2001-01-31 姫路監禁事件の教訓(by 木村太郎) /ダボスの石原都知事 |
姫路の女子中学生監禁事件、TVニュース(私が見たのはCXスーパーニュースとNステ)では被害者と加害者の接点を意図的にぼやかしている印象あり(30日)。「12月初旬に行方不明」と「12月中旬から監禁」を繋ぐ経緯がすっぽり落ちている。監禁という言葉からは拉致・誘拐が連想されるのだが。スーパーニュースの木村太郎のコメントによると、どうやら「最初(きっかけ)は家出だった」らしい。なんだろこれ。被害者側への配慮でTV報道では家出についてはネグっているのか? * * *
30日のNステのダボス会議レポート、前フリの「“No”と怒った男」ってなんだったんだ? ダボスで石原都知事はご立腹だったらしいが、本編では石原のイの字も出てこずじまい。が、番組を見ている時にはそのことに気づかなかった。途中の、雪の路上で傘さしながら歌う鳩山夫人の後姿(辻元議員撮影)に気をとられて前フリのことなんか頭から飛んでしまって。なんだったんだろ、あの「♪ラッタッタッタタララララ〜」って歌(笑)。
WEBをサーフしていたらダボスでの石原都知事に言及する記事にぶつかった(で、石原都知事がなぜ怒ったのかNステでは全然放送していないことに気づいた)。 ・参照:→ [aml 20770] 〈石原都知事批判〉ダボスでの暴言
追記
(2001-02-01) ・ 石原都知事が外国人不法入国者の犯罪対策を強調 (毎日 2001.01.27)
追記 (2002-08-31)
毎日の記事データベースは検索結果のURLが動的で日が経つとnot foundになってしまう。当該記事へは「石原都知事 外国人不法入国者 犯罪」で記事検索すればアクセスできる。 (上のリンクも無効ならば、毎日のトップページの検索フォームから。)
30日のNステのダボス・レポートの前フリでは「もうこんな会議には来ない」と不機嫌にブータレる石原都知事の映像に「“No”と怒った男」というテロップが乗っていた。上の雑談を書いた時には自分の演説が不評でご立腹かと想像したのだが、毎日の記事から判断すると、テロップの「怒った」というのは演説の内容を指し、「もう来ない」というのは演説とは関係なく、参加した分科会がつまらなかったと不満を漏らしたセリフであるらしい。 |
2001-01-28 KSDのTVCF /「スピーシーズ」 |
古関前理事長の背任容疑から始まったKSD事件は、政治家の受託収賄疑惑、額賀大臣の去就、額賀大臣が辞任した今は他の大物政治家に追及の手が及ぶか否かに焦点が移っている。という状況のなかで、今ごろこういうこと書くのは恥ずかしいのだが、書きとめておく。
TVで映画「スピーシーズ」鑑賞。それなりに金はかかっているはず。映像はチープではない。特撮はよく出来ているしエイリアンのデザインはギーガーだし。しかしシナリオが安物のTVドラマ並み。演出も下品。かつて「エイリアン」の大ヒットに便乗してエログロを強調したイタリア製C級SF映画がいろいろ作られたが(マカロニSFだな)、これはその手のC級作品に近いものだった。
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2001-01-27 Nステの小特集(恋文・株・カレー・ジンジャー) |
仕事を終えて勝鬨橋で一服。カモメの群れが強風のなか、大きな螺旋軌道で高空に昇ってゆく。風上に向かって静止し、ゆっくり向きを変えると風下に一気に滑空してまた戻ってくる様が面白くて川辺に立って眺めていたら体が芯まで冷えてしまった。 16日の項で「久米宏の言動が妙に硬い」と書いたが、16日(火曜)以降は昨年と同じ軽めのノリに戻った。先々週(8〜12日)や15日の放送からは路線変更の気配を感じたのだが、これは私の思い過ごしだったようで。
今週末、夕方のTVニュースで中坊公平が不祥事の責任をとって整理回収機構の顧問を辞任という報道が流れた。整理回収機構の不祥事といえば8日のNステで「整理回収機構に関する報道に事実誤認があった」との訂正とお詫びがあったっけ。昨年末のNステの報道は一部に事実誤認はあったものの(中坊社長[当時]の関与の有無?)、大筋で誤報ではなかったということか。Nステではこの中坊辞任を報じなかった(見逃した可能性あり)。
訂正
住管機構 → 整理回収機構。(不祥事のあった97年当時は住管機構)
なお、お詫びについての憶測は間違いだった。2月7日の項を参照されたし。(02-07)
24日の株特集(森永卓郎の「わからないなんて言わせない」)、森永氏の迷言続出で面白いといや面白かったが、しかし「いずれ必ずインフレが来る。その時に備えて株について学んでおきましょう」というのは強引だなあ。ま、それはいいとして。学ぶだけなら特集でも取り上げていた株売買シミュレーション・ゲームで十分なのに、「ペットを飼う感覚で株を買おう」などと勧誘までするのは抵抗を感じる。コメンテーターが株屋の営業するなんて、ねぇ。
26日のカレー特集、編集に疑問あり。上山アナにコスプレ(サリー&装身具)させてるのに、その姿をほんの数秒 訂正
コスプレ姿、下半身も映っていた。(02-16)
同じく26日のジンジャー・ニュース(17日の続報)。まともな追加情報が無いのになぜ第2弾を放送する? なんでドクター中松の便乗会見に10社ものマスコミが取材に行く? ジンジャーの謎は解明されずマスコミへの疑問は深まるばかり。もしかして日本のマスコミはジンジャーのことを、ドクター中松レベルのものと見なしているということか?
ブータレてはいるが、Nステを見続けているのはこういうお遊び企画があるから。KSD受託収賄、官房機密費流用、連日の幼児虐待、瀕死の有明海、……こんなのばかりだったら、とても見ていられない。
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2001-01-22 CD-Rとの格闘終了 |
CD-R導入にまつわるドタバタに、ようやく決着がついた。
上の記述を読んで、CD-Rの知識のある人は笑うかもしれない。「空き容量が足らないならオンザフライで焼けばいいだろ」。しかり。私もそのつもりだった。一応、CD-R購入前にちょっと勉強して、そういう焼き方があることは知っていた。が、いざやろうとすると、ライティングソフト(WinCDR)の「オンザフライ書き込み」のチェックボックスがグレーアウトしていて選択できないんである。うっきー? で、仕方なく上記の方法を採った次第。
HDには充分な空きスペースができた。が、マシン環境は思わぬ傷を負うことになった。エクスプローラ(Windowsのシェル)が、ちょっと重めの作業をさせるとすぐに黙り込んでしまうようになったのである。空きスペース確保作業の段階で、何度か(トラックイメージの生成で)システムドライブの空き容量が0近くになったのだが、その時どこかが壊れたのかも。どこかってどこ? どこなんだろうね。どこだかわかんないけど、Windowsにとって大事などこかなんだろうねえ。まあ、仕方ない。私にとって大事なものはあらかたCD-Rに退避あるいはバックアップしてあるから、いざとなりゃOSの再インストールだ。 本来の目的は達したものの、今私は虚しい気分に陥っている。CD-Rをもっぱらデータの退避用・HDのバックアップ用として購入するというのは、贅沢な買い物なのかもしれない。700MのCD-R数枚にコピーしてしまえば作業は終わり、大枚はたいて購入したCD-Rドライブには、当面やらせるべき仕事がない。読むだけならCD-ROMドライブで充分だし。さて、この空白感を何で埋めたものか。なにか、とんでもないバカ食いを始めてしまいそうな予感。無理なダイエットをしてもすぐリバウンドしてしまうそうだが、それと心理的に同じメカニズムが働いているのかも。(違うだろ)
余談。緊急避難的にHDに空き容量を作るためには、上記のようなライティングソフトでの追記書き込みよりパケットライトの方が簡単でスマートか。私がこれに思い至ったのは作業が山場を越えた3日目。良い智恵は常に後からやってくる。
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2001-01-19 CD-R購入 |
HDの残容量が心もとない。金は無いが、近々必ず必要になると腹をくくってCD-Rを購入した。ちょっと決断が遅かったかも。HDの空き容量が足らず、てんやわんやの大騒ぎ。(--;) 詳しくは後日。
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2001-01-16 フォントサイズ /ポーク味爆弾 |
先日、ゲストブックで「フォントサイズが少し小さい」とのご指摘をいただいた。本文のフォントサイズをスタイルシートで絶対指定(固定)していることには前々から後ろめたいものを感じていたので、指定を外すことにした。これにより、ネスケ(のデフォルト・フォントサイズ)ではほとんど変化はないが、MSIE(のデフォルト)では字がふた回り大きく表示されるようになった。サイズは可変、お好みの大きさで閲覧されたし。詳細は製作メモ参照。 ベランダの蛇口を少し緩めて下に置いたバケツに常に水滴が垂れるようにしてある。猫用の水飲み場である。月曜の昼前、そのバケツの水が凍っているのに気づいた。凍結した水面から上の蛇口に向かって約15センチほどの氷柱が屹立している。こういうの、逆さツララとでも言うんだろうか。昨日も今日も寒い。東京は3日連続で氷点下を記録したそうな。
味の素の事件を伝えるTVニュースでイスラム教徒のインタビューが流れた。豚は彼らにとって「おぞましい、汚らわしい、見るのも嫌なもの」なんだとか。豚を食べてはいけないというのは知っていたが、それほど強烈な禁忌だったとは意外。
Nステ、年頭に「ありがとうスペシャル」で派手なバカ騒ぎをした反動が来ているのか、久米宏の言動が妙に硬い。先週の扇大臣生出演では昨年とは別人のような、攻撃的と言ってもいいようなインタビュー態度であった。かと思えば今週は逆にテンションが低い。これはあくまで印象であって、見ている私の側の問題かもしれないが。
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2001-01-12 123便事故、遺族の現在 /「聖の青春」2 |
5日のNステ「ありがとうスペシャル」では、後半、日航123便事故の遺族の現在を伝える特集があった。大変良かった。長年の気がかりが解消されて、個人的にもありがたいものだった。
筒井康隆『夢の木坂分岐点』(新潮社)を読んでいる。タブレット(人名の1字を次々置き換えて別の人名に辿り着く西洋の言葉遊び)が仕掛けに使われていて、メモしながら進まないと後半でワケわからなくなりそうな予感あり。あれこれ考えさせられてしまって何度も中断を余儀なくさせられる。面白いのだがなかなか先に進めない。
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2001-01-07 Nステありがとうスペシャル /「聖の青春」 |
食糧調達に外出して二千円札を入手。この新札の存在はすっかり忘れていて、レジで渡された時は五千円札かと思った。帰路、雪が降り始める。
TVばかり見ている。
6日はTBSのドラマ「聖の青春」を見た。若くして亡くなった将棋の天才棋士村山聖を描いたもので、原作はかなり売れたらしい。村山聖については2年前にテレ朝のノンフィクション「驚きももの木20世紀」が取り上げている。その描き方にはかなり違和感を覚えたのだが(99年1月30日の雑談参照)、「聖の青春」はTVドラマということもあってか、私の抱いていた村山聖のイメージからはさらに乖離したものとなっていた。村山を演じるのが美少年俳優の藤原竜也であることなどはドラマである以上文句をつける気はないんだけど。
6日夜は「マルタイの女」鑑賞。……良い出来だと思う、「スーパーの女」と比べれば。
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2001-01-05 「かくし芸大会」 /映画「コンタクト」 (01-06追記) |
この項、映画「コンタクト」のネタバレあり。未見の人は読まない方がいいかも。
昨年暮れに書いた「恐怖の眉」のことがひっかかっている。年末にビデオを見直してみて新たな疑問が出てきた。元日に訪ねた友人はデザイナーでビジュアル関係の資料を多数保有している。表情分析学についても何か資料を持っているかと期待していたのだが空振りであった。
TVで映画「コンタクト」鑑賞。金かかってるんだけどなあ。ジョディ・フォスターは素晴らしいんだけどなあ。無神論者の科学者、篤信家を装う科学者、神学者くずれの物書き、テロも辞さないカルト、そしてクライマックスの超時空体験を巡る異端審問じみた聴聞会。実験の真相は「信じるか否か」に収斂しえない事柄なのに。“信仰”にこだわり過ぎ。物語の前半部で主人公は、知的生命にとっての共通言語は数学(科学)だ、と大見得切っているのに、科学者生命のかかった(最大限科学者らしく振舞うべき)人生最大の勝負所では一切、科学の言葉を語ろうとしない。神秘体験の洗礼を受けてあえなく転向してしまったかのよう。
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追記。WEBで「コンタクト&セーガン」を検索してみた。書評や映画評、原作と映画版の比較批評など参考になるWEBページがいろいろある。クライマックスの描写は映画と原作の小説とではずいぶん違うものになっているらしい。
思い出したこと一つ追記。「知的生命の共通言語は数学」という主人公のセリフは、研究所に乗り込んできた軍人の「異星人が高度な知性を持っているというのなら、なんでやつらは英語でメッセージを送ってこないんだ?」という愚問に呆れつつ発せられたものだが、主人公が超時空を旅して対面した異星人はいきなり英語を話す。主人公は「私の記憶をダウンロードして再構成したのね」の一言で理解・納得してしまうのだが、なんだかこれは人をくった冗談のようだ。作者が意図したシャレかどうかはわからないが。(01-06) |