更新履歴&メモ | |
2004-06-15 |
テレ朝と農家が和解へ? 03年10月(最高裁が差し戻し決定)と12月(差し戻し控訴審)の記事を追加。 |
2003-06-27 | 最高裁が農家側の上告を受理、弁論を開くことに。記事備忘を追加。 |
2002-03-05 | 敗訴した原告(所沢農民)が上告。 |
2002-02-23 | 環境総合研究所の99年2月のレポート(「所沢の農作物ダイオキシン問題のその後について」)へのリンク(3ヵ所)は、ファイル移転のため現在デッドリンクとなっている。レポートへは環境総合研究所の更新履歴からアクセスされたし。 |
2002-02-20 | 東京高裁が原告側控訴を棄却。2001-05-15の項に追記。 |
2001-05-15 | 近況雑談から1項追加(一審判決)。 |
2000-02-08 | 作成(99年2〜3月の近況雑談から抜粋・独立ページ化)。 |
2004-06-15 テレ朝と農家が和解へ |
野菜から高濃度のダイオキシンが検出されたとの報道で価格暴落などの損害を受けたとして、埼玉県所沢市の農家らが「ニュースステーション」を放映したテレビ朝日に賠償と謝罪広告を求めた訴訟の差し戻し控訴審が、和解する見通しになったことが分かった。16日、東京高裁で成立するとみられる。 環境総合研究所のサイトに青山貞一氏(所長)の論考が掲載(再掲)されている。最高裁判決の不当性の指摘など、必読。 |
2003-12 差し戻し控訴審(記事備忘) |
・ <汚染報道控訴審>テレ朝主張「最高裁の事実認定に誤り」 (12/18、毎日) 所沢産野菜のダイオキシン汚染報道をめぐる訴訟の差し戻し控訴審が17日、東京高裁で始まり、最高裁判決で「報道の主要部分に真実の証明がない」と判断されたテレビ朝日側は「最高裁の事実認定に誤りがある」と主張し、争う姿勢を示した。生産農家側は、名誉棄損の成立を前提に、改めて損害賠償と謝罪広告を求めた。 (この項、2004年6月15日アップロード) |
2003-10 最高裁が差し戻し判決 |
16日、最高裁が差し戻しの決定を下した。久米宏は番組中に農家に対してお詫びコメント。 私見はすでに6月に書いてあるので略。 ・ テレ朝ダイオキシン判決 番組の「印象」重視に戸惑い (03年 10/17、読売) 以下の記事はすでに削除されている。備忘用に引用しておく(適宜抜粋してある)。
・ 真実の証明ないと差し戻し ダイオキシン報道 (10/16、共同) 「埼玉県所沢市産の野菜から高濃度のダイオキシンが検出された」とするテレビ朝日の報道が事実か否かが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は16日、「真実の証明があったとはいえない」との判断を示した。所沢市の農家がテレビ朝日に求めた損害賠償請求などを退けた1、2審判決を破棄、審理を東京高裁に差し戻した。
・ テレ朝ダイオキシン訴訟、農家側が実質逆転勝訴 (10/16、読売) 第1小法廷は報道の重要部分について、1審・さいたま地裁、2審・東京高裁の判断とは異なり、「ホウレン草など所沢産の葉物野菜が全般的に高濃度のダイオキシンに汚染されているという事実」と指摘。そのうえで、「この放送を見た一般の視聴者は通常、葉物野菜にせん茶が含まれるとは考えない」と認定した。
・ <ダイオキシン報道>テレ朝勝訴の2審破棄 最高裁 (10/16、毎日) (略)同小法廷は「報道の一部は、主要部分について真実との証明がない」と全員一致で認定した。(社会面に関連記事)
・ ダイオキシン報道、テレ朝の勝訴破棄 最高裁が差し戻し (10/16、朝日) これに対し、第一小法廷は、番組の全体的な構成や映像の内容、出演者の発言などに照らし、放送の重要部分は「所沢産の葉物野菜が全般的に高濃度のダイオキシンに汚染されている」という部分だと位置づけた。そして、「他の研究機関がわずか1検体の白菜から似た濃度の値を検出したからといって、全般的に汚染されていることが真実だという証明にはならない」と結論づけた。「視聴者は葉っぱものに煎茶が含まれるとは考えないのが通常だ」とも指摘した。
・ ダイオキシン訴訟判決でテレビ朝日がコメント (10/16、テレ朝) ダイオキシン問題を取り上げたテレビ朝日の報道をめぐり、埼玉県の農家らが損害賠償などを求めていた裁判を受けて、テレビ朝日は東京高裁での差し戻し審で、「引き続き考えを主張する」とコメントしました。 (この項、2004年6月15日アップロード) |
2003-06-27 最高裁が二審判決見直し? |
・ 農家側の敗訴見直す可能性 ダイオキシン報道で最高裁 (6/26、共同通信) テレビ番組「ニュースステーション」の報道をきっかけに、埼玉県所沢市産の野菜の価格が急落したとして、同市の農家が、同番組を放送するテレビ朝日に賠償と謝罪広告・謝罪放送を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は、弁論を9月11日に開くと決めた。「報道の主要部分は真実」としてテレ朝を勝訴させた一、二審判決を見直す公算が大きくなった。テレビ報道の名誉棄損の成否について、最高裁が初めて基準を示すとみられる。
二審は「報道内容は真実」とし、Nステの報道の公益性も認定している。(たとえ事実であっても名誉毀損は成立するとはいえ)「一般視聴者が受けた印象」で名誉毀損を争うのは無理筋……と思っていたのだが、雲行きが怪しい。二審判決(東京高裁)が指摘しているように「テレビ報道の『印象』を審理対象にすることは、表現行為を著しく規制することになりかねない」のだが。 最近は個人情報保護に名を借りたメディア規制法が成立するなど立法府がひどいことになっているが、この最高裁の決定は、政・官による報道の締め付けに司法も加担していく動きの現われなのかも。 |
2001-05-15 ダイオキシン報道訴訟に判決 (02-02-20追記) |
テレビ朝日と環境総合研究所に対し損害賠償(約2億円)と謝罪放送を求めていた所沢農民の請求は本日、全面棄却された。まっとうな判決である。ハナっから訴える相手を間違えてるんだよな。農民が追及し賠償を求めるべきは、データ隠しを続けていたJA所沢市や行政指導を怠っていた埼玉県および厚生省である。 政府(小渕内閣)やJA、ライバル・マスコミに煽られて農民がテレ朝に矛先を向けた時点で司法の判断にかかわりなく農民&テレ朝の負け、政治家・行政・JAの勝ち、と決定していたわけだが、ともかく正当な判決が下されたことは喜ばしい。 産経は「名誉毀損」に力点を置く妙な記事。比較対照用として挙げておく。
追記
02年2月20日、東京高裁は一審判決を支持、原告側の控訴を棄却。上の項のようにリンクのみでは時間が経つとサーバーから記事が削除されて参照不能になる。資料として一部引用しておく。
雛形裁判長は「せん茶だと断らなかった報道は不適切だった」としたが、別の調査で放送当時の所沢産の白菜に高濃度のダイオキシンが検出されていたことを指摘。「報道内容は真実で、情報提供した研究所側も不法行為責任を負うことはない」と述べた。 この日の判決は「報道は野菜生産者の社会的評価を低下させたが、公益を図る目的が認められ、不法行為責任は成立しない」と判断。テレビ朝日側が最高値を示した検体がせん茶だと知らずに報じたことについても「別の調査で、所沢産の野菜から同レベルのダイオキシンが検出されており、真実性は証明されている」と認定した。一方、番組については、疑惑をうかがわせるナレーションや効果音から、「視聴者に所沢産の野菜が広く汚染されており、健康被害の恐れがあるとの印象を与える面もある」とも指摘したが、「テレビ報道の『印象』を審理対象にすることは、表現行為を著しく規制することになりかねない」と述べた。 |
99年03月02日 | 所沢ダイオキシン11 Yahoo!掲示板 |
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99年03月01日 | WEBで関連記事・データを検索 |
ダイオキシン関連記事は結構充実している(地元だから当然とも言えるが)。トップページからもっとわかりやすい形でリンクすればいいのに。 (*)先月チェックしたのは旧アドレスの方(http://www.cyberlink.co.jp/saitamashimbun/) |
99年02月27日 | 週刊誌の記事 |
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99年02月24日 | 所沢ダイオキシン10 野菜と魚介類 |
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99年02月20日 | 所沢ダイオキシン9 茶番 |
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99年02月19日 | 所沢ダイオキシン8 一段落 |
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99年02月17日 | 所沢ダイオキシン7 乱舞は続く |
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99年02月16日 | 所沢ダイオキシン6 調査開始とテレ朝叩き |
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99年02月13日 | 所沢ダイオキシン5 「民間の調査機関」(2002-02-23追記) |
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99年02月12日 | 所沢ダイオキシン4 踊る大臣たち |
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99年02月09日 | 所沢ダイオキシン3 |
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99年02月08日 | 所沢ダイオキシン2 |
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99年02月06日 | 所沢ダイオキシン |
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