2003-05-31 久米宏心の声 by バウリンガル (06-09追記) | ||||||||||||
・ プーチン大統領との会談は柔道場、贈り物には犬語翻訳機 (5/29、朝日) 昨夜のNステによるとロシア訪問中の小泉総理が犬好きのプーチン大統領にバウリンガルをプレゼントしたんだそうな。プーチンは日本語を読めるのだろうか。あるいは、バウリンガルにはロシア語版もあるのだろうか。贈ったバウリンガルには専属の通訳(プーチン好みの日本美人)も付いてます、というオチだったりして(*)。 ロシア語版はなくとも英語版ならあるのかもと思い、WEB検索してみた。これ、タカラが作ってたのか。製品ページの説明によると日本語版オンリー。それだけならばまだいいが。「よくある質問」に以下の記述が。 Q:海外では使用出来ますか? 小泉総理のプレゼントってば、法に触れてるのかも(笑)。
タカラ恐るべし(笑)。
(*)
追記 (06-09)
贈ったバウリンガルは英語版(のプロトタイプ)だったとのこと。6月8日の雑談参照。 |
2003-05-30 Nステ語録更新 |
Nステ語録に02年11月と12月分をアップ。コメントは後で書き直すかも。 |
2003-05-27 新種ウイルス from MSサポート(偽) |
MSサポートを騙るメールを受信した。
件名、添付ファイル名などの特徴も合致するので、たぶん新種ウイルスPalyh(実態はSobigの新亜種)と思われる。念のためMcAfeeの駆除ツールStingerの最新版で正体を特定しておこうと思ったのだがPalyhは未対応であった。
・ Palyh に関する情報 (5/19、Microsoft TechNet)
(この項、28日アップロード) |
2003-05-26 アブナイ噺と大地震=「光る風」 |
ここだけのアブナイ噺のコメント(5月23日付)が加筆されている(外患誘致罪と「救う会」)。 金大中拉致事件とKCIA、KCIAと「救う会」の怪しい関係(の噂)は既知のことだが、「救う会」会長と金大中事件の関係は初耳。「業界では周知」だったのか。「金大中事件」と「佐藤勝巳、現代コリア研究所、KCIA、統一協会、勝共連合」を組み合わせて検索すると興味深いページがいろいろヒットする。 あちこち読みふけったのだがリンク&感想は略。情報機関による政治・破壊工作を語る謀略噂話は“トンデモ系謀略史観”と地続きなので読んでいるうち眉毛がベトベトになる。迂闊なことは書けない。 加筆部分のシメの言葉「この国は”光る風”になるのでしょう」には暗澹たる気分にさせられる。今日は東北地方で大きな地震があり、東京もかなり揺れた。嫌な暗合である。
統一協会の正式名は「世界基督教統一神霊協会」と言います。正式な略称は「統一教会」であると主張していますが、統一協会対策にあたっている人々の多くは「統一協会」という略称を用いることが多いようです。以前、彼ら自身も「統一協会」という略称を用いていたということですので、ここでは「統一協会」の呼称を用いることにします。 |
2003-05-24 個人情報保護法成立、予定利率下げ法案 |
・ 個人情報保護法が成立 政府「基本方針」策定へ (5/23、共同通信) 2000年8月の盗聴法施行以来更新を停止していたここだけのアブナイ噺が、3年の沈黙を破りコメントを発している。 これで、雑誌メディアから政治家や官僚の不正追及記事が激減するな。当局の公式発表以上のことを調査するのは危険なので、もうアザラシやぐるぐる教を各社足並み揃えて集団追っかけする程度のことしか……あれ、TVや新聞は今までどおりか。
メディア規制法がすんなり通ってしまうこのご時世、特定業種の契約不履行に国家がお墨付きを与えるイカサマ法もあっさり成立するんだろう。なんでも通るノーテンリーチ。で、有事関連法案も。 |
2003-05-21 「代紋」と書いてなんと読む? |
部屋を引っ掻き回して探し物をしていたら古い「ヤングマガジン」が出てきた。どれぐらい古いかというと西田ひかるが表紙&カラーグラビアになってるぐらい古い。1990年刊。メシの友にしてパラパラ眺める。う〜む。この頃は「代紋 TAKE2」の単行本はまだ2巻までしか出てなかったんだなあ。
そういえば以前、友人とマンガ話をしている時に「だいもん」と言ったら「あれは代紋と書いてエンブレムと読む」と突っ込まれたことがあった、なんてなことをもそもそメシ食いながら回想していると家紋のことが頭に浮かんだ。我がなび家には表紋と裏紋の二つがあるのだが、代紋というのは表裏どちらなんだろ。あるいはそれらとはまた別種のものなのか? 辞書をひいてみた。
だいもん【代紋】(名)暴力団の組章。
え? 代紋=暴力団のマーク? 嘘だろおい。『広辞苑』をひいてみると「だいもん 代紋」という項は無い。「表紋」「裏紋」などをあたってみて「かえもん」の項で「代紋」発見。
かえ-もん カヘ..【代紋・替紋】 定紋(じょうもん)にかえて用いる紋。裏紋。 暴力団関係以外の文脈での「代紋」は「かえもん」と読むのが正解だったのか! ず〜っと勘違いしていた。いい年こいたオッサンになって初めて知る言葉の真実。 勘違いといえば。私は社会人になるまで「裃の左右の胸に付けるのが表紋、背中に付けるのが裏紋」だと思い込んでいたのだがそれはここだけの秘密だ。
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2003-05-18 しにょ〜る氏の『江戸幻想批判』批判 |
小谷野敦氏は絶望書店主人との論争と相前後してしにょ〜る風俗学院に対してもメールを送り、風俗学院附属資料館(風俗文献目録)で『江戸幻想批判』(小谷野氏の著書)を「トンデモ本」と評しているがその根拠を示せ、と要求していた。今月12日、しにょ〜る氏の回答、「なぜ『江戸幻想批判』はゴミなのか」がWEBで公開された。 長文(約135KB)の力作。分量が多いだけでなく内容も含蓄に富み、途中何度も立ち止まってあれこれ考えさせられた。読み通すのに2時間かかった(文章自体は平易で読みやすい)。知識と見識と文才、そして“熱いハート”を持つ人が本気になると恐ろしく力のある論考を生み出すものである。
文献批判、中世〜江戸期の性風俗、売買春や明治の廃娼運動等々を巡る硬派の議論に関心のない人でも、恋のさやあて人情の機微に興味があるなら論考中盤で展開されている遊里文学の解釈のくだり( 梅暮里谷峨『傾城買二筋道』について)は面白く読めると思う。私はこの方面の素養・感受性に欠けているため、この辺り、杉浦日向子の「雪野」(*)
を想起しつつ漠然と推測しながら読むのがせいぜいなのだが。
(*)
『二つ枕』(青林堂)所収。私が読んだのは『時代マンガ ベストセレクション』(文春文庫)。amazonで検索してみたところ今はちくま文庫版も出ている。
今月17日、4/17の項(小谷野敦氏からの電話) にあとがきが追記された。しにょ〜る氏の論考への言及あり。
・ 西山松之助の呆れた調査
(松沢呉一の黒子の部屋)
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2003-05-16 「t.A.T.u.@赤の広場」がトップニュース | ||||||||||||||
本日のスーパーニュース@CXのトップニュースは「t.A.T.u.が赤の広場で無許可撮影敢行して大騒動」という芸能ネタ。「FNNの独占激撮」がよほど嬉しかったらしい。 芸能人を報道カメラの目で見ると、プロモVやCFの演出の威力をまざまざと感じる。無加工の報道映像でも美人は美人なんだけど。 レポート後のキャスター2人のお気楽なコメントをメモしておく。
日頃の言動と齟齬来してないか木村太郎? 安藤優子も呆気にとられた様子であった。金日成広場でビデオクリップの撮影をするアーティストが現われたら、木村太郎は不買運動を煽る勢いで非難しそうだがなあ。 |
2003-05-15 イルハンTVCM /困ったサイト /三浦氏万引き報道と掲示板 |
TVでイルハン出演のCMを目撃。ネットで検索してみた。FC ILHANによると今月13日からオンエアされているらしい。森永乳業のサイトにはまだ関連情報は無い模様(以前の、イルハンの出ていないバージョンの動画ならある)。
・ 風呂上がりのイルハン? 浴衣姿もよくお似合い (4/22、サンスポ)
・ FC ILHAN (公式ファンクラブ)
サニーサイドアップが日本でのイルハンのマネージメント権をもっているらしい。
* * *
今は改善されたが以前のNステWEBはメニュー(目次)をFlashにしていて、Flash無しだとサイト内のコンテンツに自由にアクセスできない作りになっていたが、上でリンクしたサニーサイドアップのルートはさらにひどい。Flashプラグインを入れてActiveXとスクリプトをONにしないと白紙&行き止まり、トップページにさえアクセスできない。森永乳業のサイトもActiveXをONにしないと白紙。なんで企業サイトってこういう作り方しちゃうのかね。困ったもんである。 困ったサイトといえば、元TBSの進藤晶子アナの公式サイトにもちょっと困っている。インコ侍詰所の掲示板で話題に出たので久々にアクセスしてみたのだが、このサイトの特定のページにアクセスすると、うちのマシンはハングアップしちゃうのである(Ctrl+Alt+Delでのリセットも不能、電源OFFするしかない状態に)。 昨年12月にアクセスした時にこの問題に気づき、いろいろ試してみた。――画像読み込み(表示)しようとするとネスケ4、MSIE Ver.4、Opera Ver.6、すべてフリーズする(Windowsを道連れにする)。スクリプト(JavaScript)がONでもOFFでも、ActiveXがONでもOFFでも、画像読み込みした時点でアウト。原因を特定すべくブラウザのキャッシュに残っていたページのソースを見て、試しに画像ファイルをブラウザではなく直接ダウンロード用ソフトで読み込もうとしたら、またもハングアップ。これはいくらなんでもおかしい。サイト側の問題ではなくうちのマシンに不具合があると考えるべきだろう。原因さっぱり不明だが。ということで、以来、このサイトへのアクセスは諦めていた。 その後、2度Windowsの再インストールをし、MSIEもVer.6にアップデートした。先ほどサニーサイドアップのサイトを見るためにFlashプラグインも最新版をインストールした。もう大丈夫だろうとアクセスしてみたら……あいかわらず落ちる。以前試した時と同じページ「commune」(com.html)で、ネスケ4もMSIE Ver.6も共にフリーズしてしまう。そして困ったことに、見たい(掲示板で話題に出た)ページはまさにコレなんである。さてどうしたものか。 (フリーズ→電源OFFは何度も繰り返したくないので今回はJavaScriptOFFのネスケ4、全部アリのMSIE Ver.6でのみチェック。他の設定やOperaでは試していない。) * * *
・ 三浦和義容疑者:雑誌万引きの疑いで逮捕 「レジ並ぶの面倒」 (5/7、毎日) “ロス疑惑”の三浦和義氏が本の万引き容疑で逮捕されたとの報を見て氏のサイトにアクセスしてみたら掲示板が誹謗中傷罵詈雑言の嵐になっていた。ところが9日に三浦氏本人が掲示板に登場し、「民事裁判を提訴」、「ログIPを調査して訴訟」云々の宣言をすると今度は謝罪投稿の嵐(笑)。三浦氏のもとには11日夜の時点で80人近くの人から謝罪メールが届いているんだそうな。(つまり、2日間で少なくとも80人近くの人間が、IP調査されたら困る、謝罪メールを送らねばならないような投稿をしていたわけだ。) この件は13日の項で「日本人バカップル」報道に絡めて書くつもりだったのだが、“報道を鵜呑みにして暴言三昧”という共通項はあるものの、マスコミに掲載される“識者”のコメントとネットの掲示板への匿名(捨てハンドル)投稿とを同列に語るのもナニだし、三浦氏の掲示板での暴言&速攻謝罪に関しては、個人的には暴言投稿者の無自覚と無防備さの方に興味があるので別立てにした。が、ちょっと書きかけたら匿名プロクシ云々のUG系寄りの話になってしまったので以下略。 |
2003-05-13 聖誕教会の「日本人バカップル」……の真相? |
・ Backpackers baffled by Bethlehem siege (2002. 4/17、BBS News)
日本のマスコミ報道の元ネタ(の一つ)。
・ 緊迫の聖誕教会に日本人旅行者 「長旅で戦闘知らず」 (2002. 4/18、朝日) 「ベツレヘムより日本の恥を世界に発信-。内部に多数のパレスチナ人が立てこもり、イスラエル軍が包囲して緊迫した事態が続くべツレヘムの聖誕教会。その教会を何も知らず観光しようとして、現地の人々をア然とさせた日本人カップルの姿が海外通信社に相次いで配信され、世界中に恥をさらしているのだ=写真」
“観光案内本を読みふけっているうち戦場のど真ん中に迷い込み、ジャーナリストに救出された”という報道は事実を捻じ曲げたもの、聖誕教会周辺が戦場になっていることは知っていた、観光気分で迷い込んだわけではなく自分の目で現場を見るためにベツレヘムに赴いた(エルサレムでは、バスで行ける大丈夫だと言われた)、イスラエル兵に追い立てられて撤収する際、ジャーナリストたちは誰も車に同乗させてくれなかった(「報道陣に救出された」というのは嘘)、等々、興味深い記述がいろいろある。
Rikimaru氏の事件当日(02/04/17)の日記。「日本人バカップル」を嬉々として撮影する英米ジャーナリストの写真も掲載されている。
中身は全文インタビュー記事(「メディアへの挑戦状 川畑嘉文」)。記事には「Tue, 03 Sep 2002」の日付が入っているが初出は不明。発表媒体が紙なのかネットなのかも不明。
余談。うちの環境のせいかもしれないが、上の2つのページに掲載されている写真は、リロードしないと別の画像が表示される。
Rikimaru氏は現在も旅行中らしい。最新情報は
How is Rikimaru ?
あるいは掲示板参照。
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2003-05-12 SARSの呼称:記事出典 |
6日の項で引用した毎日の速報が消えているので、(ほぼ)同文記事のリンクを追記しておく。 (速報の冒頭は「新型肺炎『重症急性呼吸器症候群』(SARS)の猛威が〜」だったがこの記事では「SARSの猛威が〜」に簡略化されている。) ・ 新型肺炎 呼び方、統一されず混乱−−エス・エイ・アール・エスかサーズかサースか (4/26、毎日夕刊) < 特集:新型肺炎SARS |
2003-05-09 5月5日のNステ |
5日(月)のNステは“スペシャルデー”であった。(1) 久米宏と渡辺真理嬢の「マトリックス」ごっこ、(2) Mr.ピッチが生出演、(3) 真理嬢のファッション。すべて“絵”がらみのため文章では再現不能だが一応記念に書きとめておく。
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「マトリックス」ごっこ
01年3月に演じられたミールの
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Mr.ピッチ 巨大パチャポにしろMr.ピッチにしろ、真理嬢が嫌がるのを承知の上でディレクターが指示して真後ろに立たせているんだろうなあ。真理嬢のリアクションが面白いから(自分が目立つために)「中の人」が進んであの立ち位置を選んでいるのかもしれないが。
Jリーグ公式サイトによると“青海苔塗した豆腐田楽”もとい
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真理嬢のファッション ファッションといえば。昨夜の東京は気温が下がり肌寒いほどだったのだが真理嬢はノースリーブ。黒ずくめで首まで肌を覆った上山アナとは好対照であった。 |
2003-05-08 映画「フェアリーテイル」 |
深夜TVで映画「フェアリーテイル a true story」鑑賞。99年3月の雑談でちょっとふれたことがあるが、タイトルに「a true story」とあるようにこれはコティングレー事件を元にした物語。以前引用した荒俣宏の文を再度引用しておく。 「付記。1983年になって、アメリカに在住していたエルシーとフランシス姉妹が妖精写真の偽造をみとめたとの公表がなされ、コティングレー問題はおよそ六〇年ぶりに決着した。妖精たちは、やはり、当時の挿絵を切り抜いたものであった。しかし彼女たちは写真の偽造こそ告白したものの、『妖精が実在するのはほんとうよ』とコメントしたという」 8歳のフランシスを演じたエリザベス・アールが超美少女。写真集「少女アリス」のサマンサとそっくりと思ったのだが、ネットで画像を探して見比べてみたら顔の造作はそれほど似てはいない。なお、この映画は少女のエロチシズムとは無縁の“おとぎ話”である。念のため。 “妖精写真”に夢中になるコナン・ドイル役にピーター・オトゥール。オトゥールというと「アラビアのロレンス」の印象が強く記憶の中でいつまでも若い。それがもうすっかり老人になっていて、自信と威厳に満ちてはいるものの時折息子を失った悲しみを目に浮かべるドイル卿を見事に演じていた。稀代の奇術師フーディニ(降霊術詐欺を憎む合理主義者)を演じたハーヴェイ・カイテルも素晴らしかった。そして最後にほんの一瞬、大物俳優が登場。 ストーリーの盛り上げ方が淡白で“真相”も巻頭から明かされる(CG合成の妖精がすぐ出てくる)ためあまりワクワクドキドキする展開にはなっていないが、見終わった時の気分はすごく良い映画であった。 余談。「フェアリーテイル」では悲しみと喪失感がコナン・ドイルを妖精(ひいては霊魂)話に誘ったように描かれていたが、実際にはドイル家と妖精の縁はもっと深いものであったらしい。『パラノイア創造史』はドイル家の人々と妖精の関わりについて1章を割いている(「妖精に憑かれた家系」)。エルシーの夭逝した兄が“妖精の絵を描く少年”だったという「フェアリーテイル」の設定は、たぶん、妖精画家を輩出したドイル家の逸話を転用したものだろう。
(この項、9日アップロード) |
2003-05-06 4月中旬〜 |
■ OSクラッシュ4月中旬、Windowsが原因不明のクラッシュ。幸い2月にHDDを換装した際にドライブバックアップしてあったので環境復旧は楽だった。DOSモードでの起動はできたのでバックアップを書き戻す前にシステム(C)ドライブから最新のファイルを救出したのだがブラウザのブックマークとファイアウォールのログを拾い忘れてしまった。たいした損害ではないが自分の迂闊さが情けない。 余談。Windowsが壊れてもDOSモードでなら起動する場合もあるので“DOSモードで動くファイラー”を何か1つ用意(HDDのわかりやすい位置、あるいはFDに収納)しておくと重宝する。キーボード入力のコマンドだけで深い階層からファイル群を救い出すのは大変だからねえ。(ロングネーム未対応のファイラーでコピーするとショートネームに変換されてしまうがファイル本体が救えるなら御の字。)
スタート >ファイル名を指定して実行 >msconfig >スタートアップのタブを選び不要なチェックを外す
■ 宣伝@反北朝鮮報道先月16日のNステの特集「金日成長寿研究所の真実」で証言した元薬局長・許昌傑(ホチョンゴル)氏は脱北後韓国で健康食品会社を経営しており、金親子に提供していた“究極の精力薬”と同じものを販売しているんだそーな。なんのこたぁない、自分の会社の宣伝かよおい(笑)。 前日の15日、スーパーニュース@CXでは「喜び組」について引田天功が「喜び組のダンスは80年代に自分がVIP向けプライベートショーでやっていた演出・振り付けを模倣したものだ」と“証言”し、最後に「当時の演目(喜び組のダンス?)を再現するショーをやります(ニッコリ)」と自分の宣伝でシメていたっけ。
Nステにしろスーパーニュースにしろ、便乗商法にさらに便乗して「特集」をでっち上げるようなことしていて恥ずかしくないのかしらん。
■ イラクではなんでも消えるイラクではフセインを筆頭に首脳部が忽然と消え、大量破壊兵器も姿を見せない。 消えるといえば、先月2日〜3日に消滅した共和国防衛隊の2個師団のことが気になっている。報道によると、バクダッドからの南下の途上で大規模空爆を受け大損害を蒙り、メディナ機甲師団はカルバラ付近で全滅、バグダッド歩兵師団はクート付近で壊滅したようなのだが。
2個師団が壊滅したとなればバグダッド南方の路上数ヵ所には大規模な“戦車の墓場”が出現しているはずなのに、戦況&報道は「米英軍はバグダッド南方で2個師団を撃破――バクダッドに肉薄――空港を占拠――王宮を制圧――バクダッドをほぼ制圧――アラブ系マスコミやパレスチナホテルのジャーナリストを攻撃し、翌日銅像引き倒しイベント――ティクリート陥落……」とあれよあれよと先に進んでしまい、この消えた2個師団に関する続報は目にすることができなかった。バスラ方面(南)からバグダッド入りしたマスコミ陣は当然“戦車の墓場”の横(大量の劣化ウラン弾が撃ち込まれただろうから接近はできなかっただろう)を通過してその惨状を目撃しているはずなのだが。
戦車の墓場即ち数千人規模の戦死者が出た場所。悲惨な光景の報道は米英軍が許さなかったのか、あるいは? どうもひっかかる。 ネットを検索していて関連情報発見(戦史研究の4月13日の項)。中日新聞4月12日の記者レポートに“戦車の墓場”についての記述があるとのこと。 ・ 戦史研究 (04.13)
・ イラク戦争 米、集中空爆を実施 (4/2、毎日夕刊)
「これに対してイラク側の2師団がバグダッドを離れて米軍を待ち受けたのは『自殺行為だ』と軍事情報筋は語る。首都に逃げ、一般住民の居住地域に紛れ込めば、米英軍も簡単には空爆できなかった。 軍事専門家に聞くまでもない。素人が見たってこれは「自殺行為」だ。愚かで自滅的な作戦(命令)は珍しくもないのだが。
軍事アナリストの志方俊之氏は4月10日のニュースの森@TBSで「『拙速にバグダッド南方に迫った米軍は補給が確保できず立ち往生している』との情報が3月下旬にしきりに流された。あれはイラク軍をおびき出すための米英軍の情報戦だったのではないか」云々と分析していたが、これもちょっと信じられないような話だな。米英軍の統制下にある西側のマスコミ報道を鵜呑みにするほどイラク軍指導部は愚かだったのかねえ?
■ T−34中戦車東長崎機関の戦争関連ページを見ていて現役T−34の写真(砲撃中)を発見。クロアチア軍所属とのことだが、撮影日時・場所の記述は無い。 以前、友人に内戦状態のユーゴで撮ったT−34の写真を見せられ「まだ動いていた」と言われて驚いたという話を書いたが(01年10月23日の雑談)、実をいえば生写真を見せられても半信半疑だった。ほんとにユーゴではT−34が「動いて」いたんだなあ。あれからもう10年以上経ったが、もしかしたらかの地では今も運用しているのかも。 この東長崎機関にはとんでもないページ(記述)がいろいろある。米軍の対戦車ロケットランチャーを盗んできちゃいましただとか米軍戦車を友軍の戦車と勘違いして交通整理するイラク民兵だとか。いやはや。 2004-10-10 追記東長崎機関がURL移転しているのに気づいた。リンクを張り直しておく。(旧URL) イラク戦争関連ページのファイル名と内容は以前とは変わっている(ズレている)。リンク修正しておく。(以前は、ロケットランチャーは「G53-53.html」(*)、交通整理イラク民兵はG53-54.htmlだった。なお、このリンクは旧URLに張ってあるが今は自動的に新URLの対応するファイルに飛ばされるようになっている。) (*) G53-53.htmlは今は「人間の盾団の裏側4」と題された遺体収容に関する記事になっている。ページ上部にかなり惨い写真が張ってあるのでファイルへのリンクは自粛した。 T-34中戦車の記事は旧URLに残っている(新URLに飛ばされない)のでリンクはママとしておく。 ■ 演説@ご町内
統一地方選期間中の某日朝、近場で唐突に大音量の演説が始まり驚く。背後から忍び足で近づいて耳元でワッ! と大声出された気分。調べてみたらその立候補者、ご近所の住人であった。自宅前で第一声を上げたらしい。騒々しい大通りでやるような大音量演説を静かな住宅街でやっても顰蹙買うだけだと思うのだがなあ。
■ 暴言都知事が再選308万票を超える大量得票ということは女性票も相当あったんだろう。「女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です」なんて暴言吐くような人でもOKなんだな、東京の女性は。 この“ババァ発言”について石原慎太郎は「僕が言ってるんじゃなくて、松井孝典が言ってる」と責任逃れをしているが、松井教授によると「石原氏の発言は私の仮説とはまったく逆」なんだそうな。下記ページが簡潔に事実関係を纏めている。
・ 対抗言論のページ >
石原慎太郎暴言データ集 >
「ババァ」発言
■ 小谷野敦×絶望書店(2)先月下旬は“平均寿命23歳”に続く「小谷野敦×絶望書店」のラウンド2がネットの各所で話題になっていたが、久しぶりに読みに行ったNao(藤森直子)の「おしらせ」でもこの件が紹介されていたのには笑った。いやぁ、やっぱりあの熱い決めゼリフにはグッと来るからなあ。うん。うん。(^0^)
・ 小谷野敦氏からの電話(4/17) (絶望書店)
■ 「謎の白装束集団」
TVは週刊文春の後追いで、その文春は宗教団体名や主宰者名を明記しているのにTVでは当初、各局揃って「謎の白装束集団」とか「『パナウェーブ研究所』を名乗る集団」、「集団のリーダーは『先生』と呼ばれている」などと宗教団体名や主宰者名を曖昧にして怪しさ不気味さを強調する煽りに終始していたのが可笑しかった。なーにが謎なんだか。ニュース番組までワイドショー流儀なのは笑ってばかりもいられないのだが。
■ 呼称(サーズ、ウイルス、モバイル)
「テレビでは「サーズ」という呼称が一般化した印象を受けるが、専門家の間では、アルファベット通りに『エス・エイ・アール・エス』という人や、『サース』『サルス』と読む人が少なくない。『サーズ』と発音する別の病気もあり、呼称の統一には少し時間がかかりそうだ」 追記 (05-12)
速報が消えたのでほぼ同文の記事にリンクしておく。 ・ 新型肺炎 呼び方、統一されず混乱−−エス・エイ・アール・エスかサーズかサースか (4/26、毎日夕刊) < 特集:新型肺炎SARS Nステは4月17日に「今日から『サーズ』と呼びます」宣言をしている。 そういえば昔は「ビールス」だったが今では「ウイルス」の方が優勢になっている。呼称が切り替わったきっかけはなんだったんだろ。 そういえば昔は「UFO」の発音は「ユー・エフ・オー」だったが、ある時期から急速に「ユーフォー」に移行した。これはたぶんピンクレディーの仕業だろう。ユッフォ! そういえば昔は mobile は「モービル」だったが今では「モバイル」全盛だな。……この件はネットで検索してみたらすぐ答えが見つかった。「モバイル」はパソコン雑誌編集部の造語なんだとか。
・ 「モービル」から「モバイル」へ!? (HotWired Japan) ■ 和茶CF新バージョン■ 映画「レッド・ブル」
深夜TVで映画「レッド・ブル」(字幕版)の最後の数分を見た。吹き替え版ではわからなかったが、ロシア人警官を演じたシュワちゃんは“ロシア訛りの英語”で喋ってたんだな。
■ 映画「Stereo Future」
深夜TVで映画「Stereo Future」鑑賞。麻生久美子目当てだったのだが冒頭から緒川たまきが登場して大もうけした気分。大いに笑えたり(竹中直人や吹越満の登場場面)官能的だったり緒川たまきワールド全開だったりと、良いシーンはいっぱいある。しかし断片。各エピソードや人物が全部繋がる仕掛けにはなっているが収束のカタルシスがない。散漫でとっ散らかったまま。これはこれでアリなのかもしれないが。
■ 映画「クライム・オブ・パッション」深夜TVで「クライム・オブ・パッション」鑑賞。昼は有能で野心家のファッションデザイナー、夜は低級娼婦という二重生活を送るヒロインを体当たりで演じる女優がキャスリーン・ターナーそっくり、と思ったら本人だった。こういうエログロ映画(と呼んでいいと思う)に出てたのか。 自称(?)牧師を演じるアンソニー・パーキンスはクライマックスで「サイコ」の自家パロディ。笑える場面ではないのに失笑。A・パーキンス本人はどういう思いでこんな演出を受け入れたんだか。もっとも「オリエント急行殺人事件」でも「サイコ」の自家パロディみたいな役作りをしていたから本人的にはノリノリなのかも。 |