雑談過去ログ62 (2004年08月)

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2004-08-22 リンク追加(ノソフ、ギリシャ女子バレー) /不快CX

 FIVBのPhoto Galleryには画像いっぱい。ギリシャ女子チームの高画質ファイルは鼻血注意。

 ノソフのファンサイトは2ch系でしかも今のところ画像保管メインなのでリンクするとサイト寿命を縮めかねないのだが。イルハンの時ほどの萌えフィーバーにはなってないから大丈夫と判断してリンク。

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 以下、不愉快な話。

 昨夜(21:00〜23:54)のCX「アテネ五輪2004 前半ハイライト」はダメダメであった。五輪のハイライトよりもCXが事前に仕込んでおいた特定の選手の秘話やインタビューVと“メダリストの生トーク”を売りにする半端でチグハグな番組。しょっぱなからひどかったが3時間枠だからもしかしたらノソフ(柔道)やセラリウ(体操)も少しぐらいは映るかも、と期待して最後まで見てしまった私がバカだった。

 構成だけでなくトークもひどかった。アテネのスタジオに招かれたメダリストたちは女子柔道の谷選手や卓球の福原愛と違ってTV慣れしてない人たちだから仕方ないのだが、司会の藤原紀香が下手すぎ。タレント同士の馴れ合いトークならさておき、素人、しかもたぶん初対面の相手に「〜じゃないですかぁ?」と半疑問の感想語りを漫然と投げ掛けてもトークは成立しない。ある程度リズムができるまでは単純で短く答えやすい質問を連発して相手にさくさくしゃべらせないと。さらにこの出来そこないトークに東京のスタジオから割り込みが入るもんだから中継のタイムラグで質疑が間延びしてグダグダ感倍増。アテネ側で一番仕切り能力のある小倉智昭は役割分担を遵守したのか「観客席で○○選手のお父さんは感動していた」とかのワンパターンな観客席(家族)レポだけして黙っているし。(紀香&西山アナの仕切りがあまりにひどいので見てられなくなったのか、競泳選手がスタジオに来たあたりからは進行に参加。)

 女子柔道のメダリスト6選手をスタジオに招くってのはずいぶんひどい話だが……まあ仕方ないことだったのかも。メダルをとれなかった日下部選手も含め7人全員を招くほうが残酷、というか、それは無理だろうからなあ。日下部という選手は初めから存在しなかったかのようなトークになっていた。ただし、男子柔道メダリストたちとのトークでは、メダルを逃した井上選手についても一応話題にしていた。司会者側もメダリストたちもずいぶん話し辛そうだったが井上選手の存在は大き過ぎてスルーするわけにはいかなかったんだろう。

 女子競泳のメダリスト中西、柴田両選手がスタジオ入りしVでレースを振り返った後、質疑もそこそこに男子・北島のVに進み、「北島選手ってどういう人ですか?」
 北島2冠で凄いよ。北島の話聞きたいのはわかるよ。だけどさ、ゲストとして招いた以上、2人の話をもっとちゃんと聞けよ。失礼にもほどがある。

 メダリスト偏重の番組作りをしていたのに福原愛選手をスタジオに招いたのは、「愛ちゃんの秘蔵VTR」(の使い回し)で手抜きしたかったんだろうなCX。ター!


2004-08-19 アテネ前半(セラリウ、ノソフ、ギリシャ女子バレー)

 暑い。アテネTV観戦で睡眠不足。しんどい。

 アテネオリンピックはこの一週間でいろいろな競技の印象的な場面を多数見たはずなのだが。昨夜(今朝)の女子バレー:日本−ギリシャ戦のせいでほとんど記憶から消えてしまった。ギリシャチーム凄い。ユニフォームが。

 アテネ前半の、まだ記憶から消えていない印象的シーンを書きとめておく。

 体操男子団体は日本が「伸身の新月面が描く、放物線は、栄光への懸け橋だ!」で金を獲得した。むろん感動的な演技&逆転劇ではあったが、最も強く印象に残る場面は日本選手の演技ではなく、5種目を終えた時点で僅差トップのルーマニア、最後の種目鉄棒で2番手セラリウがまさかの落下をしたシーン。背中から落ちたセラリウはすぐ立ち上がったが、この時のセラリウの目が忘れられない。ほぼ手中にあった栄冠、それも団体戦の金メダルを、掴みそこなった男の目。たぶん何も見ていない目。


 柔道男子81Kg級、3位決定戦のドミトリー・ノソフ選手。直前の試合で左肘を負傷したため開始直前まで実況アナ&解説者はノソフは棄権すると予想していた。当初は堪えていたが途中から痛みが顔に出はじめ、これはやはりダメかというところで乾坤一擲の掬い投げ! しかし審判は「一本」とは認めず「技あり」で試合続行。半泣きになるノソフ。それでも残り2分強を粘り抜いて銅メダルを獲得。ラスト数秒で眉の辺りを負傷し、畳に跪いて勝利の雄叫びを上げた時には顔面が血に染まり壮絶な光景となった。


 で、最も強烈だったのは冒頭に書いたギリシャの女子バレー(のユニフォーム)。デフォルトで半ケツ。うわああ半ケツで転がっている! ひえええ半ケツなのにズームアップしてさらにスローモーション! ビーチバレーの女子選手はビキニだったりするがあれとは異質なきわどい猥雑さに見終わる頃にはぐったり疲れてしまった。


 日本のマスコミが日本人選手を中心に報道するのは当然のことだが、もうちょっと外国人選手の活躍も取り上げてほしいなあ。


2004-08-11 更新メモ /北朝鮮TV映像の放映料

 雑文をあれこれ微更新。

 美浜原発の事故は、管理体制が信じがたいほどに無責任でまったくの人災だな。東海臨界事故と同じ。とんでもない実態が暴露されたのにマスコミ報道が妙に甘いことも含め、呆れてコメント書く気になれない。

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 映像使用料に関して北朝鮮と日本の放送局が合意に達したというニュースだが、共同通信は「TBSなど一部の社」とぼやかし、読売は「TBSとテレビ東京」と報じている。また読売によれば、「一方、テレビ朝日は、朝鮮総連とは無関係の民間会社(代理店)にこれまでも、必要に応じ放映料を支払っている」んだそうな。へええ。

 使用料(放映料)が発生するのは「報道のための引用以外に使用する場合」のようだが、これに該当する利用(=報道以外の利用)を盛んにしている放送局って、上の2つの記事では名前の出ていない日テレやCXだと思うぞ(笑)。この2局はまだタダで使い続ける気なのかな?

 過去の関連雑談
* 03年1月22日
* 03年3月2日の追記

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 歯医者が盆休みに入るので念のため多めに薬を出してもらったのだが、今日は軽くうずく程度なので抗生物質だけ飲み、消炎(鎮痛)剤は無しにしてみた。痛みはもうほとんどない。どうやらドライソケットは回避できた模様。


2004-08-08R オカルト繋がり

 ↑下の方、「宗教的テーマ相次ぐ オウム以後の文学 配信 2001.03.14」に盗作作家・田口ランディの物凄い写真(レタッチしすぎてほとんど別人の顔になっている)がある……というのは以前から知っていた(盗作監視スレでレポされていたんだっけ?)のだが、最近、「田口ランディ&山崎行太郎」を検索していてこのページがヒットしたのであらためて読んでみた。

 山崎行太郎が田口ランディの盗作問題に闖入してきたのは2003年秋のことだが、それ以前に、こういう形で同じ紙面に名前が載っていたのか(笑)。(山崎のコメントは漠然としたもので田口には言及していない。田口の書いたものを読んだことがあるのかも不明。)

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 以下脱線。脱線のほうが長い。

 写真といえば同じく「KYODO17 X 1号」の私の17歳 作家 柳美里の写真も相当なもの。とはいえ凄いのは横溢する柳の“自意識”であってレタッチではない。

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 上の「オウム以後の文学」という記事では田口ランディに続いて(最後に)玄侑宗久(僧、作家)が紹介されている。玄侑という名前に見覚えあり。手元の雑誌を漁ってみたら「噂の真相」04年2月号で大槻“火の玉”教授が槍玉に挙げていた。

 ―― NHKの「瀬戸内寂聴が語る・あの世とこの世」という番組で玄侑宗久が、人は死ぬと体重が数十グラム減少するがこれは魂のあの世への旅立ちだ相対性理論によれば1グラムおよそ1014ジュールのエネルギーであり死とともに人体から離れる数十グラムの質量は膨大なエネルギーで云々と語っていたがこれはブードゥー科学でありウソだ、こんな坊主のオカルト語りを放送するとはNHKはけしからん、云々とこき下ろしている。

 火の玉先生のオカルト批判はつまらないので上の要約は適当。(「反オカルト講座 第113回「NHK、ついにオカルト」、「噂の真相」2004年2月号、p.94)

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 「あの世」といえば。今日「笑っていいとも増刊号」に丹波哲郎が出ていたのだが、別人のように激痩せしていてびっくりした。何かが近いような。何とは言えないけど。ああいやしかし、丹波哲郎の顔を見るのは数年ぶりだからなあ、もしかすると大霊界先生は何年も前からあの激痩せ状態なのかも。


2004-08-08 親知らず2、3本目

 先月下旬、2本目の親知らず(上顎)を抜いてもらった。1本目よりもあっけなく約15分で完了。抜歯後も痛みなし。

 勢いに乗って先週3本目(下顎)の抜歯を依頼。歯冠が歯茎から出ているため歯肉の切開・骨の掘削はなく、麻酔打ってペンチで掴んでグイグイ引っ張って抜いて終わり。縫合もなく約20分で終了。下顎知歯の抜歯としては簡単に済んだ部類だと思う。

 ただ今回は若干問題あり。抜歯の翌日、消毒してもらいに行くと「ドライソケット(*)になっているかも」と診断された。現在、消炎剤と抗生物質を貰って様子見中。薬が効いている間は痛みはないのでたぶん大丈夫だとは思うが。口の中、抜歯窩の周辺の歯茎はパンパンに腫れているが、顔(頬)にはまったく影響は出ていない。(歯茎がひどく腫れているのにリンパ腺が腫れないのは不思議な感じ。消炎剤&抗生物質が効いているからか?)

(*) 通常、抜歯創には血餅(かさぶた)ができて傷口を保護するのだが、その血餅がなんらかの原因で剥がれて(あるいは形成されずに)骨が剥き出しになっている状態。激しく痛む。詳しくは→ 「ドライソケット&抜歯窩&血餅」をGoogleで検索


2004-08-03 ポー先生

老師ポー@「燃えよ!カンフー」

 「燃えよ!カンフー」の第11話「Chains」のことを書いていたら長文になってしまったので雑文に入れておく。

 再読中の『論語』に「怨みに報いるのに徳をもってするのはどうか?」という問答がある。ポー先生の考えは孔子とはずいぶん違っている、ということで書き始めたのだが、下書きを書き終えてからネットで調べて気づいた発見を書き足していたらとりとめのない文になってしまった。