2002-06-30 3位決定戦&決勝 |
昨日は韓国vsトルコ(3位決定戦)を観戦。開始早々11秒でゴール! やればできるじゃねえかハカン・シュキュール。ブラジル戦で点取って欲しかった。ハサンが出なかったのは残念だがイルハンが2発も決めてくれたんで満足。ゴールライン際での妙技(ヒールリフト)は“2002W杯名場面集”に採録されるの確実だな(頭上に浮かせたボールの折り返しボレーは決まらなかったけど)。W杯前半ではベッカムやトッティにメディアの関心が集中していたが、イルハンも目元がちょっとキアヌ・リーブスに似ていて男前。早目にメディアが紹介していれば日本の婦女子にも人気が出たと思う。 試合終了後にトルコと韓国の選手が肩を組んで観客に挨拶したフレンドリーな光景は感動的ではあったが、それまでの韓国戦の雰囲気との落差が大きくて違和感あり。
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2002-06-29 渡辺真理のナンシー関追悼 /トルコ国歌 |
Nステ語録の積み残し分(昨年7月分)は27日までには片付けるつもりだったのだが、いろいろあって頓挫。近日中に、ということでひとつよしなに。 27日に更新されたNステWEBの「渡辺真理の200字」(#44)、トップページの告知が「Mari's Essay」を「6月の世論調査」と誤記していたが、修正されないまま隔日で本日#45がアップされた。ナンシー関について。ちょっと意表を衝かれる感じ。内容ではなく、NステWEBのコラムでということが。
“ニュースステーションの渡辺真理”をナンシー関はどう見ていたんだろう? News23時代に関してはどう論評するか想像がつくのだが。ナンシーならどう書くか……考えていると二重の意味で悲しくなる。
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26日はブラジルvsトルコを観戦。ハサン(トルコ)が大活躍。前半、ボールを奪われた時に棒立ちで垂直にピョンと飛び上がって悔しがるさまが可愛かった。スキンヘッドのいかつい顔なんだけど。トルコを応援していたので後半は観ていてちと辛いものがあった。ブラジル余裕ありすぎ。 トルコを応援していた理由の一つは国歌(独立行進曲「Istiklal Marsi」)が好みだから。WEBで検索してみたのだが、トルコ国民はこの曲が耳に入るとその場で直立不動になるんだそうな。Turkish Music and Voice Libraryからダウンロードできる(Real Audio)。Turkish MusicにはMIDIファイルあり。 |
2002-06-26 アフガン・パイプライン(2) |
昨夜は後半途中まで韓国vsドイツ戦を観戦。開始早々のラメローのシュート、イ・チョンス(李天秀)のシュート&カーンの好セーブなど序盤は派手だったが、前半20分過ぎあたりから動きが鈍った。疲労のせいか作戦なのか、韓国イレブンの闘志むきだしのプレイがなりをひそめ、紳士的というか(笑)、穏当な試合という印象。 久米宏不在のNステを見ないわけにはいかない。それでもつまらないニュースなら頻繁にザッピングできたのだが……なんでこういう日に「ザ・グレートゲーム 〜アフガニスタン 天然資源を巡る争い〜」なんて必見の特集を放送するのかね。しかも試合後半10分に完全にかぶってやんの。もうちっと頭使ってくれいテレビ朝日! 裏で韓vs独戦ではなあ、視聴率低かっただろうなあ。 あ! W杯準決勝戦とぶつかる25、26日はどーせ視聴率低迷確定ということで久米宏、ズル休みしたのかも(笑)。
・ 韓国−ドイツ戦48・3% 外国チーム同士で最高 (共同通信)
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アメリカは「反テロ」の錦の御旗を掲げてアフガン空爆・侵攻を行なったが、この軍事行動はカスピ海沿岸・中央アジアの天然資源を狙うものだという指摘は空爆開始以前からあったし、パイプラインを巡るアフガン周辺諸国(特にパキスタン)の思惑についてはNステも早い時期に報道している(→昨年9月18日)。アメリカの報復戦争は実は資源戦争だった(でもあった)という昨夜の特集の指摘に目新しさはないが、ロヤ・ジルガ(国民大会議)で暫定政府の大統領に選出されたカルザイ氏と米ユノカル社、CIAの関係を指摘するTV報道は、私は初めて見た。 カルザイ氏の洗練されたファッションと理知的な語り口はマスコミ受けがよく、来日した際は(Nステも含め)好意的に紹介されていたが、国家・民族の頂点に立つ人物にはやはり闇の部分がもれなく付いてくるものらしい。しかしコメンテーターの清水氏は「パイプライン敷設はアフガンにとって良いことだとカルザイさんは考えてると思います。だけど石油資本はもっと冷酷に計算している」云々と、カルザイ氏に対する好意的(同情的)な姿勢は変えなかった。策謀の本体=石油資本に的を絞った本筋の寸評であった。 特集Vは、「正義と国益の代償はあまりにも大きかった」としてアメリカの空爆で一般市民3000〜4000人が犠牲(*) になったことを指摘して締め括られた。「アメリカの空爆には石油資本の利権を確保させるという隠れた動機もあった。その空爆で大勢の人たちが巻き添えになった」云々の清水氏のコメントを受けて渡辺真理嬢は「(空爆犠牲者の)補償問題も……進まないですね」と問いかけたが、清水氏は無言で肯くのみ。国家の体裁維持(政権の安定)を諸外国の援助に頼り、国力の回復は外国石油資本の参入に期待せねばならないアフガンでは、空爆の補償などは恨みを飲んで棚上げにせざるをえない事柄なのであろう。 (*) 空爆による一般市民の犠牲者数については2月18日の雑談に関連リンクあり。
・ ロヤ・ジルガ 忍耐強く民族和解目指せ (6/16、毎日) ・ 【動き出すパイプライン計画 明るみに出るアフガン戦争の真の狙い】 (6/21、統一の旗新聞) 「タリバン政権崩壊後の暫定政権の議長に就任したカルザイはかつてユノカル社のコンサルタントをしていた人物で、ブッシュ政権の強力な後押しで政権についた。彼が内政を差し置いてパイプライン建設合意を急いだところに米国のかいらい政権としての本性が見事に示されている」
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2002-06-25 ロナウド大五郎 /韓国美人 /久米宏夏休み /誤審問題 |
ロナウド(ブラジル)の新ヘアスタイル、まるで大五郎(笑)。思うことは誰しも同じだな。ニッカンスポーツのロナウド「おむすびヘア」でV意気込むも、「人気時代劇『子連れ狼』の子役・大五郎を思わせる『おむすびカット』」と書いている。 昨日のTBS「ニュースの森」で韓国のアン・ジョンファン(安貞桓)選手の妻イ・ヘウォン(李恵園)さんを取り上げていた。元ミスコリアなんだそーな。昨年5月にNステに生出演した韓国の美人女優イ・ヨンエ(李英愛)と同じく、国籍不明の容貌。韓国ではいわゆる“韓国美人”顔はあまり流行ってないのかしらん。 昨日からNステの久米宏が3日間の夏休み。先週17日もお休みしている。ちょっと気になる。もしかして体調崩しているのかも。
ネットでも熱い。というより、日本の大手マスコミはこの件をあまり取り上げていないので、ネットでこそ燃え上がっていた(いる)というべきか。昨日は田口ランディ監視スレッド(@2ちゃんねる)にまで飛び火してきた(笑)。ただし、ネットでの盛り上がりは「誤審」の指摘・批判というより韓国の試合(対ポルトガル、イタリア、スペイン)における不正裁定疑惑の追及や韓国サポーターの非礼に対する非難など“嫌韓”的気配が色濃い。 サッカーに関しては私の目は節穴で特に意見はない。備忘用に関連記事&サイトにリンクしておく。
・ 韓国びいきを全面否定 FIFA、陰謀説に反論(6/25、共同通信) −*−
21日の項でブラッター会長の妄言について書いたが、それにちょっと関連する記事。 上の2つはともに時事通信の記事で同一タイトル&同文だが、(2)からは以下の最終段落が削除されている。 「韓国−スペイン戦の審判は主審がエジプト人、副審がウガンダ人とトリニダードトバゴ人。欧州のメディアからは『欧州以外の審判3人が共謀したのではないか』との声も飛び出している。ブラッター会長も22日、『明らかに得点というケースが2度あった。審判の選出や指名方法を見直す必要がある』とAFP通信に発言。組織トップの異例の注文は、問題の深刻さを示している」 21日に引用した朝日の記事では“素晴らしいゴールならオフサイドには目をつぶれ”という趣旨のトンデモ発言が紹介されていたが、22日のこれはまっとうな意見だ。軌道修正したというより、FIFAの審判委員長が誤審を認めたのでそれに乗ったんだろうな、たぶん。(22日のブラッター発言については 中日スポーツの記事も紹介している。) |
2002-06-23 トルコ強い /ジャスコ岡田 |
昨日のスペインvs韓国戦は退屈な試合だった。中5日のスペインの方が中3日の韓国より疲労が蓄積しているように見えた。PK戦にもつれこみ韓国ベスト4へ。この試合も審判の判定に疑問ありのようだが……私は観戦途中で飽きて適当に眺めていたので気づかなかった。 ・ スペイン幻2発…4強届かず (ニッカンスポーツ・サッカー) 夜のセネガルvsトルコ戦は見応えのあるいい試合だった。トルコが対日本戦の時とは別のチームのような軽快な連携を見せた。後半は流れが淀んだが。前後半の90分では「あそこまで行って、なんで点が入れられん?」という逸機が多々あったが、入る時はあっけない。その延長戦でのイルハン(トルコ)のゴールデンゴールを解説の金田氏は絶賛していたが、素人目には蹴りそこないがたまたま枠に行ったように見えた。一流のストライカーってのはあんな角度のシュートを“狙って”撃てるものなんだろうか。 ベルギー、ロシア、チュニジア、そしてトルコには共通点がある。日本と戦った時は微妙に弱かった(弱いチームに見えた)。だからどうだというわけではないが。
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部屋に積み上げてあるマンガ雑誌の中から黄ばんだ「ミスターマガジン」(表紙がなく発行日不明、たぶん92年1月か2月の号)を抜き取ってメシの友に。「弘兼憲史の議」という弘兼憲史と岡田克也の対談記事あり。リード文に「自民党1年生議員のホープ・岡田克也氏」云々とある。ひでぇ誤植だなと思ったのだが、そうか、民主党政調会長の岡田氏は自民党から政界デビューした人だったのか。知らんかった。記事(リード文)によると岡田氏はジャスコ会長の息子らしい。 |
2002-06-21 ブラッター会長の妄言 /イングランドvsブラジル |
FIFAのブラッター会長が審判批判したそうな。イタリアのFIFA批判(報道)をかわすために必死のご様子。 ・出典→ FIFA会長「イタリアは審判のミスの犠牲になった」 (6/20、朝日)
20日のNステ、エンディングで久米宏が角澤アナを擁護。韓国vsイタリア戦での実況が韓国びいきだったとイタリア・ファンから抗議電話がきたらしいが……なにか言い回しが不自然でひっかかった。21日のエンディングでも「僕は心から韓国を応援します」発言。唐突で違和感あり。
本日、イングランドvsブラジル戦をTV観戦。凄かった。なんか「凄い」ばっかだな私の感想って。語彙貧困。スペインvsアイルランド戦の同点PKや韓国vsイタリア戦の同点ゴールは思わず声の出る熱い衝撃だったが、ブラジルの2得点はホットというよりクール。自陣でパス貰ってセンターライン超えてペナルティアーク手前まで1人でドリブルで持ち込んで、ほいと横にパス出してゴール。あっけにとられて口あんぐり。2点目のFK直接ゴールも、鮮やか過ぎて声無し。この2得点の立役者ロナウジーニョがレッドカードで一発退場になった後半12分以降は、素人目には面白みのない試合であった。コアなサッカーファンから見れば、無理に追加点を取りにいかず時間を潰す試合巧者なブラジル素晴らしい、ということになるんだろうけど。
(この項、22日アップロード。) |
2002-06-19 韓国vsイタリア /岡田語録(宮本選手へのねぎらい) | ||||||||||||||||
昨夜の韓国vsイタリアは凄い試合だった。後半43分の劇的な同点ゴールには鳥肌が立った。 韓国イレブンのスタミナ、技術、なによりあの強烈な闘志はベスト8進出にふさわしい素晴らしいものだと思う。後々まで語り草となる壮絶な試合だった。しかし、延長戦でトッティが2枚目のイエローカードをもらって退場となったのは禍根を残しそうだな。今大会はシミュレーション(反則の偽装)を厳しく処分することが事前に決まっていたとはいえ、あそこで2枚目のイエロー出しちゃまずいだろ。ポルトガル戦では2人退場、イタリア戦でも1人退場ときたら、審判への不信感うなぎ上りだよ。ネガティブな意味でも語り草となりそうな予感。
試合内容とは関係ないが、実況(テレ朝)の解説がまたまた酷かった。セルジオ某ともう一人の解説者が内輪の雑談で盛り上がっちゃって実況の邪魔してやんの。解説者のマイク切ってほしかった。
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昨日の日本vsトルコ戦、試合終了後に日本選手へのインタビューがあった(NHK)。解説の岡田氏がざっくばらんな口調で宮本選手(マスクマン)にかけた言葉が真情溢れていて印象的だった。文字では岡田氏の語りの独特の雰囲気は再現できないが、書きとめておく(言葉は適宜省略・整理してある)。
宮本選手はしっかりと受け答えしていたが、岡田氏の「頭下がりました」には意表を衝かれたようで、最後の「ありがとうございました」は消え入りそうな声になっていた。 |
2002-06-18 サッカーTV観戦 /アイボのサッカー (06-20追記) |
日韓揃って一次リーグ1位突破にはちょっと白けちゃったのだが、それでもTV観戦。 本日は日本vsトルコ戦をTV観戦。日本敗退。一次リーグの3試合が嘘のような、かつての“点の取れない日本”に退化してしまったような戦いぶりであった。ペナルティエリア付近でボールを受け取りながら、シュートを試みずに後ろにボールを戻しちゃう場面多過ぎ。解説の岡田氏は内容は日本が勝っていたと悔しがっていたけど、どうなんだろ。日本が点を取れそうな場面ってほとんど無かったような? ハラハラもしなかったがワクワクもせず、観ていて全然燃えないまま終わってしまった。 夕方のニュースをザッピング。各局揃って道頓堀川ダイブや歌舞伎町のお祭り騒ぎの実況中継。試合内容や結果には関係なく、ただ集まって騒げればいいらしい。
・ <ロボカップ>ロボットサッカーに30カ国参加 19日開幕 (毎日) 追記(06-20)
岡田氏の肩書きを訂正(元日本代表監督→前日本代表監督)。 ついでにロボカップ関連記事(ZDNN)へのリンクを追加しておく。 |
2002-06-15 嬉しくも 疑心暗鬼のW杯 |
昨日の日本vsチュニジア戦、勝ったのは嬉しいんだけど実況放送(テレ朝)の解説はひどかった。松木某が“解説”のできない応援団発言ばかりの人だということは先月8日の対レアル・マドリード戦の放送でわかっていたが、もう一人の解説者セルジオ某もダメダメ。試合が急展開している最中に局面と無関係な雑談をたらたらしゃべり続ける。角ちゃん、ああいう時は遠慮せず実況優先で声を張り上げるべし。(後半、日本がほぼ勝利を手中にしてから解説者が揃ってハシャギまくっていたのは、まあいい。1点差負けでもOKなのに後半30分過ぎで2点リードとくりゃ、浮かれるのも無理ない。)
韓国vsポルトガル戦も前半途中までTV観戦。韓国サポーターの応援&ブーイングが凄かった。 日本と韓国が揃って決勝トーナメント進出。めでたい。しかし、いくらホームが有利とはいえ、揃って一次リーグ1位通過って……話がうますぎ。「一次リーグ突破は開催国の義務」らしいが、義務ではなく「権利」じゃないのか? という疑心が湧き上がってきて、喜びつつ、同時に白けている。FIFAがまともな組織なら余計な勘繰りなどせず素直に喜べるのだが。 昨日のNステは大阪から。中身はほぼサッカー特番状態。
(*2)
追記(06-15夜)
「アメリカが負けた場合、韓国は引き分けでも決勝トーナメント進出」云々と書いたが、アメリカの勝敗に関わりなく韓国は引き分けでもOKだった。“アメリカが負けなら引き分けでもOK”だったのはポルトガル。文章を「アメリカが負けた場合、韓国とポルトガルは」に訂正。 |
2002-06-13 ナンシー関逝去(2) /ゲッコー、10万円 |
Nステは大型ニュース番組であるにもかかわらず扱うニュースの数が少ない。詳しく報じなくとも以前はパネルやCG(スーパー)で「今日の主なニュース」を一覧表示していたが、今はそれもない。また、他局の番組が揃ってトップ級で扱うような重大ニュースをまったく取り上げないこともある。……ということは充分承知していたのだが。
TVの芸能方面がナンシーの訃報をどう扱うかチェックするつもりだったのだが、寝過ごした。CX「とくダネ!」のみ視聴。 ウオッチ対象であるTV業界人との面会を避けていたことについて話をふられ、ナンシー関とは旧知の仲という岩上安身は、彼女はもともと気の小さい引っ込み思案の人で、知り合いになったり仲良くなったりすると辛口批評できなくなっちゃう、だから(小倉氏や前田氏とは)会わないようにしていたんだろう、とフォロー。岩上氏によると、ナンシー関の才能を見出して出版社に紹介したのはコラムニストのえのきどいちろうなんだそうな。 えのきどいちろう公式ページを覗いてみた。掲示板に追悼の言葉が記帳されている。 ネットを徘徊。昨日は朝日の記事が見当たらなかったが、訃報ページで記事を発見。他の関連記事・ページとともにリンクしておく。ナンシー関の公式サイトは昨日から繋がりにくい状態になっている。
・ 消しゴム版画家のナンシー関さん急死 (6/12、朝日)
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「とくダネ!」からザッピング。ナンシーを取り上げている番組は見当たらない。テレ朝の珍ペット・ネタを眺めていたら“世界最大のヤモリ”ジャイアントゲッコー登場。あっ! と驚き辞典をひく。ゲッコー(Gecko)ってヤモリのことだったのか! 画面に映った10万円ゲッコーは手乗りサイズだったが、成長すると最大40センチにも達するとのこと。大きくなっても手足の吸盤で壁に張り付いてたりするのかしらん。爬虫類が苦手な人には身の毛のよだつ光景であろうね。ヤモリの手は爬虫類というより両生類的で、私は可愛いと思うんだけど……体長20センチ以上のヤモリ、身長200センチ以上の人間女性は守備範囲外である。 |
2002-06-12 田口ランディと書店の見識 /ナンシー関逝去 (06-13追記) |
先日、港区の某書店に立ち寄ると文庫コーナーに盗作作家・田口ランディの本が6冊も平積みになっていた(幻冬舎文庫)。文芸書コーナーには晶文社刊のエッセイ集が2冊。この店も立読み専用に決定。そのうちブックオフでしか本が買えないなんてことになりそうだなあ。 4月の盗作報道の後、2ちゃんねるの田口ランディ監視スレッドに、田口ランディの本が棚に裏返しに差し込まれている書店について投稿があった。盗作作家のブツを陳列していることへの異議申立てメッセージとして本を裏返しに、あるいは逆さに棚に突っ込んでおくというのは有効な手段なのであろうか? 上記の港区の某書店で試しにやってみた。……裏返しや逆さにするとすごく目立つ。書店側に抗議の意思が伝わるかどうか疑問だし、盗作について知らないお客を田口ランディの本に誘導して販売促進してしまう可能性あり。これはやんないほうが吉であろう。
・ 消しゴム版画家のナンシー関さん急死(時事通信)
(*) 追記(06-13)
ナンシーの予言は、すでに外れていた。
・ 野口五郎、三井ゆり夫妻に女児誕生 (6/6、スポーツ報知) |
2002-06-11 バービー・ガール(Aqua) |
ネットを徘徊していて「Bimbo Girl」という楽曲ファイルを見つけた。Aquaのヒット曲「Barbie Girl」のパロディらしい。bimboってのは日本語の貧乏か? 手元の英和辞典には載っていない。 パロディはネタ元を知らないと楽しめない、あるいは面白さ半減である。オリジナル歌詞をネットで検索して眺めてみた。なんとオリジナルにも「I'm a blond bimbo girl, in a fantasy world」なるフレーズがある。どうもこのbimbo、“貧乏”ではないらしいと気づき、オンライン辞書サイトで調べてみた。 「bim・bo (略)[[話]] 魅力的だが頭の空っぽな(若い)女, ふしだらな女; 娼婦」
う〜む、「あたしはおとぎの国のアーパー金髪ギャルなの★」ってとこか? 英語圏の女の子が bimboを自称する時の用法・ニュアンスがわからんので自信はないが、皮肉というか辛辣な歌詞のような。あらためて歌詞を冒頭から眺めてみると……なんだこりゃ、艶笑歌謡ではないか(笑)。しかし、“ちょっとエッチなラブソング”かといえばそう単純なものでもない。 参照(英語歌詞)→ BARBIE GIRL (Aqua/Aquarium)
ユーロビートの明朗な曲に乗せてあっけらかんと歌い上げられるバービーワールド。その“見立て”に乗ってしまえば次々繰り出される性的表現はラブソングの語彙としては特に露骨でも破廉恥なものでもない。娘っ子が「undress me everywhere」なんて大胆発言しちゃうのもラブソングではありだし、また一方、バービーは着せ替え人形なのだから持ち主が好きに着替えさせる(それに先立ち脱衣させる)のもごく自然な行為である。どちらの意味でもまっとうな関係・行為であって、巧みに(あるいは直截に)“意味をかけている”といえる。
「11. Aqua / Barbie Girl
「○人形サイト
・ パロディー・バービー訴訟、マテル社敗訴 (zakzak)
(おまけ) |
2002-06-09 日本vsロシア |
んー。勝った。じっと正面から見ていると何か嫌なことが起こりそうで、そんなことになっちゃったら真面目に応援している人に申し訳ないので最後の数分は顔を背け、悪いこと考えないように(変な電波を発信しないように)自戒しつつブラウン管を横目で眺めていたのだが。大過なく試合終了。1−0で日本がロシアに勝利。 試合終了の瞬間、カメラがピッチを捉えていなかった(ベンチの稲本選手らを映していた)のは、サッカーの実況放送としては問題ありのような。結果オーライかもしれないが。
対ベルギー戦も今日の対ロシア戦も後半は日本が主導権を握っていた。1勝1分けという現在の成績は順当なものに思える。が、日本が強いというよりベルギーやロシアってこんなに弱いチームだったの? という印象。肝が冷えるシーンは数々あったけど。 |
2002-06-04 日本vsベルギー /「誤報はやめて」by 小泉 /防衛庁リスト(2) |
午後所用で外出。日本vsベルギー戦のTV観戦のため大急ぎで帰宅。午後5時過ぎ、JR車内も道も人が溢れている。試合見なくてもいいの? ワールドカップで盛り上がってるかーい? ……興味ないか、そうか。今日のこの時間帯は街が閑散としてるかも、なんて想像してたんだけど、んなこたぁ全然なかった。 あれがなんでファールやねん? >稲本の“幻のゴール”
いかん、落ち着こう。
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“政府首脳”の「非核三原則」見直し発言問題、小泉首相が3日、「政府首脳って総理大臣じゃないの? わたしは一言もいってないのに。誤報はやめてもらいたいね」と、子供だましのゴマカシを試みていたそうな。みっともない。 ・ 小泉が「誤報」捏造?報道陣に噛み付く (6/3、ZAKZAK)
・ 防衛庁、組織的な関与認める (6/3、日経) |
2002-06-01 金髪久米宏 /防衛庁リスト /赤い外相 |
Nステが時々ぶっ飛んだ遊びをやらかすことは十分わかっているつもりだったのだが。昨夜はブーメラン席が映った瞬間、目が点になった。サッカーワールドカップ開幕にちなんで久米宏の頭が金髪+銀ラメ+青筋! 文字で「金髪+銀ラメ+青筋」と書いても、それがいかに珍妙なヘアメイクであったのか、見なかった人はピンとこないだろうなあ。ということで、お絵描き掲示板でちょいと描いてみた。が、ほぼ完成して最後に文字を入れようとしたらJAVAアプレットの警告メッセージが出てハングアップ。しこしこ描いた落書きは一瞬でパー。ちぇっ。
外務省の不祥事は松尾室長の件以来、1年以上続いてまだ新ネタが続々出てくる状態。おかげで厚生省汚職、大蔵省ノーパンしゃぶしゃぶ、防衛庁背任、建設省疑獄等々、他のお役所の不祥事がもうはるか過去の事件のように思える。どれもつい数年前のことなんだが。扇千景が“貧乏くじ”を引いて建設相になった経緯も建設省の内部調査(の検証)も、忘却の彼方。脛に傷もつ他省庁は外務省サマサマだろうなぁ。
“金髪+銀ラメ+青筋入り久米宏”がパーになって悔しいが、久米宏をまた描き直す気にはなれない。“赤い勝負服”の川口外相でお絵描き。(「お絵描き掲示板」は懲りたので「Super KiD」で作画) 実は私もついさっき知ったのだが、川口順子外相の名前は「よりこ」と読む。「じゅんこ燃え」とか内心で呟いていた諸君は以後訂正するように。外務省内公式愛称が「よりたん(萌え)」か「りこサマ(命)」なのかは不明。外務省・大臣プロフィールには愛称は記載されていない。情報公開請求してみるか(笑)。 ![]() |