近況雑談の過去ログ10(2000-04)


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 2000-04-11  「三国人」発言

 石原「三国人」発言関連の雑談(4月11日〜5月2日)は、雑文に収録した。 → 石原都知事の「三国人」発言



 2000-04-11  古本マンガ購入

 昨年9月に見つけた大型リサイクルショップ(BOOK・OFF)に自転車で出撃。池波正太郎の「剣客商売」が目当てだったのだが、配列が大幅に変わっていて「剣客商売」は1冊も無かった。売れないから店頭から撤去されたのか、逆に、全部売れてしまったのか。見つけた時にまとめ買いしておけばよかった。
 映画「デッド・ゾーン」の原作はやはりスティーブン・キングであった。大作らしく文庫では上下巻に分かれている。残念ながら上巻しかなかったのでパス。

 目当てのモノが無かった反動であれこれ大量に購入。本については省略しマンガのみメモしておく。

藤澤勇希『演神』 雑誌掲載の1話のみ読んだことがある。書店・古本屋では見かけなかったので単行本になってないのかと思っていた。
GONTA『HeaVen』 これも、どこにも無いので不思議に思っていたもの。ようやく入手(1、2巻のみ)。この後の『地獄の家』、『蒼天航路』もそうだが、GONTAという人は大器・傑物を描き出すことへの執着が創作の原動力になっているようだな。
森秀樹『墨攻』 原作は酒見賢一の小説だが、マンガはほとんど別物になっている。どちらも良い。
望月三起也『ワイルド7』 望月三起也のバイオレンス描写って妙にエロチック。いい。
岡崎二郎『アフター0』 藤子F系の明朗SF短編集。

 コメントを書いていて気づいた。今回買ったマンガは既読(既知)のものばかりじゃないか。……オジサン化(保守化)が亢進している。(--;)



 2000-04-08  「デッド・ゾーン」

 深夜TVで映画「デッド・ゾーン」(字幕版)観賞。
 主人公の青年教師(クリストファー・ウォーケン)は交通事故に遭って昏睡状態に陥り、数年後突然目覚める。恋人はすでに他の男と結婚している。恋人と時間を失った代償に、主人公は、手に触れると相手の過去や未来が見えるという特殊能力を得ている。が、この能力は幸福をもたらさない。隠遁生活を送るのだが静かな生活は長続きせず、やがて……というお話。地味だけど私のお気に入りの映画。
 何年か前に見た吹き替え版では、ただただ運命に翻弄されるばかりで最後まで救いのない話だと思ったのだが(その最後の場面、主人公は主観的には満足するんだけど、私にはその微笑みも哀れに感じた)、今回はちょっと印象が変わった。吹き替え版には、主人公が主治医に「もし過去に戻れたら○○○するか?」と問うエピソードは無かったと思う。医師の答を聞き、主人公は神と和解し運命を受け容れる。それを踏まえれば、救いのない話ってわけでもないんだな。それでもやっぱり、哀れな話だと思うけど。
 若手政治家がジャーナリストを恫喝する挿話など、見た記憶のないエピソードが他にもいくつかあった。ただし、私の記憶違いの可能性も大きい。(^^;)

 原作が Stephen King となっていたが、スティーブン・キング? スティーブンってこういうスペルだったのか。ちなみに監督はクローネンバーグ。

 映画の巻頭、主人公が教室で、「『スリーピー・ハロー』を読んでくること。これは悪魔に追われる教師の話だよ」と宿題を出すシーンがある。小学生の読書課題にするってことは古典か民話の類か。ティム・バートン監督の新作映画はその物語を翻案したもの? 字幕では単に「悪魔」と訳していたがセリフでは headless daemon と言っているので無関係ってことはないだろう(TVCFを見ると映画「スリーピー・ホロウ」は首無し幽霊の話のように思える)。また「デッド・ゾーン」では巻頭だけでなく、主人公が運命を呪う場面でも自分を『スリーピー・ハロー』の教師になぞらえるセリフがある。いわくがありそうだが引用の背景がわからなくて残念。
 吹き替え版で見た時にはこんな疑問は感じなかった。これも同名の新作映画のおかげだが、もしかすると「デッド・ゾーン」をTV放映したのは、新作映画との繋がりがあればこそなのかも。単なる偶然かもしれないけど。

 (私のお気に入り&お勧め映画なんで、ネタバレを避ける意味で一部伏字とした。)



 2000-04-06  総理交代

 4日のCX「スーパーニュース」関東ローカル枠は、「人柄の小渕」「気配りの小渕」を連呼するオブチ礼賛調の番組作りであった。まるで故人扱い。政治家としては死んだも同然なのかもしれないが。
 続いて、激務やストレスが脳梗塞の引き金となること、オブチ首相が分刻みのスケジュールで動いていたことを紹介し、おもむろに口を開いた木村太郎が「組織のトップは休養をとる義務もあるのです」と憂い顔で提言。ここにコメントするか? これが事態の核心か? 一国の宰相が突然倒れ数日に渡り意識不明の重篤状態にあるという非常事態に対するコメントが、「休養の勧め」か? いやはや。
 生臭い政治の話を排除した大甘な番組構成は、しかし安藤優子がスタジオゲストの鈴木某氏(医師)にコメントを求めたことでパアになってしまった。「私どものところへも、人と言い争っている時に倒れたというような人が担ぎこまれます」だって。番組の構成意図(哀れ激務の果てに病に倒れた悲劇の善人首相)がわかってない。これでは暗に、小沢一郎との「激しい言葉のやりとり」が発症の引き金になったと言ってるようなものだ。安藤優子、大慌てで発言を遮ったが時すでに遅し。
 生放送って面白い恐いねえ。

 5日の「スーパーニュース」関東ローカル枠のテーマは新総理森喜朗。前日同様、礼賛調というか大甘な人物紹介でキャッチは「ラグビー首相」、BGMは青い三角定規のアレ(曲名失念)。失言癖については軽くふれる程度でエイズ差別発言は紹介せず。
 森新総理のことは幹事長時代のエイズ差別発言(今年1月)しか知らなかったんだけど、他にも「大阪はタンツボ」だの、「Y2K問題で停電になったら、アメリカでは必ずギャングか殺し屋が来る」だの、すごいのがいろいろあるようで。暴言としてはやはりエイズ差別発言が際立ってひどいと思うが、なかにはファニーな発言もある。
「1000年前、ヨーロッパにはバイキングしかいなかった」
 うあぉ。
 文部省は円周率を3にしちゃったようだし、いっそ世界史もこれぐらい簡略化してみる? :-p



 2000-04-03  扇千景のヘア

 ホームページ制作代行を今月も引き続き私がやることになったらしいのだが事情や条件がわからない。メールと手紙で問い合わせているのだが、連絡のないまま4月に突入。なんだか宙ぶらりんな気分である。
 そういえば副業(また18禁モノ)の企画も連絡が途絶えている。ちと不安になり電話でご機嫌伺い。企画はまだ生きているらしい。

 電話で友人と時事ネタの雑談。
 自由党が分裂して新党ができたが「保守党」って党名はひどいねと言うと、「いや、英語にすればコンサバ、結構いい名前かも」だって。そうなのか? 気概ってものがないぜ、このネーミング。ポリシーをストレートに表現していると言えなくもないけど(笑)。ニュースステーションで政治学者の福岡教授は、「すぐに自民党に合流するんでしょう」と解説していた。どうせすぐ消滅するんだから名前なんてどーでもいいってことか。
 ま、私もどーでもいいんだが、党首に祭り上げられた扇千景のあの妙な髪型はすごく気になる。せっかくの美人なのに、過剰なパーマでオバサン臭さを強調するその意図は何処にありや?



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