雑談過去ログ59 (2004年05月)

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2004-05-27 「燃えよ!カンフー」 /ネズミ侵入

 先週から日テレが木曜深夜に「燃えよ!カンフー」の放送を始めた。今夜が2回目(26:10〜)。なんで今頃再放送を? 検索してみた。「キル・ビル vol.2」でビルを演じたデビッド・キャラダインに関心が寄せられたからでは、との説あり。なるほど。

 「燃えよ!カンフー」には子役時代のジョディ・フォスターが出ている。ジョディが出演しているということとその回の粗筋を確認するために3年半前に検索した時には日本語のサイトは1件もヒットしなかったが、今は「燃えよ!カンフー&ジョディ&フォスター」を検索すると約91件ヒットする。

 3年半前の雑談で言及したジョディの出ているエピソードは、SUPER CHANNEL のエピソード表によると10番目(「真実は拳銃が知っていた(Alethea)」)。順調に進めばこの回の放送は7月末頃か。あの時あやふやな記憶で書いた粗筋がどの程度外していたか、答え合わせをしたい。見逃さないようにメモしておかねば。(ということでこれを書いている。)

 (不正確だがネタバレあり、注意! →2000年12月4日の雑談


 ああ、日テレの番組サイトを見てみたら「今回放映する15話(1stシーズン)には、まだ子役時代のジョディ・フォスターがゲスト出演。(何話目に出演するかは乞うご期待!) ファン必見のお宝映像である」なんて書いてある。何話目かバラさないほうがよかったか(笑)。

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 テレビ東京で「プライベート・ライアン」(後編)を見た。ライアン二等兵は第101空挺師団所属だったのだなあ。(第101空挺師団は今年2月までイラクのモスルに駐屯しており、昨年11月にティクリート付近で殺害された奥参事官(当時)と関係があった。)

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 禁煙1週間目。禁断症状はない。吸いたいとは思わないのだが「区切りの動作」がなくなり生活がとりとめなくなっているような。眠いような。頭使うことが面倒になったような。ということで、後回しにしていたあれこれはもう少し先送り。

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 台所で音がするので明かりをつけたら緑色の小猿がタバコを吸っていた。

 大丈夫。そんなものは見えてない。見えたらすぐニコレット噛むからオーケー。

 緑ではなく黒いネズミであった。タバコは吸ってなかった。目がくりくりして可愛いのだがシッポも含めると20センチほどもあり、狭い我が家で共存できる大きさではない。板で堤防作って少しずつ玄関の方へ追い詰め、出て行ってもらった。壁際の家具の隙間から隙間へと逃げ回るもんだから追い出すのに30分近くかかってしまった。


2004-05-23 歯槽膿漏で鬱(3)

 この2週間、町を歩いてもTV見ていても、人の顔見るたび「この人虫歯あるんだろか?歯周病で密かに悩んでたりして。あるいは歯医者とは無縁な人生?」と、歯のことばかり考えていた。

 拉致被害者の家族5人が北朝鮮から日本に。そういや拉致被害者の人たちって帰国した当初は歯に問題ありだった、脱北日本人妻の平島さんも中国で潜伏生活してた頃は歯がボロボロだった、北朝鮮で歯が悪くなったら大変だな、なんかまた食料や医薬品を“人道支援”するらしいが「1000万ドル相当の医薬品」の中には歯科関係のものも含まれているのかしら。

 ……という按配。何を見ても歯のことしか考えられない。

 口腔洗浄器が届いた。水流が予想以上に強烈。これはいい。しかし私の場合、磨きにくい奥歯周辺の清掃だけでなく歯周ポケットを攻める狙いもあったのだが……患部(ポケットが深くなっているところ)は水がものすごくしみて清掃どころではない。洗面台で前屈みになり口にノズル突っ込んでだらだら水を垂らしながら無言で痛みに耐える。どうもこれ、歯茎というより歯の神経が痛んでいる感じで“体によくない痛み”という気がする、のだが、せっかく買ったんだからってことで頑張ってアがガがヒみルぅぅぅ。

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 禁煙目指して減煙、のその後。1日40本を約2週間かけて1日10本にまで減らし、2日前禁煙モードに突入。補助用にニコレットを買ってあるのだがまだ使っていない。必要なかったかも。

 1日40本を10本に減らしたといっても、この2週間、ニコチン摂取量はあまり減ってなかったような気がする。本数を減らすと無意識のうちに1本を“ゆっくり丁寧に胸の奥深くまで”吸っちゃうのだよ。まるでマリなんとかやウッシッシでも吸うように胸いっぱい吸ったところで息止めちゃったりして。いやファリなんとかなんてあたしゃ知りませんが。なんか昔読んだ本にそんなこと書いてあったような気がするよく知らね。


2004-05-19 神降臨 /地下鉄事故 /歯槽膿漏で鬱(2)

 月曜夕方、港区で「世界経済共同体党」の街宣車を目撃。運転席に男性1人。あの人が“唯一神又吉イエス”なのかしらん。

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 帰路、都営浅草線でポイント事故。私の乗る押上方面行きは動いていて、駅に着くたび反対方向(西馬込方面行き)の車両が止まっている。帰路で助かったと思ったもののやがてこちら側の運行も各駅での待機時間が長くなり、結局、ふだんなら15分ほどのところを1時間近くかかってしまった。地下鉄の事故に遭遇するのはこれが初めてかも。そういえば都内西地区に住んでいた時によく利用していたJR中央線は異様に事故の多い路線だった。駅の間隔の問題だろうが、JRは車両が駅と駅の間の半端な位置で止まることが多く“幽閉されている”という不快感が強かった。

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 歯医者で歯石を取ってもらった(歯周病治療の第一歩)。歯周ポケットが深くなっている箇所はチクチク痛む(逆に言うと、歯茎が腫れてない箇所は痛みはない)。開始前に「ちゃんと歯を磨いてきましたか?」と言われ歯垢チェックを受ける。15分以上かけて歯ブラシ、歯間ブラシ、フロス総動員で磨いて自信満々だったのだが歯と歯茎の境目が真っ赤っか。 (´・ω・`) ショボーン

 薬局で歯垢チェック機能付き液体歯磨き(*)を買ってきた。20分かけて磨いても、試しにまた薬剤を口に含むとあいかわらず歯と歯茎の境目が赤くなる。ダメだ、歯垢がこんなに取れねぇものだとは……。磨きやすい犬歯の前側でさえこれだ。奥歯の辺りは歯間ブラシ使ったぐらいじゃ全然落ちてねえな。ってことで通販で口腔洗浄器を注文した。溺れるものは藁をも掴む。

 歯垢チェック液体歯磨きを使った後にタバコを吸うとフィルターがピンクに染まって灰皿がちょっと色っぽくなる。(←バカ)

 タバコは歯周病によくない。ってことで禁煙目指して減煙中。肺がんになったらなったでしょーがねえや、と長年バコバコ吸いまくっていたのだが、歯槽骨が半分無くなったレントゲン見せられたとたんにこれです。根性無しと笑ってくれい。


2004-05-18 コンピュータ将棋選手権(2)

 第14回世界コンピュータ将棋選手権に関する記事や参加者の自戦記がいくつかネットで発表されている。

 IS将棋の自戦記の「定跡」に関する記述が興味深い(対KCC戦)。コンピュータ将棋にどのように定跡を組み込むかという方法論が、「定跡を鵜呑みにしてはいけない」という人間にも通じる、というか人間とまったく同じ将棋の真理を語るものとなっている。

 「定跡」の扱いに関しては山下氏(YSS)の優勝記にも率直な感想(反省の弁)がある。

 本戦での「YSS vs KCC」戦はKCCがエラーで負けたと聞いていたので二次予選での「大槻将棋 vs KCC」戦もエラーの可能性が高いな、と想像していたのだが。大槻将棋は“将棋の内容”できっちりKCCを負かしていたのだなあ。おみそれしました。

 大槻将棋の自戦記には棋譜も掲載されているのだが(要Javaアプレット)、これが凄い。変則的な序盤作戦(角交換二手損戦法=角交換振飛車)で揺さぶって中盤の入口で大差をつけ、そのまま圧勝している。KCCが悪手1発で自滅。「序盤の戦型選択でKCCの意表を衝いて逃げ切ったのではないか」という私の読みは、結構いい線いってたな。しかしこの棋譜は……。KCCを含む“4強”はアマ四段以上の実力とも言われているが、人間がこういう将棋を指したら級位者レベルと判定されることだろう。(^^;)

 優勝したYSSと勝又五段(プロ)の記念対局は飛車落ちだったのか。とうとうコンピュータ将棋は、プロと飛車落ちを指すレベルにまで来てしまった。しかも勝ってるし。アマ四段の実力なら妥当な手合い(ハンデ)だが、感慨深い。

 飛車落ちというと山口瞳の『血涙十番勝負』(プロ相手の飛車落ち自戦記)が思い出される。検索してみたら素晴らしい書評があった。→ 山口瞳「血涙十番勝負」(中公文庫)YAMDAS Project

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 12日、外務省が外交官殺害事件に関する報告書を公表した。予想どおりのお粗末なもの。これについては後日。


2004-05-10 歯槽膿漏で鬱 /Windowsがクラッシュ

 数カ月間隔で断続的に親知らずが動き出す。そのたび歯茎や顎関節が腫れて奥歯がぐらぐらになる。それでも歯医者に行くのが嫌で10年以上放置していた。親知らずはまだ生え切っていないが今では頭部がほぼ歯茎から露出している。前方に傾き、奥歯(第2大臼歯)を後から圧迫する形でさらに表に出てこようとしている。最近また奥歯がぐらつきだした。これ以上放置していたら奥歯までダメになる、もう抜歯してもらったほうがいいだろうと腹をくくって歯医者に行った。

 診察結果。――奥歯が動揺しているのは親知らずのせいではなく歯槽膿漏のため。すでに歯槽骨が半分近くなくなっている。数年後にはこの歯はダメになる。親知らずは、抜いて欲しいなら抜くが、抜かないほうがよいのではないか。数年後には第1、第2大臼歯ともにダメになる。親知らずを残しておけば入れ歯を入れる時に足場に利用できる、とのこと。

 激しく鬱。自覚症状はずいぶん前からあったのに、素人判断で「親知らずのせい」と思い込んでいたために発見が遅れてしまった。あと数年で、奥歯を2本も失うことになるのか……。

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 盗作作家・田口ランディが去年4月のメルマガの冒頭で、歯や歯茎の中の骨がボロボロ抜ける夢を見た、「実際に歯茎に骨など埋まっていないと思うのだが、これは夢だからなんでもありだ」なんて書いている。この勘違い(無知?)自体は取りたててどうこう言うほどのものではないが、しかし田口ランディの場合はかつてプロフィールで「専門分野・臨床心理学・自然科学」と書いている(*)。「専門分野は自然科学」で「歯茎に骨など埋まっていない」はないだろ、と当時盗作監視スレで笑われていた。

 ……なんてしょーもないことを思い出した。落ち込んでいると連想までしょぼくなる。

(*) 「淫乱菩薩」Internet Archiveのキャッシュ)のプロフィール欄。

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 嫌なことは重なるもので。歯槽膿漏宣告に落ち込んでいたらWindowsがクラッシュ。MS-DOSモードでなら起動するがWindowsはSafeモードでもダメ。昨年4月のクラッシュと同じ状態。Cドライブからいくつかファイルを救出してからバックアップをリストア。

 ダメモトでMSIEの「お気に入り」もコピーしたのだが、ショートネームになっちゃってわけわかんねえや。まあ、リンクとしては生きてるから無いよりはましなんだけど。

 リストアでブラウザのキャッシュが1年前の状態に戻った。定期巡回しているサイトにアクセスするとタイムスリップ感覚が楽しめる。(←必死でいいこと探ししているらしい)


2004-05-04 コンピュータ将棋選手権

 2日の項で川村晃司氏の名前・所属を間違えていたのを訂正した。

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 最終日の今日、二次予選勝ち上がり5チーム+本戦シード3チームで本戦が行なわれる。昨日の二次予選の戦績が興味深い。1位通過のKCC将棋(北朝鮮チーム)は他の勝ち上がり4チーム全てに勝っている。強い。しかし全勝ではなく14位に終わった大槻将棋に負けているのである。一体何が起こったんだろ? 大槻将棋に対しては失礼な言い方になるが、これは大番狂わせである。時間切れ負けやオペレータの操作ミスのようなKCC側の調整ミスあるいは不測の事故ではなく、“将棋の内容”でKCCに土をつけたんだろうか?

 本戦参加チームは一晩かけてプログラムを再調整してくるはず。余裕のあるチームは大槻将棋の勝ち将棋を対KCC戦用に活かしてくるかも。(中〜終盤で読み勝ちしたのだとすると他チームの参考にはならない、というか一晩ではどうにもならないが、そういう地力があれば大槻将棋も本戦進出を決めたはず。事故でなければ、序盤の戦型選択でKCCの意表を衝いて逃げ切ったのではないか。とすれば、KCC対策のヒントになる可能性がある。)

 (私はヘボの門外漢。上記の読みは眉にツバつけて読むこと。)


4日夕方追記

 優勝は山下宏氏のYSS。本戦シード3チームが1〜3位を占め、二次予選1位通過のKCC将棋が4位と大きな波乱は無し。二次予選でKCCに敗れた柿木将棋は本戦で借りを返した。

 前回予選落ちした古豪の金沢将棋は今回は本戦に進出したものの8位どまり。コンピュータ将棋はハイレベルでシビアな戦いとなっているなあ。


2004-05-02 イラク問題@「朝生」

 お笑いパソコン日誌からお越しの方へ。ブログ関連の雑談は先月27日29日です。「負け犬系」(笑)についてはメルマ!ブログのキーワード「ブログ」を参照されたし。

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 4月30日放送の「朝まで生テレビ!」(イラク問題)に関するメモは 外交官殺害事件@イラク に纏めた。