこんな場当たり的なマークアップしたの。オレだオレ。はあぁ。(- -;)


2004-02-09 外交官殺害(9)若林議員 /Googleから消せ(5)

外交官殺害事件 (9)若林議員の推論

 外交官殺害事件に関する文は 外交官殺害事件@イラク に纏めた。

目障りなヤツはGoogleから消せ (5)京都の闇人脈

 この項は Googleが悪マニを排除 に纏めた。


2004-02-04 「二本山の兄弟犬」(3) /宮崎あおい@ケータイ刑事

 イスラム文化圏の価値観を考慮して登場キャラは犬ではなく猫あるいは鳥に変えたほうが良いかも、という意見が関連掲示板で出ていたが、英語版仮原稿は猫、新しい版ではスズメに変更されている。

 仮原稿の末尾に英訳者(nofrills氏)の注があり、原作との異同、訳者の考察が書かれている。これとは別に、nofrils氏のblogにも異同(内容のリライト)について氏の考えが公表されている。

 昨年12月の雑談(25日30日)でふれた時にははっきり書かなかったのだが……。空爆で同胞を殺され、今も外国の軍隊に国土を占領されて無法な扱いを受けているイラクの人にとって弟犬の涙、手紙は甘ったれた訴えではないか、はたしてこれは受け入れられるだろうか、という危惧を「二本山の兄弟犬」を読んだ時に感じた。このことは作者(DoX氏)も自覚しており、寓話の結びのところで、

 弟犬は何度も何度も手紙を読み直し、なんだか勝手なことを書いているかもしれない、と思いながらも、茨草の人が聞き入れてくれますように、と祈って便箋に入れて、茨草の里へ行く親切な山ガラスにお願いすることにしました。

出典:二本山の兄弟犬Negative Stories

 と表現されている。

 英訳者nofrills氏の考察を読むと、この人の訳したものなら原作者の思いは逐語訳などよりはるかに正確に先方に伝わるのではないか、との希望がもてる。英訳された寓話を読まずに注(考察)だけ読んでこういうことを言うのは軽率なことなんだが。

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 昨夜(今朝)、「攻殻機動隊」@日テレを見終わった後ザッピングしていたら宮崎あおいを目撃。顔の認知に自信がないので検索してみた。「ケータイ刑事 銭形愛」(TBS、主演:宮崎あおい)であった。先に「ケータイ刑事 銭形舞」(BS-i、主演:堀北真希)のサイトを覗いたもんだから別人を見間違えたのかと思った(笑)。

 上の2つのサイト、ほぼ同じ作りになっているのだが壁紙のクオリティが全然違う。「銭形愛」の(宮崎あおいの)壁紙はある意味必見。TV画面をデジカメで撮ったようなショボイ画像なんである。公式サイトなのになんでこんなことを? 一方、「銭形舞」のほうはくっきり画像だが、鮮明すぎて堀北真希がちょっと可哀相な気もする。多少はレタッチしてあげればいいのに。

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 3日の項に追記を入れた(Googleの順位変動)。


2004-02-03 目障りなヤツはGoogleから消せ (4)はてなダイアリー

 この項は Googleが悪マニを排除 に纏めた。

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 31日の項に追記を入れた。


2004-02-01 秋日子

 インコ侍詰所の日記で紫野氏が「ちょっと待って、神様」(NHKの深夜ドラマ)を絶賛している(イラスト付き)。気になるのだが放送時間がNステとちょっとカブっているし総集編をやる金曜はなにかと多忙なのでまだまともに見れていない。昨日はキラキラヒカル(の日記)でさっぽろももこ氏も絶賛(イラスト付き)。ますます気になる。

 まともには見てないが、少しは見た。で、↑これだけではなんなので女子高生コスプレしているピン子ちゃんのイラストを描きかけたのだが、胃の上部がシクシク痛みはじめたので途中放棄。

 こんなことをしている場合ではないのだが。納期が迫ってくるとお絵描きしたくなるのはナゼ? (現実逃避だってば)