近況雑談の過去ログ22(2001年4月)


△雑談目次   ▲トップページ  

04-27 Windows版「ファーストクイーン I」
04-26 総裁選立候補者4名のNステ生出演
04-22 国債とインフレ2/ 糸瀬茂2
04-18 朦朧/「大川の隠居」/悪魔の囁き
04-11 メモ:“ITな棋士たち”関係
04-10 石原都知事がまた差別発言
04-07 “ITな棋士たち”
04-04 メモ:明日のNステ特集は“ITな棋士たち”
04-03 回転する経済アナリスト /エキゾチック違い
04-02 四月馬鹿失敗
04-01 HTMLタグでの色指定が禁止に

 2001-04-27  Windows版「ファーストクイーン I」

 「ファーストクイーン I」のWindows版が発売になる。お勧めのゲームを1本選べと言われたら「War Craft」を推すが、思い出の1本ということなら「マイ・ベスト」はコレである。PC98、X68000時代のゲームのリニューアル版が今のユーザーに受け入れられるか不安だが、頑張ってほしい。

 ・→ 呉ソフトウェア工房最新情報


更新 リンク先を修正した。(2001-06-25)


 2001-04-26  総裁選立候補者4名のNステ生出演(12日)

 総裁選は意外な結果となった。自民党新総裁は小泉純一郎、大川興業新総裁は江頭2:50
 4氏のうち誰が総裁になってもオッケー、「赤ちゃん」よりは確実にマシ。自民党員や自民党支持者にとっては気楽な総裁選だと思っていたのだが、危機意識はハタで見ているよりよほど大きかったようで。大川興業の総裁選は選挙結果まで自民党総裁選と連動しているのが可笑しい。笑い事でないのは亀井静香。漁夫の利狙いのはずだったのに党3役に入れないなんて。失脚は時間の問題か。

 先々週から先週にかけて自民党総裁候補4人が頻繁にTVに出演したが、候補4人の器量・品位・人間性がもっともよく出ていたのは12日のNステであった。ゲストが司会者や番組に対して露骨に敵意を剥き出しにする姿なんて滅多に見られるものではない。そういう意味では見世物としての面白さもあった。久米宏やNステ・スタッフは放送中嫌な汗をかいただろうけど、番組としては大成功。その12日のNステでの候補4人の言動を備忘のため以下にメモしておく。

 マスコミ非難の言葉はぽんぽん出るのに、政策について聞かれるとのらりくらりと明後日な話を際限なく続ける橋本龍太郎。久米宏やコメンテーターがあらためて質問のポイントを確認しようとすると不愉快そうに「人の話はちゃんと聞け」と脅しつけ、さらにダラダラと駄弁の垂れ流し。橋龍は質問に難癖をつけることで回答をうやむやにしようとする。政治家的会話術か性格か知らないが、経済政策について「原資をどうするのか?」と問われて「重箱のすみをつつくようなことを聞くな」と怒って答えないなんてのは不誠実であるだけでなく、TV出演時の態度としても最悪である。久米宏に反感を抱いている自民党びいきの視聴者であっても、この橋龍の態度には自分(視聴者)がバカにされているという印象をもったことだろう。

 政権構想・政策論議をそっちのけにして久米宏やNステへの非難・皮肉を繰り返し、経済政策を突っ込まれそうになると「番記者が真意をゆがめて報道した」と責任転嫁して誤魔化す亀井静香。経済コメンテーターにさらに問いかけられるとゴジャガジャと意味不明瞭なコトバを連ねて逃げの一手。そういや「私は“総理機関説”だから」と能天気な(きわどいと言うべきか)発言をしてニコニコ笑っていたが、許永中がこの先どんな暴露証言をするかわかったものではない。保身のために内心は必死のはず。

 勝算を問われ「選挙はやればやるほどわからなくなる」「(久米宏らマスコミの人間は)実際に選挙をやったことがないからわからないんだ」と愚弄し、亀井の尻馬に乗って不規則発言で久米宏を嘲笑しつつ自分に向けられた具体的な質問にはまともに答えようとしない麻生太郎。勝算がらみでは「投票日までに(失言その他)何が起こるかわからない」と妙なコトを口走っていたが、橋龍のスキャンダルでも握ってるのかしら、総理時代に暴露された「愛人が実は中国のスパイだった」クラスのでかいネタを?

 小泉純一郎は終始冷静で、ただ一人礼節ある態度であった。橋龍には勝てないだろうが本当の勝負は総裁選のその先、と見極めているかのような余裕が感じられた。

 久米宏を恫喝・嘲笑し翻弄して気分はよかっただろうが、橋本龍太郎、亀井静香、麻生太郎にとってこの日のNステ出演は自分のイメージを傷つけただけの、政治家としては失点の多いマスコミ露出であった。小泉圧勝は自民党員の危機意識の現われだろうが、小泉の勝利にはNステも少なからず貢献したのではないだろうか。



 2001-04-22  国債とインフレ2/ 糸瀬茂2

 喉の痛みと鼻水は続いているが熱は下がった。先々週から先週前半にかけての鼻水は風邪ではなく花粉症だったのかも。

 WEBで「鬼平」ファンサイトをいくつか覗いてみた。「大川の隠居」は血なまぐさい荒事とは無縁の、飄々とした、ちょっと人を食った落語噺のような粋な短編なのだが、先日のTVドラマ版に異議申立てをする意見は見当たらなかった。鬼平ファンって寛容なんだなあ。

 19日のNステの国債特集で森永コメンテーターは2パターンのインフレに言及。国債バブルの状態が続いているがいずれは日銀が国債を引き受けざるをえなくなる、そうなればハイパーインフレは必至、という“悪いインフレ”が一つ。もう一つは、財政赤字の解消には(1)消費税を40%にする、(2)消費税を15〜20%にして歳出削減、のいずれかが必要……というフリップに対して、「先日糸瀬さんは悪魔の囁きと言ってましたが、インフレにしちゃうという第3の選択もある」という発言中のインフレ。これはコントロールされた“良いインフレ”であろう。森永氏はインフレ・ターゲット論者なんだから当然の発言ではある。私の興味は「調整インフレは可能か?」という点にはない。同じことは一つこと、狙い所は同じだろ、と疑っている。(Nステ&森永氏は“良いインフレ、悪いインフレ”という表現は使っていない。念のため。)

 WEBで「糸瀬茂」を検索していて氏のコラム・サイトを発見。昨年11月29日の雑談で(渡辺真理嬢に言及したコラムがあるということで)糸瀬氏の新刊本『日本経済に起きている本当のこと』にちょっとふれたが、この本はWEB掲載のコラムをまとめたものであった。
 「休載のお知らせ」で自身のガン闘病について書いている。1月(?)の時点では「すべての仕事を休んで治療に専念」する心算であったらしいが、先日のNステ出演では発言し続ける選択をしたと語っていた。延命と引き換えにしてでも語るべき言葉があるということは、羨ましいことだと思う。

 ・→ 糸瀬茂の経済コラム



 2001-04-18  朦朧 (「大川の隠居」、悪魔の囁き)

 腰痛と発熱が続いている。今日は仕事で外出した。歩くと腰に響く。階段の上り下りが特に辛い。へとへとになって帰宅。出る前に鼻腔洗浄したのが効いたらしく鼻水は昨日比50%状態。

 という状態なので書きかけの雑談(Nステ関係)はまた後日。

 頭回らないし納期にちょっと余裕があるので仕事開始も後日。ゴジツ。ということにして布団の上に◎◎丸まる。腰が痛くて足を伸ばせない。ごろごろ。ふと最前からずっと頭の中で音楽が鳴っていることに気づく。これは……「さよならを教えて」のBGMか。

 そのまま寝てしまうつもりだったのだが、眠れない。熱はあるが頭痛はない。腰の痛みが薄らぐとナチュラル・ハイ状態になってきた。まだ頭の中でBGMが続いている。パソコンを起動して曲名を確認してみた。「immobilite et tourbillon」(流れとよどみ)、か。大森荘蔵もびっくりだぁね。起動したついでにちょっとプレイしてみたが(まだコンプリしてない)朦朧とした頭と波長合いすぎ。警告しますキケーンキケーン! とフライデーが腕をぶんぶん振り回すのですぐ中断。

 で、これを書いている。文章が変でも気にしない。病気なんだから。

 あ、そういや昨日、CXで「鬼平スペシャル」やってましたな。頭にかすみがかかった状態で鑑賞したのでよくわかんないんだけど、「大川の隠居」をああいう大味な話(の一部)にしてしまうというのは、アリなんだろうか。不愉快に感じた鬼平ファンがかなりいるように思われる。で、(私は頭が回らない状態で文章を書くと「で、」が多くなるのだな)、で、それはそれとして、あの“大川の隠居”は、あのハリボテは、なにかの冗談なのか、はたまた38℃の朦朧状態で私は幻を見ていたのであろーか?

 と、ここまで書いて気絶していたのだが、予約録画のビデオの作動音で目が覚めた。寝転がったままNステを眺める。……糸瀬茂氏生出演。込み入ったややこしい解説。なぜもっと短い質疑形式にしないのか。ただ、最後の言葉は発熱脳にもわかりやすかった。(数十〜百数十兆円にものぼる巨額の不良債権処理は非常に難しい、残された手は……)「究極の悪魔の囁き、インフレ」。そういや先月9日の出演で糸瀬氏は森永コメンテーターとインフレ・ターゲット論争(調整インフレ論争)をし、この時も印象的な言葉を発している。インフレ・ターゲット論を批判して、「デフレや増税を人質にしてインフレを目指すのは、恐い」。糸瀬氏の「恐い」というのは、いったんインフレに舵を切れば歯止めが利かなくなるの謂だが(たぶん)、なんと上品な警句であることか。666兆円の国の借金も、150兆円の不良債権も、インフレでパー。こんなのは経済政策として有効か否か以前の話、イカサマであると発熱脳の素人は思う。とはいえ玄人(&大金持ち)は皆こんなこたぁ先刻承知の助で、自分がババひかないように神経尖らしてんだろーな。

 で、明日のNステの特集は国債。インフレ志向論との関係も解説されるのかな。

 フカキョン思考停止。久米宏の質問がひどすぎたせい? なんでああまで「食堂」ネタを深追いする? イチローの契約金の話題など、これまで何度か「テレ朝の食堂」ネタが使われているが、久米宏やNステのスタッフにとって「テレ朝の食堂」というのは何か特別な意味を持つスペシャル・キーワードなのであろうか。



 2001-04-17  風邪

 鼻水・腰痛・発熱でぼーっとしている。更新再開は数日後。たぶん。



 2001-04-11  メモ:“ITな棋士たち”関係

 この項は、ITな棋士たち(雑文)の末尾に移動した。



 2001-04-10  石原都知事がまた差別発言

 8日、自衛隊記念行事の挨拶で石原都知事は、

「不法に入国した多くの外国人が、非常に卑劣な犯罪をこのごろ繰り返し、東京の治安そのものが非常に危機にひんしているということは、みなさん自衛隊でもよくご存知だと思います」 (引用出典: 石原都知事、外国人犯罪対策訴えるTBS News i

 と語ったんだそうな。
 1年前とは違い、「三国人」という言葉は使わず、「不法入国した外国人が必ず騒擾事件を起こす」などの電波系妄言は無かったらしい。多少の学習能力はあるんだな。もっとも、不法入国した外国人による犯罪で東京の治安が危機に瀕しているなどとは大嘘であり(*1) 、これが偏見と差別意識の吐露でしかないことは1年前とまったく同じであるが。

「また、石原知事は去年の「三国人」発言について、「一部の卑劣なメディアが曲がった報道をして、私だけでなく多くの都民が迷惑を受けた」と述べ、自らが被害者であるとの立場を強調しました」(同上)
 姑息な責任転嫁の手法はあいかわらず。手法というよりこれは性格か。

 9日早朝のテレ朝「やじうまワイド」は新聞記事コーナーでこの件を取り上げたが、2人のコメンテーターは石原都知事が陸上自衛隊を「陸軍」と称したことを「いかにも石原さんらしい」と苦笑するばかりで、差別発言には一切言及しなかった。
 9日のNステは石原発言を報じなかった。(*2)

 1年前の「三国人」発言騒動では日本国民の過半数が石原発言を支持した。もうマスコミには、人気者都知事がどんな妄言を吐いてもそれを批判する勇気はないらしい。情けない話である。

(*1) 嘘っぱちであることはデータを見れば一目瞭然。下記ページ参照。
東京都における来日外国人犯罪の動向分析MMA
石原都知事「三国人」発言に対する『警察白書』等の資料に基づく批判。「(不法入国者による犯罪が)治安上の重大な脅威となっているとか、自衛隊の治安出動が要請されるものというレベルで論じるのは、滑稽である」との結論は、1年後の現在においても妥当なものだろう。
(*2) Nステは明らかに石原都知事批判を避けている。昨年の「三国人」発言以降も石原都知事は三宅島の避難民慰問で都職員を「木っ端役人」よばわりしたり、それを都議会で追及されて逃げ腰の釈明をしたりする醜態を演じているが、Nステは暴言も数日後の釈明も、どちらも報じていない。ダボス会議での演説内容も、批判どころか報道さえしていない(→ 1月31日の雑談)。


 2001-04-07  “ITな棋士たち”

 5日のNステ“ITな棋士たち”について書いていたら長文になってしまった。雑文に入れておく。→ ITな棋士たち from 北朝鮮



 2001-04-04  メモ:明日のNステ特集は“ITな棋士たち”

 ということで先月10〜12日に行なわれたコンピュータ将棋選手権大会の模様が放送されるらしい。予告Vを見た感じではやはり特集のキモはKCC将棋(の開発者)。とりあえず告知も兼ねてメモしておく。

 5日未明追記。
 NステWEBの告知では「初めて北朝鮮チームがやってきた」となっている。紛らわしい。開発者自身が来日するのは初めてだが、KCC将棋の参加は今大会が2度目である。(参照:→ 3月14日の雑談



 2001-04-03  回転する経済アナリスト /エキゾチック違い

 Nステ関係者が出るとの噂にひかれて、2日の「タイムショック21スペシャル」を観た。田宮二郎司会の「クイズ・タイムショック」と比べると……いや比較しちゃいかんのか。番組改編期特番だし。きっとふだんはもっと面白い番組なのに違いない。
 森永卓郎氏がキャスターチームの一員として出場。他の番組からはメインキャスターが出てるんだから久米宏も出ればいいのに。看板番組のキャスターに同じ局の番組が恥かかせるはずないんだし。
 森永氏が攪拌されたら面白いけど、ヲタクだからクイズも強くて楽々クリアしちゃうんだろうなと思っていたのだが、予想に反してグルグル回されるNステ経済コメンテーター。明らかに森永氏への出題だけ飛び抜けて難問ぞろいであった。番組制作者も愚かだね。難易度に差をつけすぎて、他のメインキャスターたちへの出題に手心加えているのがバレバレである(問題は解答者が選ぶシステムだが、選んだ番号と実際に出題される問題がまっとうに対応していると思うほど視聴者はウブではない)。

 記事の見出しは「美人の首無し死体発見」だった、という冗談があるぐらいマスコミは「美人」を乱発するが、Nステ(2日)のインタビューに応じた重信房子の娘、ほんとに美人であった。ただ、ZAKZAKの記事(重信房子の美人娘が帰国へ)の「母親似のエキゾチックな」という形容(伝聞情報)は当たっていない。重信房子は欧米人から見てエキゾチックな和風顔、娘は日本人から見てエキゾチックなハーフ顔。
 顔に見とれていて、インタビュー内容は耳に入らずじまい。



 2001-04-02  四月馬鹿失敗

 4月1日のページは<TABLE>による桁幅絶対指定などHTMLタグでのレイアウトを一切廃止し、レイアウトはすべてスタイルシートで行なっている。清く正しいHTMLである。スタイルシートONで見てもどうということはないが、スタイルシートOFFで見るとページの印象が激変する。
 ネタはよく練らないとダメだ。これは、スタイルシートONの最新のブラウザで見ても“シンプルな白背景に黒文字状態”になるようにしておくべきであった。作意と表現がちぐはぐである。もっとも、HTMLタグの非推奨属性がどうこうなんて大半の人には興味のないことだろうし、知識のある人から見れば設定からして馬鹿馬鹿しいものではあるが。
 失敗作だがWEBページでの四月馬鹿は初めての試み。ということで大目に見ていただきたい。(―_―)

 今年は派手な企画がなかったなあ。「まぐまぐ」 が「づらづら」に名称変更、ぐらいか。



 2001-04-01  HTMLタグでの色指定が禁止に

 期間限定ネタなので別ファイルで保存。→ 四月馬鹿の記録

 (4月1日の表示状態の記録であるため、3月28〜31日の雑談も含む。)



△雑談目次   ▲トップページに戻る