近況雑談の過去ログ28(2001年10月)


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・規約改訂についての雑談(9〜14日)は独立ページとした。→ ジオシティーズの規約改訂
10-30 北部同盟軍 /戦車2
10-29 アブドラ外相 (Aabdul 4)
10-25 ヤナギダ /タリバン洞窟は独占映像?
10-24 アフガン・レポ(Nステ) /「Show the Flag」は幻
10-23 Nステ週1化? /戦車
10-22 アブドル・ワキール (Aabdul 3)
10-20 炭疽菌安全宣言
10-18 アブドルとアブドラ(Aabdul 2)
10-17 公表せず /後方支援2
10-15 ニコマート(カメラの故障2)
10-13 カメラの故障
10-12 武部農相のNステ生出演(4日)
10-05 後方支援
10-01 記述訂正(雑文:本の再読)

 2001-10-30  北部同盟軍 /戦車2

 29日の項(アブドラ外相)に長文追記した。

 29日のNステで反タリバン・北部同盟の最前線拠点ジャブルサラジ・レポート(ANN内藤記者)があり、ファイザーバード〜ジャブルサラジの移動映像(険しい山道、立ち往生するNHKの車両、トラックで移動するタジク兵)と、北部同盟軍の資料映像が流れた。北部同盟の兵力は1万〜1万2000人と言われているが今までTVで流れていた映像はどれも兵士・兵器の数が少なく、北部同盟軍って全軍掻き集めても50人ぐらいしかいないんじゃねぇの? なんて思ってたんだが、この資料映像では1フレームに20人以上映っていた。全員集合すれば100人ぐらいはいそうだ(笑)。
 今までの映像といえば、北部同盟軍兵士の服装に統一感が無かった。この日の移動映像で映ったタジク兵の服装・帽子も各人各様だったが、資料映像の行進訓練(?)する兵士たちはお揃いのカーキ色の迷彩服と戦闘帽であった。北部同盟のPR用映像なのかも。

 タリバン秘密基地の“独占入手”映像の分析(25日放送)で田岡氏は「やたらみんながRPG−7(対戦車ロケット・ランチャー)を持っている」と呆れていたが、北部同盟側の兵士も同じだな。やたらに持っている。この日の映像ではお馴染みのT−55戦車3台の他に旧ソ連のBMP−1歩兵戦闘車もちょっと映っていた。

 北部同盟側からのレポといえば「不肖、宮嶋」はどうしたんだろ。29日の放送では登場しなかった。

 30日のCXスーパーニュースでも北部同盟最前線レポート(フリージャーナリスト近藤氏)があった。地名はジャルサラジと表記。北部同盟支配地域への米軍の誤爆で一般市民が死傷し、アメリカに対する悪感情が高まっているとのこと。映像はテレ朝より鮮明で、停車中のT−55を至近距離から撮影したカットもあり。


 23日の雑談で「(北部同盟のT−55は)旧ソ連軍の中古ではなく、たぶん中国製」云々と書いたがこれはオオボケだったかも。先月27日の時事通信の記事によると北部同盟は以前からロシアの武器供給を受けていた、らしい。ということは、現在運用しているT−55も「新たに(アフガン戦争終結以後に)仕入れた旧ソ連製の中古品」なのかも。
 今月27日の読売の記事によると、ロシアは「国防省の保管基地に眠っている旧式兵器」の供与を開始する模様。在庫処分で“貸し”を作って一石二鳥、か。

 ・北部同盟は旧式がお好き? =ロシアの最新兵器供与断る (9/27、時事通信社)
 ・露、北部同盟に4500万ドル規模の兵器供給へ (10/27、読売新聞)


 空からはアメリカの巡航ミサイルと高性能爆弾、地上では旧ソ連製武器の供与。加えて遥か海上には米空母のお供に日本のイージス艦? 「テロの首謀者を捕まえる」というのが大義名分だったよな、たしか。ずいぶん豪勢で、血なまぐさい捕り物ではある。



 2001-10-29  アブドラ外相 (Aabdul 4) (10-30追記)

 反タリバン・北部同盟のアブドラ外相の「アブドラ」は名前ではなくたぶん姓、「アブドラ」のスペルは「Abudara」? −−と22日の雑談で書いたが、関連記事を見つけた。

 アブドラ外相の名前は「アブドラ」らしい。CNNの記事の中にDr. Abdullah Abdullah と表記したものがある。ドクター・アブドラ・アブドラ? これがフルネームなのか、後ろにさらにファミリーネームがあるが略されているのか? あいかわらずワケわからん。

 ・→ Northern Alliance: U.S. strikes accurate (10/7、CNN.com
 ・→ Northern Alliance minister: 'Attack is imminent' (同上)


10-30追記

 外相の名前は「アブドラ・アブドラ」、とわかったのであらためて検索してみた。「アブドラ・アブドラ」と表記している記事が複数ある。

 ・パキスタン、ビンラディン氏の引き渡し求め特使 (9/17、CNN.co.jp)
 ・北部同盟国連代表、援軍1万5000人派遣へ (9/18、読売新聞、「外務報道官」)
 ・「ビンラディン氏は南部州に」 北部同盟の「外相」 (9/24、CNN.co.jp)


 29日のNステでアブドラ外相(北部同盟)の会見映像が流れた。TVでアブドラ外相の顔を見たのはこれが初めてかも。座っている椅子が29日にリンクした10/7のCNN.comの記事の添付写真と同じであった。

 WTCビルに突っ込んだユナイテッド航空175便のハイジャック容疑者リスト(*)の中には「ファエズ・アハメド」と「アハメド・アルガムディ」という名前がある。「アブドラ・アブドラ」外相がいるんだから「アハメド・アハメド」という名前の人もいるんだろうなあ。……WEB検索してみたら、いた(笑)。世界の国からありがとう(外務省のODA現地レポート)に「イマード・アブーアルマジド・アハメド・アハメド」という名前が。「アハメド・アハメド」と略すのがありなのかどうかは不明だが。

 (*) 米国同時多発テロ 乗っ取り犯19人の氏名を発表−−米政府 (毎日新聞)



 2001-10-25  ヤナギダ /タリバン洞窟は独占映像? (10-27追記)

 24日夜、タリバンに拘束されている日本人はフリーカメラマンの飯田氏ではなく「ヤナギダ・ダイゲン」氏とのニュースが流れた。もしやと思いWEBで検索してみたのだが確認できなかった。今日(25日)のTV報道ではフリージャーナリスト・柳田大元氏の義兄が取材に応じていたが父親についてはふれなかった。先ほど、「柳田さんの父は故・柳田邦夫さん」との記述のある記事を見つけた。
 大元氏とは以前、一度会ったことがある。当時はすごい美青年だったのだが、年月を経て、今TVで流れている写真の相貌は邦夫氏によく似た気骨を感じさせるいい顔になっている。似ているといっても邦夫氏が漂わせていた無頼の気配は無く温和な感じだが。
 無事生還されることを祈る。

 ・アフガン邦人拘束:柳田さんとは年齢に食い違い (毎日新聞)


 25日のテレ朝・Jチャンネルは“独占映像”を謳ってタリバンの秘密基地映像(IPJ撮影)を放送した。それと同じVの一部を、約30分遅れてCXスーパーニュースが「アメリカのABCの記者が極秘に撮影」と謳って放送した(「abc」のロゴ入り)。テレ朝が放送したIPJのVは約2分、CXが放送したABCのVの“極秘撮影”部分は正味約40秒(ビンラディン氏の映像などを混ぜて嵩上げしてあった)。
 同じ洞窟をIPJとABCのチームが別々に撮影したのかと思ったが、録画を見比べたところまったく同じV(*) であった。どうなってんのかね? IPJの映像ソースがABCにも流れているならテレ朝の“独占映像”とは言えないと思うのだが。また、撮影者はIPJなのかABCの記者なのか? 不可解である。

(*) 入口が長方形に整形された洞窟、入口前の長椅子(?)に5、6人の見張り兵、入口横に青いポリタンク、長椅子の上には赤い布団、長椅子(?)と洞窟入口の上にタリバンの白い旗。
同じ洞窟であるだけでなく、兵士の動作(何かに気づいて立ち上がる3人の兵士など)もまったく同じ。

 同日のNステでは“独占入手”と謳って同じIPJのVの別編集版(Jチャンネルより長め)を放送した。このNステ編集版にはT−62戦車が映っていた。「ここにも内戦の傷跡が見える。壊れた戦車T62が放置されていた」のナレーション付き。アフガンの戦場にいるT−62の映像は初めて見た。スクラップなので所属は不明。

 25日のNステのミール・ワイス記者レポ(LIVE)の背景映像は、“独占入手”映像と24日に放送した(T−55が映っている)Vと、以前から頻繁に流れているタリバンの訓練風景映像を混ぜ合わせたものだった。ということは、あのT−55&兵士はタリバン軍なんだろうか。

 Nステでは“独占入手”映像を見た軍事評論家(朝日の田岡氏と英王立研究所のロイ・アリソン)が、タリバン軍なのに白いターバンを巻いている、この兵士たちは民兵あるいは義勇兵ではないかと分析していたが、ミール・ワイス記者によると「タリバン兵=黒いターバン」ではなく、たまたま黒が多いだけで色に意味・決まりはないとのこと。軍事に詳しくても地域情報に疎いとアサッテな分析をしてしまうということだな。(ミール・ワイス記者のレポは欺瞞情報の可能性もあるが。)


 (以下、内輪ネタです)
 ゲストブックに「ようこそシネマハウスへ」関係のご記帳があったことだし、ここでホワイトロック黛氏にご登場願おうか。
W・黛「やあ、こんなのは初心者レベルのアレなんで僕が語るようなことでもないんですけどね、旧ソ連のT−5xやT−6xは流線型のお椀を伏せたような丸い砲塔が特徴で、って知ってますよね? これ、見分けるのは簡単。T−55の100mmライフル砲は先端が太い、T−62の115mm滑腔砲は砲の中央部が太い。遠目でもシルエットで判別できます。じゃ、僕、自A隊のツレにサセボ・ベースに入った新鋭艦の撮影させてもらうことになってますんでこれで失礼! あ、新作の撮影頑張ってくださいね!」
 新作の撮影? パライソ撮影所は、空爆で廃墟だよ。

 (この項、26日アップロード)


追記 Vの内容について注を追加、文章をあちこち修正した。(10-27)


 2001-10-24  アフガン・レポ(Nステ) /「Show the Flag」は幻

 昨日、「不肖・宮嶋」のアフガン・レポ第1弾を見た記憶がないと書いた件、備忘メモで事情判明。第1弾は18日(木)の放送だったのだが、この日のNステは後で見るつもりで録画して……見るのを忘れていたのであった。見てないなら覚えてなくて当然。よかったー。近年モノ忘れがひどくなっているが数日前に見たのも覚えてないようでは脳みそスポンジだもんなあ。ってか録画したことさえ忘れてたじゃん! 全然よくないじゃん!

 18日放送分を先ほど見た。宮嶋レポは電話音声(録音)で画面にはアフガン北部の悪路や北部同盟軍の様子が映っていた。ちょっとT−55戦車も登場。北部同盟を映した映像ってどれも兵士や兵器の数が少なくて貧弱に見える。

 そういえば23日のミール・ワイス記者(アフガン人ジャーナリスト)レポートの背景映像でもT−55が映っていた。電話レポ(LIVE)に添えられたイメージ映像のためタリバン軍なのか北部同盟軍なのかは不明。私には判別できない。このT−55は砲塔前部に宗教指導者(聖者?)の写真(絵?)が飾られ砲塔の周りに兵士たちがわらわら便乗していて、なんだか賑やかであった。

 あれ? そういえば久米宏はミール・ワイス記者のことを「ミールさん」と呼んでいる。「ミール」というのはファーストネームなのかなあ?


 23日のNステによると、アーミテージの「Show the Flag」発言は“幻”だったらしい。やっぱりか。出所が柳井大使だからな、怪しいと思ってたんだ。(→9月19日の雑談) ただ、今回の情報操作(発言捏造)の犯人は柳井大使ではなく「総理周辺」らしい。誰のことなんだか。



 2001-10-23  Nステ週1化? /戦車

 22日(月)のNステに「夏休み」明けの渡辺真理嬢登場。後半、久米宏がよれよれ(段取り失念&ヘタレた駄洒落)で面白かったのだが、あれは真理嬢が細かく茶々を入れてたからこそ「面白い」のだな。脇からツッコミが入らなければただの凡ミス。エンディング・トークでのツッコミがまた強烈で、動揺したのか久米宏、最後の挨拶で駄目押しのトチリをやらかしていた。

 「また来週」

 まだ月曜だってば(笑)。まさか、Nステが週1の放送になったわけではないだろー。


 22日のNステでは「不肖・宮嶋」のアフガン・レポート第2弾が放送されたが、第1弾っていつやったんだろ。見た記憶がない。レポートの映像で北部同盟の戦車が映ったがあれは旧ソ連のT−55だな。1950年代生まれのロートルなのに頑張ってるなー。(旧ソ連軍の中古ではなく、たぶん中国製。)
 まあT−55で驚くこともないのだが。10年ほど前、内戦状態のユーゴから帰国した友人(ネット関係)に写真を見せてもらったのだが、線路脇の野原に座り込むT−34中戦車が写っていた。ユーゴではまだ第二次大戦の残骸が放置されてるのかと呆れると、友人曰く、「まだ動いてたよ、その戦車」。
 超大国の最新鋭・ハイテク兵器には太刀打ちできないが、市民を蹴散らしゲリラと戦う分には大戦時代の旧型戦車で充分ということか。

 タリバンが保有する戦車もT−55程度のものなんだろう。アメリカ軍に、ボコボコに潰されまくるんだろうなあ。



 2001-10-22  アブドル・ワキール (Aabdul 3) (10-29追記)

 この項、眉に唾つけて読まれたし。

 18日の項で「ムタワキル外相の名前はアブドル」と書いたが、根拠は朝日新聞。下の2つの記事は「アブドル・ムタワキル外相」と書いている。

 ・ タリバーンの外相が亡命か パキスタンに滞在(10/16)
 ・ タリバーン外相がパキスタンに亡命 身柄を保護(10/17)

 ところが週刊朝日は「ワキール・アハマッド・ムタワキル外相」としている(10/26号、p.30)。アブドルかワキールか? WEBで検索してみた。どちらかが間違いというわけではなく、「アブドル・ワキール・アハマッド・ムタワキル」が正式名らしい。ファーストネームやミドルネームの略し方は(朝日新聞や週刊朝日のように)記事によってまちまちで、Abdul Wakil Muttawakil だったり Wakil Ahmad Muttawakil だったりする。略し方はさておき、「ムタワキル外相の名前はアブドル」と言っても間違いではないようだ。

 検索の過程で国連UN Today News 20 December 2000 (英文)という記事もヒットした。「Maulvi Wakeel Ahmed Muttawaki」とある。「Muttawaki」の語尾に l が無いのは原文ママ。ラテン系ページでは「Muttawaki」としているページが多数ある(この記事は英文だが)。(頭の「Maulvi」は「学者」の意なのでたぶん尊称・称号の類。)

 この国連の英文記事が(Wakil でなく)「Wakeel」としているのは日本語の表記が「アブドラ、アブドル、アブドロ」とバラけているのと同じ消息なのかしらん。タリバンの英語表記も「Taleban 、Taliban」の二通りあるようだし。

 −− ↑以上、タリバン外相、 ↓以下、北部同盟外相 −−


 名前(の表記)に関心を持ったきっかけはタリバン外相ではなく反タリバン・北部同盟外相の「アブドラ」なのだが、北部同盟外相のフルネームを記した記事は未発見。この雑談のタイトルAabdul は9月14日のCNNの記事から拾った表記で、Aabdul(Abdul)は名前。北部同盟外相の「アブドラ」はたぶん姓(*) だから、タイトルとしては不適切かも。まあ、「アブドゥール」と呼んでいるTVキャスターや「アブドロ」と書いている新聞記事だってあることだし、大目に見てほしい。(言い訳)

 さて、ではアブドラ外相の「アブドラ」のスペルは? 「週刊ポスト」の英文記事には「Foreign Minister Abudara of the Northern Alliance 」とある。「Abudara」? サウジ皇太子やヨルダン国王の「アブドラ」の英語表記は「Abdullah」なんだが。アラビア語とパシュトゥー語による相違なんだろうか? 語学やイスラムに関する基本的な素養が無いので、調べるほどにワケわからなくなる。(*)


追記 (*) 姓か名前か、スペルは? に関しては29日の項を参照されたし。(10-29)


 余談1。ドイツ語ページでタリバン外相の名を「Abdel」と表記しているものがあるが、ドイツ語圏ではこれをアぷデルと発音しているのかなあ。原音尊重でアぶデル?

 余談2。外国人名の名前と姓といえばアトランタ・オリンピックの女子マラソンで優勝したロバ選手のことが思い出される。この「ロバ」は姓ではなく父親の名前で(エチオピアには姓が無い)、彼女の名前は実はファツマだった、と一時(彼女が来日した当時)話題になった。

 余談3。TVを見ていると、アフガンの元国王のことを「ザヒル元国王」と言ったり「シャー元国王」と呼んだりしているが、「ザヒル・シャー」だからたぶんザヒルが名前なんだろうなあ……と思っていたのだが、ファーストネームはモハメドらしい。

 ・参照→ 世界人名録 2001 サ世界年鑑ONLINE



 2001-10-20  炭疽菌安全宣言

 アメリカ国内で炭疽菌の感染者が次々発見され、「白い粉」の恐怖で郵便業務従事者も郵便物を受け取る市民・企業も厳重な警戒が必要という厄介な事態になっている。

 アメリカは日本に学ぶべきだったな。日本の厚生省&農水省式に「確定検査してみたら陰性でした」ということにして早々に“安全宣言”しておけば、こんな“風評被害”で通信業務に支障が出ることもなかったのに。
 「うん、美味い! 大丈夫!」
 タケベさんったら。ヤギじゃないんだから。手紙食わなくてもいいから。
 「心配だ汚染されてるかもなんて騒ぐばかりじゃなくてね、一生懸命手紙を書いた人、真面目に配達している人を、マスコミも応援して下さいよ」
 真面目に配達されてもねえ、炭疽菌入りの手紙は読みたくないよ。
 「郵便、小包、Eメールは100%安全です!」
 いや、それ、農水大臣の仕事じゃないし。

 しょーもない駄文書いていて、ふとヤなことが脳裏に浮かんだ。
 実はもう、日本でも炭疽菌感染者が発見されてるんだったりして。だけど厚生省が隠蔽してるんだったりして。陰性反応の牛の数は発表するけど検査した全頭数は非公開にする(陽性反応の数は隠す)というお役所だからなあ、やりかねないぞ。
 「うん、美味い! 大丈夫!」
 サカグチさん、小包、食わなくていいです。



 2001-10-18  アブドルとアブドラ(Aabdul 2)

 17日のNステで、アフガニスタン人ジャーナリストのミール・ワイス記者への電話インタビューがあった。オマル師とビンラデン氏の現在の関係を尋ねた久米宏に対する答えは目から鱗だった。「2人は頻繁には会っていないはず」との答えの後、「オマル師はアラビア語が話せないのでビンラディン氏との会話には通訳が付く」。
 漠然と、アフガン人とビンラディン氏は同じ言語を話していると思い込んでいた。ビンラディン氏はアフガン人にとっては「外国人」であるということを、知識としては知っていたんだけど、理解していなかった。

 上で「アフガン人」とひと括りにしたが、アフガンは多民族(多言語)国家。検索してみたところ言語構成(比率)の記述はページによって相違がある。2つのみ挙げておく。

 ・参照→ アフガニスタン:人々東方観光局
 ・参照→ 終わらないアフガン内戦田中宇の国際ニュース解説

 余談。先月19日の雑談で、Nステに生出演した西脇助教授の解説ではそもそもなぜパキスタンがタリバンに肩入れしたのかわからない云々と書いたが、上に挙げた終わらないアフガン内戦は、その消息をわかりやすく解説している。


 先月28日の雑談で、反タリバン・北部同盟のアブドラ外相の名前表記がバラバラ云々と書いたが、タリバンのムタワキル外相の名前はアブドルなんだなあ。アブドルとアブドラは似ている(日本語では同じ表記のものもある)が、アブドラ外相の「アブドラ」は名前ではなく姓なんだろうな、たぶん。
 検索してみたが、北部同盟外相のフルネームを記した記事は発見できなかった。以前書いたように表記はバラバラ(朝日新聞は「アブドラ」が多いが一部「アブドロ」もある等)なのだが、同じ記事の中で「アブドル」と「アブドロ」が混在しているものまである。

 ・→ タリバン崩壊後を討議? 北部同盟外相と国連特使(10/1、毎日新聞)

 そういえば、10日の空爆で“誤爆”された(当初、アメリカはタリバンの武器庫を狙ったと主張)ジャララバード西方のクラム村(朝日新聞の表記)も、メディアによってカラムだったりコラムだったりする。現地の発音はカタカナ表記に直し難いんだろうか。


追記 文章ちょっとリライトした。(10-20)


 2001-10-17  公表せず /後方支援2

 16日、坂口厚生相は午前中の談話で狂牛病の検査体制について「1次検査で陽性反応が出たら公表する」と語っていたが午後には方針転換して「公表しない」ことになった。業界から自民党に泣きが入って厚生省に圧力がかかったらしい。業界の利益優先で情報隠蔽か。この分だと、確定検査でクロでも、感染牛が何頭発見されても、人間への感染(発症)が確認されても、厚生省は情報隠蔽しそうだな、所沢ダイオキシン騒動の時のJA所沢市のように、東海村被曝事故の時の科技庁のように。ああ、JAや科技庁を引き合いにだすこともないか。厚生省には薬害エイズの前科があった。

 ・狂牛病検査、確定まで公表せず 厚労省が方針転換 (10/16、朝日新聞)


追記  疑惑段階で公表する自治体もあるそうな。これがまっとうな対応であろう。(10-18)
 ・狂牛病公表、13道県「疑惑段階で」18日から全頭検査(10/18、朝日新聞)


 5日の雑談を書いた時には知らなかったのだが、「相手が迫撃砲を持っているならこちらも」発言(1日)の麻生政調会長は、4日には「向こうが戦車ならこちらもバズーカぐらい撃たにゃならん」発言をしていたんだな。
 戦車の攻撃を受けるような地域は“後方”ではない、“最前線”である。んな所に麻生が主張するような武装レベルの自衛隊を送れば純然たる海外派兵。自民党のタカ派は“後方支援”という建前どころか日本国憲法さえ尊重する気がないのか。

 ・→ 麻生政調会長 自衛隊に「バズーカ砲を」 (10/5、毎日新聞)

 (この項、18日アップロード)



 2001-10-15  ニコマート(カメラの故障2)

 13日の雑談でカメラのことを書いたが、その後カメラ小僧だった頃のことがあれこれ思い出され、懐旧の念に捕らわれて仕事が手につかない。って誰に言い訳してんだ俺は。思い立ってWEBで「ニコマート」を検索してみた。

 先の雑談で書いたカメラのメカ(故障箇所)の内部構造写真を掲載しているページを発見。ニコンのホームページに掲載されているコラム「ニコン・ファミリーの従姉妹たち」の「第6回 ニコマート FTn」に、三角屋根(ペンタ部)前面のパネルを外して内部機構を写した写真がある(写真2)。

 先の雑談では「チャチな作り」なんて失礼なことを書いたが、この“ガチャガチャ”機構は画期的なものだったんだなあ。開発秘話を読んで感動してしまった。廉価機種(普及機種)だけど、いいモノ選んだな、小僧だった頃のボク。

 このコラムによると電子シャッター搭載以前のニコマートにもいくつかバージョンがあるとのこと。購入当時はどのメーカーのどの機種にするかあれこれ迷ったがマイナーチェンジについては何も知らなかった。写真部の仲間ともこの手の話はした覚えがない。もっともこれは、写真部のメンバーの愛機が見事にバラバラで同一機種どころか同一メーカー製品のユーザーさえいなかったためかもしれないが。ニコン、キヤノン、ペンタックス、オリンパス、ミノルタ……ああ、部員5人で国産主要メーカーを網羅していた恰好だ(笑)。(2台以上持っている者もいたが、レンズの互換性が無いのでキヤノン派は2台目もキヤノン。)

 キヤノン部長や秀才ペンタックスは今頃は官僚かエリートサラリーマンやってんのかな。奇抜な構図のポートレートばかり撮ってた(ポートレートなのにフレームがいつも傾いでいた)ミノルタ氏は今もO脚の矯正を続けているんだろうか。我が友オリンパス君はアメリカに行ってしまった。Mr.ニコンは、仕事ほっぽりだしてWEB雑談を書いている。



 2001-10-14  ジオシティーズの規約改訂3(私見)

 この項は纏めて独立ページとした。(10-15) → ジオシティーズの規約改訂



 2001-10-13  カメラの故障

 仕事からの逃避で久しぶりにカメラ(一眼レフ)をいじっていたらレンズの連結部(レンズ固有の絞り範囲&明るさをカメラ本体に伝達するフック部分)が壊れてしまった。ダメモトで自力で修理。屋根部分のパネルを外してみたところ、フックの噛み合わせの不具合であった。数分で修理完了。NikomatというNikonの廉価機種なのだが購入当時6万ぐらいはした。それが、内部のメカを見たらあまりにチャチな作りなのにびっくり。まあ、簡素な作りだから素人でも簡単に修復できたんだが。

 最近よく遊びにくる他家の猫(首輪をしている)を撮影。ストロボを焚いても平然としている。撮られ慣れてるのかしらん。



 2001-10-12  武部農相のNステ生出演(4日)

 4日のNステに生出演した武部農水大臣は「絶対とは言い切れない」、「心配なら食うな」、「今回の騒動の原因は厚生省」、「マスコミが風評被害を起こしている」、(萩谷コメンテーターに向かって)「安全でないとあなた証明できますか?」等々、厚生省やマスコミへの責任転嫁発言とヒステリックな暴言を連発したが、これらの妄言暴言の合間合間に「牛肉、牛乳、乳製品は100%安全です」を連呼していた。「絶対ということはない」と責任逃れしつつ「100%安全」とは笑止な物言いだが、面白かったから許す。どこか大事な部分が壊れている人の発言に整合性を求めても無駄。それに、武部大臣は牛関連食品の危険性を逆説的にアピールしてくれているとも言える。
 なお武部大臣はこの前日にCXスーパーニュースとTBS・News23にも生出演しているが(CXは中継)、Nステでの追及がダントツに厳しかった。萩谷コメンテーターが番組中に怒りをあらわにする場面を、初めて見た。「(真面目に働いている人たちをマスコミが傷つけていると大臣は言うが)傷つけてるのは、あなたたち(農水省)じゃないですか!」(真面目に働いている人たち=畜産・加工業者)

 東京で発見された狂牛病感染牛は12日深夜、厚生省の確定検査でシロと判定されたようだが、その判定の信憑性はさておき(だって、厚生省の言うことなど素直に信じられない、武部農相曰く「悪いのは厚生省」なんだから)、検疫場での検査結果(陽性反応)が厚生相&農相に報告されたのが2日後とは、すごい。大臣なんて「安全宣言」させるための道具としか思ってないわけだな官僚は。これだけあからさまにコケにされても坂口厚生大臣や武部農水大臣は全然怒ってない様子。人格者だねえ。
 たとえ人格者であれ、人として大事な部分が壊れた人物が農水大臣になっているというのはイヤな話ではあるが、思えば所沢ダイオキシン騒動の時の中川某もひどかったんだよなあ。国民の健康(食品の安全性)より関連業界の利益を優先させるような人物でないと農水大臣というポストには就けないようで。

 (この項、13日アップロード)



 2001-10-10  ジオシティーズの規約改訂2 (10-12追記)

 この項は纏めて独立ページとした。(10-15) → ジオシティーズの規約改訂



 2001-10-09  ジオシティーズの規約改訂

 この項は纏めて独立ページとした。(10-15) → ジオシティーズの規約改訂


 Nステでの武部農相の暴言(10/4)とかアメリカの報復攻撃開始とか、いろいろ書きたいことがあるが多忙につき後日。後日後日ばっかりだなこの雑談。もーサイト名を「それは後日」に変えるか(笑)。



 2001-10-05  後方支援

 先月30日のCX「EZ!TV」でテロ&アメリカの報復攻撃についての「10カ国若者座談会」というのをやっていた。参加者は胸に国旗入りの名札を付けているのだが、なぜかアフガンの青年の国旗にはボカシが入っていた。途中から見たので事情は不明。(ボカシで処理したということは、収録時には問題ないと思っていたわけだな。)

 1日午後、高橋尚子選手が出ているロッテや東京新聞のTVCFに「おめでとう世界最高記録」のテロップが挿入されているのを目撃。レースの翌日だからなあ、事前に用意してあったんだろうなあ。

 1日のNステ・お天気コーナーは三鷹の森ジブリ美術館から。いいなあロボット兵。日時指定予約制とのことで、近場だが思い立ってぶらりと訪問というわけにはいかない。


 自民党は自衛隊に輸送任務だけでなくパキスタンでの地上任務もさせるつもりらしい。自衛隊の現地での武装について麻生政調会長は「武器対等の原則」を持ち出し、「相手が迫撃砲を持っているならこちらも」と発言(1日のNステの報道)。今回の派遣に麻生流の「武器対等の原則」を当てはめるなら戦車や攻撃ヘリの持ち込みまでアリになってしまう。正当な法概念もTPOを外せば珍論のネタにしかならない。
 それに、迫撃砲というのはあくまで仮定の喩え話だろうが、この仮定に乗って言うと、迫撃砲を持たねば敵性勢力に対抗できない(ことも予期される)地域は、そもそも“後方”なのかね。“後方支援”が絵空事であることを暴露する発言だなこりゃ。



 2001-10-01  記述訂正

 深夜TVで映画「ドーベルマン」鑑賞。すげー。COOL!!


 本の再読(『イワンのばか』他)(雑文)の記述を訂正した。 (映画「コーカサスの虜」の舞台はアフガン戦争ではなくチェチェン紛争。)



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