雑談過去ログ60 (2004年06月)

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2004-06-27 殺して山分け

 同町教育委員会によると昨年10月、40代の男性教諭が「7人で銀行強盗をして札束を山分けしたら2束足りません。そこで2人を殺しましたが、それでも2束足りません…札束は何束でしょう」などと黒板に書き出し、児童がノートに書き写した。

 変な問題だな。厳密に均等に分配する気があるなら7で割って余った5束をバラし、1枚単位での分配を試みるはずだ。なぜ束をバラさずいきなり人をバラす? それに、強奪金を均等に分配する強盗団なんているのかね? いや、ま、この点にツッコムのはナシか。

 この2人、自分の取り分は1束少なくていいから殺さないでくれって言えばよかったのに。そういう機転が利かない(あるいは強欲な)人間だから人生最後の貧乏籤ひくハメになっちゃったのかもしれないが。

 で、この問題、答えはパッと(暗算で)頭に浮かんだのだが……算数としての正しい計算方法がわからん(笑)。まあ、いいけど……と放置しかけたのだがどうもすっきりしない。この問題は正解が一つではないような? ちょっとノートに書いていろいろごちゃごちゃやってみた。恥ずかしいので途中は略して結論だけ書くと、答えは

  x = (7×5×n)-2 (ただし、nは1以上の整数)

 で導かれる。ってことは、正解は33、68、103、……無限個あるじゃん。なんだよ、やっぱり変だよこの問題。

 と思いつつ他のニュースを見ていたら。他紙の記事が目に止まった。

 〈7人で銀行強盗をした。札束を山分けしようとしたが(束単位で平等に割るには)2束足りない。そこで仲間を2人殺したが、それでも2束足りない。また2人殺したが2束足りない。何束あったでしょう〉。想定した答えの一つは、条件を満たす数のうち最小の103束だったという。

 「また2人殺したが」って。仲間殺しすぎ。舞台は榛名山か?

  x = (7×5×3×n)-2 (ただし、nは1以上の整数)

 103、208、313、……答えが無限個あることに変わりはない。やっぱり問題変。

 「想定した答えの一つは、条件を満たす数のうち最小の103束だったという 」ってのは冷血だな。103は素数じゃねえか。問題を作ったこの先生、強盗団が最後の一人になるまで殺し合う状況を頭に思い描いていたのかも。


2004-06-15 ダイオキシン報道裁判06-27 追記

 ダイオキシン報道裁判でテレ朝と農家が和解へ、の報。

 昨年10月の最高裁の差し戻し決定については雑談でちょっとふれたが、あまりにも馬鹿馬鹿しいので放置していたら半年以上経ってしまった。この機会に雑文の 所沢ダイオキシン騒動 を更新しておく。といっても昨年10月(最高裁が差し戻し決定)と12月(差し戻し控訴審)の記事備忘を追加しただけ。

 Nステの報道を受けて環境汚染のより正確な実態究明(汚染源の追及)に向かうべき報道のベクトルが、政治家&官僚の誘導で焦点をスリカエられ数日のうちに“テレ朝叩き”に雪崩込んで行った1999年の所沢ダイオキシン騒動は、振り返ってみると

 あーいかん。考えるのも書くのも面倒。禁煙でニコチンが抜けてるからか。ってか、最高裁の差し戻し決定の異常さとか最近の年金法改正や自衛隊多国籍軍参加を巡るデタラメとか、歯槽骨がほとんど溶けててもうダメって感じ。


 ↑投げやりでみっともないのでちょっとリライト。まだ変だが直しきれない。


 リンクチェックをしていて環境総合研究所のサイトに所沢ダイオキシン問題に関する論考が「再録」されているのに気づいた。いつ再録したんだろ。4月に外交官殺害事件@イラク関連で青山貞一氏(所長)のコラムに行き当たった時には、まだこの告知はなかった。

 この論考(1)、(2)で青山氏は最高裁判決の不当性についてきっちり批判している。

 余談。4月2日の雑談で早とちりして独立メディア:今日のコラムへのリンクを「青山貞一氏のコラム」としてしまった。執筆者は青山氏一人じゃなかったんだな。失敗失敗。

06-27 追記

環境総合研究所に関する部分をちょっと修正(トップページにあるのは論考再録の告知)。再録された日時は6月のコラム目次によると、ちょうど15日だったらしい。


2004-06-10 電動歯ブラシ

 ブラウンの電動歯ブラシCMはかなり以前からあったが、最近は音波歯ブラシ(ドルツやソニッケアー)のCMをよくTVで目にする。今まで気づかなかっただけか?

 洗面台のデンタルケア用品がどんどん増殖している。普通タイプの歯ブラシは硬軟取り混ぜ数種類+マイナスイオン歯ブラシ(キスユー)が林立状態なのだが、歯周病の進行を止めるためにやれることはなんでもやってみる、ということでさらに電動歯ブラシの購入を検討中(音波にするか超音波にするかで迷っている)。


2004-06-09 「情況」 /ワンタフト・ブラシ

 未読の本がたまっているから貸してやる、と友人に「情況」6月号を渡された。特集タイトルが「哲学者としての廣松渉 その出発点」。そうか、もう没後10年か。

 せっかく貸してもらってもニコチンの抜けた頭では難しいことは考えられない。表紙を眺めて「なんで『情況』の表紙に上顎大臼歯のイラストが?」とぼんやり考える。いや、考えているわけではない。ぼんやり眺めて……歯垢思考停止したまま歯を磨く(タバコを止めて手や口が寂しいので最近私は小児用歯ブラシを咥えて手遊び気味に歯磨きしているのである)。歯を磨きながらでも考え事はできるが、今日の晩御飯は何にしようかとか来週から雨っぽいから今のうちに洗濯しておこうかとか、考察内容が極度にまったりしたものに限定されてしまうような気がする。

 「情況」のマスコットキャラなのかも、と思いつき、ネットで検索して情況出版のサイトにアクセスしてみた。う〜む。最近サイトのリニューアルをしたらしいがwebmasterはそこで力尽きたのかしらん。更新が2月(「情況」3月号の告知)で止まっているような。

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 口腔洗浄器の水がしみる件、解決した。30分くらい汲み置きして水温をちょっと上げてからタンクに入れればOK。

 最近ワンタフト・ブラシを使い始めた。普通の歯ブラシでは届かない奥歯の奥側を磨くのに使うつもりだったのだが、これは歯と歯茎の境目の歯垢取りにも威力を発揮する。 歯垢テスターで染色してからワンタフトで軽く撫でるとみるみる取れる(のが確認できる)。これは良い。歯垢を取るのに強く磨く必要はないということがよくわかった。1本400円弱。大きめのドラッグストアでも売ってないので私は歯科医院で買った。

 歯ブラシ関係をネット検索していて見つけたページ2つ。前者のワンタフトブラシを使ってみるは図入りで参考になる。で、この2つのページ、ところどころ修正してあるがほぼ同文。作成者(原稿執筆者)が同じなのか、パクリなのか?

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 外交官殺害事件に関する外務省の報告書についてはもうちょっと先延ばし。