2004-01-31 目障りなヤツはGoogleから消せ(3) (02-03追記) |
この項は Googleが悪マニを排除 に纏めた。 |
2004-01-30 外交官殺害事件 (8)警視庁鑑定 |
この項は 外交官殺害事件@イラク に纏めた。 |
2004-01-29 「カルテット」 |
深夜TVで映画「カルテット」を観た。久石譲の初監督作品。英才教育を受け才能にも恵まれたバイオリニストが楽団の経営事情でリストラされ、コンクールの賞金目当てに、演奏家としては数段劣る音大時代の仲間とカルテットを再結成する。練習を重ねドサまわりツアーで行動を共にするうち、自分の技能を誇示することしか頭に無かった傲慢な男は仲間と音楽を作り上げる喜びに気づいてゆく……という、ありがちだがそこそこ面白くなるはずの物語。なのだが。脚本がものすごくダメ。信じられないほどひどい。枝葉部分もひどいが本筋部分もダメ、特にクライマックスはもう無茶苦茶。 ネタバレだが、クライマックスについて書く。
本筋のクライマックスがこれだ。脚本全体が嘘臭く白々しい、舌足らずで意味不明な、手垢のついたありきたりの、陳腐で薄っぺらなエピソードの寄せ集め。 劇中、中年男のブラス・グループが「ラピュタ」の挿入曲(パズーのトランペット曲)を演奏しているそばを主人公たちが通りかかり、第2バイオリンが「楽しそうに演奏しているね」と言うシーンあり。それにひきかえ自分たちは第1バイオリンに罵声を浴びせられながらの練習で苛立ち、全然音楽を楽しんでいない、という含み。“仲間と楽しく演奏することの喜び”に主人公が気づくきっかけとなるエピソードだが、ここで自分(久石)の既成の(知名度の高い)曲を使うかね。観ててボク、ちょと恥ずかしかったよ。 他にも、主人公たちが花火大会の会場で「となりのトトロ」を演奏するエピソードもあった。花火に夢中だった子供たちが次々に振り向きカルテットの奏でる音楽に耳をそばだてる場面の曲として説得力はあるが、自家引用せずとも他にいくらでも適当な曲はありそうなものだ。全体がよく出来ていれば微笑ましい“遊び”と思えるのだが。監督ではなく音楽監督専任だとしても久石譲は同じ選曲をしたのだろうか。 自家引用はさておき。このエピソード、子供たちは楽曲や演奏の魅力に惹かれたわけではなく耳に馴染んだアニメ映画の曲だから振り向いたわけで。振り向いてくれても演奏家としてはあまり嬉しくないような。あるいは「してやったり」なんだろーか(笑)。 主人公(袴田吉彦)の演奏はそれほどアラが目につかなかったが、第2バイオリン役の桜井幸子は弓が怪しげな位置を走っていた。左手は、見なかったことにする。
(この項、30日アップロード) |
2004-01-27 外交官殺害事件 (7)首藤議員の質問 (01-28追記) |
この項は独立ページに纏めた。 → 外交官殺害事件@イラク |
2004-01-26 時事放談の後処理(「社会派くんがゆく!」) |
「トリビアの泉」の著作権を巡る話題を追っていて辿り着いたサイト。唐沢俊一+村崎百郎の時事ネタ対談。書籍化もされているらしい。唐沢氏の印税についてはvol.021で話題になっている。
バックナンバーを読むと、軽急便たてこもり事件(vol.021)や武富士盗聴事件(vol.024)に関するものなど、事実関係の把握が不充分なままの発言が目につく。続報で詳細が判明することも多いのでこれは責められないのだが、旬の話題をネタにした歯に衣着せぬ放談を売りにするにしても、続報で訂正されたり背後関係が明らかになった事件については編集部でフォローして欲しいなあ。編集部による(?)注が頼りない(*1)
のが非常に気になる。書籍にする時点でちゃんと加筆・訂正されているんだろうか。
(*1)
2例のみ挙げる。
● vol.020の「北九州火炎瓶爆発事件」(ぼおるど事件)の注。「火炎瓶を投げ込んだ男は、舌をかみ切り同日午後9時すぎ、搬送先の病院で死亡した」とあるが、これは取り押さえられた際の胸部圧迫で死亡か、と第一報の翌日に訂正報道されている。「屈強な男が押さえ込まれただけで死ぬか?」という新たな疑問も提起されており本当の死因は謎のままなのだが。死因や福岡県警の事件処理の怪しさについては宮崎学が詳しく取り上げている。→ 特集「ぼおるど事件」 ● vol.024の「イラク日本人外交官殺害事件」の注。襲撃の時刻を「イラク北部のティクリート付近で11月29日午後5時ごろ(現地時間)」としているが、これは03年12月5日に訂正された米軍情報によるもの。犯行時刻について米軍は訂正していないが、「売店で車を停めた際に襲われた」という米軍情報がデマだったこと、現地の警察官は午後1時には現場に到着し、被害者は午後2時前に病院に搬入されていたとの証言もあることなどから、犯行は正午前後(*2) と見るのが妥当だろう。犯行時刻の報道は当初から混乱しており注目されていた。米軍情報が訂正されて1カ月も経ってからアップされたページでこの記述はいただけない。 |
2004-01-22 「レインメーカー」とスポンサー |
注意! この項ネタバレあり。
昨日午後、「レインメーカー」という法廷物映画を見た(テレビ東京)。監督はコッポラ、出演陣はジョン・ヴォイド、ロイ・シャイダー、ダニー・デヴィート等々、豪華な顔ぶれ。俳優は頑張っているがシナリオがダメで人物造形が浅い。 裁判は原告側が圧倒的に不利なのだが、無力で哀れな市民(原告)が不誠実な大企業に打ち負かされる映画などアメリカの観客が受け入れるはずがない。70年代ならいざしらず。これは私の先入観というわけではなく、話の流れが原告勝訴の結末以外ありえないものになっている。緊迫感が無い。クライマックスの最終弁論と陪審員の評決まで勝敗が見えない「評決」とは比べものにならない不出来な作品であった。原告勝訴のその先に“意外な成り行き”も用意されてはいるのだが。 要するにつまらなかった。わざわざ書くほどのことでもない。ではなぜ書くか。放送事情が面白かったから。これは保険会社の不正を糾弾する作品なのに、外資系保険会社(アリコ、アメリカンホームダイレクト)のCMがばかばか挿入されていたのである。こんなことゴールデンタイムの映画番組ではありえない。保険会社がスポンサーについている放送枠で、よくこんな作品を放映したな。すごいぞテレビ東京(笑)。 * * *
CMといえば。今夜のNステで「健康系カテキン式緑茶」のCMを初目撃。呆気にとられる。こんなのアリなの、日本の広告業界? 検索してみたらメーカーは「燃焼系アミノ式」と同じサントリーであった。なーんだ。同業他社の掟破りパロディかと思ったぜ(笑)。 |
2004-01-20 「ドラクエ II」未プレイを悔やむ |
「ドラクエ」が大ブームを巻き起こした当時私はすでにパソコンを持っていたため、ファミコンも「ドラクエ」(ブーム)も冷笑的な気分で眺めていた。家庭用ゲーム機の滲んだ画面で“ウルティマもどき”をやって喜んでるなんて他愛ない、と。 これは間違いだった。その後、友人たちの「ドラクエ」話に加われないなど、折々に未プレイをハンデのように感じることとなる。10年ほど前、スーファミ購入を機に遅れ馳せながらスーファミ版「ドラクエ」(「V」か「VI」か失念)をプレイした。しかし、拍子抜けの出来だったため興味を失い、今に至るも「I」や名作と誉れの高い「II」は未プレイのままである。 ネットを彷徨していて大変面白いテキストに遭遇した。この“感動”に書き手の力量がどれほど寄与しているのか、原典(「ドラクエ II」)を知らぬ私には判断できない。 ・ ドラゴンクエストU 任侠鉄砲玉伝説 (ぶらりずむ黙契録) (from 個人WEBサイト文化研究所 主任私記 の 2004-01-16) * * *
上でリンクした「鉄砲玉伝説」を読んで、「ファーストクイーン I」(呉ソフトウェア工房、1988年)のシナリオ(のある箇所)は「ドラクエ II」(1987年)をヒントにしたものだったのかも、という気がしてきた。いや、しかし、1986年には「天空の城ラピュタ」が公開されている。あの“仕掛け”の元ネタは「ラピュタ」と見るべきか。あるいは、さらに古い“物語の雛型”があるのかも。(これについては、すでに語られ尽くしているような気もする。) ↑もやもやした文だがネタバレになってしまうのではっきりとは書けない。
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2004-01-19 目障りなヤツはGoogleから消せ(2) /軽急便(2) /Achtung ! |
何者かの圧力によりGoogleから排除されてしまった悪徳商法?マニアックスがサポーターを募集している(リンク要請)。多くのサイトが悪マニにリンクを張って、「検索で悪マニのページが表示されなくとも悪マニに辿り着く経路は発見できる」状態になればよいのだが。 どこなんだろーねえ、Googleに圧力かけた企業。よほど悪徳な商売してんだろーな。 あ、そうそう。悪マニでは上記のサポーター募集とともに株式会社ウェディングに関する情報募集ページへのリンクも要請しているので、ついでにリンクしておく。
・ 悪の最新情報 (悪徳商法?マニアックス) * * *
・ 爆死した容疑者を書類送検 名古屋市の立てこもり爆発 (1/15、共同通信) 昨年9月の軽急便立てこもり爆発事件、立てこもった(爆死した)人物は実は「内職商法」の被害者だったという疑惑は、結局立ち消えになってしまったなあ。情報収集サイト軽急便ってどうよ?の更新も昨年10月で止まったまま。
・ 名古屋立てこもり爆発事件について (03. 9/16、悪徳商法?マニアックス)
9/18と9/26に関連記事あり。
* * *
今夜のNステにオリバー・カーンが生出演するらしい。もしかすると渡辺真理嬢、“法事で”お休みかも(笑)。 |
2004-01-16 武富士が裏取引? /目障りなヤツはGoogleから消せ |
■ 武富士が裏取引?
・ 武富士側が、被害者である高尾昌司氏と裏取引か? (1/10、論壇の投書コーナー)
高尾昌司氏が告訴を取り下げる見返りに武富士は合法的手段(損害賠償)で2億円支払う、という裏取引の暴露告発(?)。
・ 武井前会長と武富士を提訴=盗聴被害のフリー記者−東京地裁 (1/14、時事通信)
「同社に盗聴されたフリージャーナリスト高尾昌司さん(57)は(中略)武富士と同社前会長武井保雄被告(中略)を相手取り、2億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした」
賠償請求額2億円というのはビンゴ。とはいえ投書が義憤による“告発”とは断定できない。密約が事実だとすると、それを暴露されて困るのは高尾氏側だろう。武富士がリークした可能性もある。(邪推モード全開)
■ 目障りなヤツはGoogleから消せこの項は Googleが悪マニを排除 に纏めた。 |
2004-01-15 「少女マンガ」にあらず |
いろいろと気になることがありメモ書きがどんどん溜まっているのだが、後回しにすると忘れてしまいそうなことを今のうちに書きとめておく(実は4日の項で書くつもりでころっと忘れていたのを先ほど唐突に思い出した)。 友人宅での年越し宴会で某氏に「『のだめ カンタービレ』は少女マンガではない!」と厳しく指摘された。9月の雑談への4カ月時間差ツッコミ(笑)。キャラ造形や描線がいかにも女性マンガ家のそれなので考えもなしに「少女マンガ」と書いてしまったのだが、言われてみれば確かに『のだめ』も『動物のお医者さん』もいわゆる少女マンガではない。それはすぐ了解できたのだが、その場では他の適当なカテゴリーが思い浮かばなかった。掲載媒体で分類してしまうというのも無茶だし。ジャンルとしては恋愛コメディで無問題だと思うのだが。 その時の雑談は掲載誌の話から「レディースコミックの最新動向は如何に?」なんて方向に流れてしまってしっくりくる答えが出なかったのだが、考えてみれば、上記2作品やある時期以降の山岸凉子や萩尾望都などの作品群は、少女、少年、青年というカテゴリーには馴染まないのだな。個々の作品ごとに恋愛、ホラー、SF、ギャグ(コメディ)、等々のジャンル分類はできるにしても。しかし例えば『半神』や『メッシュ』は? 文芸マンガとでも称するべきなのか? なんだかまた墓穴掘りそうなので、というかすでに新たな穴に落ちている気配濃厚なので(笑)、尻切れだがこれでおわり。 |
2004-01-14 八王子スーパー強殺事件(3) |
・ 中村被告側が拳銃多数所持認める UFJ銀・強殺未遂 (1/14、朝日) 名古屋UFJ銀行強殺未遂事件の控訴審および被告に関する記事。後者に注目。 名古屋市内の銀行で02年にあった強盗殺人未遂事件で実刑判決を受け、控訴中の無職中村泰被告(73)の東京都内の関係先などから、警視庁と大阪府警、愛知県警が拳銃15丁や実弾約千発を押収していたことがわかった。 被告の関係先から拳銃や実弾多数が押収されたことは、すでに昨年10月に産経が報じている(*)。 今頃「わかった」と言われても。朝日は、産経の記事の裏をとるのに3カ月もかかったのか? なんてな。「〜であることがわかった」というのは警察や官庁の発表(あるいはリーク)を垂れ流す時の新聞の常套句である。警察からこの件は報道してよし、というGOサインが出たんだろう。これで産経の先行単独報道が一部追認された格好だが、スクープ本体(八王子スーパー強殺事件との関連)の正否が判明するのはまだとうぶん先か。
八王子の事件は犯行の手口が陰惨で不気味なものであった。真相が早く解明されればよいのだが。
(*)
ただし、産経の記事では中村被告の名前や審理中の事件名は伏せられていた。記事はもう削除されているので当該箇所を引用しておく。八王子の事件との関連にふれた記事冒頭部分は過去ログを参照されたし。
また、大阪市内や東京都内にある男の関係先を捜索した結果、十数丁の拳銃や実弾数百発が見つかったという。警察当局は、男を銃刀法違反の疑いで再逮捕したうえで、関連が指摘されている一連の事件について慎重に捜査を進めることにしている。
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2004-01-10 Nステ語録を修復 |
自サイト内のリンクチェックをしていてNステ語録(2001年7月9〜16日)から2項目が脱落しているのに気づいた(「千穂&真理天気2」と「大阪惨敗」)。“意図せざる中央寄せ現象”対策でスタイルシート関係を修正した時に、古いファイルを上書きアップロードしていたらしい。お粗末。 _| ̄|○ * * *
居酒屋でウーロン茶を飲んでたらピーピー音がする。通路を挟んだ横の席で携帯が鳴っているらしい。音は小さいが曲のないピー音でどうも落ち着かない。隣りの奴なんで止めないんだろ? と仕切り板越しに様子を見る。しばらくして、音の出所が自分のカバンであることに気づいた。携帯の電池切れ警告音であった。間抜けである。 _n。 |
2004-01-08 奥参事官のPC紛失@Nステ (01-09加筆) |
外交官殺害事件に関する文は 外交官殺害事件@イラク に纏めた。 |
2004-01-07 Nステ語録更新 |
Nステ語録に03年6〜7月分と食シリーズ「豆腐」(8/13)を追加。6〜7月分は後日ファイルを再構成するかも。「豆腐」はほぼ丸ごと採録。文字だけではあの強烈な“食ハラ”は再現できないが、まあこれも一つのメモということで。 |
2004-01-04 謹賀新年 /与太話 |
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吉例となった友人宅での年越し会に参加。今年は主宰者がほとんど寝たきり状態のためビデオ鑑賞会はなく、ひたすら飲食&雑談に明け暮れた。 コミケ参加者にあれこれ話を聞いたりブツを見せてもらったりしたのだが永田町801関係はWEBでアレするとナニということなので以下略。美少女関係は今回はアソコの略。馬じゃなくて上に略。看護ふ略。性よ略。釘刺されてしまったので何も書け略。
お、Googleで「たった二度の過ち」を検索するとヒット0件、「たった2度の過ち」では約83件ヒットするがそのものずばりの使用例は0。これ、マジで使えるかも(早い者勝ちだけどな)。 「過ち」についてX氏はラブコメ、Y氏はおバカ路線でナニしていたが、私は「危険な情事」を連想してしまう。重箱のフタを開けると可愛がっていた略。まあ怖い。
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