近況雑談の過去ログ48(2003年6月)


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 2003-06-27  ダイオキシン報道訴訟 /スタイルシート

 所沢ダイオキシン報道訴訟で最高裁が農民側の上告を受理した。記事備忘を 所沢ダイオキシン騒動に追記しておく。


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 ここ数日、CGIスクリプトやスタイルシートをいじっている。

 スクリプトをいじるのは1年ぶりぐらい。ローカルマシンで動作チェックしようとしたらCGIが動かない。あれこれ調べてみたらPerlにパスが通っていなかった。昨年暮れにWindowsがクラッシュして再インストールしたのだが、Autoexec.batを書き戻してなかったことに今頃になって気づいた。間抜けである。

 スタイルシートはブラウザを決め打ちしてしまえば楽なんだけどなあ。MSIE Ver.6、Opera Ver.6、ネスケ4のどれで閲覧しても破綻のないようにしようとすると大変。ってか無理。ネスケ4がワヤ。どうにもならんのでネスケ7をインストールしてみた。Okじゃん。7ならおおむね無問題じゃん。微妙に差はあるけど。もー、ネスケ4(のスタイルシート ON)については考えないことにしよっと。

 ↑これは助っ人を頼まれた他所のサイトの話。当サイトは凝ったことはしてないのでスタイルシート ON のネスケ4で見ても(あまり)崩れない(はず)。


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 企画物は思い付かないのでNステ語録を更新するつもりだったのだが、時間切れ。



 2003-06-23  “金正日の料理人”の本 /盗作作家と生命倫理


 この項は金正日の料理人@CXに纏めた。


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 上記記事のうち一部の元ネタは脱北日本人妻事件の件で有力情報を発信していた某サイト。ネットストーカーの被害にあっているそうなのでリンクは自粛しておく。


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 武富士事件関連:記事メモ。
 ・ 「武富士恐喝」捜査は警察のパンドラの箱 (6/4 No.186、週刊メールジャーナル


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 盗作作家・田口ランディが「生命倫理」に関するシンポジウムに参加。インデプス 033号によると、シンポ終了後のパーティーで盗作検証本スタッフ(?)が

 「盗作と生命倫理の関係はどうなってんですかあ〜??」

 と声をかけたところ、「まわりにいた編集者その他の取り巻きが、いきなりつかみかかってもみあいに」なったんだそうな。いやはや。

 なお、シンポの前日あたりから盗作監視スレッドPart49(一般書籍@2ch)で妨害工作が始まり、シンポ当日(21日)の深夜に立てられたPart50は48時間未満でレス数1000に達して終了している。

 ・ インデプス 033号 (6/22、インデプス バックナンバー

 ・ 盗作屋・田口ランディ監視スレ Part51一般書籍@2ch

 (この項、24日アップロード)



 2003-06-16  友がみな…… /「GUN SMITH CATS」 (06-17追記)

 13日の項、「武富士事件」という呼称では01年5月の武富士強殺放火事件と紛らわしいのだが、恐喝未遂(内部資料持ち出し)・ジャーナリスト盗聴・警察との癒着(犯歴情報漏洩)等、容疑&疑惑の具が多彩なので当面曖昧なままにしておく。


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 WEBで警察の不正事件に関する記事をあれこれ眺めているうちふと思いつき、中学時代の友人の名前を検索してみたら人事情報がヒット。高卒のノンキャリとしてはスピード出世と言っていい位置にまで昇進していた。高校時代のクラスメートにはキャリア組もいるのだが、フルネームが思い出せず検索断念。(^^;)


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 「GUN SMITH CATS」(*)(園田健一、講談社)の1、2巻再読。第2巻の巻末にはおまけの4コママンガが3本収録されていてそのうち2本はゲストによる作者紹介を兼ねた作品なのだが、その1本を描いているのが庵野秀明。この人、「エヴァンゲリオン」の庵野秀明と同一人物なんだろうな、たぶん。単行本が出た92年当時はまだこの人の名は知らず、今までの再読ではおまけは読み飛ばしていたので、今回初めて気づくことになった。これは意外な繋がりというより“いかにも”な交遊関係と言うべきか。

(*) GUNSMITH(鉄砲工)はGUNとSMITH(鍛冶)の合成語で一単語だが作品名なのでこういう分かち書き表記もアリか。しかし英語圏ではどうなのか? googleで検索すると表記尊重派は約583件、正書法派は約22,800件ヒットする。ネイティブにとっては抵抗があるのかも(*)


(*) 追記 (06-17)
 またまた検索が甘かった。英語版の装丁画像発見。書名が「GUNSMITH CATS」になっている。正書法派が圧倒的多数なのはこのためか。しかし、ということは、分かち書きにしている英語圏のファンサイトはあえてオリジナル(日本語版)の表記にしてあるわけだ。おたくのこだわり、なのかなあ? (さらに追記。商業サイトでも分かち書きが目につく。おたくのこだわりという問題ではなさそう。分かち書き表記の海外版があるのかも。)

 ・ TFAW.com: Gunsmith Cats  (←表紙画像参照)



 2003-06-13  真理ステ /武富士事件

 11日(水)のNステは久米宏が埼玉でサッカー観戦のため“真理ステ”だったのだが。番組が30分遅れ&テープ残量不足のため予約録画できたのは前半20分のみ。なんだかもー、ページ更新する気力もねぇや。とほほ。

 今夜のNステは小泉武夫教授の食シリーズ「アラ」を放送。3月放送予定だったがイラク戦争の影響で順延になっていたんだそうな。前回の「ゆし豆腐」(1月放送)で「(小泉先生の持ち込む料理では)初めて美味しかった」と笑顔だった渡辺真理嬢、前フリでは「美味しいそうです」と油断していたが、試食(@囲炉裏セット)ではギブアップ状態(笑)。


 ちっと気力回復したので備忘メモ書いておく。↓


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 過去の傾向から判断すると、武富士は筆者らを名誉毀損で訴えてくる可能性が高い。一方、警察もスキャンダルを暴露されているので、その出方が注目される。

 出典:警視庁、武富士に宣戦布告(05/13)公安情報 ESPIO!

 野田敬生氏がこのメルマガを配信した一週間後の20日、内部告発者(武富士・元総務課長)や関係者が恐喝容疑で逮捕された。以後の主な記事を備忘用にリンクしておく。

 ・ 《ESPIO!》武富士問題、逮捕で口封じ! (5/21、公安情報 ESPIO!

 ・ 武富士恐喝未遂で4人逮捕 (5/21、共同通信)
 ・ 趙容疑者が犯行計画か (5/21、共同通信)

 ・ 「会長の指示で電話盗聴」=逮捕の武富士元社員が陳述 (6/10、時事通信)
 ・ 内部資料持ち出しで再逮捕 武富士の恐喝未遂事件 (6/10、共同通信)

 ・ 盗聴で武富士会長ら告発 元社員が「指示」を証言 (6/13、共同通信)


 “武富士と警察の癒着”疑惑の件はいずれ記事になるのであろーか。

 “恐喝事件”の“主犯格”とされている趙万吉(日本名・大塚万吉)なる人物について《ESPIO!》 武富士問題、逮捕で口封じ!(05/21)裏情報の裏を読むのURLを提示している。これによると「在日朝鮮人の裏社会では知らぬ者がいないほどの大物」なんだそうな。オウムを影で操った人物・組織についての情報・考察には興味があるがこの記事は信憑性が低い(最後には太田龍まで引き合いに出しているし)。

 「大塚万吉」をgoogleで検索してみた。約11件ヒット。

 ・ スクープ!オウムに強制捜査をリークしたのは『宝島30』だった!?★阿修羅♪

 「宝島30」96年6月号(最終号)の巻頭コラムをテキスト化したもの。

 ↑この号はつい数日前(中沢新一がらみで)読み返したばかりだったので暗合めいたものを感じたりして。いやま、ただの“オウム繋がり”ってだけなんだが。

 (この項、14日アップロード)



 2003-06-08  贈ったバウリンガルは英語版

 先月末訪ロした小泉総理がプーチン大統領に贈ったバウリンガルは英語版(のプロトタイプ)である、とゲストブックでご教示いただいた。ニュースでは「親密さをアピールするための小道具」というような、微妙に皮肉の入った報道の仕方をしていたが、英語版ということならプーチンも喜んだことだろう。

 先月31日の雑談を書く前にWEBでチェックをしたのだが、探し方が甘かった。あらためて「バウリンガル & 英語版」で検索。関連記事がいろいろある。

 ・ 「タカラ」の犬語翻訳機、英語版も間もなく登場! (02. 10/10、Internet JOURNEY
 ・ 世界のニュース (02. 11/16)Sma STATION-2

 「現在、日本語版が発売されており、米国では英語版が発売される予定ですが、米紙ニューヨーク・タイムズによると、『バウリンガル』が『このイヌは機嫌がよい』などと表示したにもかかわらず、そのイヌが人に噛み付いたりした場合の法的な問題がネックになり、発売が遅れているということです」との記述あり。訴訟大国での商品開発って大変だな。

 ・ バウリンガルに向かって吠えろ! (03. 3/7、朝日)(英語版デビュー会見)

 ・ 韓国警察、捜査に「バウリンガル」 犬に「証言」期待? (03. 5/31、朝日)

 おまけ。放火殺人事件の捜査で犬に「証言」させようと試みたんだとか。冗談のようなニュースだが、研究が進めば「犯人の首実検」程度なら実現できそうな気もする。


 2003-06-07  中沢新一×盗作作家

 盗作作家・田口ランディ監視スレッド@2chのワッチを続けている。先月は中沢新一の名が出てきて驚かされた。今秋、対談本が出るらしい。

 中沢新一といえばオウム真理教に少なからぬ影響を与えた宗教学者。95年のオウム騒動では島田裕己教授が“オウム擁護派”のレッテルを貼られ袋叩きにあったのに対し、島田氏以上に関与の深かった中沢氏は「週刊プレイボーイ」誌で「宗教学者・中沢新一は死んだ」宣言をしてみせるなどのパフォーマンスで体をかわし、逃げ切っている(*1)

 まともな謝罪も反省もしていない盗作作家と組んで対談本を作ろうとすること自体問題だが、そのことは仮に棚に上げるとしても、(上記の如く)処世術に長けている中沢氏が今なぜ田口ランディと組むのか、不可解である。幻冬舎が大々的な宣伝ででっち上げた“インターネットの女王”なる虚像はとうに破綻・消滅しているし、“盗作作家としての話題性”も期待できそうもない。営業的なメリットって何かあるんだろうか。

 中沢氏本人は「これはニューエイジとは何なのか、ひとつの決着をつけようというものです」と語っているが(*2)、“80年代の「ムー」愛読者レベル”と評されている田口ランディ相手にニューエイジの総括とはあまりに無謀な試みである。対談本といっても実質は“講義録”なのかもしれないが、それならそれで生徒役は他にいくらでもいるだろうに。

 盗作検証本を手にしながら盗作については一切無視して田口ランディ擁護発言をぶったよしもとばなな(*3)のように、中沢新一も妙なところでバカを晒した恰好だな。バッシングからは逃げおおせても、自身の本質からは逃げ切れるものではないということか。

 バカを晒すといえば、晶文社が先月(*4)、WEBで田口ランディの連載をスタート。恥知らずなことである。



(*1)  中沢氏をめぐる当時の状況については島田氏の論考から一部引用して説明にかえる。
 しかし、今の私には正直なところ、中沢を擁護する論陣をはる気持ちがわいてこない。それはなにも、私が異常なバッシングによって大学を辞職せざるをえなくなったのに対して、中沢がバッシングをたくみにくぐり抜けることに成功し、擁護の必要がないからではない。たしかに、若い宗教学者の藤原聖子が「『鏡』と『擁護』―オウム真理教事件によって宗教学はいかに変わったか―」(『東京大学宗教学年報』13)という論文でも指摘しているように、「(中沢が『週刊プレイボーイ』のインタビューでしたとされている“宗教学者廃業宣言”などは)その後一般には、自分のオウム擁護の発言に対する中沢氏の懺悔・反省として、あるいは新境地(?)への脱皮として好意的にすらとられていった」のはたしかである。
 私が中沢擁護へと踏み切れないのは、オウム問題に対する彼の姿勢に対して疑問を感じざるをえないからである。それは彼の宗教学者としてのあり方の問題につながっていく。

 出典:島田裕己、「私の『中沢新一論』」(「宝島30」、96年6月号、p.15)


(*2) 今月の作家:中沢新一さん (作家に聞こうバックナンバー 03.4.14、BOOKアサヒコム

(*3) よしもとばなな公式サイトの2002年12月2日の日記参照。

(*4) コラムの末尾には「2003年4月25日」とあるがWEBに掲載されたのは5月下旬らしい。 参照→ 監視スレッド #228-#233文学@2ch掲示板


 ・ 田口ランディ盗作検証サイト

  おまけ
 ・ 島田裕己 official

 『オウム なぜ宗教はテロリズムを生んだのか』(トランスビュー)の書評一覧からリンクされている書評&記事を読むと、間接的にではあるが、バッシングに晒された島田氏が宗教学者としてどう落とし前をつけたのかが窺える。バッシングをかわした中沢氏は、オウム(およびオウムと自身との関係)を総括し終わっているのだろうか。


*  *  *

 小ネタ。田口ランディのコラムマガジン(2003.5.28)の冒頭に「梅雨で、雨が降っていて、少し寒い」とある。5月下旬にもう梅雨入り? 梅雨統計気象庁)から推測するに、田口ランディの住む神奈川県・湯河原は九州南部にあるらしい。

 我ながらしょーもないツッコミだな。このコラムの孕む問題については監視スレッドで指摘され尽くしているので中身についてはパス。



 2003-06-06  肩透かしNステ

 昨夜のNステはトップで有事関連法成立を取り上げたがおさらい程度で突っ込みは無し。韓国の与党、新千年民主党は「(大統領が)到着するやいなや成立させ、外交的な儀礼を失した」非難声明を出しているが、盧武鉉大統領来日のニュースは北朝鮮関連のニュース2件(田中審議官が自民部会で陳謝脱北女性が米議会で収容所の実態を証言)を挟んで3番目。韓国大統領来日直前に意図的にやらかしたとしか思えない麻生太郎の「創氏改名」発言は自民党内でも批判を浴びているが、暴言問題のフォローは無し。

 重大ニュースをさらりと流し(あるいはパスして)、メインは九州のスイカ泥棒と(スイカ泥棒取材班が偶然遭遇した)民家の火事映像。金曜はお気楽ムードを演出することが多いが、昨夜のNステはニュースショーというより正真正銘のワイドショーであった。

 (この項、7日アップロード)



 2003-06-04  微熱読書

 先月末から扁桃腺が腫れて微熱が続いている。辛くはないがどんよりとだるい。

 『泥棒のB』(スー・グラフトン、ハヤカワ文庫)読了。
 『純文学の素』(赤瀬川原平、ちくま文庫)再読中(適当に拾い読み)。



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