近況雑談の過去ログ4


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 99-04-12  極右登場

 香港の新聞は東京都知事選の結果を伝える記事に「極右登場」と見出しを付けた。(TBS「ニュースの森」)

 石原"裕次郎の兄です"慎太郎を「ファシスト」よばわりしたのは、かつて都知事選を戦った美濃部元都知事なんだとか。ファシストよばわりで対立候補に打撃を与えられるということは、当時は左翼的な理知が世論に対してかなり支配力をもってたんだなあ。

 「ニュースステーション」に生出演した次期都知事"裕次郎の兄です"慎太郎の言を聞いていて、この人はタカというよりアホウドリなんじゃないかと思った。久米宏の質問にだらだらとしまりのないピンボケな答えの連続。確信犯的駄弁は政治家の得意技ではあるが、どうも様子が変。真相は、選挙戦の疲れが出て半分寝ていたということらしい。

 青島"だあー"幸男は東京都知事になって多くの旧友・支持者を失ったようだが、彼の最大の政治的過失は、2期目に出馬しなかったことなのではないか? 彼が不出馬表明した時点では、誰が立候補し次期知事になるかはまったく未知のことだったんだから、これを過失というのは酷なんだが。

追記  後日の報道によると、"裕次郎の兄です"氏はこの日、分刻みのスケジュールでTV、ラジオに出まくったらしい。「ニュースステーション」で半分寝ぼけていたのは、選挙戦ではなく電波ジャックの疲れなのかも。そうならいいんだけどね。選挙戦の疲れだとすると、あのピンボケなおしゃべりが電波に乗って朝から深夜まで日本中に垂れ流されていたことになる。


 99-04-08  「ジョニーが凱旋する時」

 友人宅に遊びに行って「ダイハード」および「3」に関する疑問が解消した。持つべきものは物知りの友。

 まず「3」のテーマ曲。これは南北戦争当時の古謡「ジョニーが凱旋する時」という歌。私の「騎兵隊の歌」という認識はそれほど的外れなものではなかったわけだ。
 この古謡からは“(ghost) riders in the sky”という愛唱歌も生まれており、冗談音楽の元祖スパイク・ジョーンズもこの愛唱歌でヒットを飛ばしている。曲の由来をジョーンズのCDで確認した後、LDも見せてもらった。ファンには周知のことなのかもしれないが、フランキー堺やクレイジー・キャッツって、スパイク・ジョーンズのコピーだったんだなあ……。

 曲名と由来はわかったが、なぜ「3」がこれをテーマ曲にしたのか、選曲意図は不明である。(--;)

追記  「ジョニーが凱旋する時」については2000年6月の雑談を参照のこと。(2000-06-30)

 「3」の偽警官のセリフ。オリジナルの偽警官同士の会話はドイツ語で(英語の字幕が入る)、「子供が拾ったら」云々であった。ということは、日本語吹き替えの際にセリフをアレンジしたのはTV初放映の時の方で、今回の放送では元に戻したということか? こんなところを変えたり戻したりするのはいかにも不自然である。この件は私の記憶違いなのかもしれない。(--;)

 ついでながら、「ダイハード」の最後の黒人運転手のセリフはLD版では「新年会のパーティにも来なくちゃ」云々(不正確)で、露骨な続編への繋ぎにはなっていなかった。これは私の記憶が正しかったわけだ。

 もひとつついでに。「3」の送水パイプのエピソードの音楽、間違いなく「雨に唄えば」のフレーズが挿入されている。LDの検索用インデックスは、このエピソードに「激流に唄えば」なんてタイトルをつけている(笑)。


 友人宅からの帰途、電車に犬が乗ってきて、連れの女性を空いていた席に座らせた。



 99-04-05  いっこく堂と爆笑問題

 深夜の演芸番組で驚異の腹話術師いっこく堂の芸を鑑賞。乾貴美子(「ニュースステーション」のお天気お姉さん)のエッセイ「我流行電脳通信」によるといっこく堂は20種類ぐらいの人形を持っているらしいが、今夜のネタは今年1月「ニュースステーション」で披露したのと同じものだった。一度見ていても驚きは同じ。凄い芸である。腹話術については以前から考えていることがあるが、それは後日書くことにする。

 同じ番組で久しぶりに爆笑問題のネタを見た。……以前に比べずいぶんパワーダウンしているような? MANZAIブーム前夜、「田園調布に家が建つ」で一世を風靡したが、人気絶頂の後、背の高い方が痛々しいほどのヘロヘロ状態(舌が回らずセリフをかむ、絶句する)になってしまってあっという間にTVから姿を消したお笑いコンビを思い出した。

 爆笑問題といえば、TV番組雑誌「TVBros.」に「天下御免の向こう見ず」というエッセイを連載している。この雑誌を買ったのは数年ぶりでこのエッセイを読むのは初めてなんだが、かつて「宝島30」(現在は休刊)に連載していた「今月の爆笑問題」(*)とは比べ物にならない、つまらないものだった。書いているのはどちらも太田光(背の高い方)。
  (*) 『爆笑問題の日本原論』として単行本化され、ベストセラーになっている。


 神田川沿いの桜が奇麗。


 2000-11-02:Nステのサイトから「我流行電脳通信」が消えている。リンクを削除。



 99-04-04  「ダイハード3」

 TVで「ダイハード3」鑑賞。TVでの放送はこれが3度目ぐらいだと思うが、前回放送時とはセリフの一部が違っていたような? 例えば、ゼウス(行き掛かり上、主人公の相棒にさせられてしまう不運な黒人)が偽警官にアタッシュケース入り爆弾を届けるシーン。渡された爆弾を路上に置きざりにしようとする偽警官を仲間が叱りつける。以前の放送では「黒人が見ているぞ(疑われる、ちゃんと車に載せろ)」だったが、今夜の放送では「(こんな所に放置して)子供が拾ったらどうするんだ」という妙に優等生的なセリフに変わっていた。(*) 件の爆弾を主人公とゼウスが公園で処理する場面のセリフも微妙に変わっていたような……。

以前、TV放送された「エイリアン」の吹き替えをチェックしたことがある。これについては:→TV放映される映画の「編集」参照。

そういや、「ダイハード」のTVでの2回目の放送の時には「ダイハード2」が完成していて、そのためかエンディングの黒人運転手のセリフが「あの夫婦、来年のクリスマスも何かあるぞ」というような露骨に「2」を意識したものに差し換えられていたっけ。

(*) 04月08日の項を参照。

 「ダイハード」は全編を通じてベートーベンの第九が流れるが、「3」は騎兵隊の歌。曲名は知らない。この曲はキューブリックの「博士の異常な愛情」で、狂った将校(最後には核爆弾に跨ってB−52の爆弾投下口から下界に飛び出してゆく)のテーマ曲としても使われていたものだ。「ダイハード」の第九はクリスマスにちなむものだが、では「3」でこの曲を使った意味は? ヘンデルの曲ならわかるのだが(犯人グループは旧東ドイツの特殊部隊)。曲名不祥で由来もわからないため選曲の意図がわからない。悔しい。(*)

(*) 曲名判明。04月08日の項を参照。

 音楽がらみでもう一つ。今回初めて気づいたんだが、主人公が巨大な送水パイプの中で濁流に押し流されるシークエンスの音楽で、1小節ほど「雨に唄えば」が織り込まれていたような(笑)。錯覚かもしれないけど。


 「3」は「2」よりは格段にいい出来なんだが、「1」と比べると……。続編モノは辛いね。



 99-03-30  新天地で試行錯誤

 近況雑談からホスト(プロバイダ)関連の話を分離したのは、ホスト固有のことを書いていると他ホストへの移転・ミラーリングの際に記述・リンクの手直しが必要になって面倒だから。気づくのが遅かった。ってゆーか、雑文サイトをGeoCitiesからXOOMに移転する時に気づいていた(苦労した)んだけど……ついつい書いてしまうんだよな。で、また今回苦労することになった。

 無料ホストを利用してサイトのミラーリングをする場合、内容以外にも配慮が必要になる。ホストによって広告バナーが付加される位置が違うし、ファイル配置(階層構造)に制約があることもある。アカウントを取得して実際にファイルを転送してみないとわからないことも多い。後者は無料ホスト固有の問題ではないが。

 試行錯誤してミラーリングの手順はほぼ定まったが、目的はミラーサイト作りではなくサーバーの評価なので、コンテンツはいずれ分離する予定。

 肝心のコンテンツ作りより前段階のことの方に多くの時間を投入しているなあ。これはこれで面白いからいいんだけど。典型的自己満足ですな。 ok guy, do what you want. enjoy! (^ー^)y-゚゚゚


 3月末までイラストと雑談を置いていたサイト@ユナイテッド・クラブは、別コンテンツを置いて継続運用するか、アカウントを返上するか、まだ決めていない。CGIは有料化されるがWEBサービスは終了していない。にもかかわらずコンテンツを他ホストに移した理由については、後日、ホスト関連ページに書く予定。
 (ユナイテッド・クラブは7月末に無料サービスを打ち切った。関連ページはリライト中。2000-01-17 追記)



 99-03-25  不審船騒動

 たかが不審船2隻で大騒ぎ。

 いざという時、現在の法体系では自衛隊の戦車は道交法にひっかかって前線に行けない、弾も撃てないなんてバカな話が十数年前から折りにふれて喧伝されていたが、今回の騒動はこの子供だましのおハナシを絶妙の(?)タイミングで実演してみせた形だな。「ほら、有事立法しないとこのザマですよ」……というわけだ。さすがにあまりにもあからさま過ぎたようで、皮肉屋の久米宏はもちろん、日頃こういう問題にはコメントしない夕方のTVニュースのキャスターにまで疑問提示される始末。お粗末でした。

 危機管理専門家やら軍事評論家の一部から興味深い発言があった。「彼らは、自衛隊が有効な手を打てないことを知っている、自衛隊(日本)をなめている」んだそうな。なるほど、「彼ら」(不審船)の正体を知っているだけでなく、「彼ら」が何を考えているかさえ熟知しているわけだ。内閣調査室OBや自衛隊OBの評論家たちは、あの不審船の乗組員と顔なじみなんだったりして。(^o^)

 日本の国民を「なめている」のは、誰なのかねぇ。


 1週間くらい前から、毎朝ホーホケキョの声がうるさい。都知事選の話じゃなくて、鳥の鳴き声。



 99-03-23  妖精写真/ついに解任決定

  今TVで「フェアリーテイル」という新作映画のCFを流している。「感動の実話」というコピーが付いているが、もしかしてこれってコティングレー事件(1917年)の話?

「付記。1983年になって、アメリカに在住していたエルシーとフランシス姉妹が妖精写真の偽造をみとめたとの公表がなされ、コティングレー問題はおよそ六〇年ぶりに決着した。妖精たちは、やはり、当時の挿絵を切り抜いたものであった。しかし彼女たちは写真の偽造こそ告白したものの、『妖精が実在するのはほんとうよ』とコメントしたという」
【引用出典】:『パラノイア創造史』荒俣宏、p.58、ちくま文庫


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 安田弁護士、とうとう解任されたとのこと(夕方のTVニュース)。作家の佐木隆三は「今までの弁護団は船頭多くして……という傾向があったが、この解任によって麻原裁判の進行がスムーズになるかもしれない」とコメント(TBS「ニュースの森」)。
 このコメント自体にも疑問を感じるが、より根本的な大きな疑問がある。この、あからさまに検察と裁判所が協力して異例づくめの強硬手段で国選弁護人を公判から排除してしまったという異常事態に対するコメントが、何も無かったということだ。佐木隆三って、今、麻原裁判のこと以外何も目に入ってないのか? まあ、TBSが発言をカットしたのかもしれないが……。



 99-03-19  「ベイブ」

  今夜はTVで「ベイブ」鑑賞。いやぁ、実によかった。あらすじは映画評の類で知っていたが、実物には意外なほどの深みと苦みがあった。モンティーパイソンやティム・バートンの作品が持つブラックな味わい。オーストラリア映画らしいが、原作はイギリスの童話作家のものらしい。なるほど。

 ブタの「役目」、親兄弟たちの運命を知った子ブタの悲しみ、牧羊犬としてのプライドを傷つけられた雄犬レックスの怒りと苦悩、半信半疑のうちに子ブタの能力に賭ける老農場主の決断、その妻がいだく夫への不審と不安、それらが最後の試練へと一気に収束し、理解と和解の大団円に至るシナリオも見事。



 99-03-18  主任弁護人解任の動き

  TBSの夕方のニュースによると、東京地裁は安田弁護士を麻原彰晃の主任弁護人から解任する気のようだ。弁護活動ができず公判の日程に支障が出るとの理由らしい。弁護士逮捕&起訴は検察のアクションだが、保釈請求却下で3ヵ月以上も身柄を拘束させてその検察の思惑をアシストしているのは当の東京地裁である。なんとも白々しい「理由」だ。
 95年のオウム信者に対する別件(微罪)逮捕の連発はひどかったが、あれにはそれなりの言い訳と世論の後押しがあった。今、安田弁護士にかけられている圧力には、それを正当なものに見せようとする粉飾さえ無い。



 99-03-15  夢

  久しぶりに長い夢を見た。正確に言うと、目覚めてからもずっと内容を覚えていた。書き留めておく。他人の夢の話ほどつまらないものはないそうだから、読み飛ばしてくれ。

  1. 工場町の俯瞰風景。中央に高い1本の煙突があり中国語で政治スローガンのようなものが書いてある。いや、メッセージだ。「雌のボス狼が失脚した。誰か彼女の力を認める者は 彼女の復権に力を貸してやってくれ」。夢の中では中国語がすらすら読める。同時にその寓意も理解できる。さらに、このメッセージに込められた悪意さえも瞬間的に読み取れる。
    雌のボス狼とは女性市長を指す。女性市長は失脚の危機にある。これは市長支援を訴えるメッセージである。というのは表向きであって、この檄文の真の意図は「あの女市長を応援する奴がいるとすればそいつは色欲の強いパトロンきどりの野郎だ。さあ、誰か名乗りでてみろ!」という恫喝であり、反市長派が仕掛けた嫌がらせのメッセージなのである。
    勝つためにはこんな汚い手も使うのか、と暗澹たる気持ちで私は煙突を眺めている。

  2. 梯子のようなところにぶら下がっている。地上5メートルほどの高さ。もう落ちてしまいそうだ。地上に消防士の姿が見える。降ろしてくれと頼むと「係の者をよこす」と言う。「係の女」というのが来て接着剤の説明を始める。私の手を梯子に接着する=落ちないようにする=救助、ということらしい。「係の女」は、接着剤の副作用で皮膚がタコ状に固くなってしまうことがあります云々とのんびり説明を始める。何かおかしい(とは思うが、夢だとは気づいていない)。説明なんかいいから早くなんとかしてくれと思う(全然気づいていない)。

  3. 1枚の写真を見せられる。室内プールで、水着に水泳帽をかぶった数人の男たち(西洋人)が水飛沫を上げて水面から躍り上がっている瞬間を撮ったものだ。ストロボを使ったもので影がくっきり映っており、男たちも水飛沫も躍動的形態のまま静止している。ああパーティーの余興で撮った写真だな、と思う。が、それを眺めているうちにその光景の異常さに気づく。水中から飛び上がったにしては水面から高く上がりすぎている。膝のあたり、手前の男など足首のあたりまで水面から飛び出しているのだ。水飛沫は水面から上に向かって跳ね上がっている。だからそれは、水面に飛び降りる瞬間ではなく飛び上がった瞬間のはずだ。どうやってこんなに高く跳んだんだろう、あるいはこれはトリック写真なのか? と考えているうち、写真の光景のもっと本質的な「異常さ」にはっきり気づく。圧倒的な恐怖と嫌悪感に包まれて意識を失う。

  4. 久しぶりに父と話をする。ニヤニヤ笑ってヘ理屈をこね始めたのに腹を立て、大声で怒鳴りつける。自分の叫び声に驚いて目が覚めた。


[プールの写真]



 99-03-13  雑談を腑分けした

  今までこの「近況雑談」ではなんでもアリで書いてきたが、今後は「ISP(接続プロバイダ)」と「ホスト(WEBスペース・プロバイダ)」関連のことは原則的に独立ページに分けて書くことにする。過去の分についても適宜抜粋し、再編集した。

 近況雑談も含め、雑文の書式は統一したい。試行錯誤中。これは各ブロックをTABLEに入れて横幅を固定(絶対指定)したフォーマット。TABLEの乱用は慎むべきだが、絶対指定で横幅を確定しておけばブラウズする環境からの影響が少ないというメリットがある。今後はこのフォーマットに変えるかも(まだ迷っている)。

 どうも体調がおかしい。目が腫れぼったく、鼻水が止まらない。インフルエンザにしては症状が軽いが、これはこれでかなり鬱陶しい状態である。もしかして……花粉症なのかも。(;_;)






 99年03月08日  「D.N.A.」/安田弁護士「事件」関連/キューブリック死去


 99年03月04日  安田弁護士逮捕「事件」で初公判


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