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近況雑談


この97年06月〜98年12月の雑談は、雑文サイト旧「そいとごえす」に置いていたもの。
 イラスト展示サイトに置いていた近況雑談とは一部執筆時期が重複している。面倒なので書式は統一しない。




WEB引越し決行 [ 04-Dec-98 ]
 不況だねえ。仕事が無い。このところず〜〜〜っと暇である。
あまりにも完璧に暇だとWebページの更新をする気にもならん。
 小人は閑居すると不善を為すそうだが、すると雑文系Webページの更新というのは
善行なのかね(笑)。

 当サイトの更新を止めていたのには別の事情もある。
 GeoCitiesがまた広告ポップアップの仕様を変更してページの表示で珍現象が発生
し始めたので、しばらく様子を見ていたのだ。この件についてはGeoCitiesメモの8月
以降の項を参照されたい。

 細かな経緯については省き結論のみ書く。広告バナー付加義務の無い、いや正確に言
うならユーザー・コンテンツを勝手にいじらないXOOMに引越しすることにした。

 更新を止めている間はCG系サイトに「近況雑談」を書いていた。私は暇人ではある
が、「近況」を2つのサイトで書き分けるほどに暇ではない。CG系と雑文系(ここ)
を一部重複した形で運営するか、あるいはどちらか一方を完全なミラーサイト化するこ
とになるか、まだ決めかねているが、「近況雑談」は早めに統合するつもりである。


最新留守番電話機事情 [ 22-Aug-98 ]
 留守番電話が壊れた。
 必需品なのですぐに新品を購入することにした。必需品ではあるが「留守電」以外の
付加機能は要らないので、家電量販店に並んでいた中から一番安い機種を買ってきた。
 最近は留守電も安くなったなあ。壊れた留守電は10年前に購入したもので、今回同
様、当時家電量販店で一番安かった機種なのだが、確か2万ちょっとしたと思う。それ
が、今回買ったものは5000円を切っている。
 結構なことだ。
 パソコンなんかの場合、機能が飛躍的にアップして「相対的」には安くなっているも
のの、絶対的価格はほとんど下がってないんだよなあ。15年以上前の8ビット機の時
代、そこそこに使うつもりなら予算は30万円台という目安があったが、この予算ライ
ンは5年前も今も変わっていない(下がっていない)と思う。

 今回購入した留守電はユピ〒ルの製品なのだが、価格引き下げのために実に大胆な設
計をしている。製造コストを下げるために断固たるシェイプアップをしているのである。
 壊れた留守電(10年前の最廉価機種、シャープ製)と比較してみる。
 書くのが遅れたが、共にマイクロカセット式である。

 ・「短縮ダイヤル機能」無し
 ・「転送機能」無し
 ・「自動再ダイヤル機能」無し(「再ダイヤル」は可能)
 ・「伝言メモ機能」無し
 ・「オートダイヤル」(よくかける番号の登録)1件のみ可能
 ・「応答メッセージ」の録音は不可(ただし、応答メッセージ中でこちらの番号を
   名乗らせることはできる)

 機能を削るだけでなく、機械部品も減らされている。

 ・マイクロカセットの操作ボタン(再生、巻戻し、早送り)、無し(*1)
 ・呼び出し音の音量調節スイッチ、無し(*2)
 ・壁懸け用フック、無し
  (*1)操作はプッシュボタンを兼用
  (*2)プッシュボタンで大小2段階切替は可能

 こうやって列記していると、「ここまで削る必要があるのか?」という気がしてくる
が、「ここまで」やらないと実売価格5000円以下、というリーズナブルな価格は実
現できないのであろー。

 そしてとどめの一発、なんとこの留守電は、停電の時には使えないのである。
 この点に関しては、取扱い説明書の3ページ目に「停電のときはご使用になれません」
「今までお使いの電話機との併用をお勧めします」と明記してある。
 この一節を読んだ時は、停電の時には留守番電話としては機能しない、という意味だ
と思った。そんなのは当たり前のことである。しかし最近はPL法がらみで、こんなし
ごく当然のことでも、アホな消費者の理不尽な苦情を処理するためには明記しておかな
いとまずいんだろうな、と思った。
 が、なんと、このユピ〒ルの留守電は、停電の時には本当に「ご使用になれません」
なのである。
 電気無しだと電話機として機能しない(ツー音が鳴らない)というのは、とても不
思議なことのような気がするが、きっと素人には理解不能な必然かつ深遠な設計原理と
いうものが存在するのであろー。
 壊れた留守電は電話機としてはまだ生きているし、これとは別にFAX電話機もある
ので、少なくともウチではノープロブレムであるが、1台目の電話機としてこれを購入
した人の場合は?
 まあ、大丈夫であろう。停電なんて今の日本じゃめったにあるものではない。
 めったにない停電の時に限って電話が絶対に必要な事態が発生する、なんてことはな
いよね、マーフィー?



先入観 [ 17-Aug-98 ]
 高校時代の友人が転職してアメリカの製薬会社に勤めている。帰国した時に転職のい
きさつやあちらでの生活のことなどを聞いていて、奇妙な体験をした。

 彼は研究職で、アメリカ企業の偉いさんに実力を買われて転職、あちらに移住し、彼
を勧誘した偉いさんの直属の部下として働いている。彼にとってその人は人生に一大転
機をもたらした人物であり現在も世話になっているボスでもあるわけで、当然その人に
関する話が多くなる。
 名前はホワイトとかスミスとかいう、アメリカのホテルで使われる偽名トップ3に入
っていそうな、ありふれたものだった。以下、仮にホワイトということにする。

 友人の所属するドクター・ホワイトのチームはアジア系やインド系が多く、まーなん
というか「国際色豊か」な職場環境らしい。英会話の訓練をする間もなく渡米した彼は
初っ端から苦労の連続だが、彼の英語力はドクター・ホワイトも承知の上での勧誘だっ
たので、開き直ってなんとかやっているとのこと。
 いろいろ話を聞くうち、また職場の「国際色」の話題になった。と、突然、
「ドクター・ホワイトも中国系だしさあ」
 と言うんである。
 中国系だって?
 愕然とする、という思いを味わった。
 私は、彼が「ドクター・ホワイト」と言うたびに、長身で金髪に青い目の「アメリカ
白人」をイメージしながら話を聞いていたのである。名前とキャリアを聞いただけで無
意識のうちに。典型的な先入観の落とし穴だ。
 知識として「アメリカは人種のるつぼである」ということは知っていても、子供の頃
からTVドラマやCMで繰り返し刷り込まれたイメージの呪縛は強力だ。
 話を聞きながら慌てて人物イメージを修正した。
 痩身・切れ長の目・口元に涼やかな微笑をたたえた初老の中国系アメリカ人。白衣を
着ているので一見すると鍼灸院の医師風であるが、口を開けば「アシル-CoAとモノアシ
ルGPに対する選択性識別のための二重標識の試薬は」とかなんとか語り出しちゃうわけ
である。流暢な英語で。なんだかわからんがかっこいいぞ。

 ドクター・ホワイトに関する話が続く。
 研究者として学会でも一目置かれる存在らしいが企業人としてもなかなかのやり手で、
会社内でもブイブイ言わせているらしい。
 有能で野心家の人物に「アメリカに来い」と誘われるとはたいしたもんである。実力
主義のアメリカ企業で働くのって大変そうだから、私なら声かけられても行かないけど。
 なんてなことを考えつつ話を聞いていると、ややあって突然、
「彼女のダンナさんは近いうちに大学に戻るらしい」
 と言うんである。
 ダンナさん? ってことは、ドクター・ホワイトって?
「女だがね」
 再び、愕然とする。
 学会では動向を注目されるバリバリの研究者、企業内ではプロジェクト・チームを率
いる野心家。無意識のうちに、ドクター・ホワイトは男だと思い込んでいた。
 典型的先入観第二弾である。
 話を聞きながらまたイメージを修正しようと試みたが、「アメリカ企業でブイブイ&
バリバリの中国系女性研究者」というのは、すぐには容姿が思い浮かばない。
 ……田中角栄の娘が切れ長の目になったような感じかしらん?
 友人の話を上の空で聞きながら妙なことを考えてしまった。


国会図書館 [ 17-Aug-98 ]
 先日、国会図書館で調べ物をしてきた。
 行きたくなかったんだけど。
 だってさー、国会図書館って永田町、国会議事堂のすぐ隣にあるんだよね。あんなデ
ンジャラス・ゾーンをウロウロしていて毒ガスとか爆弾テロにでも巻き込まれたらつま
らない。議員や公務員なら行かざるをえないけど。

 行きたくなかった理由はもう一つあって、周知のことだけど国会図書館って面倒なん
だよね、手続きが。いろいろと。
 まず、入館するためには利用カードを作ってもらわないといけない。これは他の公共
図書館の利用カードのように一度作れば何度でも使えるというものではなく、あくまで
1回限りの使い捨て、電車の乗車券のようなものである。磁気式で、入・退館ゲート通
過に使うという点でも乗車券に似ている。
 利用カードは乗車券と違って無料だけど、これをもらうためには住所・氏名を用紙に
記入して申請せねばならない。よって、住所不定の人や名前の無い人は蔵書の利用どこ
ろか入館さえできない。

 無事に入館できたとして、例えば、ある書籍の特定の箇所のコピーが必要だとすると、
まずその書籍の「請求番号」というのを検索カード・目録・検索用端末等を使って調べ
ないといけない。
 横着をして案内カウンターのお嬢さんに調べてもらうという手もあるけど。
 首尾よく「請求番号」がわかったら請求票作成機というやつで請求票を作り、これに
番号を記入して受付カウンターに出す。
 そして待つ。
 国会図書館とゆーのは、いくつかある専門資料室を除き蔵書は閉架式なので、書庫か
ら出してきてもらわないといけないんである。
 ひたすら待つ。
 館内各所に電光掲示板やモニターがあって申請番号が表示されるので、受付カウンタ
ーの前に張り付いて待つ必要はないんだけど、普通の図書館と違って書架がないから館
内をうろついてもあまり意味はない。
 じっと待つ。
 カウンターの上の電光掲示板に時々目をやりながら、ソファに座って黙々と待つ人々。
 その光景は図書館のものではない。まるで病院の受付ロビー、あるいは自動車運転試
験場の免許証発行ロビーである。

 さて、申請した書籍がめでたく書庫からおでましになったら、今度は複写カウンター
とゆーところに行く。そして複写申込書とゆーのに必要事項を記入して本を提出する。
 で、また待つ。
 複写カウンターの前で待てるというのは、ある意味幸運である。複写を申し込んだブ
ツが「即日複写」可能なもの、つまりその日のうちにコピーを受け取れるものだったわ
けだから。
 いや〜、なんだか待つのがだんだん楽しくなってくるね、ここに来ると。


 開架式の専門資料室で調べ物をした。いくつかコピーの必要な箇所をピックアップす
る。そろそろ複写カウンターの受付終了時間が迫ってきたので何冊か抱えて資料室を出
ようとして止められた。
「貸し出し時間は終了しました」
 そう、国会図書館では、専門資料室から複写カウンターに持って行くのにさえ各資料
室での手続きが必要なんである。
 おそるべし国立国会図書館。


教訓付きの日記 [ 05-Aug-98 ]
・都内地下鉄ホーム上を3往復した。
 教訓:両端に出入り口のあるホームで時間にルーズな人と待ち合わせしてはいけない。


老紳士
・シッポのある老紳士に声をかけた。
 「あの〜、背中から何か出てますよ」
 「え、何? 何が? なんですか?」
 今にも降り出しそうな不穏な暗さの空の下、子猫のように自分のシッポを追って路上
でクルクル廻る宮沢喜一蔵相似の老紳士。
 2回転半してようやく自分のシッポをつかまえた紳士は、その正体に気づくと「きゃ
っ!」と叫んで慌ててソレを引っ張り出し、あたふたとズボンのポケットに押し込んだ。
 教訓:化粧室から出る時には、トイレットペーパーがズボンから垂れてないか確認す
    べし。


・図書館で調べものをした。
 閉館時間になり外に出ると雨。まだ小降りだが、図書館は文京地区にあるため最寄り
の駅および商店街までは早足でも10分以上かかる。傘無しでは濡れネズミ必至である。
 天気予報を信じていない者が20名ほどいて、図書館入口の庇の下でひしめきあいな
がらの雨宿りとなる。
 10分後、悲観論者(待っててもどうせ降り止まない)2名、楽観的行動派(この時
期、雨に濡れても風邪はひかぬ。我行かん)3名、急用のある者1名、バーバリアン1
名、破滅的短気者1名が去り、残り12名となった頃、雷が鳴りはじめ大豪雨となる。
 先ほどまでのビシャビシャという雨音がグォオォォォ!! という轟音に変わり、眼
前のアスファルトが煮えたぎる熱湯のように白く泡立つ。
 教訓:30分待つ忍耐力がない者は3分待つ必要はない。


・タイ風チャーハンを食った。
 雨宿りで40分以上立ちっぱなし。疲れたので久しぶりに外食する。
 同じ食材でも、季節や料理法でいろいろな味になるものだ。しかし例外もあって、サ
イコロ状に切り揃えたニンジンとエンドウ豆・トウモロコシを合体させた物は、どんな
料理に使っても同じ味にしかならない。
 教訓:エスニック料理にミックス・ベジタブルを使ってはいけない。


X68000ディスプレイの臨終 [ 04-Aug-98 ]
 このところWindows95マシンばかり使っていて愛機 X68000はめったに起動さえしなく
なっているが、TVはX68000 のディスプレイで見ている。
 朝のニュースを見ていると、突然ディスプレイが囁き始めた。
「……ブ、ブブーン」
「ブーンってなんだよ? どっかネジでも外れたのか?」
「苦しい……なんか、もうダメみたい」
「え? ちょっと待った! おまえが逝ったらX68000本体も使えなくなる、まだ死ぬな!」
「あーダメダメ、もうダメーッ!!」
 部屋中に響き渡る断末魔の叫び声を上げると、ディスプレイはいきなり沈黙し、同時
に画面もブッツリ消えてしまった。
 慌てて蘇生を試みたが、ついに息を吹き返さず。
 87年7月に購入した初代機(色は当然グレイ)。10年余の短い生涯であった。
 購入2年目あたりから冬場になると画面が真っ青になるなどの障害が出始め、徐々に
輝度・明度が落ちていたのをだましだまし使っていたことを思えば、10年持ち堪えた
のは誉めてやるべきなのかもしれない。
 死ぬな死ぬなと言うばかりで、結局ねぎらいの言葉はかけずじまいだった。
 合掌。

 今使っているWindows95マシンはオールインワン・タイプのため、X68000 とのディス
プレイ共用は(たぶん)できない。
 現在、「X68000でないとできない」用件は無いので当面は困らないが、問題はTVだ。
TVが見られないのは辛い。
 押し入れから「パソコンテレビ」X1のディスプレイを引っ張り出した。
 10年ぶりに火を入れたワインレッドのディスプレイは、ありがたいことに健在であ
った。X68000ディスプレイよりは画面が若干粗いが、輝度は格段に高い。これなら、暗
闇の格闘シーンでどれが誰やら判別できないなんてこともなくなるだろう。

 ブラウン管はX68000の方が大きいが、ディスプレイのボディーはX1の方が大きい。
 ボディーはX1の方が大きいが、梱包用の段ボール箱はX68000の方が大きい。
 収納スペースの関係で、X1ディスプレイの入っていた箱にX68000ディスプレイを入
れて押し入れにしまった。
 仕舞っておいても、修理するあてはないのだが。


TV雑感の項を分割。他いろいろ微調整中 [ 24-Jul-98 ]
 発作的に作業を開始し突貫工事でページ分割・再構成をしたため、まだあちこちにリ
ンクミスやタグ指定ミスが残っているかもしれない。修正のついでにデザインも変えて
みたりしている。といっても色指定を変える程度のことだが。
 しばらくはこういう状態が続くと思う。サーバ転送後もちょこちょこ修正しているが
逐一記録はしない。

 ページを細分化はしたものの、元々ダラダラ書き連ねたものだからどうにも文章に締
まりがない。これは私の文章力がそのまま出ているわけで、いかんともしがたい。

 当サイトが間借りしているプロバイダのサーバーは米国西海岸にあるので、Webの
仁義として従来は index.htmlは英語で書いていた。日本語版の表紙(index_j.html)を
作ろうかとも思ったのだが、当サイトは「日本人が日本人向けに日本語で書いているサ
イト」なんだよな。英語版の表紙を置いておいても、そこから先に飛ぶ英語版ページが
無いのでは意味がない(笑)。ということで、index.htmlも日本語化した。

(*)この項を書いた当時、当サイトは米国GeoCitiesにあった。


ページを分割した [ 20-Jul-98 ]
 ダラダラとWeb日記風に続けるのは楽なんだがもーちょっとなんとかしようゼ!
という内なる声がだんだん大きくなってきた。従来の「1項目内に雑多なことを書き連
ねる」やり方ではサマにならない。先月は「東風荘メモ」を独立ページとして分割した
が、残りの雑感も(無理矢理)「Web関係」「WWWブラウザ」「GeoCites」等のテ
ーマに分類し、整理・再構成することにした。ページを細分化すると後の管理が面倒な
んだけど、しゃーない。
 テーマというかジャンルを設定しておけば、もうちょっとマトモなことも×、じゃな
くて欠ける、うぅ続けざまにイヤな誤変換しやがる、書ける、であろーというもくろみ
なのである。
 雑感の配列冒頭にReview「本、映画、TV」なんていう、現時点で1項目しかないジ
ャンルを配置しているあたりに私の決意が読み取れるね。
 排水の、じゃなくて廃水の(またかよ……)、背水の陣ってやつだ。(そうなのか?)


.
 以下、どのページにも分類・収納できなかった昔の雑談の断片。


新春近況雑談 (06-Jan-98)

 深夜あるいは早朝、いきなり部屋に飛び込んで来て襖をバリバリ引っ掻き破り、足
音荒く飛び出して行く。
 青少年期の猫の狂騒ぶりには慣れている。自分チの猫の悪戯なら諦めもつく。しか
し、これがよそんチのバカ猫の仕業だってんだから業腹だ。手の届くところに来やが
った時には頭をひっぱたいているのだが、図太いのか鈍いのか、警戒心を抱く様子も
なく、性懲りもなく毎夜暴れにやってくる。ふと見ればウチの猫どもに混じって布団
の上で丸くなっていることもある。
 出かける準備をしながら足元を見ると、ウチの猫と一緒にエサを食っている。図々
しいにも程がある。蹴飛ばしてやったら逃げるついでに洗面器(猫用の飲み水)をひ
っくり返していきやがった。洗面器一杯の水が畳にぶちまけられ、その始末のために
外出が30分以上遅れてしまった。
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夏の思ひ出 (29-Jul-97)

 今年のサマージャンボ宝くじのキャッチコピーは「当たれば一生夏休み」。
 いやぁ、実に魅惑的。シビレル。
 しかし、この惹句が魅力的なのは「夏休み=巨額のアブク銭でバカンス三昧」とい
う印象付けとセットになっているからであって、来し方を振り返ると、実際の夏休み
とゆーのはけして極楽なんてものではなかった。
 前半は蒸し暑くてダラダラととりとめもなく無為に過ぎて行き、後半はギラギラと
暑くて急速に近づいてくる「休みの終わり」に焦燥しつつもやっぱり無為に過ぎて行
った。
 あの夏休みの日々があまり楽しい思い出となっていないのは、「使い放題のお小遣
い」とセットになっていなかったからなのかなあ。
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梅猫 (19-Jun-97)
 親猫が地面に落ちた梅の実をせっせとくわえて来る。運んで来るたびに子猫を
呼び寄せる。獲物のつもりか?
 もちろん子猫は梅の実なんて食わない。親猫も食わない。
 熟していい匂いだが、梅の木の根元辺りは猫ドモのトイレであることを熟知して
いるワタシも、食わない。
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