近況雑談の過去ログ45(2003年3月)


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 2003-03-30  「Bワイド」最終回

 土曜の夜は「ブラックワイドショー」@日テレ→(頭10分欠けで)「鬼束ちひろスペシャル」@テレ朝、という密度の濃いテレビ三昧を予定していたのだが、野球中継延長でBワイドが40分も遅れて鬼束SPに完全にカブリやがんの。くそ。


 Bワイド最終回の目玉は「北朝鮮専門家居酒屋座談会」の第2弾。イラク戦争が始まったため、北朝鮮専門家諸氏は一息ついているところらしい。2週に渡って放送された第1弾のようなぶっ飛びトークにはなっていなかったが、Bワイドならではの名企画を最後にもう一度見られたのは嬉しかった。この座談会、コーナーの終わりに「つづく」のスーパーが出た。最終回のくせに(笑)。最後まで人を食った番組である。

 もう一つの目玉は少年律動体操のV。Bワイドでは1月18日に律動体操4種をほぼ全編放送しているが、最終回にして初めてフルバージョンが放送された。“時間調整用映像”という名目なのにCMまたぎ(笑)。

 番組後半で、北朝鮮がベルヌ条約(*1)に加盟し4月28日から発効すると「緊急ニュース」扱いで(慌てふためく演技付きで)報じていた。北朝鮮TV映像の“使い放題”も、もう終わりなんだなあ。

 1月に民放各局が連日「ハンナのこだま」を細切れで流していたが、4月28日以降にああいう“素材”扱いをしたら北朝鮮から「報道の範疇を超えている。使用料払え」とクレームがついたりして。それを狙って北朝鮮ではさらに過激な(日本のTV局が「紹介」したくなるような)反米あるいは反日ドラマを企画してたりして。クレーム回避のために日本側は再現イラストを使用して井筒監督の「こちトラ自腹じゃ!」状態(*2)になったりして。

 (*1) 今月2日の雑談で一部引用した2月14日のzakzakの記事内の「ウィーン条約」というのは「ベルヌ条約」の間違いだったということか。だとすると、あれはCXの広報部長の勘違いなのか、記者の誤記なのか?

 (*2) テレ朝の深夜番組「虎乃門」内の映画評コーナー。井筒監督が作品をボロクソにけなしまくるため配給会社に映像提供を拒絶されて、映画評なのに画面は再現イラストだったりする。

 (この項、31日アップロード)



 2003-03-29  映画 「es」 /「PARTY7」

 友人宅で「es(エス)」を鑑賞。1971年にスタンフォード大で行なわれた心理実験を題材にしたドイツの映画。実験の内容は一般公募で集めた男たちを2週間の間模擬監獄に入れて「囚人」と「看守」を演じさせ、その「役割演技」が人間の心理・行動にどういう影響を及ぼすかを調べるというもの。ごく普通の温和な市民である男たちが戸惑いながら“役”を演じるうちにそれに過剰に適応し、実験指揮者が与えたルールを俺様ルールに改変して残虐性を暴走させてゆく。

 「es」というタイトルやDVDのパッケージ写真から、深層心理の奥からおぞましい(サイコホラーでは定番の)異常人格や“イドの怪物”が出現する話かと思ったのだが、実際には平凡な人間が与えられた役割・人間関係の中で発揮する残虐性を描く作品であった。非日常的な怪物(殺人鬼、悪霊、悪魔)が出てくるホラーとは異質の怖さ。実話をもとにしているがエンターテインメントの要素もうまく取り入れていて、物語としても味わえる作品になっている。

 DVDのパッケージでは実話であることを強調しているが、引っ掛かることがあるので帰宅してからネットで調べてみた。囚人虐待のエピソードのあれこれや実験が途中で打ち切りになったことなどは事実を踏まえているが、主要な登場人物の設定や後半の修羅場などは映画的フィクションであった。

 ・ es[エス] (DVD) Das ExperimentDVD GET

 ・ The Stanford Prison Experiment (英文)

 実際に行なわれた監獄実験の詳細なレポート。
 映画を見ながら「こりゃ酷過ぎ」と感じた逸話の多くは、本当に起こった出来事であった。実験を途中で打ち切った理由を実験指揮者(ジンバルドー)は2つ挙げているが、“監獄”内が酷い状態になっていたにもかかわらず実験が倫理的に逸脱していることを指摘したのは50人以上いた見学者のうちMaslach女史ただ1人だったというのは、外部の見学者もまた演ずべき“役”に囚われていたように思えて、怖い。(Slide Show の37以降を参照)。


*  *  *

 深夜TVで邦画の「PARTY7」を鑑賞。プロローグとオープニングタイトル(かなり長めのアニメ)は良い出来で期待させるのに、本編が始まるといきなりつっかえてそれっきり。これ、映画館やレンタルビデオ屋で金出して見た人、腹立ったんじゃないのかなあ。タチの悪い酔っ払いのように延々ねちっこく相手に絡む会話パターンが多すぎ。いーかげん会話(話)を先に進めてくれよ、とイライラしてるうちに終わってしまった。



 2003-03-28  岸部のオジサン(2) /あややロック

 先週22日のBワイドは歌の総集編がメイン。北朝鮮の歌曲も仙台ソングも細切れで物足りないものであった。29日が最終回らしいが、最後はこんな手抜きをせずに派手に一発キメてほしいものである。


 富士通FMVのCF(キムタク+岸部一徳)のロングバージョン(90秒)の内容紹介ページを発見。あれは「ビデオ見て暴れる男」篇というらしい。内容紹介といってもセリフだけなので未見の人にはワケわからないだろうが、備忘用にリンク。↓

 ・ Monthly TOP3 (03.2/1〜2/23、CM@Navi


 CMネタの備忘。松浦亜弥が“Smoke on the Water”(「キュートにロック」篇)。

 ・ プリッツ&ビスコ TV-CM (動画あり)


 さらにもう一つ。見るたび「色が白いは七難隠す」という俚諺を思い出す。この娘(於保佐代子)の白さは地だろうが、映像はかなり加工されてるんだろうなあ。

 ・ サントリー 和茶 [わちゃ] / CMアルバム


*  *  *

 26日のNステに椎名林檎が生出演。イラク戦争について何かコメントしたんだろうか。気になるが、ビデオデッキのやりくりの関係でまだ録画は見ていない。Nステといえば今夜は久米宏の胸ポケットに赤地に白抜きの「STOP」の文字があったが、アレ、戦争と関係あるのかしらん。


 26日は友人宅で遊び呆けていた。渋谷の韓国料理屋でメシを食ったのだが残念ながら律動体操のビデオは流していなかった(そりゃそうだ)。あれはやっぱり韓国料理屋ではなく朝鮮料理屋でないと見られないんだな(そういう問題ではない)。

 (この項、29日アップロード)



 2003-03-26  老兵は死なない

 ノルマンディー上陸作戦以後の米軍歩兵小隊の戦いを描いたアメリカのTVドラマ「コンバット!」に「老兵は死なない」という印象深いエピソードがある。記憶が曖昧になっているが大体こんな話。

 ――ドイツ軍の列車砲の所在を探りに単身斥候に出たサンダース軍曹は時代物の歩兵銃を持った奇妙な男の“捕虜”となる。男は第一次大戦で頭をやられて以来、時間が止まってしまっている。今は第二次大戦の真っ最中でフランスを舞台にドイツ軍とアメリカ軍が戦っていることも認識していない。第一次大戦のただなかに生きている老兵は、サンダースの敵がドイツ軍だと知ると偵察に協力することになる。二人は列車砲の掩蔽壕を発見し、友軍に位置を連絡して破壊に成功。任務を果たし終え憔悴したサンダースを励まして老兵は言う。

 「この戦争はひどい。だがじきに終わる。もう二度とこんな酷いことは起こらないだろう。世界から戦争なんてものはなくなるんだ」

 戦争はなくならなかった。“第二次”世界大戦の兵士サンダースには、返す言葉が無い。――

 サンダースの戦争が終わって5年後の1950年に朝鮮戦争が勃発している。アメリカの視聴者はそれを知っている(経験している)。60年代に製作・放送された「コンバット!」は、二重の意味で、サンダースに希望の言葉を語らせることができない。そしてこのTVドラマの放送期間中に、アメリカはベトナム戦争の泥沼に本格的に入り込んで行く。


 20日、アメリカが新たな戦争を始めた。


 ・ 特集 イラク戦争 (Yahoo!ニュース)

 ・ Combat TV SeriesSeason Two Episodes (1963-64)Doughboy [英文]



 2003-03-19  九五式戦車/岸部のオジサン /産経リンク問題に大月隆寛

 先週15(16)日のブラックワイドショー@日テレは「2003年上半期総まくり」。久しぶりに少年律動体操が流れた。振り付けはほぼマスターしたのだが“しゃがんで両手を床に着け膝を伸ばす”部分だけは(体が固くて)追従できない。どうせなら幼稚園律動体操を覚えたほうがよかったかも。って、なんのために? もちろん、健康のために(笑)。

 タイで旧日本軍の九五式軽戦車が展示されている、というネタはグッときた。取材の数日前に故障したとかで動いている映像が見られなかったのは残念(エンジンは換装してあるんだそうな)。


*  *  *

 キムタクに謎の中年サラリーマン(岸部一徳)が絡む富士通FMVのTVCM、今は第9弾(子供時代のビデオに、なぜかキムタク少年を抱き上げる岸部オジサンの姿)が流れているが、2週間ほど前、ロングバージョンを目撃した。
 当初は通りすがりのひねくれた中年男でしかなかった岸部が、エピソードが進むと次第にキムタクのプライベートな領域に押し入ってくる(なぜか父親と知り合い、なぜか自宅のトイレに……)という不条理コント仕立てだったものが、これまでの全エピソードが纏められたロングバージョンでは不思議な感動物語に変貌。もう一度見たいのだがなかなか遭遇しない。


*  *  *

 先週、産経新聞が個人ニュース系サイト数カ所に「無断リンクは著作権侵害」だと警告メールを送りつけた件、どうやら社の方針ではなく担当者の一人暴走だったらしい。一時は、新聞社がネットワーカー全部を敵に回す権利主張作戦をついに発動か、との観測もあったが、尻すぼみで終息しそう。

 ワッチしていたら大月隆寛まで紛れ込んで来たのには驚いた。

 大月隆寛は「あの万引きデンパババアだけは、このまんま許すわけにはいかねえ」、「万引きババアを徹底的に追い込む」(*1)と宣言し、有言実行、『田口ランディ その「盗作=万引き」の研究』鹿砦社)を纏め上げるという立派な仕事をしたが、田口ランディはまだ出版界で活動を続けている。

 無断リンクやディープリンクを巡る争闘はWEBの定番ネタで論客は無数にいる。こういうのに口出しして2ちゃんねる管理人からメールがきたとはしゃぐ(*2)ヒマがあるなら、連続盗作が発覚して「万引き研究本」まで出ている盗作作家・田口ランディに、なぜ今発表の場を与えたのか(与えているのか)、文藝春秋やNHK出版(*3)を直撃してその真意なり事情なりを問い質してもらいたいものである。

 (*1) インデプス 004号(2002. 3/5)
 (*2) インデプス 027号(2003. 3/13) (インデプス バックナンバー

 (*3) 文春は「オール讀物」3月号で短編「樹海」を掲載、NHK出版は「すくすくネットワーク」でコラムを連載させている。



 2003-03-15  金正日の料理人@CX(2)

 スーパーニュース@CXは11、12日に続き13、14日にも「金正日の元専属料理人のスクープ証言」を放送した。14日には証言を再構成した「特報」も放送されたが、元専属料理人・藤本健二氏(仮名)の明るい語り口とはかけ離れた内容で、“演出意図”が露出していて興味深かった。感想は長文になってしまったので12日の項と合わせ独立ページにする。(12日の項は改題した。しばらくトップページにも載せておく。)

 → (雑文)金正日の料理人@CX

 (この項、16日アップロード)



 2003-03-12  金正日の料理人@CX

 この項は改題し、13、14日の放送の感想と合わせて独立ページ化した。

 → (雑文)金正日の料理人@CX



 2003-03-10  訂正:ジャガイモ米@Bワイド

 8(9)日のブラックワイドショーでジャガイモ米報道に関する訂正があった。意味不明だったので昨日の雑談ではスルーしたのだが、録画を見直していて、どこが間違っていたのか、ようやく気づいた。

 北朝鮮の、そして戦中日本で作られていた「ジャガイモ米」は、蒸したジャガイモを米粒状に整形したものである。それを、先週、先々週は「ジャガイモの形をした米」って言ってたんだな(笑)。

 我ながら呆れたことに、間違いに気づかぬまま先月の雑談で問題の前フリ原稿をそのまま書きとめていた(恥)。先月23日の項に訂正追記を入れておく。

 ダメな人です。お仕置き……は身代わり君に任せた。



 2003-03-09  美人(秘書と兵士) /スカ(マイコー特番とBワイド)

 7日のNステで「ロシア軍が女性兵士のミスコンを開催」という海外ニュースがあり、久米宏は「ほんとに美人かなあ(笑)」と奇妙なコメントを発した。奇妙というのは、映った女性兵士はとびきりの美女揃いだったのである。
 久米宏は前日、塩野谷晶容疑者(坂井隆憲議員の政策秘書)が“美人秘書”として永田町界隈で有名だったというVに対して「そんなに美人じゃない」と迂闊なコメントをしている。放送後、批判的な声が寄せられたんじゃなかろうか。だから、ロシア美人の映像に「美人かなあ」とコメントしてみせることで、“美人と見るか否かは個人の好み、主観の問題に過ぎない”ことを暗にほのめかした(=前日の失言に対する言い訳)、という気がする。

 ・ 衆院選5区予定の塩野谷秘書逮捕 「落下傘だ」と冷ややか -- 市川自民支部 (3/5、毎日)
 ・ <坂井衆院議員>東京地検、政治資金規正法違反容疑で逮捕 (3/7、毎日)

 ・ 「美の戦士」競う ロシア軍が美人コンテスト (3/9、共同通信)

 参加者9万人!


*  *  *

 昨日はマイケルの反論特番@CXを見てしまった。スカ。マイケルの元妻(2人の子供の母親)や家族、スタッフが出演して擁護証言や反論を展開していたが説得力無し。問題の特番がマイケルに否定的な印象を与えるような編集をされたもので、インタビュアーのイギリス人記者は“二枚舌”野郎である、というのは本当なんだろうけど。

 ボクと大勢のファンは美しいもの、楽しいもの(音楽)で繋がっているけど彼らはボクという人間の全てを理解しているわけではない云々と、マイケルがスーパースターの孤独を語る場面があった。それはスターだから得られないんじゃない。相手の全存在を受け入れる人間関係なんて普通の平凡な人間でも得がたいものだと思うよ、マイケル。


*  *  *

 昨夜のブラックワイドショー@日テレは見所無し。ジャガイモ米の試食に伊豆見教授を呼ぶ必要もないと思うが、しかしあれ、スタッフが試食しても面白くもおかしくもないので仕方ないのか。
 宮塚“北グッズマニア”教授にジャガイモ米完成の報告をするシーンがあったが、電話に出た宮塚先生はベロベロの酔っ払い状態(笑)。教授によると北朝鮮には“トウモロコシ米”というのもあるらしい。まさか……まだこのネタで引っ張る気か、Bワイド?



 2003-03-05  図書館で一服 /上山アナ@トリセツ (03-15追記)

 午前中に一仕事終えて、帰路偶然見つけた図書館の中庭で一服。イスが折り畳み式で両脇に鍵のかかる柱が据えてある。閉館時に鎖を張ってイスを使えなくする仕掛けか。感じが悪い。ここは以前、 閉館後に不良がたむろして閉口したという事情でもあるんだろうか。
 通りを眺めていると高校生が大勢通り過ぎて行く。まだ昼時なのに。最近の高校生は昼飯を外で食うのかな、とぼんやり考えていて、もう3月なのに気づいた。

 保存用に「週刊新潮」のバックナンバーから脱北日本人妻関係の記事をコピー。著作権関係で「ウィーン条約」というのがあるのか調べてみようかと思いついたが(2日の項の追記参照)、開架で本を漁るうち徹夜明けの強烈な睡魔が来たので撤退。


 目が覚めるとNステはもう終わっていた。ザッピングで「トリセツ」に遭遇。今夜のテーマはVOICE3。上山アナの密着レポートではNステの取材風景(街頭インタビューと遊園地レポ)や会議、反省会の様子も映った。渡辺真理嬢は縁ありメガネ。

 Nステ用の衣装に着替え、おどけてクルっと回って見せるシーンがあった。Nステでは(スタジオでの生放送部分では)出演者の立ち姿はたまにしか映らない。上山アナや真理嬢が大型スクリーンの横に立って原稿読みをする場面のある日には、スタイリストは気分がいいんだろうなあ。


追記 (03-06)
 ちょっとリライト&加筆。午後、さらにリライト。

(03-15)
 訂正:ハウステンボス・レポ → 遊園地レポ



 2003-03-02  Bワイド(パトちゃん、ジャガイモ米) /「JSA」 (03-22追記)

 昨夜のブラックワイドショー@日テレの見所は他メディアへのリアクションと継続ネタ。新ネタとしてワンジェサン軽音楽団やポチョンボ電子楽団(美女バンド)など北朝鮮の音楽・芸能映像にも時間を割いていたが、これはあまり面白みはなかった。先週の「北朝鮮天才キッズ」と同様、最後に「グッと来てよかったんでしょうか」というエクスキューズ付き。

 日朝関係が緊張するなか、北朝鮮のTV映像で遊んでいていいのか? もちろんOK。以前も書いたが、北朝鮮情勢の真面目な特集の中でゴングショーもどきの北朝鮮兵士映像を使ったり天才バイオリン少女のVを意地悪く分析してみせるNステなどに比べ、素直に面白がったり驚嘆したりしているBワイドの方がよほど健全な態度である。言い訳など要らない。

 北朝鮮お宝映像満載の深夜番組としてスポーツ紙で取り上げられたのは嬉しいが扱いが大き過ぎますとうろたえてみせたり、「アサヒ芸能」が北朝鮮専門家座談会を記事にしているが番組への取材は無かった、言ってくれれば未公開映像もお見せしたのにとすねてみせるなど、他メディアの反応に対してお得意のナレーション芸で返礼するコーナーあり。Bワイドの面目躍如。

 継続ネタ1・仙台南警察署の110番PRソング「パトちゃんのラブコール」。この歌のプロモVをBワイドが“勝手に”作って放送し、今週は仙台での評判を探りに。なんと仙台南署ではこのプロモVを“公式採用”することになったんだそうな。仙台の子供たちは「パトちゃんは車(パトカー)だと思ってた」と言ってたぞ。あんな不気味な人形を公式認定しちゃっていいのかね(笑)。

 継続ネタ2・ジャガイモ米は元々北朝鮮ネタだったのだが、戦中日本で作られていたというエピソードを見つけ出してきてレシピ継承者(宝塚ホテルのシェフ)に実際に製作してもらい、来週は試食。このネタで3週間も引っ張るとは。ジャガイモを“米粒”に加工する工程はかなり手間のかかるもので、米に対する強い執着がないとできないような作業であった。

 継続ネタ3・三浦理恵子の歌う「黒星★喜びみれん」は少年律動体操を演歌調(短調)にアレンジしたもの。「発売、営業の予定は一切ない」と繰り返し断わっているが、そりゃ元ネタ知らない人にはワケわからない歌だからなあ、売れるわけがない(笑)。著作権は問題ない(*)としても。

(*) 1月の雑談で、日本のTVは盛んに北朝鮮TVの映像を流しているが代価は払っているのか云々と書いたが、先月14日のzakzakの記事はCXの小林穂波広報部長の「北朝鮮は著作権を保護するウィーン条約に加盟していないため、オープンになっているのです」との言葉を紹介している。「オープン」ってのは“使い放題”ということか?

 ・ 北のニュース・ドラマ、大人気のワケ (2/14、zakzak)


追記 (03-03)
 訂正: ワンジュサン → ワンジェサン


追記2(03-05)
 上の注記(*) で、「ウィーン条約」云々はzakzakの記事の地の文であるかのような不正確な引用をしていたが、これはCXの広報部長の言葉。引用を修正しておく。

 著作権関係ではベルヌ条約や万国著作権条約以外にもウィーン条約というのがあるのか? どうも引っ掛かるのでネットで検索してみたが、真相不明。


追記3(03-22)
 仙台南署サイト「パトちゃんのラブコール」紹介ページが出来ている。文中リンク追加。



*  *  *

 金曜に日テレで「JSA」が放映された。「シュリ」と同じく民族分断の悲劇をテーマにした作品だが、恋愛の絡む「シュリ」以上に切ない。ラストの静止画(スナップ写真)の訴求力が強烈。

 劇中、韓国の兵士が北朝鮮の兵士に洋モノのエロ雑誌を渡すエピソードがあった。そういえば北朝鮮専門家座談会@Bワイドの第一回(2/8)で、「エロ本やAVが中国国境地帯から北に流入している。風紀の乱れを警告する内部文書まで出ている」云々の話があったっけ。(宮塚教授はこの文書もコレクションしているそうな。どうやって入手したんだか。)


 韓国や香港製の映画・ドラマの吹き替えは、絵と音声が噛み合っていないと感じることが多い。原理的には洋画やアメリカ製ドラマと同じはずなのに。不思議。



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