近況雑談の過去ログ16(2000-10)


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 2000-10-31  知事の名刺2 /NHKスペシャル「民族浄化」

 名刺折り曲げ騒動の続き。藤井局長の退職願を受け取った飯沢清県公営企業管理者が記者会見の場でそれを片手でかざしてひらひら見せびらかしていたが、人の人生を左右するものをああいうふうに扱うのは人間として如何なものか、と田中知事が怒ったんだとか(CXスーパーニュース)。妙な形で尾をひいてるなあ。
 TVに映った局長の退職願の文面は毛筆の野太い字で男っぽかった。世論一転、局長に同情が集まるかも。
 ニュースステーションはこれをトップニュースとしたが、退職願を片手でひらひらのシーンは流さず、知事に「軽率だった」と謝罪する飯沢管理者の様子を放送。


 29日放送のNHKスペシャル「民族浄化 ユーゴ・情報戦の内幕」を見た。ボスニア紛争での他民族虐殺のドキュメントではなく、副題にあるように、軍事的劣勢にあったボスニアが情報戦略でセルビア(≒新ユーゴ連邦)を国際的孤立に追い込んでいった動きを検証したもの。ボスニアに雇われた情報コンサルタント会社が国際世論を味方につけるべく選択したキーワードが“民族浄化”(第2次大戦下、クロアチアの民族主義者が作ったナチス傀儡政権の政策で、その実態はセルビア人の虐殺)。
 ボスニア側の動きの背後に“情報のプロ”の存在を察知したユーゴは対抗措置をとろうとするが、時すでに遅く経済制裁のためにアメリカ企業との契約が不可能になっていたというエピソードが印象に強い。また、中立的な発言(相手側住民を強制収容所に入れて虐殺しているという非難は双方が行なっている、真相は不明である云々)をするたびにマスコミから非難を浴びた国連保護軍マッケンジー司令官の、自分が情報戦の標的にされていることに当時は気づかなかったという回顧も情報戦争の性格を示す証言として興味深かった。
 数カ月におよぶ情報戦で悪者の烙印をおされたユーゴは国連から追放されるに至る。番組は、旧ユーゴの戦争犯罪を裁く国際法廷が現在も継続していること、国際世論ではセルビア(≒新ユーゴ)が悪者とされたが紛争終結後、ボスニア側にも強制収容所が存在していたことが発覚したという事実を伝え、情報戦の威力を強調して締め括られた。
 情報戦という観点からはボスニアは勝者かもしれない。が、番組は、新ユーゴ連邦から独立を果たしたボスニアがセルビア(人)に領土の半分近くをもぎ取られてしまったという点にはふれなかった。

 余談。コンサルタント会社は、英語が達者でTV映りが良いという理由でシライジッチ外相をボスニアのスポークスマンに仕立てた、という解説部分でコンサルタント会社の報告書が画面に映ったのだが、原文ではspokespersonになっていた。ポリティカリー・コレクトの日米格差だな。

 ・参照:→田中宇の国際ニュース解説 (ユーゴ情勢について詳細な解説あり)



 2000-10-27  知事の名刺 /タレパンダ圧死 (10-28追記&訂正)(10-30追記)

 26日の、田中康夫新長野県知事の初登庁を伝えるニュースは面白かった。部局長会議での農政部長の感情的反発はまだしも、新知事が県庁職員と名刺交換しようとするのに対して「知事は会社でいえば社長。社長が社員に名刺を渡すのは倒産する会社ですよ」という藤井企業局長の難癖は凄い。新知事が「これはプライベートなメールアドレスをお知らせするために配っている」と弁明すると、藤井局長、渡された名刺をこれみよがしにグシッと半分に折り曲げて「そういう趣旨なら、これ(名刺の名前の部分「長野県知事」の肩書部分)は無いことにさせていただいてよろしいですね?」と、さらにドギツイ嫌がらせ。
 先代、先々代との違いを示すためにプライベートなメーアドを社員に配る新社長がいたっていいと思うんだが。その程度のことで会社が潰れるのかね、長野では。厳しい所なんだなあ。もっとも、渡された名刺を本人の目の前で折り曲げてみせるような蛮行が許されているという点では大甘な土地柄のようにも思えるが。他県なら、社長の名刺にそんなことしたら首が飛ぶ。:-p

 10-28追記&訂正:放送を見た視聴者の反応が記事になっている。抗議電話&FAXが1000件超だって。記事によると藤井局長が折り曲げて「無いこと」にしたのは田中康夫の名前ではなく、「長野県知事」の肩書部分らしい。
 ・→ 初登庁時、企業局長が名刺折る 抗議殺到 (毎日新聞、10/28朝)

 朝日の記事ではEメールも含め「2000件を超える抗議」になっている。
 ・→ 田中新知事の名刺折り曲げに県民から抗議殺到 長野 (朝日新聞、10/27 20:48)

 追記2:名刺を折り曲げる藤井局長の手の映像が、現在Nステのホームページに掲載されている。
 追記3:Nステのリード文曰く、「田中新知事はまさに手洗い歓迎を受けました」。これではまるで、トイレに連れ込まれてヤキ入れられた新入生である(笑)。

 10-30(月曜)追記:
 30日の日テレ「ニュース・プラス1」によると、長野県庁への抗議電話・FAX・メールは昨日までに7500件。藤井局長は昨夜、県公営企業管理者に退職願を提出。田中県知事は慰留する方針。



 地下鉄で奇妙なポスターを見た。タレパンダがバーベルの下敷きになっている。「もっと、きっと、×××(失念)」とかいうコピーが付いていた。頑張ればなんとかなるとでも? バーベルを持ち上げるどころか、タレパンダは自力では未来永劫バーベルの下から抜け出せない気配が濃厚だぞ。首を押し潰されてもう死んでいるようにも見える。なんだこの不吉な広告は?
 広告主を見ると、東京都宝くじ。うぁお……。



 2000-10-24  臨界事故から1年報道 /商品名隠し /MP3演奏

 雑文に 臨界事故から1年報道(ニュースステーション)を追加。うまくまとまらないのでNステの「臨界事故の呪縛」への感想に絞った。


 23日(月曜)のNステは番組冒頭で先週金曜のチョンボのお詫び。久米宏は放送内容の訂正とお詫びをする時に視線を外すことが多いのだが、この件ではカメラを正視。まるで生真面目な局アナのような態度であった。

 今はNHKでも商品名が画面に映る。民放ではもちろん大量に映る。あれは無造作に映るわけではなく、なにげに映っているようでも陰で広告代理店の人間が大活躍して映るべきものが出来るだけはっきり映るように様々に工夫しているんだそーな。逆に、スポンサーのライバル会社の商品など、映ってはいけないものは画面から徹底排除する。これ、ドラマやバラエティでの話だと思っていたのだが、最近では洋画にまで手を加えている。CXのゴールデン洋画劇場で放映された「ドロップゾーン」で、缶ビールやバイクのメーカー名にモザイクがかかっていた。放映権はTV局が持っているにしても、映画の画面にまで手を入れるなんて検閲じみていて嫌な感じである。(ヒロインが缶ビールを飲むシーンで、デジタル処理で無理やり画像拡大したような非常に不自然で汚い顔の大アップがあったが、あれもビールの銘柄をフレームアウトさせるための“検閲”処理だったのかも。)

 音楽系サイト巡りをしていてローリングストーンズの歌詞を掲載しているサイトに行き着く。「Angie」の歌詞を眺めていてびっくり。「You can't say we're satisfied」だって? あたしゃこれ、「You can say we're sad spies」だとず〜っと思い込んでたよ。とほほ。(--;)

 Windows Media PlayerをVer.7にアップデートした。ソフトエミュレータによるMIDIファイルの再生はソフトによって演奏のクオリティが全然違うが、MP3はどのソフトで演奏しても同じなんだと思っていた。が、WinAmpとMedia Player7でMP3を聞き比べてみたら歴然と違う。Media Player7の方が音像がはるかに鮮明で立体的である。良い。ただ残念ながら、Media Player7はマシンパワーを食うのか、うちの設定が悪いのか、他の作業をしながらだと音飛びが激しいためBGM演奏用には使えない。



 2000-10-22  生保の件補足

 下の項のNステのチョンボの補足。
 訂正とお詫びによると「大和生命の経営状態は健全」なんだそうな。手近の雑誌バックナンバーで生保関連記事を漁ってみた。「噂の真相」98年2月号の匿名座談会で最近破綻した生保2社が、千代田生命は「風前の灯火」、協栄生命は「この1年を乗り切るのが相当難しい」と評されている。他にも数社「危ない生保」の名が挙がっているが大和生命の名は出ていない。

 イメージ映像では千代田生命、大正生命、大和生命の3社の看板が映った。なぜ大和生命の看板が出たのか? WEBで検索してみたら事情判明。8月に破綻した大正生命の受け皿として大和生命が有力候補となっているらしい。なるほど、それで大正生命とセットで出しちゃったのか。共同通信の記事では「有力候補となったことが二十一日分かった」となっている。Nステでは20日の時点で情報を掴んで映像の用意をしていたわけだ。それをああいう形でフライングしちゃワヤである(笑)。

・参照:→受け皿に大和生命有力 破たんの大正生命 (河北新報 10/21)[共同通信の配信]

・続報:→破たん大正生命の受け皿、大和生命で最終調整 (読売新聞 12/11)



 2000-10-21  Nステ大チョンボ /保険会社の責任

 今週のニュースステーションは見所なし。幽霊アパートの生中継も結局何も起こらないし。ニュース番組の生中継で幽霊が映ったりしたら、そのこと自体が大事件だが(笑)。ところが最後の金曜(20日)は一転、ヒットありエラーありのエキサイティングなものとなった。
 まずはエラー。協栄生命破綻のニュースで「これで生保の破綻は6社目」という部分のイメージ映像で、なんと破綻していない大和生命の看板を映すという大チョンボ。ダイオキシン報道で起こった埼玉産農産物忌避の動きを「風評被害」と称するのはおかしいが、この放送で大和生命が被害をこうむるようなことがあれば正真正銘の風評被害である。Nステは久米宏が訂正とお詫びを三度繰り返すという異例の対応をしたが、無事に揉め事を回避できるであろーか。


 次にヒット。林健治被告(保険金詐欺容疑)に6年の実刑判決というニュースを取り上げたNews in Depthのコーナー。TV報道では、保険金犯罪の頻発について保険会社の責任を問うことをずっと避けていた感があるが、この日の放送は正面からこの問題を取り上げた。久米宏は以前、林健治被告の公判のニュースで毒物混入と保険金詐欺を混同するピンボケなコメントをしたが(7月31日の項参照)、この日の内容(や久米宏のコメント)はしごくまっとうなものであった。遅れ馳せながらようやく、やるべきことをやってくれた。

 事件の頻発状況について、朝日放送の取材テープ検索システムで「保険金詐欺」を検索し「1970年代中頃から毎年と言っていいほど発生している」と解説する場面があった。文明の利器だなあ。以前私も調べたことがあるが、絶版になっている文献が多くて、図書館ネットワークで取り寄せたり国会図書館まで出かけたりしてえらく手間がかかった。このデータベース、社外の人間でもアクセスできるようにして欲しいぞ。

 なお、保険金詐欺が「1970年代中頃から」毎年のように云々の解説はダウトである。以前書いた雑文でもちょっとふれたが、70年代に入って目立ちはじめるのは保険金殺人であって、保険金詐欺はそれ以前から多数発生しているはず。掻き集めた資料は手放してしまったので確認はできないのだが。(対象が取材テープという特殊なものゆえの検索結果なのか、殺人と詐欺を取り違えた単純ミスなのか?)

 林健治被告への判決文には、保険制度への社会的信頼を失墜させた責任は重い云々の文言があるらしい。社会的信頼かぁ。被害総額1億6000万の林健治被告が6年なら、数百億の負債を作って会社を破綻させた生保の経営陣には数千年の懲役を科する必要がありそうだな、被害額や信頼破壊の程度を勘案すると。



 2000-10-17  自衛隊スパイ事件2

 詳報を待っていたのだが続報がない。忘れてしまいそうなので書きとめておく。
 先月29日のニュースステーションで、自衛隊スパイ事件に関して「萩崎繁博容疑者は研究論文のための情報を貰おうとして内部資料を渡したとみられている」との報道があった。手段は不正規で非合法なのかもしれないが、これが本当なら、萩崎3佐の行為は金目当てではなく、「情報のプロ」としての本来の活動の一環だったということではないか? 逮捕の時期(プーチン離日直後)といい“犯行”の内実(立件が疑問視されるほどの瑣末なもの)といい、どうも萩崎3佐はスケープゴートにされた気配が濃厚である。
 第一報以後の一連の報道は「会うたびに飲食代を奢られ金を受け取っていた」「子供が難病で多額の治療費が必要だった」「最近子供を亡くして精神的に不安定になっていた」「某新興宗教にハマっていたらしい」「宗教活動のために金が必要だった」等々、萩崎3佐がロシアのスパイの手先に成り果てた裏事情をとくとくと語る“物語仕立て”になっていたが、あれは公安(警察)の情報操作だったんだろうね。(ちなみに新興宗教の件は虚報だったらしい。)

 とても立件は無理との観測もあったが(*) 、先月29日、萩崎3佐は自衛隊法違反(守秘義務違反)で起訴されている。

(*) J-RCOM(Japan Research Center of Military affairs)の 萩崎海自3佐、スパイ事件を分析

 10-18、起訴の日時訂正:Nステの報道の翌30日 → 先月29日



 ゲストブックへの書き込みでスペルミスしているのに気づいた。恥ずかしー。まあ掲示板やゲストブックでの誤字脱字はご愛嬌みたいなもんだけど。(×Saver → ○Server)


 2000-10-15  熱愛キス /受賞に与える賞

 ニュースステーションの臨界事故特集(先月下旬)について書くつもりだったのだがうまくまとまらない。1年前の事故当時も、WEB巡りであれこれ情報を仕入れたが、結局しょーもない冗談しか書けなかった。感想は控えて事実関係のメモにとどめておくべきか。


 先週の芸能ゴシップは元CXアナ近藤サトの熱愛キスで大盛り上がり。ワイドショーなどでは醜聞扱いしていたが、成年男女(共に独身)のキスは、イケナイコトなんだろーか。
 仮にその行為が悪いコトなのだとしても、芸能人でも公人でもない女性をストーキングして車内キスを盗撮するパパラッチの犯罪度はその1000倍、盗撮写真で商売する出版社のハレンチ度は10000倍、他人(元夫)の晴れの舞台(襲名披露会見)でTPOもわきまえず感想を求める芸能レポーターの非常識度は250倍、分別くさい顔で(嬉々として)悪口言いたい放題の芸能コメンテーターの腐臭は500倍ぐらいはあると思うぞ。不快に思いつつそんなワイドショーを見てしまう私の暇人度も結構高いのだが。
 ワイドショー・ウォッチで印象に残った妄言のメモ。
 某芸能デスク「これで近藤サトの芸能界復帰は難しくなった」 ←アナウンサーは芸能人か?
 山田美保子 「近藤サトは『生涯一愛人』」。 ←無礼千万。実名を挙げておく。


 白川英樹氏がノーベル化学賞を受賞。政府は急遽文化勲章の授与を検討だって。そういや、シドニーで金メダルを獲った高橋選手に国民栄誉賞を与えるという話もあるらしい。賞(メダル)を取ったから賞を与えるだなんて授与の基準が情けない。国民栄誉賞ってのは元来そういう(後出し用の)賞なのかもしれないが。
 12日のCX「とくダネ」は白川氏紹介Vの中で、氏の論文の「(なぜこれを研究テーマに選んだか。)そこにプラスチックがあるから(とでも言うしかない)」(大意)という結びの部分を取り上げていた。出典は10年も前に刊行された非売品の科学情報雑誌である。よく見つけてきたな。懐かしさにちょっと読み返してみたが……パイ電子だのソリトン伝導だのポリアセチレンのドーピングだの、何が何やらさっぱりである。(--;)



 2000-10-08  ビデオデッキ購入

 ビデオデッキが壊れた。劣悪な環境で日々酷使しているため数年ごとに走行系がイカレていたのだが(9年前に購入してすでに3回修理に出している)、今回はテープのローディングが出来なくなるという故障。走行系もそろそろ要修理状態になりつつあったので思いきって新機種を購入した。ビデオデッキも安くなったなあ。故障した旧機(HV-S21)も今回購入したもの(HV-S200)も共に三菱のS-VHS最廉価機種なのだが、9年前は実売価格8万近くしたのが今は約2万6千円にまで下がっている。

 箱から取り出すとき軽さに驚かされた。仕様で確認すると35%も軽くなっている(6→3.9Kg)。奥行も4.2cm短縮されている。省エネ化も進んで消費電力は約半分、待機時消費電力は1/3以下になっている。
 ジョグ・シャトルがリモコンから本体に移されたのは嬉しくない変化だが、幸い旧機(HV-S21)のリモコンは新機にも使えるのでうちでは不自由はない。ビクターのS-VHS最廉価機種の方が数千円安かったので売り場でちょっと迷ったのだが、同じ三菱製にしておいて大正解。 (HV-S200のリモコンにはジョグ・シャトル機能の代替ボタンが付いているが、ジョグダイヤル・シャトルリングの操作性には遠く及ばない。)

 動作チェックがてら録画・再生をしてみて、ノーマルVHSの3倍モード録画の画質が格段に良いのに驚く。ヘッドの性能が上がったためなのか、旧機の性能が落ちていたための落差なのかは不明。
 録画予約してあると電源を切っただけで自動的に録画予約モードに入るようになったのはありがたい(旧機では、録画予約ボタンの押し忘れで何度も悲しい思いをしている)。ヘッドフォン端子が省略されてしまったのは残念。早送り・巻戻し速度が倍になった(500倍速)とかリモコンに液晶が付いたとかS-VHS ET録画機能が付いたとか、多くの変化・新機能があるが、9年前の機種との違いを細々と列記してもあまり意味がないので詳細は省略。

 冷蔵庫もFAXも壊れたまま。借金未返済。にもかかわらずビデオデッキ購入。社会人としてバランス感覚に問題がある。わかっていてもどうにもならぬ。今は諸問題に目を瞑りお買い物ハイに浸るのみ。



 2000-10-05  高橋和 /芸能人盗撮

 日清ラ王のTVCM(将棋対局編)で指し手の読み上げをしている記録係は、高橋和女流二段ではないか? 他人の空似かもしれないのでWEBで検索。やはり高橋和らしい。1カ月以上前から流れていたのに今ごろになって気づくとは。
 高橋和(やまと)は将棋の世界では5年以上前からアイドル扱いだったが、世間一般での知名度ってどの程度のものなんだろう。WEBでは、囲碁の梅沢由香里四段のファンは(囲碁と無関係なサイト・掲示板でも)たまに見かけるが、高橋和の名は見たことがない(高橋和のファンサイトはあるが、それはまた別の話)。


 4日のCXの番宣特番で「この番組は9月○日に収録されたものです」のテロップ。再放送ではないのでこれは“クレーム除け”と見当がついたが、深夜、WEBでニュース記事一覧を見て田代まさしの盗撮事件を知る。風俗関係の不行状ならまだしも、駅構内でスカートの中をビデオ盗撮とは。顔の売れた芸能人なのに。男の業は深いね。
 芸能人が加害者という意味でこれは盗撮史に残る事件だな。盗撮史なんてものがあるとすればだが。

 ・記事:→ 田代まさしミニスカ盗撮言い訳会見 (10/5、サンスポ)



 2000-10-03  101匹目の審判Z

 あちこちでさんざん言われる(書かれる)だろうと思っていたのだが、TVでもWEBでも全然目にしない。不思議である。オリンピックの柔道・100キロ超級決勝で篠原選手の内股すかしが一本と認められず、逆に相手選手の有効ポイントとなった件がらみのこと。
 中継の解説者が「100人いたら100人が篠原の一本と判定するはず!」と怒っていたが、この発言を聞いて「主審は101人目だったわけだ」とTVに向かってツッコミ入れたのは私だけなんだろうか。101人目だけならまだ篠原にもメがあったが、あの試合では102人目が副審やってたらしいね。


 見出しのZはジーと読む。シンパンジー。……雨のせいか今朝は冷え込みがきついぜ。
 “100匹目の猿”といえばシンクロニシティの定番ネタだが、この話は作り話らしい。どこで仕入れた知識かなかなか思い出せなくて、3年前パソコン通信の某ネットに投稿した自分の書き込みまで遡ってようやく判明した。出典は、『トンデモ超常現象99の真相』(と学会)(*) であった。作り話の作者はライアル・ワトソン。ワトソン博士は「明らかに創作としか考えられないことを著作に紛れ込ませる常習犯」なんだとか。昨年12月にテレ朝が放送した「スーパーネイチャー」がトホホな内容だったのは、作者(監修者)ワトソン博士の本領発揮だったわけだな。納得。
 出典を探す(思い出す)作業の一環としてWEBでも「100匹目の猿」を検索してみたのだが、このエピソードが作り話であることを指摘するページは見つけられなかった。トンデモというコトバは流行ったけど、と学会の本はあまり読まれてないのかしらん。

(*)
「あたかも既成の事実であるかのようになっている有名なエピソードだが、実はなんと、同博士の創作であるという。
 というのも、博士が参考資料として挙げている河合雅雄博士の論文にはそんな話はどこにも書かれていないというのである。
 このことはアメリカでも問題になり(1)、そのことを追求されたワトスン博士は、この話が実は『メタファー』にすぎないことを認めてしまった(2)」

 (引用出典:『トンデモ超常現象99の真相』、p.320-321、と学会著、1997年3月)
 (引用文中の(1)(2)は出典を示す注番号。用字・表記は太字も含め原文ママ)


 2000-10-02  囲碁ソフトの盗作疑惑:参照ページ追加

 一昨日午後から昨日夜までジオシティーズがダウン。


 (コンピュータ囲碁の盗作疑惑についての補足は、先月30日の項に追補として入れた。)



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