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Webを巡る雑感 (01)

Webページ作成メモ、Web見聞記、パソコン全般

・タイトル、リスト、戻りリンクのみ、スタイルシートでフォントサイズと行間の指定を入れた。他はママとしておく。(2000-02-09)


終了タグ</LI>は省略不可になった? [ 08-Aug-98 ]  
 昨年9月の項に書いたAnother HTML-lintに久しぶりにアクセスしてみた。
 解説ページが改訂増補されていて、以前に比べボリュームが3倍になっている。
 採点基準への反論メールが多いのか、但し書きも増補されている(笑)。
 当サイトの表紙(index.html)をチェックしてみたところ、−19点であった。
 とほほ。


 チェック・メッセージの中に、身に覚えのないDOCTYPEに関するものがある。
 不審に思い、手元のファイルを調べていて、ネスコミ・コンポーザが勝手に加工して
しまったファイルのファイル冒頭の仕様宣言(!DOCTYPE)が「HTML 3.2 Final//EN」
から「HTML 4.0 Transitional//EN」に書き換えられているのに気づいた。

 ブラウザに関する雑感ページで、ネスコミ・コンポーザに関して「勝手に</LI>タグ
を付加するのは大きなお世話」と書いたのだが(HTML 3.2では終了タグ</LI>は省略可
能)、もしかするとHTML4.0 では省略不可になったのかもしれない。(*) そうだとする
と、ネスコミ・コンポーザによる</LI>の付加は「大きお世話」ではなく必要な処理と
いうことになる。
 もっとも、仮にそうだとしても、この処理はDOCTYPEを勝手に書き換えるようなタチ
の悪い「出過ぎたマネ」に付随しての「必要な処理」であって誉められたものではない。

 う〜む、しかし、以前の規格で省略可だったものを新規格で省略不可にするかな?
 HTMLの規格はWWW上で公開されているので「う〜む」なんて言ってないでとっとと
調べればすぐ疑問解消するんだが……面倒なんでパス。興味のある人は自分で調べてく
れぃ。

  (*)仕様書を見たところ、HTML 4.0でも</LI>省略可であった。
   (98年11月追記)


ネットワーク・ゲーム〜HSC、将棋 (16-Feb-98)

 ゲヱセンでは対戦格闘ゲームが一大ジャンルをなしているが、対人ゲームというのは
対コンピュータとは別格の面白さがあり、燃える。
 インターネット上でも「ウルティマ・オンライン」や「ディアブロ」など多人数参加
型のネットワーク・ゲームが盛んなようだが、それらがゲーマーを惹きつけてやまぬ魅
力の核心は、派手なグラフィックや練り上げられた世界観、ではなく、やはり「対人間」
という点にあるのではなかろうか。
(「ディアブロ」はお試し版を遊んだことがあるが、一人プレイだと単調ですぐ飽きる。
 ちなみに同じブリザード社製の「ウォークラフト2」は、ネット・プレイも可能だが、
一人プレイでもとことん遊べる名作である。)

 かつてパソコン通信の「HSC」に夢中になったことがある。
 「HSC」の正式名称は「ハイパー・スペース・クラック」だったかな?
 簡単に言うと、多人数参加型、1日1ターン制で艦隊群と歩兵を運用して、クモの巣
状にリンクした惑星系を占領していく領土争奪ゲームである。
 なにしろ10年以上前のことだから画面表示は文字オンリーで生産・戦闘のシステム
もシンプルなものだったが、BBSを活用すれば前哨線で遭遇した人間プレイヤーと非
戦同盟を結ぶことも可能で(虚々実々の宣伝工作やだまし討ちもあった)、実に味わい
深いゲームであった。


 「HSC」にボーダイな時間を費やしたその経験から、インターネット上のネットワ
ーク・ゲームにはけして手を出すまいと決意していたのだが・・・最近、ついに始めて
しまった。

 このところ、ネットワーク将棋をよく指している。
 ネットワーク将棋はパソコン通信でも指していたことがあるのだが、両者には大きな
違いがある。
 パソコン通信で行なわれる将棋の対局は1手ずつ指し手を郵送し合うメール将棋のよ
うなもので、終了までに多大の時間(2週間〜1年)がかかる。事実上持ち時間は無制
限のようなものだ。(*注)
 それに対し、インターネット上のネットワーク将棋はリアルタイムのオンライン・ゲ
ームであって、設定にもよるが、対局時間はおおむねオフラインでの対局と変わりがな
い(15分〜1時間)。
 パソコン通信将棋を引退して以来、人間相手の将棋を指していなかったため棋力の衰
えを痛感させられることが多いが、いやぁ、やはりゲームは対人がいいね。

 (注記)ファミコンを使ってリアルタイムで将棋対局のできる有料のサービスや、大      手有料ネットのチャット機能を使ったリアルタイム対局もある(あった)ら      しいが、それについては私はよく知らない。

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ロシア語フォント (19-Nov-97)

 翻訳サイトの項で「欧米のエディタでは選択可能なコードの中にキリル文字のコー
ドも入っているのだろうか?」と書いた。これは日本語エディタで文字コードをJIS、
S-JIS、EUCから選択できることからの類推だったのだが、あちらの事情はやや異なる
ようだ。
 どうやら、欧米圏でロシア語を扱う際には、それ用のフォント・セットで対応する
ようだ。
 「ようだ」を連発しているのは、実はまだよくわかっていないのである。けして鵜
呑みにしないように。威張ってどうする。(←ナンシー関文体)
 フリー(無料)のフォントがWEBで配布されているので、適当にみつくろってダ
ウンロードしてみた。インストールすると(といっても、Windowsのfontフォルダに
ほうり込んだだけだが)、添付されているサンプルはちゃんとロシア語フォントで表
示された。Молодец!マラヂェーツ:いいぞ!)

 が、それを眺めているうちに気づいた。
 表示するのはこれでいいとして、入力はどうするんだ?
 再度、配布サイトに出かけて説明を読んでみると、どうやら、ロシア語フォントを
自在に使うためには入力システム(デバイスドライバ)を組み込む必要があるらしい。
残念ながらこれは有料なので入手は諦めた。
 1字ずつコードを入れればドライバが無くとも入力は可能だろうが・・・そんな面
倒なことをするぐらいなら、日本語フォント(MSゴシックなど)のままでFEPか
ら入力した方がなんぼか簡単である。
 かくして、ロシア語作文計画は再び頓挫したのであった。そんな計画無いけど。

 余計な註釈:MSゴシックのような日本語フォント・セットでキリル文字を表示し
       ても、当然、ロシア語圏や欧米圏の人には読めない。S-JISなどで表
       示する漢字同様、文字化け状態になるはずである。
       ロシア語フォントを使っても、読む側がそのフォントを用意してなけ
       れば、欧米圏だろうがアジア圏だろうが読めないことに変わりはない
       わけだが。
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英語の手紙〜〜What's Cool? (16-Oct-97)

 手紙を書くのは苦手だ。英語もけして得意とはいえない。
 よって、英語で手紙を書くのは、私にとって喜ばしい作業ではない。

 さる某日、そのあまり楽しくない作業をすることになった。
 和英辞典とにらめっこし、英和辞典とも親しく面談した。
 で、1時間ほどかけて書き上げた文面がわずか6行だってんだから、我ながら情けない。

 E−mailを送信すると、翌日、返事が来た。
 ただ一言、


    Cool :)    


 だと。
 ふむ、アメリカ人も、英語で手紙を書くのは苦手らしい。:p
 
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翻訳サイトのこと (03-Oct-97)

 ちょっと英作文の必要があって、オンライン翻訳サービスのサイトを試してみた。
 実用性はまだまだだなあ。面白い訳で笑わせてくれるんだけど。
 ついでというか勢いで、英露・露英翻訳のサイトにも遊びに行ってみた。
 なんだかよくわからない(笑)。
 わからないままいろいろ英単語を入れて遊んでいるうち、ふと気づいた。
 ロシア語の単語が出力されるが、文字コードが違うから(そのサイトはキリル文字
ISO8859-5)、出力結果をエディタで読み込むと文字化け状態で全然読めない。
 いや、ちゃんと表示されたとしても、読めないことにかわりはないんだけど。
 自分の普段の環境とは文字コード・セットの異なる翻訳サイトは、どう利用するも
のなんだろう?
 まさか、ブラウザで表示させておいてそれをノートに書き移す、のか?
 英語圏でも事情は同じはずだ。
 あるいは、日本語のエディタでJIS、S-JIS、EUCなどから文字コード・セットを選
べるのと同じように、欧米のエディタでは選択可能なコードの中にキリル文字のコー
ドも入っているのだろうか?
 謎である。

 ちょっとロシア語作文の必要があって(嘘)、英露辞典を買った(本当)。
 日露・露日辞典が欲しかったんだが値段が英露辞典の3倍以上するし、日露の方は
アダルトな単語が収録されていないので、・・・って、オレは誰に向かって言い訳し
てんだ?
 そういえば10年ぐらい前、古本屋で妙に安い日韓・韓日辞典を見かけて衝動買い
したが、結局、買った当日にパラパラ眺めたきりで、本棚のこやしになっている。
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<PRE>タグ使用の是非 (03-Oct-97) (rewrited on 06-Oct-97)

 前の項でHTML文法のチェックをしてくれるサイトについて書いたが、そのサイ
トの解説ページの末尾には「おまけ」として文法(仕様)以外の、美意識・ポリシー
がらみの解説も書かれている。
 得心のいく指摘もあれば、納得のできない見解もある。

 納得できない見解について、一例だけ挙げる。
 「何でもかでも<PRE>〜</PRE>で囲む」書き方について疑問を呈して、
<PRE>を使う必然性はあるのか、もう一度よく考えよう。少ない文字数で
強制的に改行されている文章は、高解像度では間が抜けているものです(要約)、
と書かれているんだけど、この見解の後半部分には同意できない。

高解像度でも間抜けにならない書式で書いてみる。
このブロックは、<PRE>で囲わない、<BR>での強制改行で桁揃え(意図どおりになる保証は無いが)もしない、WEBでよく見かけるスタイルである。
あくまでも主観的な問題ではあるが、私は、ウインドウのサイズに合わせて1行当たりの字数が伸張・収縮するこういう書式というのは、伸張した場合、間抜けではないとしても、可読性に大いに問題があると思う。
800×600で見て1行50字を超えている状態でもすでに字数が多すぎて読みにくいのに、1024×768とか1280×1024という高解像度で1行80字超状態なんてぇのは、表示フォントを大きくしても読みにくくてしょうがないんじゃなかろうか?
少なくとも私の性には、合わない。
 ということで、これからも文書レイアウトに関しては、今の書き方を続けていくこ
とにする。高解像度で見るとページの右側に大きな余白ができて間抜けかもしれない
が、自分の環境(800×600)での読みやすさを優先する。

追記:MSIEでフォントサイズを「小」より大きくすると、この項の<PRE>で囲って    ない箇所は、他よりひと回り大きく表示される。SIZE指定をしても他の箇所    とサイズを揃えられない。    例によって、仕様に対する私の無理解が原因だろう。    試行錯誤してみたがうまくいかない。不本意だが放置する。

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<P>タグを誤用していた (15-Sep-97)

 入力フォームにURLを入力すると、そのページのHTML文法のチェックをして
くれるサイトがある。WWWサーフィンをしていて最新仕様のチェック・サイトをみ
つけたので早速ここのトップページで試してみたところ、評価点は悲惨なものになっ
た。
 詳細な解説ページがあるので、それを参考に修正を加えた。
 修正したといってもネスケでは影響は無く、MSIEで少し行間が変わった程度である。

 減点対象(仕様違反)の大半は、<P><BR>の混同、すなわち、段落タグ
である<P>を改行タグとして使うなどの誤用に関するものであった。
 以前、「ブラウザによるタグ解釈の相違」の項で

 > MSIEだと明示的に<P>で改行して属性解除しないといけないのか。噂には
 >聞いていたが、MSIEとネスケのタグ解釈って妙なところで食い違ってんだ
 >ねぇ・・。

 と書いたが、原因がわかった。MSIEの方が<P>タグに関しては文法に忠実だった
わけだ。で、上の引用中の「<P>で改行して」という書き方に、私の誤解が露呈し
ている。
(誤解は誤解なんだが、ネスケで表示チェックすると意図どおりの表示になるんだも
 ん、責任の一端はネスケにもあると思うゾ。)

 指摘された仕様違反のうち、<P>についで多かったのが<FONT>に関するも
のであった。これは、実はちょっと前に自分で気づいていたのだが、面倒なので(ネ
スケで見る分には意図どおりの表示だし)放置していたものだ。

 他にもスペルミスなどの指摘があったが、恥ずかしいのでここには書き留めない。


 タグはHTMLエディタにお任せ、という人には無縁かもしれないが、私のように
WEBページをテキスト・エディタでシコシコ手作りしている人は、一度試してみ
ると勉強になると思う。
 正式公開前は外部リンクは控えるつもりであったが、先様はリンクフリーの研究・
啓蒙系サイトなので、下にリンクを張っておく。

         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         Another HTML-lint gateway への外部リンク⇒ HTMLの文法チェック

         チェック用のゲートウェイには、ページ右上の「ゲートウェイサーヴィス」
         というアンカーをクリックすると行ける。
         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 あ、そうそう。
 自分のページの評価点があんまり低くて悔しいので、当のチェック・サイトを指定
してチェックをかけてみたら・・・満点であった。
 当たり前か(笑)。


 追記:このエッセイのページをチェックすると−879点という凄い評価になる。
    この追記を書き加えたことで、さらに点数は下がったであろー。(T_T) )
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Macとデジタル回線 (11-Sep-97)

 去る某日、仕事の帰りに友人の事務所に立ち寄って雑談(仕事の邪魔)をしてきた。

 ・・・うぅぅ・・・なんだか、初手からWEB日記の書き出しみたいじゃねえか。
 近日中に作画環境を整えられるメドも立たないし、もー、当初の開設意図は放棄し
てWEB日記にしちまおうかな、このページ・・。

 その友人はデザイナーで、愛用のマシンは当然(なのか?)、Mac。
 使っているマシンは高速の最新機種だが、あくまで「業務用の機器」であってパソ
コンに関しては疎い(関心もない)。
 世間でインターネットが話題になる以前に電話回線を増やす必要からISDNの契
約をしており、最近、某企業のホームページのデザインを手がけた関係で大手プロバ
イダ(IIJ4U)のアカウントも持っているが、本人はWWWサーフィンはほとん
どしていない。
 高速マシン+デジタル回線+上流プロバイダという恵まれた環境が、まったくの宝
の持ち腐れ状態になっている。

 他人様の金蔵のお宝にカビが生えようが腐ろうがオイラにゃ関係ないもんね、とい
うのは、正しい生き方であろうか? 義を見てせざるは勇無き也。
 ということで、「インターネットではこ〜んなこともできるんだぜ」的デモンスト
レーションを一発かまして一気にWWWサーフィンの泥沼に(笑)引き摺り込んでや
ろうと目論んだのであるが、結果は不首尾であった。
 まずはInfoseekに行き、「ほら、こんな検索だってできちゃうんだぜ」な
んてやって5、6箇所サイトを見たところでネスケがハング。ネスケがよく落ちると
いうのはWindows95 マシンで身をもって日々体験しているので慌てずネスケを立ち上
げ直したが、再接続できない。
 モデムの電源を入れ直しても、マシンをリセットしても再起動しても、ネットワー
クなんたらエラーが出て、ダメ。
 何か悪さをしたわけでもないのに電源を落としても回復できない状態にあっけなく
陥ってしまうとは・・・Macってデリケートなマシンなんだな。
 「どういうことだよ、これ?」
 「Macだから(笑)」
 「こういうの、仕事に使っていて、恐くないのか?」
 「こまめにデータセーブする正しい習慣が身についたぜ」
 「・・・それはよかった」

 啓蒙活動には失敗したが、得るものはあった。
 友人にいろいろ講釈を垂れながらネスケのステータス・バーを監視していたのだが、
転送速度はせいぜい2K程度しか出ていなかった。「高速マシン+デジタル回線+上
流プロバイダ」でも、たいして速くないじゃん。うちと大差ないぜ。うひ。
 まあ、その後、突然ハングして再接続できなくなるようなマシン状態だったのだか
ら、この時の転送速度は参考にすべきではないのかもしれないが。
 遅いマシン(ペンティアム90)+アナログ回線&288モデム+格安プロバイダ
といううちの貧弱な環境に長らく不満を感じていて、いつかお金持ちになったら環境
整えて暴走サーファーに成り上がってやる、な〜んて野望を抱いていたのだが、この
ギトギトしたヨクボウが消滅した。
 めでたしめでたし。
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書き継ぐか、積み上げるか? (11-Aug-97)

 サイトの更新履歴やWEB日記、随筆などは、新規書き込みを同一ページに次々
書き加えていき、ある程度溜まったところで別ページに切り分けるという形態が一般
的であるようだ。掲示板やゲストブックも(出力ファイルがCGIであれHTMLフ
ァイルであれ)、新規書き込みが同一ページに書き足された形で表示されるものが圧
倒的に多い。
 そしてその新規書き込み分は、ページの上に追加される形式のものがほとんどだ。(*)

 (*) ReadMe!の掲示板では新しい書き込みはページの下に追加される形と
     なっている。
     同じ掲示板システムを使っている日記猿人の掲示板は多数派の「新しいも
     のほど上」形式なので、表示順は掲示板の主宰者が設定可能と思われる。

 ところが、文書自体は(日本語であれ英語であれ)上から下に向かって読むものな
んだよな。ブラウザだってエディタだって、それを前提に設計されている(ウインド
ウに納まりきらない縦長のページ[文書]を開いた場合、必ずページ[文書]の上端
を表示開始位置としている)。

 するとどうなるか。
 例えばある掲示板に未読の書き込みが複数あって、それを時系列に沿って読もうと
した場合、ある箇所から下へ向かって書き込みを読み、数行(あるいは数十行)上に
視線を移して(あるいはスクロールして)次の書き込みの冒頭を探してまた下に向か
って読む。読み終わったところでまた上にスクロールして・・・という小刻みな往復
をせねばならない。初めて読む掲示板で長文のアーティクルがいっぱいあると、この
往復だけでウンザリしてしまう。
 時系列に沿って読むことにこだわらなければ面倒はない。が、更新履歴などなら最
新情報から過去に向かって溯って読んでも不都合はないが、複数の参加者がやりとり
をしている掲示板で遡及読みをすると話の流れがつかみづらい。

 パソコン通信の掲示板の場合、新規書き込みは下に書き足される形がほとんどなの
に、なぜWWWの掲示板ではこれが逆転しているのだろう?

 掲示板の場合は掲示板のシステム(ないし設定)に従うしかないが、個人のWEB
ページでは各人が好き勝手にレイアウトを決められる。その「各人の勝手」の結果と
して、「新しいものほど上」形式で掲載されている日記・随筆類が多い、ということ
になっているのは、なぜなのか?

 これは、WEBの現在の流儀・作法を形成したのがもっぱら理系の人間だったため
なのではないか? という気がしているのだが、特に根拠は無い。
 書き手の発想やコンテンツが「理系的か文系的か?」ということと「上に書き足す
か下に追加するか」という掲載形式の相関関係を調べてみようか、なんてことを思い
付いたが、すぐに、相関関係が判明したとして、それが一体ナニ? と影の声が
聞こえてきて気力が萎えてしまった。
 んなコトしてるヒマに仕事を進めねば。


 な〜んてなことを書きつつ、仕事はちっとも進捗しない。
 暑いぞ。冷夏じゃなかったのか今年は。


 WEB日記についての記事があるので、久しぶりに「週刊SPA!」(8月6日号)
を買った。
 お目当ての記事は突っ込み不足で特に面白くもなかったが、記事中に、WEB日記
の黎明期の書き手は理系の大学生がほとんどだった云々の記述があり、ハタと膝を打
つ。
 いや、「膝を打つ」ってのはレトリックなんだけど。
 メシ食いながらだったから両手ふさがってたし。
 やー、「理系」ってのは、やっぱキーワードなんだよな、このバアイ、なんて思っ
たわけだが、どーいうバアイなんだかよくわからん。暑いし。
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サーチエンジン/WEB日記/日記猿人 (20-Jul-97)  (20-Jul-98 追記)

 一切宣伝・告知をしなくとも、WEBページをサーバーに転送すれば約2週間ほど
でサーチエンジンのロボットに拾われ、不特定多数の人の目に触れる可能性が生じる。
それまでには正式公開できるコンテンツを用意せねば。
 ・・・な〜んてことを考えつつ、ロクな準備もできぬままはや1ヵ月。
 幸い、まだ、どこのロボットにも拾われた形跡はない。
 サーチエンジンで検索した人が覗きに来た時、コンテンツがスカだとみっともない
ので、準備段階ではできるだけ「サーチエンジンで大勢の人が検索しそうな単語」は
使わないように気をつけていたんだが、これは現時点では無用の(自意識過剰の)配
慮だったようだ。

   Web上で「サーチエンジンのロボットにこのページを発見されてしまった」
  云々というメッセージを何度か目にしたので、サーバーにページを転送すると製
  作者が希望しなくてもロボットが勝手にページ情報を収集に来て、サーチエンジ
  ンに登録されてしまうものだ……と、この項を書いた当時は勘違いしていた。
  「ロボットに発見された」ページというのは、たぶん登録済みのページからリン
  クを張ってあったのだろう。サーバー管理者ならともかく、外部からのアクセス
  者(ロボット)が未リンクの隠しページを「発見」できるはずはない。
  (98年7月20日、追記)


 サーチエンジンで出て来ないといえば・・・収集力が売りのはずのgooでは、な
ぜかいまだに「酒鬼薔薇」が1件も出て来ない。Infoseek Japanでは、数件検索でき
る。(*)
 gooのロボットは、少年法遵守三原則かなんか内蔵してるのか?


(*)「数件検索できる」というのは錯覚。7月6日の時点で、Infoseek Japan に
   はすでに35件登録されていて、20日の時点では366件に増えていた。
   数件というのは、特定のサイトを検索するために複合検索して出てきた数で
   あった。(97年7月22日追記)

   現在、Infoseek Japanで「酒鬼薔薇」を検索すると75.480件ヒットする。
   gooではあいかわらず0件(笑)。(98年7月20日追記)

   (さらに追記。99年3月19日時点では、3,611件に減少している)


 須磨(酒鬼薔薇)事件関連のサイト巡りをしていて、「日記猿人」の存在を知る。
 これはWEBで日記(随筆類を含む)を公開しているページの読者数ランキング付
きリンク集らしいのだが、システム改善のアンケートに関して不正があったとかで大
もめにもめている(以前から投票の不正もあったらしい)。
 野次馬気分であちこち覗いていて、ReadMe!(読み物ランキング)でも同種
の不正があって、何ヵ月も前から騒動(議論)が続いているというのを知り、驚かさ
れる。ReadMe!は、ランキングの不当性に関する主催者の見解を掲示している
けど、日付は昨年の10月だから、(その後の報告は無いものの)問題は解消されて
いるんだと独り合点していた。
 数日前までその存在を知らなかった日記猿人に関してはともかく、ReadMe!
は、以前友人に登録を勧めたこともあって動向が気になる。しばらくウオッチングし
てみるつもり。
 それにしても、なんでReadMe!のトップページから議論の場となっている掲
示板に対してリンクを張ってないんだろう? ちょっと解せない。


 WEBの議論って、関係者それぞれのホームページに飛ばねばトレースできない部
分が多々あって面倒だ。発言を一つの掲示板に集約してくれれば読者は助かる・・・
な〜んてのは「WEBの特質」を無視した身勝手なROMの論理か。


 いろんな人の日記を読んでみると、見栄えがいいページは例外なくTABLE を使って
いるようだ。TABLEを使うとブラウザの読み込みが遅くなるから使いたくないんだが
・・・あーいやいや、見栄えについては考えないことにしたのであった。書式より中
身を作るのが先だ。
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日付の表記 (06-Jul-97) (11-Aug-97 modified)

 WEBページには更新日時を明示するのが一般的流儀らしい。結構な慣習だと思う。
 では、どういう表記が正しい、あるいは望ましいのか。

 私の場合、日常では「年・月・日」の順で書いている。日本の住所表記と同様に、
年月日も大きい順に並べるのが合理的だと思う。が、WWWではこの表記法は日本人
が日本人向けに発信しているページでしか見かけないようだ。
 表記法なんざいわば慣れであって、統一さえされていれば問題はないのだが、欧米
式(?)には「月・日・年」と「日・月・年」の2通りの表記法があって、数字だけ
で書かれていると日付が判断できないことがある。

 ネットサーフィンを始めて間もない頃、ネチケット関係のページでだったか、混乱
を避けるために「月」は英略字で表記すべしと提言されているのを目にした。欧米
式(?)に慣れていない日本人向けかと思ったが、ガイジンさんの作成したページで
も全部数字で表記しているのをたびたび目にする。欧米人って、この辺り、頓着しな
いのかなあ。「 06/17/97 」ならいいけど、「 02/03/97 」のような場合、2月3日
か3月2日なのか、彼らはどうやって判断してるんだろ?

 現在のところ、当サイトでは「26-Jun-97」という表記をしているが、そのうち、
「June 26, 97」式、あるいは日本式の「97-07-26」に変えることになるかもしれない。


    この項、先月末には書いてあったのだが、須磨(酒鬼薔薇)事件を巡っての
   WWWウオッチングに気をとられて更新が遅れてしまった。
    短時間にWEBページが消滅&復活したり、アングラ系BBSが次々消滅し
   ていくさまは、なかなかの見物でありました。
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書式変更あれこれ (26-Jun-97)

 仕事の合間にHTMLタグのお勉強をしている。

 HTML解説の某ページを読んでいたら、BLOCKQUOTE はインデント用タグではない
 なるお言葉があった。
 そうか、ダメか。じゃ、止める。

 仕方ないので、この項以降は定型リスト・タグのDL,DDを使うことにする。
 しかし、この DL,DD だと改行ごとに<BR>で明示的に改行しないといかんのだよなあ。
ああ、めんどくさい。
 先達はどう処理しているのか? と疑問に思って、随筆・日記類を掲載しているページを
あちこち見て回る。意外なことに、桁(字数)を意識していないページが多い。ブラウザの
ウインドウを横幅いっぱいに広げた状態で見た場合、(800×600だと)1行65字ほ
どになってしまって読みづらい。
 パソコン通信なんかだと「読みやすいように1行30〜35字程度で改行しよう」という
のが暗黙の了解になっているけど、WEBページではまだそういう「文書掲載スタイルのポ
リシー」って形成されてないのかな?
 表示がブラウザごとにまちまちの現状では、各人がそれぞれの流儀で行くしかないという
ことかしらん。

 この項も、以前の PRE で囲った項も・・・・・・あ! そうか、BLOCKQUOTE は字下げ用に
使ったんであって、改行に関しては PRE で処理したんだっけ! と今思い出した。

 ここから再びPREを使ってみる。
 これでどうだ?
 よしOK。
 
 で、話を戻して・・・
 この項も、以前の PRE,BLOCKQUOTE で囲った項も、基本的にテキスト・ソース
で字数を揃えるように書いている。ネスケで表示確認をしてみると行末がバラバラ
で気持ち悪いけど、プロポーショナル・フォントだとこの現象は仕方ないんだろう。
たぶん。ちなみに、MSIEではきっちり行末が揃って表示される。
 MSIEでイケルならネスケも[設定]でフォントを変えれば意図どおり表示されるか
も、とも思ったが、ブラウザやその[設定]がどうなっているかは読む人次第、
結局、しょせんあなた任せなんだからこだわってもあまり意味はない、と気づい
た。
 前回は、ブラウザのタグ解釈の違いによる見え方の違いは考えないことにする、
と書いたが、今後はこの方針を拡大して、ブラウザ上の(テキストの)見え方には
基本的にこだわらない、ということにする。
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ブラウザによるタグ解釈の相違 (21-Jun-97)

 各項目の最後に「先頭に戻る」などのアンカーを入れて P ALIGN CENTER 
の指定を付ける。念のためMSIEで見てみたら、以下、<P>のある箇所までず〜っ
とセンタリング状態になってやんの。
 MSIEだと明示的に<P>で改行して属性解除しないといけないのか。噂には
聞いていたが、MSIEとネスケのタグ解釈って妙なところで食い違ってんだ
ねぇ・・。

 各見出しに逐一 P ALIGN LEFT の指定を入れてみたが、これは余分な行
アキが入ってヤな感じ。妙案浮かばず、 ALIGN 指定は入れないことにした。

 他にもいろいろ相違が残っているが(各項目末尾の「先頭に戻る」はネスケだ
と指定どおりフォントが小さくなっているが、MSIEだと本文と同じ大きさのまま
だとか、字間が違うため字詰めが違って見えるとか、改行の解釈の違いからかネ
スケに合わせるとMSIEではスカスカな感じになってしまうとか・・・)、
もー、めんどくさいので、タグ解釈の違いによる見た目の相違についてはあんま
り考えないことにする。
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テキストの書式で試行錯誤 (19-Jun-97)
 文書の書式指定については、好きなように書いて、それを全部 PRE で囲って
しまえばいい、というのが前回学んだこと。今回はさらに BLOCKQUOTE も付
けてみた。

 ま、テキストの表示に関してはこれでヨシか。

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試行錯誤のはじまりはじまり (17-Jun-97)

 これを書いている時点では、発行されたパスワードでサーバーにログインでき
るか否か、今準備しているページ群を無事アップロードできるかどうか・・・確
認していない。

 いやしかし、行の折り返しごとに改行タグを入れるのって、意外と面倒だな。
 何かうまい方法を考えねばにゃるまい。


 あ、そうか、PREformatted text のタグを使えばいいのか?

 こんな感じでどうだ?
 よしよし、コレでいけそうだな。

 Netscape Navigator(以下ネスケ)以外(およびネスケの ver.3 以前)でどう見
えるのかはわからないけど、とりあえずコレでよしとしよう。どうせダミーだし。
 ああ、自分以外の誰も読まないとわかっている文章をあーだこーだと書き連ねる
のって、ちょっと虚しいかも。

 夜明けが近い。カラスが鳴いている。

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