近況雑談の過去ログ8


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 2000-02-28  猫の骨折4 -- 退院

 先週末、シロが退院。しばらくは外に出さないようにと医師から注意されていたのだが、連れかえってまもなく、他の猫のために戸を開けた一瞬のスキをついて脱出しやがんの。長期の入院(幽閉生活)で「開けた場所への脱出願望」が募っていたらしい。3本足であっという間にコンクリート塀の上によじ登り、しばし逡巡した後、塀の向こう側へ。こちら側には踏み台になる物があるが、あちら側には何も無い。帰ってこれるのか?
 やきもきさせられたが、10分ほどで帰還した。やれやれやれ。正直言って、シロの身体の心配より、このまま帰ってこなかったら巨額の治療費がパアやんけ、という思いの方が強かった。(--;)

 治療費の大雑把な内訳[雄猫1歳、大腿骨骨折]。
 ・手術関連費(約15万)、手術時麻酔費(約5万)、診察・検査費等(約8万)
 ・入院・処置料(12日間)=約6万
 トータルで34万円を超えるが、当方の事情を考慮しての特例なのか金額が大きい場合の常道なのかはわからないが、大幅に値引きをしてもらえて(約7万)、請求額は消費税込みで約28万円也。また、支払いは、長期分割にしてもらった。詳細な明細書もあるが委細省略。
 なお、動物病院の治療費は統一されていないらしい(*)。上記の金額はあくまで「東京都内の某病院での一例」である。

 動物病院に関する感想。「インフォームド・コンセント」が徹底していて、検査・治療方法の説明を懇切丁寧にしてくれた。人間相手の病院よりずっと進んでいるという印象を受けた。
 ただ、説明と合意が大事なのはわかるけど……。最初に運び込んだ時、事前の説明がすごく長く感じられ、しかも「飼い主さんの説明と実際の状態が食い違っていることがよくあるので」とかおっしゃるので、「ホンニンは目の前にいます。説明はもうわかりましたから、とにかくまず、ホンニンを診てやってください」と言いたくなった。急患の患畜をかかえて来院した飼い主というのは気が急いているものなんである。(^^;)

 (*) 参照:→ 伊北動物病院動物病院の料金と独占禁止法(1998年10月のトピックス)
 ・参照2:診察料金の一部を公開している所→ わたらい動物病院診察料金
 ・おまけ: My Little Friend-aid杉並区内の動物病院
 ・おまけ2: 動物病院マップ(東京都杉並区)



 2000-02-25  ラフ画 / 猫の骨折3 / X68000復活!

 某日、友人2名(ともに美少女ゲームのCG作家)と都内某所にて密会。新作のラフ画を拝見して目がつぶれる。モザイク処理する以前の下塗り段階で「省略処理」されてしまう部分まで、緻密に描き込んである。ラフ画だが "rough" ではない。世間に出せないところにまで精力を注いでしまう職人気質。天晴れ。しかしムダとも言える。(^^;)
 ムダと言えば、ラフ画段階では線画+色指定だけでもコトは足りるはずなのに、1枚1枚がそのまま原画集に使える「完成品レベルの着彩原画」に仕上がっているのも、労力のムダ遣いのような。まあ、これは製作システムにもよるんだろうけど。

 昨日はシロの見舞いに行ってきた。順調に回復していて、抜糸ももう済んでいるとのこと。
 エサはちゃんと食べてますか? と聞いたら、女医(看護婦?)さんが、「食欲はすごいです」だって。ふだんろくなもの食わしてないからなあ、病院食はシロにとって大御馳走なんであろー。ちょっと恥ずかしかった。

 昨日、X68000のディスプレイが我が家にやってきた。これは、98年の近況雑談を読んだ友人から寄贈されたものである。私のPC環境って借り物や貰い物が主力になっている。パラサイト人生。
 押し入れからX68000本体を引っ張り出し、早速動作チェックしたところ、ディスプレイは完全動作。愛機X68000復活!

 来週の「剣客商売」(CX、水曜8時〜)は「隠れ蓑」。あの短編(の仕掛け)は執筆当時はともかく、今では手垢のついた「ありがち」ネタである。TVではどう演出するのか? たぶん変なアレンジはせずに正攻法で堂々勝負だろうが、さて? 楽しみである。



 2000-02-24  文のテーマ選択

 22日夜にまた「ニュースステーション」のホームページにアクセスしてみたら「渡辺真理の200字」が更新されていた(#12)。今回のテーマは「ひきこもり」で、結びの言葉は「テレビと違って双方向の利点、何かあったら送ってくださいね」となっている。
 ここでいう「双方向の利点」というのは、エッセイへの感想メールをちょうだいね、って意味ではなく、番組リニューアル後に始まった新企画、「ニュース・オン・デマンド」に繋げることを視野に入れたものなんだろうな。こういう、良く言えば戦略的、意地悪く言うと "撒き餌" 的な発言(テーマ選択)は渡辺真理嬢のキャラクタには合わない。どうも今回のテーマ選定は誰かの意向を汲んでのもので、ご本人は気が乗らぬまま書いてしまったように思われる。
 こんな "読み" をしてしまうのにはワケがある。今回のエッセイは、すごい悪文なんである。文章がとっ散らかっているのはいつものことで、これは渡辺真理嬢のエッセイのでもあるのだが(^^;) 、今回のは初歩的な文章ミスが無数にある。テーマが扱いづらい「ひきこもり」だったためばかりとは思えない。責任感で筆が進まず、書き上げた時点で力尽きて、文を推敲しないまま放り出したんじゃないのか? ま、しょせん憶測なんだけど。


 WEBで公開されるものに限らず、エッセイ、コラムの類はテーマ選定自体に個性が出る。何について書き、何について書かないか、that is question。
 我が「近況雑談」を振り返ると、大半が「TVを見てそれに文句をつけている」スタイルである。信条や性格とともに生活実態までもがセキララに露呈している。こういう状態で「Read Me !」ってのも情けない。次回は、業界裏話でも書こうかしら。(と、先日友人に相談したら、「それだけはやめれ!」と止められた。)


 2000-11-02:「渡辺真理の200字」へのリンクを修正(当該第12回分はテキスト版にリンク)。「ニュース・オン・デマンド」は旧URLも生きているが、念のため現在のURLに張り替えておく。



 2000-02-22  視聴者のご意見

 久しぶりに「ニュースステーション」のホームページにアクセスしてみた。以前は双方向性に欠けるサイトだったが、視聴者の意見メールを掲示するページが作られている。寄せられたメールの一部を掲載するぐらいで「双方向性」は大げさかもしれないが、「ご意見」を募集するだけの以前のサイト運営に比べれば格段の進歩である。
 ちなみに、TBSの「News23」のホームページはかなり前から視聴者メールの掲載をしていて、昨年7月には「東芝サポート問題」での筑紫哲也の顰蹙発言に対する批判メールもちゃんと載せ、さらにプロデューサーの回答も掲載していた。

 意見メールをいくつか拾い読みしてみた。18日に生出演したナオミ・キャンベルに対する久米宏のインタビュー態度について賛否両論のメールが掲載されている。両派の意見を総合するとナオミ・キャンベルも久米宏もどっちも失礼な態度で、なかなかの見物だったらしい。見逃したのが惜しまれる。(^^;)

 意外な発見があったのは、先月24日の吉野川可動堰問題特集(中山建設大臣生出演)に対する意見メール(53通掲載されている)。可動堰建設の是非について意見が分かれるのは当然としても、中山大臣の倣岸不遜な態度に対しては誰が見てもほぼ同じ印象・意見をもつだろうと思っていたのだが、中に1通、中山大臣は終始紳士的に対応していたのに久米宏は一般常識を疑う姿勢だった云々との意見がある。あの中山大臣のドはずれた傲慢な態度が、「紳士的」? 人の感性ってのは多様だねえ。驚いた。



 2000-02-19  猫の骨折2

 シロの手術が無事済んだ、との連絡があったので面会に行ってきた。こいつは数日前まで名無しだったのだが、カルテに記入する必要があってその場で命名した。全身純白だからシロ。安直だが、まあ妥当なネーミングだろう。
 毛を刈られた太腿に、腰から膝にまで達する「外傷の記号」じみた巨大な縫合跡(╋╋╋╋╋╋)がある。すっかり萎縮して「借りてきた猫」状態だが、顔面には生気が戻っている。
 レントゲンを見せてもらった。大腿骨が膝のすぐ上で切れて、骨盤を基点に反対方向に曲がってわき腹の辺りで宙ぶらりんになっている。折れた瞬間どういう動きをしたのか、太腿の外皮は突き破っていない。外見は内出血程度にしか見えないが、太腿の筋肉はズタズタらしい。
 医師は「この骨(大腿骨)がこんなふうに折れるのは極めて珍しい」と言っていた。怪我の原因は特定できないが、車にはねられたのだとしたら、ラッキーだったとも言えるとのこと(足の骨折はひどいが、頭・胸・腹部はほぼ無傷)。

 検査費、手術代、処置費等々で、現時点で治療費は20万以上。これに今後は入院費用が加算される。ヘタするとトータルで30万近くいくかも。猫好きの友人に融資を頼んだが、とーてい足りない。シロも痛いだろうが、私も痛い。



 2000-02-16  ReadMe!

 (この項、製作メモからこちらへ転記)

 「ReadMe! JAPAN」に登録してみることにした。

 「ReadMe!」については、以前、近況雑談でちょっとふれたことがある(97年のWEB雑感)。
 当時は、リンク依頼やサーチエンジンへの登録をして雑文サイトにお客を呼ぶ気はなかったのだが、気が変わった。というか、WEBで公開して一定の頻度で更新・追加できるようなものは、私の場合雑文しかないと遅ればせながら気づいた。これからは機会を見つけて、適宜(ほどほどに)この種のリンクに登録してみることにする。

 読み物系リンク&更新報告サイトは「ReadMe!」以外にも「日記猿人」「日記圏」「テキスト庵」などがある。しばらく様子を見て、他のところにも登録(参加)するかも。



 2000-02-15  猫の骨折

 うちのバカ息子(猫)が足を骨折。素人目にも、放置して自然治癒が期待できる状態ではない。病院に連れて行った。
 午後、検査結果を知らせる電話。今の私にはとても払えない金額(手術費)を提示される。が、「楽にしてやってくれ」とは言えなかった。
 早急に、何か儲け仕事を探さねば。



 2000-02-13  容疑者自殺3

 昨日、TBS「ブロードキャスター」でゲストの荒俣宏が、小学生刺殺事件の容疑者について先日のCX黒岩キャスターと同趣旨の発言をしていた。表現はより露骨で、「逃げてる途中で他の人に危害を加えても全然不思議はない」云々。
 現時点では、自殺した人物を「真犯人」と見なしてほぼ間違いないらしいが、それでもやっぱり、この種の発言にはひっかかりを感じる。

 TVニュースでは警察の不手際が指摘され、「逮捕(身柄確保)の目的は容疑者が自分や他人を傷つけるのを防止する意味もあるんだから、すぐ緊急逮捕に踏み切るべきだった」との解説コメントがよく流れている。殺人事件の容疑者なんだから、逃走中に他人に危害を加える可能性に言及することは不自然ではないのかもしれない。
 しかし、確かに「ある種の無差別殺人」ではあるけど、あの事件の容疑者を、覚醒剤やシンナーでラリって狂暴化している容疑者や連続強殺犯などといっしょくたにはできないと思うんだけどなあ。身辺に捜査の手が伸びなければあるいは第2の事件を起こした可能性はあるかもしれないけど。

 荒俣氏のコメントに感じた違和感を展開してみようと試みたがうまく表現できない。自分の感覚の方が世間の常識からズレているような気もしてきた。



 2000-02-09  荒井注死去

 CX「スーパーニュース」ではトップニュース扱い。今日は平和な一日だったらしい。

 私はドリフの全盛期に子供時代を送ったのだが、ドリフはそれほど好きではなかった。ドンキーカルテットやアイドル・フォー(略してアホー)のような、ちょっとヒネたのが好きだった。ヒネた子供だな。それでもよく見てたけどね、ドリフも。私の世代でドリフを見てなかった奴なんて、いるわけない。
 合掌。



 2000-02-08  容疑者自殺2

 テレ朝「ワイド!スクランブル」(正午前後のワイドショー)にて。
「(自殺した男は)学業成績至上の価値観だったが挫折して生きる目的を見失っていた。挫折の責任を教師や学校に転嫁する自己愛傾向の強い性格だった」と、スタジオ生出演のゲスト(精神科医)がコメント。
 さらに、「自分をアピールするのに、なぜ小学生を殺すという手段を?」と女性司会者に問われて、
「今はゲーム、ファミコンでもゲーセンでも、全部、人を殺すゲームなんです。それをどうかすると10時間以上、5、6時間もずっとやってるわけです。人を殺すゲームを」

 私は最近のゲーム事情に疎いのだが、恋愛系、育てゲー系、ダンス系、落ちモノ系、クイズ系、車・電車運転系、……等々の、人を殺さないゲームは、今やゲーム界にはまったく存在しないらしい。
 ワイドショーは勉強になるなあ。:-p

 追記:途中から見たので名前がわからなかったのだが、上の発言をした精神科のセンセイ、その後あちこちの番組に顔を出している。名前は町沢。



 2000-02-07  容疑者自殺

 CX「スーパーニュース」の黒岩キャスター、小学生刺殺事件の容疑者が逃走・自殺したニュースのシメで、「逃走中に別のもう一つの事件を起こさなかった、これが唯一の救いかなあという気がします」とコメント。
 自殺した男はあくまで容疑者(自殺した時点では逮捕状を執行されていないので重要参考人)である。
 事件の真相はまだほとんど解明されてないのに、自殺した男を犯人と決めつけた上で、野に放てば凶行を重ねること必定の殺人鬼扱い、か。
 事件が異常なものだからといって、ニュース・キャスターが乱暴な発言をしていいというものではない。



 2000-02-05  ビットバレー

 CX「花やしき」(土曜午前中のぬるい情報番組)で「ビットバレー」(のパーティー)を取り上げていた。ビットバレーってのは渋谷周辺にあるネット関連ベンチャーの寄り合いみたいなものらしい。シリコンバレーにあやかって「渋谷→ビター・バレー→ビットバレー」。ネーミングのセンスが泣ける。
 「花やしき」での紹介は礼賛調であった。最近CXは「ネットオークション」を繰り返し特集するなど「ネットビジネス」関連を肯定的に取り上げているが、その流れで企画・取材したのかな? WEBで見かけるビットバレーの話題は、否定的なものが多いんだけどなあ。
 番組のレギュラー出演者である猪瀬直樹は、「孫正義は飛行機を3000万でチャーターして、スイスから出席した」と、このパーティーの注目度を強調していた。自分もパーティーにご招待されたのがよほど嬉しかったらしい。
 1年後には死語。いや、それ以前に、世間に認知される前に消える、に1000カノッサ。



 2000-02-03  亀井政調会長

 ニュースステーションに亀井自民党政調会長が生出演、中山建設相以上の大熱弁をふるう。
 発言内容のムチャクチャ度は亀井政調会長の方がはるかにひどいのに、中山建設相ほど暴力的印象は受けなかった。中山大臣サマの場合、ひたすら大声張り上げてただけだもんなあ。あれはあれで「見物」ではあったが(笑)。
 役者の格の違い、だねぇ。与党内からさえ反発の声が出るようなデタラメな横車を政治力を背景に強引に押し通して平然としているコワモテ大物政治家と、官僚や土建業界に背中を押されてピエロ役をやらされたゾンビ議員、の差。

 出演中、数々の質問・反論に立て板に水で持論(大半が論点をすりかえたピンボケな喩え話や、政治家特有の相手の発言の意図をわざと誤解して返答する駄弁だったが)をよどみなく展開していた亀井政調会長であったが、後半、「ペイオフ解禁の1年延期は選挙目当てなのでは?」との久米宏の質問にはうまく切り返せず自ら墓穴を掘るような答えしかできなかったのは不可解。さんざ指摘されている批判のはずなのに、それに対する「言い訳」を用意してなかったのか? 妙なこともあるものだ。



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