近況雑談の過去ログ36(2002年6月)


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06-30 3位決定戦&決勝
06-29 渡辺真理のナンシー関追悼 /トルコ国歌
06-26 アフガン・パイプライン(2)
06-25 ロナウド大五郎 /韓国美人 /
久米宏夏休み /誤審問題

06-23 トルコ強い /ジャスコ岡田
06-21 ブラッター会長の妄言 /
イングランドvsブラジル

06-19 韓国vsイタリア /
岡田語録(宮本選手へのねぎらい)

06-18 サッカーTV観戦 /アイボのサッカー
06-15 嬉しくも 疑心暗鬼のW杯
06-13 ナンシー関逝去(2) /ゲッコー、10万円
06-12 田口ランディと書店の見識 /ナンシー関逝去
06-11 バービー・ガール(Aqua)
06-09 日本vsロシア
06-04 日本vsベルギー /
「誤報はやめて」by 小泉 /防衛庁リスト(2)

06-01 金髪久米宏 /防衛庁リスト /赤い外相

 2002-06-30  3位決定戦&決勝

 昨日は韓国vsトルコ(3位決定戦)を観戦。開始早々11秒でゴール! やればできるじゃねえかハカン・シュキュール。ブラジル戦で点取って欲しかった。ハサンが出なかったのは残念だがイルハンが2発も決めてくれたんで満足。ゴールライン際での妙技(ヒールリフト)は“2002W杯名場面集”に採録されるの確実だな(頭上に浮かせたボールの折り返しボレーは決まらなかったけど)。W杯前半ではベッカムやトッティにメディアの関心が集中していたが、イルハンも目元がちょっとキアヌ・リーブスに似ていて男前。早目にメディアが紹介していれば日本の婦女子にも人気が出たと思う。

 試合終了後にトルコと韓国の選手が肩を組んで観客に挨拶したフレンドリーな光景は感動的ではあったが、それまでの韓国戦の雰囲気との落差が大きくて違和感あり。


 本日は午後外出。帰宅するとドイツvsブラジル(決勝)はすでに後半戦でブラジルが1点先取しており、ほどなくブラジルが2点目ゲット。ドイツなすすべなし。ブラジル優勝。カーンがいくら優秀なGKでも点をとれなきゃ勝てないわなあ。



 2002-06-29  渡辺真理のナンシー関追悼 /トルコ国歌

 Nステ語録の積み残し分(昨年7月分)は27日までには片付けるつもりだったのだが、いろいろあって頓挫。近日中に、ということでひとつよしなに。

 27日に更新されたNステWEBの「渡辺真理の200字」(#44)、トップページの告知が「Mari's Essay」を「6月の世論調査」と誤記していたが、修正されないまま隔日で本日#45がアップされた。ナンシー関について。ちょっと意表を衝かれる感じ。内容ではなく、NステWEBのコラムでということが。

 “ニュースステーションの渡辺真理”をナンシー関はどう見ていたんだろう? News23時代に関してはどう論評するか想像がつくのだが。ナンシーならどう書くか……考えていると二重の意味で悲しくなる。

−*−

 26日はブラジルvsトルコを観戦。ハサン(トルコ)が大活躍。前半、ボールを奪われた時に棒立ちで垂直にピョンと飛び上がって悔しがるさまが可愛かった。スキンヘッドのいかつい顔なんだけど。トルコを応援していたので後半は観ていてちと辛いものがあった。ブラジル余裕ありすぎ。
 NHKの解説はひどかった。加茂某「今のは………………残念でしたね」。長い沈黙の後「残念」と発語する頃にはもうボールははるか彼方。まだ何かしゃべり続けようとしたがゴール前で緊迫した場面となり、アナたまらず御意見拝聴モードから実況モードに切り換え。もう一人の解説者早野某曰く「名前が留守中ってぐらいですからゴールあいてたんですね」(←トルコのGKの名前がルスチュ)。勘弁してくれ。
 トルシエの後任人事もいいけどさ、日本サッカー協会の急務はまともな解説者の養成だと思うぞ。

 トルコを応援していた理由の一つは国歌(独立行進曲「Istiklal Marsi」)が好みだから。WEBで検索してみたのだが、トルコ国民はこの曲が耳に入るとその場で直立不動になるんだそうな。Turkish Music and Voice Libraryからダウンロードできる(Real Audio)。Turkish MusicにはMIDIファイルあり。



 2002-06-26  アフガン・パイプライン(2)

 昨夜は後半途中まで韓国vsドイツ戦を観戦。開始早々のラメローのシュート、イ・チョンス(李天秀)のシュート&カーンの好セーブなど序盤は派手だったが、前半20分過ぎあたりから動きが鈍った。疲労のせいか作戦なのか、韓国イレブンの闘志むきだしのプレイがなりをひそめ、紳士的というか(笑)、穏当な試合という印象。

 久米宏不在のNステを見ないわけにはいかない。それでもつまらないニュースなら頻繁にザッピングできたのだが……なんでこういう日に「ザ・グレートゲーム 〜アフガニスタン 天然資源を巡る争い〜」なんて必見の特集を放送するのかね。しかも試合後半10分に完全にかぶってやんの。もうちっと頭使ってくれいテレビ朝日! 裏で韓vs独戦ではなあ、視聴率低かっただろうなあ。 あ! W杯準決勝戦とぶつかる25、26日はどーせ視聴率低迷確定ということで久米宏、ズル休みしたのかも(笑)。

 ・ 韓国−ドイツ戦48・3% 外国チーム同士で最高 (共同通信)  

−*−

 アメリカは「反テロ」の錦の御旗を掲げてアフガン空爆・侵攻を行なったが、この軍事行動はカスピ海沿岸・中央アジアの天然資源を狙うものだという指摘は空爆開始以前からあったし、パイプラインを巡るアフガン周辺諸国(特にパキスタン)の思惑についてはNステも早い時期に報道している(→昨年9月18日)。アメリカの報復戦争は実は資源戦争だった(でもあった)という昨夜の特集の指摘に目新しさはないが、ロヤ・ジルガ(国民大会議)で暫定政府の大統領に選出されたカルザイ氏と米ユノカル社、CIAの関係を指摘するTV報道は、私は初めて見た。

 カルザイ氏の洗練されたファッションと理知的な語り口はマスコミ受けがよく、来日した際は(Nステも含め)好意的に紹介されていたが、国家・民族の頂点に立つ人物にはやはり闇の部分がもれなく付いてくるものらしい。しかしコメンテーターの清水氏は「パイプライン敷設はアフガンにとって良いことだとカルザイさんは考えてると思います。だけど石油資本はもっと冷酷に計算している」云々と、カルザイ氏に対する好意的(同情的)な姿勢は変えなかった。策謀の本体=石油資本に的を絞った本筋の寸評であった。

 特集Vは、「正義と国益の代償はあまりにも大きかった」としてアメリカの空爆で一般市民3000〜4000人が犠牲(*) になったことを指摘して締め括られた。「アメリカの空爆には石油資本の利権を確保させるという隠れた動機もあった。その空爆で大勢の人たちが巻き添えになった」云々の清水氏のコメントを受けて渡辺真理嬢は「(空爆犠牲者の)補償問題も……進まないですね」と問いかけたが、清水氏は無言で肯くのみ。国家の体裁維持(政権の安定)を諸外国の援助に頼り、国力の回復は外国石油資本の参入に期待せねばならないアフガンでは、空爆の補償などは恨みを飲んで棚上げにせざるをえない事柄なのであろう。

 (*) 空爆による一般市民の犠牲者数については2月18日の雑談に関連リンクあり。

 ・ ロヤ・ジルガ 忍耐強く民族和解目指せ (6/16、毎日)
 ・ テロ報復にかこつけて資源戦略を進める米国 (6/4、しんぶん赤旗
 ・ 「パイプライン・ポリティクス」 (2/14、毎日)
 ・ アフガン派遣の米特使、かつて旧タリバン政権を擁護 (1/10、毎日)

 ・ ブッシュ「石油」政権がアフガン狙う巨大利権 (サリーム・シャーザド、「SAPIO」2001/12)雑木
 ・ ”タリバン後”の政権構想暗闘は「カスピ海油田」争奪に直結している (宮田律、同上)雑木
 ・ 戦争の陰に利権あり法伝の言いたい放題
 ・ アメリカの外交政策に翻弄され続けるアフガニスタンOCS NEWS

 ・ 【動き出すパイプライン計画 明るみに出るアフガン戦争の真の狙い】 (6/21、統一の旗新聞

 「タリバン政権崩壊後の暫定政権の議長に就任したカルザイはかつてユノカル社のコンサルタントをしていた人物で、ブッシュ政権の強力な後押しで政権についた。彼が内政を差し置いてパイプライン建設合意を急いだところに米国のかいらい政権としての本性が見事に示されている」

 「米軍はまた、東部国境地帯への空爆を続けており、少なからぬ民間人がその犠牲となっている。四月には米軍の空爆で肉親を失った遺族ら六十人がカブールの米国大使館前で集会を開き、『一家族当たり一万ドルの補償金』を要求したが、米国はそうした声をまったく無視している」

 出典:【動き出すパイプライン計画 明るみに出るアフガン戦争の真の狙い】


 ・補償問題
 ・ 誤爆の補償を米に要請・アフガンの遺族ら (4/7、日経ネット・アフガン情勢
 ・ 犠牲者は補償を要求する [2/14、英文記事の翻訳](停戦委員会
 ・ 「悲しみを結ぶ旅:同時多発テロの遺族によるアフガン訪問」 (2/12、米国西海岸の反戦運動



 2002-06-25  ロナウド大五郎 /韓国美人 /久米宏夏休み /誤審問題

 ロナウド(ブラジル)の新ヘアスタイル、まるで大五郎(笑)。思うことは誰しも同じだな。ニッカンスポーツのロナウド「おむすびヘア」でV意気込むも、「人気時代劇『子連れ狼』の子役・大五郎を思わせる『おむすびカット』」と書いている。

 昨日のTBS「ニュースの森」で韓国のアン・ジョンファン(安貞桓)選手の妻イ・ヘウォン(李恵園)さんを取り上げていた。元ミスコリアなんだそーな。昨年5月にNステに生出演した韓国の美人女優イ・ヨンエ(李英愛)と同じく、国籍不明の容貌。韓国ではいわゆる“韓国美人”顔はあまり流行ってないのかしらん。

 昨日からNステの久米宏が3日間の夏休み。先週17日もお休みしている。ちょっと気になる。もしかして体調崩しているのかも。


 19日の雑談でトッティの退場について「ネガティブな意味でも語り草となりそう」と書いたが、語り草どころではない。まだW杯開催中だというのに誤審問題でFIFAが大騒動に。昨日のNステ「都並さんといっしょ」でも誤審問題を取り上げたが、カビラ慈英、都並氏ともに口が重かった。歯切れが悪いだけでなく声も小さくて、まるでひそひそ話。

 ネットでも熱い。というより、日本の大手マスコミはこの件をあまり取り上げていないので、ネットでこそ燃え上がっていた(いる)というべきか。昨日は田口ランディ監視スレッド(@2ちゃんねる)にまで飛び火してきた(笑)。ただし、ネットでの盛り上がりは「誤審」の指摘・批判というより韓国の試合(対ポルトガル、イタリア、スペイン)における不正裁定疑惑の追及や韓国サポーターの非礼に対する非難など“嫌韓”的気配が色濃い。

 サッカーに関しては私の目は節穴で特に意見はない。備忘用に関連記事&サイトにリンクしておく。

 ・ 韓国びいきを全面否定 FIFA、陰謀説に反論(6/25、共同通信)
 ・ FIFA誤審認めた 審判委員長「ミスがあった」 (6/24、中日スポーツ・2002W杯
 ・ 辞意表明のスペイン協会長、大会終了まで審判委員留任 (6/24、読売)
 ・ 審判員にミスあった・FIFA広報部長[共同] (6/23、日経ネット・2002W杯

 ・ 暴走韓国、ここまでやるか!〜醜悪な韓国の勝利
  (タイトルは刺激的だが中身は記事・映像を収集する不正検証サイト)

 ・ (産廃物&盗作屋・田口ランディ監視スレ Part 29、6/25)


−*−

 21日の項でブラッター会長の妄言について書いたが、それにちょっと関連する記事。
 (1) 審判委員長、誤審認める=韓国戦で相次ぐ微妙な判定〔W杯〕([6月23日17時38分更新])
 (2) 審判委員長、誤審認める=韓国戦で相次ぐ微妙な判定〔W杯〕([6月23日18時2分更新])

 上の2つはともに時事通信の記事で同一タイトル&同文だが、(2)からは以下の最終段落が削除されている。

 「韓国−スペイン戦の審判は主審がエジプト人、副審がウガンダ人とトリニダードトバゴ人。欧州のメディアからは『欧州以外の審判3人が共謀したのではないか』との声も飛び出している。ブラッター会長も22日、『明らかに得点というケースが2度あった。審判の選出や指名方法を見直す必要がある』とAFP通信に発言。組織トップの異例の注文は、問題の深刻さを示している」

 21日に引用した朝日の記事では“素晴らしいゴールならオフサイドには目をつぶれ”という趣旨のトンデモ発言が紹介されていたが、22日のこれはまっとうな意見だ。軌道修正したというより、FIFAの審判委員長が誤審を認めたのでそれに乗ったんだろうな、たぶん。(22日のブラッター発言については 中日スポーツの記事も紹介している。)



 2002-06-23  トルコ強い /ジャスコ岡田

 昨日のスペインvs韓国戦は退屈な試合だった。中5日のスペインの方が中3日の韓国より疲労が蓄積しているように見えた。PK戦にもつれこみ韓国ベスト4へ。この試合も審判の判定に疑問ありのようだが……私は観戦途中で飽きて適当に眺めていたので気づかなかった。

 ・ スペイン幻2発…4強届かずニッカンスポーツ・サッカー

 夜のセネガルvsトルコ戦は見応えのあるいい試合だった。トルコが対日本戦の時とは別のチームのような軽快な連携を見せた。後半は流れが淀んだが。前後半の90分では「あそこまで行って、なんで点が入れられん?」という逸機が多々あったが、入る時はあっけない。その延長戦でのイルハン(トルコ)のゴールデンゴールを解説の金田氏は絶賛していたが、素人目には蹴りそこないがたまたま枠に行ったように見えた。一流のストライカーってのはあんな角度のシュートを“狙って”撃てるものなんだろうか。

 ベルギー、ロシア、チュニジア、そしてトルコには共通点がある。日本と戦った時は微妙に弱かった(弱いチームに見えた)。だからどうだというわけではないが。


 TBSも妙なことを。試合の合間のコーナー、出演者多過ぎ。多過ぎて進藤晶子アナ起用の意味なし。司会(進藤アナ)+解説者+ゲスト(ストイコビッチ)の3人で充分。人数増やせば視聴率上がるってもんでもないだろうに。

−*−

 部屋に積み上げてあるマンガ雑誌の中から黄ばんだ「ミスターマガジン」(表紙がなく発行日不明、たぶん92年1月か2月の号)を抜き取ってメシの友に。「弘兼憲史の議」という弘兼憲史と岡田克也の対談記事あり。リード文に「自民党1年生議員のホープ・岡田克也氏」云々とある。ひでぇ誤植だなと思ったのだが、そうか、民主党政調会長の岡田氏は自民党から政界デビューした人だったのか。知らんかった。記事(リード文)によると岡田氏はジャスコ会長の息子らしい。
 岡田克也の公式ホームページを覗いてみた。プロフィールには、ジャスコとの関係、自民党議員時代は竹下派であったこと等は記載されていない。



 2002-06-21  ブラッター会長の妄言 /イングランドvsブラジル

 FIFAのブラッター会長が審判批判したそうな。イタリアのFIFA批判(報道)をかわすために必死のご様子。
 トッティの韓国戦での退場に関する「あのプレーは、PKでもダイビングでもなかった。サッカーのだいご味がわかっている審判であれば、トッティがすでに警告を受けていることに留意し、あの場面でカードを出すことはなかっただろう」というコメントは肯けるものだが、「主審はいい働きをしていると思うが、副審が良くない。特にオフサイドの判定はひどいものだ。素晴らしいゴールを無効にするより、オフサイドのゴールを認めたほうがいいことに気づいていないようだ」というのは無茶苦茶。“素晴らしい”って何よ? こんなの認めたら線審が主審以上の権限をもつことになってしまうし、“オフサイドなんだけど素晴らしいゴールだったからOK”なんて、相手チームが納得するわきゃない。
 臨機応変の判断と恣意的判断は似て非なるものだ。ブラッター会長にとってサッカーはスポーツではなく観客アピール優先のショーなのかもしれないが。

 ・出典→ FIFA会長「イタリアは審判のミスの犠牲になった」 (6/20、朝日)


 ベスト8が出揃ってW杯もいよいよ佳境なんだが。日本が敗退してNステのサッカー熱、一気に冷え込んだなあ。19、20日は試合がないとはいえ、ここで冷めてるようではいかにも現金。宗男逮捕とか防衛庁リスト問題とか真紀子処分とか、どうせ茶番ニュースなんだし、W杯終了までサッカー関連メインのまま押し通したほうが首尾一貫で潔いぞ。髪もっと派手に染めろ久米宏(笑)。

 20日のNステ、エンディングで久米宏が角澤アナを擁護。韓国vsイタリア戦での実況が韓国びいきだったとイタリア・ファンから抗議電話がきたらしいが……なにか言い回しが不自然でひっかかった。21日のエンディングでも「僕は心から韓国を応援します」発言。唐突で違和感あり。

 本日、イングランドvsブラジル戦をTV観戦。凄かった。なんか「凄い」ばっかだな私の感想って。語彙貧困。スペインvsアイルランド戦の同点PKや韓国vsイタリア戦の同点ゴールは思わず声の出る熱い衝撃だったが、ブラジルの2得点はホットというよりクール。自陣でパス貰ってセンターライン超えてペナルティアーク手前まで1人でドリブルで持ち込んで、ほいと横にパス出してゴール。あっけにとられて口あんぐり。2点目のFK直接ゴールも、鮮やか過ぎて声無し。この2得点の立役者ロナウジーニョがレッドカードで一発退場になった後半12分以降は、素人目には面白みのない試合であった。コアなサッカーファンから見れば、無理に追加点を取りにいかず時間を潰す試合巧者なブラジル素晴らしい、ということになるんだろうけど。
 イングランド敗退=ベッカム様さようなら。またW杯報道の温度下がりそうだな。


 製作途中の自家製梅干にシソ追加。梅干にシソを入れるのは初めて。塩で揉んで梅に乗せりゃいいんだろ、と我流でやろうとしたが、シソから出る汁が黒っぽいので不安になりWEBで「梅干の作り方」を検索。……そっか、何度も塩揉みしてアクを出し切らないといけないのか。揉んでると青紫色の汁が出るが梅酢と混ぜると鮮やかな赤紫に。中学生向けの化学実験みたいで面白かった。

 (この項、22日アップロード。)



 2002-06-19  韓国vsイタリア /岡田語録(宮本選手へのねぎらい)

 昨夜の韓国vsイタリアは凄い試合だった。後半43分の劇的な同点ゴールには鳥肌が立った。

 韓国イレブンのスタミナ、技術、なによりあの強烈な闘志はベスト8進出にふさわしい素晴らしいものだと思う。後々まで語り草となる壮絶な試合だった。しかし、延長戦でトッティが2枚目のイエローカードをもらって退場となったのは禍根を残しそうだな。今大会はシミュレーション(反則の偽装)を厳しく処分することが事前に決まっていたとはいえ、あそこで2枚目のイエロー出しちゃまずいだろ。ポルトガル戦では2人退場、イタリア戦でも1人退場ときたら、審判への不信感うなぎ上りだよ。ネガティブな意味でも語り草となりそうな予感。

 試合内容とは関係ないが、実況(テレ朝)の解説がまたまた酷かった。セルジオ某ともう一人の解説者が内輪の雑談で盛り上がっちゃって実況の邪魔してやんの。解説者のマイク切ってほしかった。

−*−

 昨日の日本vsトルコ戦、試合終了後に日本選手へのインタビューがあった(NHK)。解説の岡田氏がざっくばらんな口調で宮本選手(マスクマン)にかけた言葉が真情溢れていて印象的だった。文字では岡田氏の語りの独特の雰囲気は再現できないが、書きとめておく(言葉は適宜省略・整理してある)。

岡田 ごくろうさんでした。
宮本 お疲れさまでした。
岡田 でもほんとに、勝てる試合だったよな。さっきも言ってたんだけど。
宮本 そうですね。決勝トーナメントに行ったらまた違うレベルの試合になるかなと思ってたんですけども。日本の実力を示すことはできたと思いますし、でもやっぱりそこで勝つことの大事さというのは痛感してますけども。
岡田 ほんとに戦術でも技術でも上回って試合内容も上回って、決定的な形を作って、相手はほとんど攻めれなくて、……それで結果だけがついてこなかったという感じだなあ?
宮本 そうですね。僕もそう思うんですけども、でも、そこが一番大事なところというか大きな……
岡田 そうだな。受け入れなきゃいけないんだけど。
まあ宮本、ほんとねー、オレはあの2試合目ロシア戦ね、先発で出てきたときのおまえの心理っつーかね、ヨーロッパ行った時に、ちょっとライン上げて、下げるの遅れるような感じで何回かやられてて、……ほんとにすっごいプレッシャーがあったなかでね、ここ3試合ほんとよくやった。オレ正直、頭下がった。うん。 もうおまえのその精神力と……強い精神力だなやっぱりな、うん。これだけはほんとに頭下がりました。ご苦労様でした。
宮本 ありがとうございました。

 宮本選手はしっかりと受け答えしていたが、岡田氏の「頭下がりました」には意表を衝かれたようで、最後の「ありがとうございました」は消え入りそうな声になっていた。



 2002-06-18  サッカーTV観戦 /アイボのサッカー (06-20追記)

 日韓揃って一次リーグ1位突破にはちょっと白けちゃったのだが、それでもTV観戦。
 昨日のスペインvsアイルランド戦は凄かった。試合途中で解説の岡田氏(前日本代表監督)曰く、「睡眠時間削って観にきた甲斐がありました……あ、いや、観にきたんじゃなくて解説しにきたんですが」。
 前半早々にスペインが先取点をあげ、後半ようやく巡ってきたPKのチャンスをものにできずアイルランドもはやこれまでかというところで、岡田氏「アイルランドはここからなんです」。その言葉どおり、試合終了まであと数分というところでPKを得て同点。結局、延長戦は無得点でPK戦でスペインに軍配。見応えのある実に濃厚な試合であった。

 本日は日本vsトルコ戦をTV観戦。日本敗退。一次リーグの3試合が嘘のような、かつての“点の取れない日本”に退化してしまったような戦いぶりであった。ペナルティエリア付近でボールを受け取りながら、シュートを試みずに後ろにボールを戻しちゃう場面多過ぎ。解説の岡田氏は内容は日本が勝っていたと悔しがっていたけど、どうなんだろ。日本が点を取れそうな場面ってほとんど無かったような? ハラハラもしなかったがワクワクもせず、観ていて全然燃えないまま終わってしまった。

 夕方のニュースをザッピング。各局揃って道頓堀川ダイブや歌舞伎町のお祭り騒ぎの実況中継。試合内容や結果には関係なく、ただ集まって騒げればいいらしい。


 昨日のNステは久米宏がお休み(理由不明)。ロボカップの小特集あり。
 ロボカップには四足リーグなんてのもあるんだねえ。私はアイボには魅力を感じないのだが、サッカーするアイボたちはすげー可愛かった。今大会から人間型(二足歩行型)リーグも加わるんだそうな。技術が進歩して、いずれはオーバーヘッドを決めてみせる二足ロボットが登場するのかしらん。今のアイボでも“神の手”なら実演できそうだが。……あ、無理だ。アイボに手は無い。

 ・ <ロボカップ>ロボットサッカーに30カ国参加 19日開幕 (毎日)
 ・ 「RoboCup-2002」開幕 ASIMOがVゴール! (6/19、ZDNet News


追記(06-20)
 岡田氏の肩書きを訂正(元日本代表監督→前日本代表監督)。

 ついでにロボカップ関連記事(ZDNN)へのリンクを追加しておく。



 2002-06-15  嬉しくも 疑心暗鬼のW杯

 昨日の日本vsチュニジア戦、勝ったのは嬉しいんだけど実況放送(テレ朝)の解説はひどかった。松木某が“解説”のできない応援団発言ばかりの人だということは先月8日の対レアル・マドリード戦の放送でわかっていたが、もう一人の解説者セルジオ某もダメダメ。試合が急展開している最中に局面と無関係な雑談をたらたらしゃべり続ける。角ちゃん、ああいう時は遠慮せず実況優先で声を張り上げるべし。(後半、日本がほぼ勝利を手中にしてから解説者が揃ってハシャギまくっていたのは、まあいい。1点差負けでもOKなのに後半30分過ぎで2点リードとくりゃ、浮かれるのも無理ない。)

 韓国vsポルトガル戦も前半途中までTV観戦。韓国サポーターの応援&ブーイングが凄かった。
 NステWEBの視聴者ご意見コーナー「W杯日本代表戦について〜対ベルギー戦」(*1)には18通のメールが掲載されていて、うち4通が日本のサポーターの応援が不充分だと苦言を呈している。これを読んだ時には「日本のサポーターだって充分盛り上がって、頑張ってるじゃん?」と思ったのだが、この試合を見て苦言メールの言わんとすることが理解できた。確かに日本と韓国とでは応援のレベルがダンチだわ。ただ、理解はできたが賛同はできない。センターライン付近での競り合いで味方にボールが渡っただけでも大歓声が上がるのは素晴らしいが、敵が後列でボールを回しているだけで一斉に大ブーイングって、そこまでやる必要あるのかと思う。あれが“世界標準の応援”なのかもしれないが。観戦途中でポルトガルが可哀相になってしまった。
 同時進行のアメリカvsポーランド戦で開始早々ポーランドが2点先取。アメリカが負けた場合、韓国とポルトガルは引き分けでも決勝トーナメント進出だったが(*2) 、前半なかばでポルトガルはFWがレッドカードで一発退場。韓国のベスト16進出は鉄板だな、ということで観戦放棄。(後半、ポルトガルはもう一人退場者が出て 9人対11人になったんだねえ。)

 日本と韓国が揃って決勝トーナメント進出。めでたい。しかし、いくらホームが有利とはいえ、揃って一次リーグ1位通過って……話がうますぎ。「一次リーグ突破は開催国の義務」らしいが、義務ではなく「権利」じゃないのか? という疑心が湧き上がってきて、喜びつつ、同時に白けている。FIFAがまともな組織なら余計な勘繰りなどせず素直に喜べるのだが。

 昨日のNステは大阪から。中身はほぼサッカー特番状態。

 (*1) NステWEB視聴者の声


(*2) 追記(06-15夜)
 「アメリカが負けた場合、韓国は引き分けでも決勝トーナメント進出」云々と書いたが、アメリカの勝敗に関わりなく韓国は引き分けでもOKだった。“アメリカが負けなら引き分けでもOK”だったのはポルトガル。文章を「アメリカが負けた場合、韓国とポルトガルは」に訂正。


 2002-06-13  ナンシー関逝去(2) /ゲッコー、10万円

 Nステは大型ニュース番組であるにもかかわらず扱うニュースの数が少ない。詳しく報じなくとも以前はパネルやCG(スーパー)で「今日の主なニュース」を一覧表示していたが、今はそれもない。また、他局の番組が揃ってトップ級で扱うような重大ニュースをまったく取り上げないこともある。……ということは充分承知していたのだが。
 12日のNステ、ナンシー関の訃報を取り上げず。いいのかそれで。

 TVの芸能方面がナンシーの訃報をどう扱うかチェックするつもりだったのだが、寝過ごした。CX「とくダネ!」のみ視聴。
 何度かネタにされた前田忠明は「一方的に書かれるもんだから、ぜひ一度お会いしたいと言ったんだけど、会ってくれないんですよ」。小倉智昭も「ボクも一方的に書かれてね、ちょっと違うんで、お会いしたいとお願いしたんだけど、会ってくれませんでしたね」と同趣旨の発言。へっぴり腰でアヤをつける情けないコメントである。批評は報道ではない。「一方的に」して当然。対象を誤読・誤解した部分があれば評者に跳ね返る。看過できない誤解があるなら堂々と反論すればいい。ご両人とも発言の場はいくらでも持っているんだから。小倉氏は、取り上げる相手と会わないのは自由な批評を貫くためだったのだろう、と言葉を続けてコメンテーターの岩上安身に話をふったが、顔には「あのコラム、俺は納得してないぞ」という憤懣・鬱屈が滲み出ていた。
 メイン司会者や大物芸能レポーターがあいまいな表情、一言モノ申したいが故人相手では言いづらいという風情で半端にお茶を濁すなか、笠井アナは(夕方のニュース番組キャスター時代に)「笠井信輔メインキャスターに安定感なし」なるコラムを書かれて「似顔絵もさることながら、これには相当へこみました(笑)」と明るく告白。潔い態度であった。

 ウオッチ対象であるTV業界人との面会を避けていたことについて話をふられ、ナンシー関とは旧知の仲という岩上安身は、彼女はもともと気の小さい引っ込み思案の人で、知り合いになったり仲良くなったりすると辛口批評できなくなっちゃう、だから(小倉氏や前田氏とは)会わないようにしていたんだろう、とフォロー。岩上氏によると、ナンシー関の才能を見出して出版社に紹介したのはコラムニストのえのきどいちろうなんだそうな。

 えのきどいちろう公式ページを覗いてみた。掲示板に追悼の言葉が記帳されている。

 ネットを徘徊。昨日は朝日の記事が見当たらなかったが、訃報ページで記事を発見。他の関連記事・ページとともにリンクしておく。ナンシー関の公式サイトは昨日から繋がりにくい状態になっている。

 ・ 消しゴム版画家のナンシー関さん急死 (6/12、朝日)
 ・ 自宅でネット書店サーフィン ナンシー関さん (4/7、BOOKアサヒコム

 ・ 偉愚庵亭日乗 【追悼文】 (小田嶋隆

 ・ ボン研究所 (ナンシー関 公式サイト)


 三井ゆりに関する予言、もう外れてたんだなあ。昨日の項に追記。

−*−

 「とくダネ!」からザッピング。ナンシーを取り上げている番組は見当たらない。テレ朝の珍ペット・ネタを眺めていたら“世界最大のヤモリ”ジャイアントゲッコー登場。あっ! と驚き辞典をひく。ゲッコー(Gecko)ってヤモリのことだったのか!
 数年前、モジラ(Mozilla)の新レンダリング・エンジンの名が「ゲッコー」と公表された時、モジラはゴジラのもじりだからゲッコーも日本語の「月光」なんだろうと漠然と推測してそれきりになっていたのだが、とんでもねー勘違いであった。爬虫類繋がりの命名だったとは。

 画面に映った10万円ゲッコーは手乗りサイズだったが、成長すると最大40センチにも達するとのこと。大きくなっても手足の吸盤で壁に張り付いてたりするのかしらん。爬虫類が苦手な人には身の毛のよだつ光景であろうね。ヤモリの手は爬虫類というより両生類的で、私は可愛いと思うんだけど……体長20センチ以上のヤモリ、身長200センチ以上の人間女性は守備範囲外である。



 2002-06-12  田口ランディと書店の見識 /ナンシー関逝去 (06-13追記)

 先日、港区の某書店に立ち寄ると文庫コーナーに盗作作家・田口ランディの本が6冊も平積みになっていた(幻冬舎文庫)。文芸書コーナーには晶文社刊のエッセイ集が2冊。この店も立読み専用に決定。そのうちブックオフでしか本が買えないなんてことになりそうだなあ。

 4月の盗作報道の後、2ちゃんねるの田口ランディ監視スレッドに、田口ランディの本が棚に裏返しに差し込まれている書店について投稿があった。盗作作家のブツを陳列していることへの異議申立てメッセージとして本を裏返しに、あるいは逆さに棚に突っ込んでおくというのは有効な手段なのであろうか? 上記の港区の某書店で試しにやってみた。……裏返しや逆さにするとすごく目立つ。書店側に抗議の意思が伝わるかどうか疑問だし、盗作について知らないお客を田口ランディの本に誘導して販売促進してしまう可能性あり。これはやんないほうが吉であろう。


 仕事を一件片付けて小雨の降るなか吉祥寺を徘徊。昨日までくそ暑かったのに今日は半袖では寒い。某書店、幻冬舎文庫にかなりのスペースを割いているのに田口ランディは1冊もない。エッセイ・文芸書コーナーにも1冊もない。これは客層の違いか、あるいは書店の見識の差なのであろうか。真相は不明だが、近場に“本を買える”新刊書店を発見してちょっと嬉しい。


 帰宅してネットに繋いで掲示板を眺めていたら「ナンシー関急死」の報が。くそ。せっかくの才能が。もったいない。惜しい。
 「噂の真相」連載のコラム「顔面至上主義」でナンシーは三井ゆりについてある予言をしている(今発売中の7月号)。ナンシー最後の予言は成就するであろうか。今月下旬、あるいは来月上旬には答が出る。(*)

 ・ 消しゴム版画家のナンシー関さん急死(時事通信)
 ・ <訃報>ナンシー関さん39歳=消しゴム版画家(毎日) _
 ・ 「消しゴム版画」に独自の境地、ナンシー関さん急死(読売) _
 ・ 急死・ナンシー関さん、各界に衝撃(ZAKZAK)

 ・ 「噂の真相」最新情報 【訃報】 (WEB噂の真相


(*) 追記(06-13)  ナンシーの予言は、すでに外れていた。

 ・ 野口五郎、三井ゆり夫妻に女児誕生 (6/6、スポーツ報知



 2002-06-11  バービー・ガール(Aqua)

 ネットを徘徊していて「Bimbo Girl」という楽曲ファイルを見つけた。Aquaのヒット曲「Barbie Girl」のパロディらしい。bimboってのは日本語の貧乏か? 手元の英和辞典には載っていない。 パロディはネタ元を知らないと楽しめない、あるいは面白さ半減である。オリジナル歌詞をネットで検索して眺めてみた。なんとオリジナルにも「I'm a blond bimbo girl, in a fantasy world」なるフレーズがある。どうもこのbimbo、“貧乏”ではないらしいと気づき、オンライン辞書サイトで調べてみた。

bim・bo (略)[[話]] 魅力的だが頭の空っぽな(若い)女, ふしだらな女; 娼婦」

出典:goo英和辞典(三省堂 EXCEED英和辞典) _

 う〜む、「あたしはおとぎの国のアーパー金髪ギャルなの」ってとこか? 英語圏の女の子が bimboを自称する時の用法・ニュアンスがわからんので自信はないが、皮肉というか辛辣な歌詞のような。あらためて歌詞を冒頭から眺めてみると……なんだこりゃ、艶笑歌謡ではないか(笑)。しかし、“ちょっとエッチなラブソング”かといえばそう単純なものでもない。

 参照(英語歌詞)→ BARBIE GIRL (Aqua/Aquarium)

 ユーロビートの明朗な曲に乗せてあっけらかんと歌い上げられるバービーワールド。その“見立て”に乗ってしまえば次々繰り出される性的表現はラブソングの語彙としては特に露骨でも破廉恥なものでもない。娘っ子が「undress me everywhere」なんて大胆発言しちゃうのもラブソングではありだし、また一方、バービーは着せ替え人形なのだから持ち主が好きに着替えさせる(それに先立ち脱衣させる)のもごく自然な行為である。どちらの意味でもまっとうな関係・行為であって、巧みに(あるいは直截に)“意味をかけている”といえる。
 が、この歌では青春を謳歌する虚構世界のバービーと即物的なバービー人形とが“見立て”で繋がれたまま距離をおかない。恋する二人の「hanky panky」はそのまま即物的存在としてのバービー人形に重なり、人形のもつ性的意味をことさら強調し、第3の世界をほのめかす。
 「なにしたっていいの、あなたが『ボクはずっとキミのものさ』と言ってくれるなら」とバービーが語りかける相手は、バービー人形を性的対象とみなす人々であるに違いない。明るくエッチな“見立て歌”のはずなのに、どことなく漂ういかがわしさ、ビザールなフェティッシな匂いの源は、やはり人形愛であろうねえ。


 上に書いたようなことはすでに語られ尽くしていると思うのだが、WEB検索では見つけられなかった。関連情報のあるページを下に挙げておく(一部引用)。


「11. Aqua / Barbie Girl
元々ジョイスピードと呼ばれていたデンマークのポップ・バンド、アクアはこの曲の歌詞の中でマテル社の解剖学的に正しい人形に対し性的表現を用いたとして同社から告訴された」

出典 MTV20 POP日本コロムビア DVD Informations

「○人形サイト
着せ替え遊びは、国や習慣を問わず永遠に人気のある女子の遊びですが、一般の着せ替え人形を多数購入しその写真をウェブで掲載している男性の個人サイトもあります。性的なものに仕立てた大人向きの人形もまた数多く出回っていおり、人形には性的な嗜好が少なからず関係するようです」

出典 思いがけない性情報Eスクエア・プロジェクト

( バービー人形と同性愛者の関係に触れる記述もあるが引用は割愛)

 ・ パロディー・バービー訴訟、マテル社敗訴 (zakzak)
 ・ Barbie and GenderKen-chan News

 (おまけ)
 ・ Barbie Fan Club



 2002-06-09  日本vsロシア

 んー。勝った。じっと正面から見ていると何か嫌なことが起こりそうで、そんなことになっちゃったら真面目に応援している人に申し訳ないので最後の数分は顔を背け、悪いこと考えないように(変な電波を発信しないように)自戒しつつブラウン管を横目で眺めていたのだが。大過なく試合終了。1−0で日本がロシアに勝利。

 試合終了の瞬間、カメラがピッチを捉えていなかった(ベンチの稲本選手らを映していた)のは、サッカーの実況放送としては問題ありのような。結果オーライかもしれないが。

 対ベルギー戦も今日の対ロシア戦も後半は日本が主導権を握っていた。1勝1分けという現在の成績は順当なものに思える。が、日本が強いというよりベルギーやロシアってこんなに弱いチームだったの? という印象。肝が冷えるシーンは数々あったけど。
 敵地での試合でベルギーやロシアは力を発揮できなかったのかもしれないが、日本のサポーターに気圧されたためというより、日本の6月の気候に力を減殺されたのかも。今日もくそ暑かった。



 2002-06-04  日本vsベルギー /「誤報はやめて」by 小泉 /防衛庁リスト(2)

 午後所用で外出。日本vsベルギー戦のTV観戦のため大急ぎで帰宅。午後5時過ぎ、JR車内も道も人が溢れている。試合見なくてもいいの? ワールドカップで盛り上がってるかーい? ……興味ないか、そうか。今日のこの時間帯は街が閑散としてるかも、なんて想像してたんだけど、んなこたぁ全然なかった。

 あれがなんでファールやねん? >稲本の“幻のゴール”

 いかん、落ち着こう。
 後半2対2となった後も日本は押し気味だった。引き分けとは残念。試合終了後、NHKのアナが「ワールドカップで日本初の勝ち点1」と繰り返していたが、けなげに“幸せ探し”しているみたいでちょっとおかしかった。「勝てたはずなのに」と悔しがってもいい試合内容だったと思うぞ。NHKのアナはそういう発言しちゃダメなのかしらん?

−*− 

 “政府首脳”の「非核三原則」見直し発言問題、小泉首相が3日、「政府首脳って総理大臣じゃないの? わたしは一言もいってないのに。誤報はやめてもらいたいね」と、子供だましのゴマカシを試みていたそうな。みっともない。

 ・ 小泉が「誤報」捏造?報道陣に噛み付く (6/3、ZAKZAK)


 防衛庁リスト問題、組織的関与あり、隠蔽工作していた疑いもありとの報道。そういや4年前の背任事件では70人以上の職員が証拠隠蔽工作に関与していたなあ。あの時は額賀防衛庁長官が辞任に追い込まれ関係企業から自殺者も出たが、今回はどこまで広がりどう決着するのやら。
 4年前と違い今回は展開が早く、続報記事がすでに多数ある。最新の「組織的関与認める」「隠蔽工作疑惑」の2件と、各紙の特集ページのみ備忘用にリンクしておく。

 ・ 防衛庁、組織的な関与認める (6/3、日経)
 ・ 防衛庁リスト問題、組織ぐるみ認める (6/4、朝日) _
 ・ 防衛庁リスト、組織的な隠蔽の疑いも (6/4、日経)

 各紙の特集ページ
 ・ メディア規制関連法案 (毎日)
 ・ 防衛庁リスト問題 (読売)
 ・ メディア規制3法案 (朝日)
 ・ 防衛庁リスト問題 (日経)



 2002-06-01  金髪久米宏 /防衛庁リスト /赤い外相

 Nステが時々ぶっ飛んだ遊びをやらかすことは十分わかっているつもりだったのだが。昨夜はブーメラン席が映った瞬間、目が点になった。サッカーワールドカップ開幕にちなんで久米宏の頭が金髪+銀ラメ+青筋! 文字で「金髪+銀ラメ+青筋」と書いても、それがいかに珍妙なヘアメイクであったのか、見なかった人はピンとこないだろうなあ。ということで、お絵描き掲示板でちょいと描いてみた。が、ほぼ完成して最後に文字を入れようとしたらJAVAアプレットの警告メッセージが出てハングアップ。しこしこ描いた落書きは一瞬でパー。ちぇっ。
 ちなみに、この時使った掲示板はローカルマシン上のもの(CGIの動作チェック用サーバーで稼動)。マイマシン上でSAVEしてこのページに載せるつもりだったのだが、あえなく失敗の巻。


 防衛庁リスト問題、防衛庁の言い訳もマスコミの報道も白々しい。組織的にやっていたに決まっているし、他省庁でもやっていることはマスコミの人間なら先刻承知しているはず。
 と、ウンザリしながらニュースを見ていたのだが、意外に早く「組織的関与」を認める気配。防衛庁は4年前の背任事件で「組織的関与は無かった」と大嘘の中間報告を発表し、最終的に処分者30人以上を出すという醜態を演じている。あの事件に学んで早目に“自白”しているのだとすると、防衛庁は外務省より賢いお役所かも。

 外務省の不祥事は松尾室長の件以来、1年以上続いてまだ新ネタが続々出てくる状態。おかげで厚生省汚職、大蔵省ノーパンしゃぶしゃぶ、防衛庁背任、建設省疑獄等々、他のお役所の不祥事がもうはるか過去の事件のように思える。どれもつい数年前のことなんだが。扇千景が“貧乏くじ”を引いて建設相になった経緯も建設省の内部調査(の検証)も、忘却の彼方。脛に傷もつ他省庁は外務省サマサマだろうなぁ。


 「日本がワールドカップで優勝するように、その願いを込めて今日は赤い服を着てまいりました」と川口外務大臣。Nステでは“勝負服の赤”とテロップを入れていた。最近は“祈念・祈願する際の服”という意味でも「勝負服」という言葉を使うのかしらん?
 しかし赤とは惜しい。“ジャパンブルー”だったらサポーターの心鷲づかみだったのに。

 “金髪+銀ラメ+青筋入り久米宏”がパーになって悔しいが、久米宏をまた描き直す気にはなれない。“赤い勝負服”の川口外相でお絵描き。(「お絵描き掲示板」は懲りたので「Super KiD」で作画)

 実は私もついさっき知ったのだが、川口順子外相の名前は「よりこ」と読む。「じゅんこ燃え」とか内心で呟いていた諸君は以後訂正するように。外務省内公式愛称が「よりたん(萌え)」か「りこサマ(命)」なのかは不明。外務省・大臣プロフィールには愛称は記載されていない。情報公開請求してみるか(笑)。



勝負服


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