近況雑談の過去ログ14(2000-08)


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 2000-08-29  隅田川の匂い /ブロマイド

 午前中にひと仕事終えて勝鬨橋で一服。港区の運河はドブの腐臭がするが隅田川のこの辺りは海の匂いがする。川辺のコンクリートにはフジツボが付着しフナムシまでいる。
 飛行機の音がうるさい。空を見上げても機影はない。轟音は、右手から現われたタグボートのエンジン音であった。長大な運搬船を2隻牽引していて、爆音を立てつつも非常な鈍足である。反対側から楕円型の大型船が来る。見た目は鈍重だがタグボートより速く、大きな波を立てて進んで来る。勝鬨橋をくぐると波が橋脚にぶち当たって6メートルほどの白いしぶきが何度も上がる。
 徹夜明けのぼんやりした頭を太陽にあぶられながら川を眺め潮の匂いを嗅ぎ、すっかり夏休み気分。



女優

 23日に録画したビデオを見直してみた。扇千景の宝塚時代(?)の写真に©マルベル堂と表示されているのに気づいた。やはりブロマイドか。

 WEBで「扇千景&ブロマイド」を検索してみたが不発。マルベル堂にはカタログが無い。通販をしているプロマイドステーションでは残念ながら扇千景は扱ってない模様。いや買う気はないんだけどね、見本の画像でもあればと思って。って、なんで言い訳してるんだヲレは?

 マルベル堂では「プロマイド」と表記している。カタカナ外来語としては「ブロマイド」「プロマイド」どちらでもOKだが、プロマイドステーションの方はちょっと問題あり。ロゴが「PROMAIDSTATION」となっている。英語なら bromide のはず。屋号だからスペルミスとは断定できないんだけど。

 久しぶりに落書き。全然似てない。とほほ。
 スケッチしていて気づいたんだが、扇建設相の眉って、メイクで意図的にあの形(幅が薄く直線的)にしているんだなあ。骨格に沿って眉を入れれば(女優時代のように)もっと湾曲した形になるはず。

 検索余談。フジカ・シングル8の「私にも写せます」ってTVCM、扇千景がやってたんだなあ。



 2000-08-27  扇千景建設相生出演 /ロシアの原子力事情

 23日はニュースステーションからNews23にちょっと浮気ザッピング(扇千景建設相生出演)。筑紫哲也との対談に入る前の「10の質問」コーナーで“紫のドレス”についての質問があった。さすが「報道のTBS」。おさえるべきところを心得ている。Nステも見習うべし。扇千景の略歴紹介では宝塚時代(?)のブロマイド(?)が映った。息を飲む美しさであった。ザッピングして大正解。(^^)
 筑紫哲也との対談はあいかわらず。場数を踏んだためか今月3日の2度目のNステ出演時よりさらに流暢になっていたが、内容は建設官僚の代弁に終始。

 24日のCXスーパーニュースはK−1のアンディ・フグ危篤をトップニュース扱い。フグ危篤というのは雪印の脱脂粉乳毒素汚染や日朝交渉にまさる重大ニュースなんだろうか?

 24日のNステにクルスク沈没事件の解説役として出演した桜井淳(技術評論家)は、クルスク原発を2週間にわたって調査したことがあるんだとか。ロシアの原子力利用について「はっきり言って安全設計能力ゼロ」と手厳しいコメント。クルスク原発の内部でよほど恐ろしいものを見たらしい。ウラン溶液をバケツで運搬・注入しているとか、作業員に臨界についての知識がないとか、排気筒から放射性ヨウ素が漏れていても10日以上放置プレイとか、黄色ブドウ球菌に汚染された制御棒を「殺菌すれば大丈夫」と言って再利用しているとか、かな? 日本と違って技術も金もないロシアでは、きっととんでもなく非常識な行為が蔓延しているんであろー。怖いねえ。 :-p

 25日のNステは、真中瞳の緊張ぶりが印象的だった。久米宏の過剰なハシャギは、真中瞳にとっては貴重なアシストだったんだなあと改めて認識。
 今週は充実した1週間であった。来週も久米宏はお休みだろうが、引き続き代打無しかな?



 2000-08-23  盗聴法2 /横滑りメインキャスター

 13日の朝日新聞は、通信傍受法(盗聴法)施行にともない警察庁がNTTドコモに傍受ソフトの開発と開発費用の負担を求めていることがわかった、と報じた(参照:→ 盗聴法が施行された)。 15日には、ドコモが傍受の立会い拒否の意思表明をしているとの報道があった(参照:→ 通信傍受法:ドコモが傍受の立ち合いを拒否 毎日Interractive 2000.08.15)。

 法案成立前は通信業者に負担はかけないと言っておいて、必要な費用を予算に計上せず、成立した後になって捜査協力を名目に民間企業に100億円近くを負担させようとは、法務省もアコギだなあ。

 昨年6月の保坂議員(&テレビ朝日)盗聴事件は、犯人ばかりでなく盗聴を暴露(告発)した者の正体も今もって謎である。暴露の時期や盗聴対象からしていかにも謀略事件っぽかったが、案外、告発者の動機は経済的理由だったのかも。いや憶測。


 ロシアの潜水艦沈没事件でロシア政府の対応の遅れが国内外の批判を浴びている。ノルウェーの救助チームも軍事機密保持を理由に、現場海域から離れた地点で長時間足止めをくっていたんだとか。
 ロシア政府は危機管理体制ができていないとか、ロシア軍の上層部は冷戦体制時と同じ発想の軍人が占めているから人命より機密を優先させたとかいう論評には違和感を感じる。軍事機密を優先するのは、冷戦後の現在でも、どの国の軍隊でも、鉄則だと思うんだが。95年の神戸の震災の時、日本のお役所はスイスの救助犬を検疫を理由に数日間足止めくわせていた。日本のお役所仕事に比べれば、軍事機密を理由に数時間の足止めなど、はるかにまともな対応だと思うぞ。


 自民党が公共事業の見直しを始めて、亀井政調会長が吉野川や中海の視察に出張るなどして連日マスコミに露出している。21日のニュースステーションでその亀井政調会長の記者会見のシーンが映った。「自民党が中止を検討しているのは民主党が挙げたものばかりだ、との声もあるが」との質問に、「あんた、民主党に頼まれてそんな質問しているのか!」と声を荒げる。Nステを見終わった後、TBS・News23を眺めていたら同じ会見シーンが流れた。この質問をしたのはNews23の佐古キャスターであった。
 政治家にとっては、政治部記者よりTVキャスターの方が手ごわい存在なのかも。

 22日のNews23に亀井政調会長が生出演。お相手は筑紫哲也だろうが佐古キャスターも東京(スタジオ)に戻っているはずだ。何が起こるやら興味津々ではあったが、見られなかった。ザッピングできなかった。今週のNステは特別なのである。最初から最後まで目を離せない。NステとNews23の放送時間のダブリは痛い。


 今週からNステは久米宏が夏休み。代打は無し。渡辺真理嬢がメインキャスターである。
 第二夜の22日には「やる気」特集の締め括りでキャスター技炸裂。バストアップの絵だったため真理嬢のスライディングは一部しか映らず。このシーンは引きの絵で見たかった。「やー、やる気ないんだ」とからかわれた瞬間、清水コメンテーターのいかつい顔にはどんな表情が浮かんでいたんだろう(笑)。



 2000-08-18  盗聴法施行 (03-08-18追記)

 今月15日、通信傍受法(盗聴法)が施行された。集団密航・銃器の不正取引・薬物犯罪・組織的殺人等に関係している人は、私に電話かけてこないように。メールも送らないでくれたまえ。巻き添えで盗聴されてはたまらん。 :-p

 盗聴法施行を理由にここだけの速報 が更新を停止してしまった。残念。外電の速報がメインだが、国内メディアに対するコメントも参考になるページだった。再開に期待。

 15日のニュースステーションは盗聴法を取り上げた。施行当日では遅過ぎると思うんだが。締め括りのコメントで久米宏は「警察はこんなことをする権利はあるのか、と申し上げたりすると、わたくしの電話が盗聴されるんでしょうか」と皮肉りCMへ。CMに移る間際、「もうされてるんじゃ……」とつぶやく渡辺真理嬢。これ、他のネタなら文句無しのナイスなフォローとして面白がっていられるんだけど、惜しいなあ、この件は全然シャレにならない。昨年6月に保坂代議士(社民党)の盗聴事件があったが、盗聴されていたのは保坂議員ではなくテレビ朝日だった可能性もあるわけだし。

 ・ 保坂展人のホームページ「盗聴疑惑」通信 No.2 
 ・(サイト移転→) 保坂展人のホームページ


追記 (03-08-18)
 保坂展人のホームページは2001年に(?)移転したらしい。現サイトには「盗聴疑惑」通信は収録されていない模様。


 2000-08-15  ボイスレコーダー報道3・4

 ボイスレコーダー報道関連の雑談(8月11〜15日)は雑文の項にまとめた。→ ボイスレコーダー報道



 2000-08-14  ボイスレコーダー報道2

 ボイスレコーダー報道関連の雑談(8月11〜15日)は雑文の項にまとめた。→ ボイスレコーダー報道



 2000-08-11  日航123便のボイスレコーダー報道

 ボイスレコーダー報道関連の雑談(8月11〜15日)は雑文の項にまとめた。→ ボイスレコーダー報道



 2000-08-08  ポケモントレイン

 昨日、取引先からの帰路で乗ったJR山手線の車内広告がポケモン一色だった。「ポケモントレイン」というやつらしい。車両丸ごと1社独占広告というのは京王線ではたまにあるが、JRでもこういう企画を受け入れはじめたのか。感心しつつポスターを眺めていたら車内アナウンスでも案内が流れた。リキ入ってるなあ。どうせならさらに徹底して車内アナウンス全体を「次は渋谷だチュー!」とかのピカチュー語にすりゃいいのに。(よくない)

 車内ポスターを眺めながら考えたこと。
 新キャラ(?)ピチューはメインキャラのピカチューよりさらに幼く可愛い造形になっている。ピカチューを「お兄ちゃんキャラ」にコンバートする布石なのか? フシギダネやフシギソウは可愛いのに、その最終進化型(?)のフシギバナはいきなり無愛想なオヤジ顔。これは何かの教訓? クサイハナという名前はあんまりだ。進化して姿も名前も可愛いキレイハナになるらしいけど。クサイハナが不名誉な名前を卒業するにはどれぐらい時間がかかるんだろう? 名前といえば、「ピカチュー」というのはモンスター名であって特定の個体の名前ではないんだよな? 以前見たTVアニメでは主人公の少年は「ピカチュー」と呼んでいたぞ。これって愛犬に「イヌ」という名前を付けているようなものじゃないのか?
 ……考えたことというより、疑問の羅列だなこりゃ。

 車内はガラガラで乗客の大半は中年のサラリーマン。「ポケモントレイン」に乗り合わせた幸運を喜んでいる気配は皆無であった。



 2000-08-06  映画「不夜城」

 TVで映画「不夜城」を見た。筋書きを辿るのに骨の折れる話であった。作品中でもその権謀術数ぶりを『三国志』に喩えていたが、中国マフィアの各グループの関係が込み入っていてややこしい。原作を読まずに見た人は1回ですんなり理解できたんだろうか。私はダメだった。で、録画したのを見直して(途中何度か巻き戻して人名や所属グループを確認して)、ようやくなんとなくわかった……ような気がするが、主人公のオヤジであるヤンと北京グループの関係は把握できずじまい。上海グループの内部抗争も「筋書き」は理解できたが全然納得できん。もしかして、TV放映用に上海グループに関するエピソードがごっそりカットされてたんだろうか?

 大半が中国人名というのが物語把握のネックになってんだな。それでも中国語の会話部分では字幕が漢字表記だからまだマシだが、日本語の会話で人名が出てくると誰のことやらさっぱり。
 ネックといえば、主人公を演じた金城武の滑舌が悪いのも大きい。中国語はペラペラらしいが、肝心の日本語がモゴモゴしている。山場のボス殺しの「謎解き」も早口のモゴモゴ喋りで、4〜5回リプレイしても聞き取れないセリフがある。前後から内容の見当はつくんだけど。

 中国人名ばかりだからわかりづらい、というのはおかしいか。ジャッキー・チェンやブルース・リーの映画でこんなに困惑させられたことはない。香港映画の場合は人名が覚えやすい愛称だったり○○署長、△△師範のように肩書き付きになってるからか? いや、わかりづらいのは、この作品の登場人物がごちゃごちゃ絡まるばかりで、それぞれの関係が説明不足だからなのかも。

 新宿歌舞伎町の闇社会の話なのに、日本のヤクザが全然出てこないのはなんでだろう。まるで、新宿で悪事を働いているのは中国人・台湾人・マレーシア人・黒人とごく一部の日本人、という作りになってたなあ。これって原作どおりなのかしらん。



 2000-08-03  CAS裁定の生中継 /扇建設大臣生出演

 千葉すず選手の訴えに対するCASの裁定が午後6時に発表になった。
 テレ朝「ニュースJチャンネル」は発表を生中継したが同時通訳がひどい出来でほとんど意味不明。中継からスタジオに切り替わった時、キャスターの小宮悦子は発表内容のまとめがまったくできず「コメントの内容がわかりづらい点もありますので……コマーシャルの後にあらためてお伝えします」だって。で、CM明けに別のニュースを数本挟んでからようやく「千葉選手の訴えは却下された」と伝えることとなった。この「却下する」という発表部分を生中継していたのはテレ朝だけなのに、意味のわかる日本語(笑)での報道は、日テレやCXに数分先を越されてしまった。視聴者としては数分の後先なんてどーでもいいことなんだけど、Jチャンネルのスタッフは悔しかっただろうなあ。

 CX「スーパーニュース」も生中継をしたのだが、なぜか同時通訳が入らず、途中で打ち切ってしまった(肝心の裁定部分は中継せず)。発表は日本語でされると思って同時通訳を手配してなかったのか、事故なのか。いずれにせよ、スタッフの悔しさレベルはJチャンネル以上かも。

 スーパーニュースの木村太郎は、日本のスポーツ界の古い体質が問題云々とコメントするなかで「千葉選手は体育会系ではない」と言っていたが、意味不明。体育会系でない水泳選手って? ……大学の水泳部に在籍したことが無いって意味なんだろうか?

 「却下」という裁定は意外だった。水泳でオリンピックに出るという野望は抱いていないので、私の将来に影響はないのだが。



 2日、ニュースステーションのホームページYour Voice(視聴者の投稿コーナー)に、扇建設大臣生出演(7/5)に対する投稿が掲載された。生出演からはもう1カ月近く経っている。投稿メールが一定数溜まるのを待ってまとめて掲載しているのかと思ったが、中を見るとメールは先月5日〜7日に投稿されたものである。なんで今ごろと思ったが、そうか、今夜(3日)また扇大臣が生出演するってんで慌てて前日になって掲載したのか。

 前回(7/5)に比べて今夜の生出演は、政治家としても建設大臣としても、格段にうまくこなしていた。 「扇さん、役人に丸め込まれることなく独自色を出して頑張ってる」と思った視聴者も多いと思う。 スタジオに防災服を持ち込むというのはいい作戦だった。土砂崩れの現場では「保護色」になってしまう防災服の問題だの、扇大臣お手製のV字型発光たすき(クメヒロシの名前入り)だののお遊びネタで生出演の限られた時間枠をごっそり消費。誰の智恵なんだか。まさか、Nステ側が仕込んだとも思えないが。番組側の仕込みなら、色気の無い防災服ではなく“紫のドレス”にするはずだし。(←まだこだわってる)

 この前半のお遊びネタを除くと、扇建設大臣の語りは前回同様の駄弁・詭弁ばかりで、特に吉野川可動堰についての発言は、前 "民主主義の誤作動" 大臣とほとんど同じひどいものであった(学者が必要だと言っている、地域住民の代表である知事に頼まれてやっている、反対しているのは一部地域で他は全部賛成している、建設を中止して災害が起こっても建設省に抗議はしませんと約束するなら止めてもいい、等々)。が、久米宏やコメンテーターからの突っ込みはほとんどなし。久米宏は多少食い下がる姿勢を見せたが、森永卓郎コメンテーターは笑うばかりでやる気皆無。前半の遊びネタ無しでもっと時間があっても、贈収賄に関する情報公開や公共事業の見直しについてさらに突っ込めたかどうかは疑問。
 もっとも、政策の変更を迫るには、それこそ扇大臣の言うように「住民の意思を尊重しない(土建業界の利益代弁者でしかない)知事は次の選挙で落ちる」ということにするのが本道であるわけで、TVに見世物としての面白さ以上のものを期待してはいかんのだけど。(防災服やV字型発光たすきを巡る他愛ないオシャベリは面白かった。「ニュース番組に建設大臣生出演」で期待される「面白さ」とは別種のものではあるが。)

 前回とは対照的にインタビュー前の扇大臣は非常に緊張した面持ちだったが、大満足でスタジオを後にしたことであろー。

 蛇足ながら、今回は「引きの絵」は無し。脚派の皆様ご愁傷さま。(^^;)


 2000-11-02:視聴者の意見コーナーのリンクを張り替え。



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