近況雑談の過去ログ5


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 99-08-18  ホームページ制作代行4

 メールで依頼主に連絡をとったところ、昨日ようやく追加データが送られてきた。本来なら仮オープンの数日後(2カ月前)にはこちらに届いているはずのブツなんだが。で、仮オープン以来、初のページ更新をした。

 制作スタッフの中にはプロのデザイナーがいるのでレイアウトには関与しないつもりだったのだが、仮オープン前に基本的な配色の指示があったきり、以後デザイナーからの連絡はまったく無い。速攻ででっち上げたヘナヘナ脱力なページのままではみっともないので、労力の無駄と思いつつ、スタイルシートを導入してページの見栄えを調整した。と言っても、脱力ページを作った張本人は私なんだから、スタイルシートを使っても結局大差は無いのだが。(^^;)



 99-08-18  東芝サポート問題の残り火

 「噂の真相」今月号の小田嶋隆のコラムのネタは東芝サポート問題だった(筑紫哲也の傍受発言にもふれている)。久々に小田嶋隆のホームページにアクセスしてみた。WEB日記と商売(エッセイ、コラム)とのネタのダブリは意識的に避けているようだ。東芝サポートの件や小田嶋氏なら当然一言ありそうな国旗・国歌法制化や盗聴法(&強行採決)についての言及はみつからなかった。

 東芝問題といえば、海外の無料ホストで開設されていた関連サイトがいくつか消滅している。先週あたりから「サイト潰し」の動きがあるらしい(*)7月26日の項でリンクを張っておいたサイト「検証、東芝アフターサービス問題」もアカウントごと消滅している。過去の経緯や掲示板の過去ログをまとめた資料系サイトが消える一方で、誹謗中傷発言の多い掲示板サイトが生き残っているあたり、不可解というか気持ち悪い。関連掲示板ではいろいろ憶測が流れているが真偽は不明。

 (*) 参照⇒ 悪徳商法?マニアックストピックス(99年8月13日、東芝問題関連ページに閉鎖の圧力)



 99-08-16  雨耕晴読

 13日も肉体作業に出張る予定だったが空模様が怪しいため順延。夕方から降り出す。明け方、大雨の中、子猫の墓を掘る。

 14日大雨。TVで「誘拐」を見る。「まだ3カ月だった。俺の息子は、ゴミに殺されるために生まれてきたのか」。う〜む……これって、こういう映画だったのか。TVCFでは身代金3億円を徒歩でよろよろと運ぶ渡哲也とそれを取り巻いてTV中継する大勢のマスコミ連中というシーンばかり流れていたから、てっきりマスコミ報道の非人道ぶりを皮肉る映画だと早合点していた。

 生後3カ月か。あいつらは、ヲイラの布団にシッコするために生まれてきたんだろうか。

--*--

 お天気は回復したが仕事は無い。『重力の使命』(ハードSF)を再読。



 99-08-12  疲労困憊

 昨日は久しぶりに肉体作業(引越しのお手伝い)をした。台車を転がすだけの軽作業をわずか3時間しただけでヘトヘトになり、帰宅途中のJR車内で爆睡してしまう。肉体の衰えを痛感する。



 99-08-11  マイケル・サラザン

 TVで映画「ピースキーパー」を見た。よくある核兵器ジャック物。主演は肉体派のドルフ・ラングレンで、「ブロークンアロー」ほど能天気なノリではなかったが、サスペンスというよりドタバタ活劇。テロ集団のボスが政府に恨みを抱く米軍将校という設定は化学兵器テロ物の「ザ・ロック」と同じ。

 このボスをギョロ目のマイケル・サラザンが怪演していたのだが、人物造形は「ザ・ロック」の米海軍准将(エド・ハリス)よりかなり見劣りがした。ただ、これはシナリオの差であって演技力の問題ではないと思う。マイケル・サラザンという俳優は70年代にはよく目にしたのだが(B級映画が多かった)、その後ぱったり名前を見なくなっていた。てっきり俳優廃業したのかと思っていた。



 99-08-07  大王降臨を待ちつつ

 かの戯曲では、ゴドーは結局舞台には現われないんだよな。グレート・パンプキンを待ちながら星空を見上げていた少年は、大王の姿を見る前に寝てしまうんだっけ。さて、ではアンゴルモアの大王は? 1999年7の月は終わったがまだ幕は降りていない? あるいは、我々は知らぬ間に寝てしまい降臨の瞬間を見逃したのだろうか。

 ホームページ制作代行の件、依頼主からは丸2カ月連絡無し。

 先月のネット界は東芝サポート問題が熱かった。いくつか派生的事件があったが、個人的には「筑紫哲也の傍受発言」の一件が興味深い。Yahoo!掲示板などではこれに関して筑紫氏のかつてのパソ通体験を引き合いに出す発言も散見された。7年も前のことだし場所もNiftyのような大規模商業ネットではなかったから実際の経緯を知るネットワーカーは少ないはずだ。過去にこんなことがあったと紹介している発言自体が、私には伝聞で書かれたもののように思えた。私の記憶も曖昧になっているので、これについては(7年前の)過去ログを読み直した上で後日別稿で書くことにする。



 99-07-27  スタイルシート (2002-05-28追記)

 以前書いたことだが、スタイルシートは悩ましい。メジャーな二大ブラウザ(ネスケとMSIE)で挙動が一致しないし、実装していないブラウザも多い(二大ブラウザの旧バージョンも含む)。ブラウザが実装していてもユーザーがスタイルシート機能をONにしているとは限らない(ネスケの場合はJavaScriptもONにしておかないとスタイルシートは機能しない)。よって、現時点ではHTMLでのレイアウトや色指定をやめて全面的にスタイルシートに移行すると、ページ製作者の意図とはかけ離れたレイアウトで閲覧される可能性が大きくなる。HTMLでの指定も残しておいてスタイルシートと併用する形にすればこれは避けられるが、HTMLのレイアウト指定的使用を排除するために登場したはずのスタイルシートが、HTMLでの指定と併用せねばならないというのはいかにも情けない。

 かくして、当分の間スタイルシートは無視するつもりでいたのだが……ここ数カ月でスタイルシートを使っているページが急増しているような気がする。すごく気になる。実を言えば、私自身は使いたいんだよね、スタイルシート。高度なレイアウト機能は要らないが、行間を指定できるというのが魅力。行間を何とかしたいというのはパソコン通信の頃からの、十年来の悲願なのである。(^^;)

 スタイルシートに惹かれるのにはもうひとつ理由がある。MSIEとネスケではデフォルトのフォントサイズが違っていて、例えば<FONT SIZE=3>と明示的に絶対指定しても表示サイズが一致しない。TABLEで表を作る時など、ネスケに合わせるとMSIEでは字がハミ出て表が崩れ、MSIEに合わせるとネスケでは読みづらい小さな字になってしまう……等の不具合が、スタイルシートを使えばある程度は回避できるのである。

 で、現在研究中。スタイルシートをONにしてこの雑文ページを閲覧すると行間が少し空き、MSIEとネスケどちらでもほぼ同じ大きさのフォントサイズになる……はずである。(MSIE4とネスケ4で確認)

 8月8日追記。 ネスケでスタイルシートを有効にすると<PRE>が無効になる(テキストの改行が無視される)のに気づいた。ネスケの実装ミスか? <PRE>は重宝なタグで今まで多用していたが、これからは使用を自粛せねば。(^^;) 問題は既存のページだ。<PRE>を使っているページはそのままではスタイルシート対応にできない。他のタグで代用できないか調べてみたが、<XMP>、<PLAINTEXT>などのテキストをベタ表示させるタグは、<PRE>以外すべてHTML4.0では削除されているらしい。(*) まいったなあ。

 (*) 参照⇒ とほほのHTMLリファレンス(配置)とほほのWWW入門


2001-04-03追記
  • スタイルシートでフォントサイズを13pxとしてMSIE4とネスケ4のどちらで閲覧しても同じサイズになるようにしてあったのだが、2001年1月、行間指定のみ残してフォントサイズの指定は廃止した。
  • スタイルシートONのネスケで<PRE>が無効になる件は<BLOCKQUOTE>に置き換えて対処していたのだが、2001年3月、<DIV>に再置換した。


追記(2002-05-28)
 サーバー移転に合わせ参照先リンクを修正。当該ページは無くなっている模様。トップページへのリンクのみとしておく。


 99-07-26  東芝サポート問題

 今月10日、東芝サポートの批判をしているWEBページが新聞で取り上げられた。東芝がらみで問題が起きているという噂は4月末頃から目にしていたのだが、別件(ベネッセがらみ)のウオッチに時間をとられていたこともありこの件への様子見アクセスはしなかった。新聞沙汰になった翌日に関連サイトを巡ってみたのだが、掲示板が急激に加熱したのは当事者(福岡の会社員A氏)がホームページを開設して音声ファイルを公開した6月3日以降のようだ。

 WEBで公開されている「音声ファイル」を聞いた時には驚き呆れたが、東芝製ビデオデッキを買う気は元から無いので(ビデオデッキは三菱かビクターと決めている)、私の購買行動にはいささかの影響も無い。

 11日早朝のTBSの情報番組で、この件(新聞記事)に対してコメンテーターが「これからは企業もインターネット対策が必要になる」云々と発言していて奇異に感じた。インターネットは個人が大企業と渡り合う手段となる? バカな。しょせん蟷螂の斧でしょうに。元大蔵官僚というのはフリーの評論家になっても視点が企業寄りなんだねえ。いや、経済評論家ってのはそういうものであって、この際出自は関係ないか。

 最初は奇異に感じたが、その後見聞したTVのコメンテーターやキャスターのコメントは上のと同種の、企業に向けて警鐘を鳴らしてみせるというスタンスのものばかりだった。活字メディアは多少バラつきがあるようだが、「週刊文春」が記事見出しを「(インターネットによる)企業テロ」としたように、やはり企業の危機意識を煽るものが多かったようだ。

 TVキャスターのコメントといえば、「News23」の筑紫哲也の発言(ホームページは便所の落書き、電話を傍受して公開するのは不公平、云々)はネットワーカーの大顰蹙をかったが、これについては別稿で書く。

 今回の件で東芝はかなりのダメージを食ったと思うが、原因は東芝自身の度重なる不手際(サポートの電話を総会屋対策の特殊部署に回しそこの人間がユーザーを罵倒したこと、コトが世間の注目を集めはじめてからも要領を得ない説明や法的手段でツッパり通そうとしたこと等)にある。インターネットが一個人の声を異常に拡大する装置だからではない。まっとうな接客をしている企業ならば、応接の会話を録音されようが「インターネットによって個人が放送局となる時代」になろうが、何も恐れる必要などない。格別の「対策」など無用のはずだ。

 インターネットだからこそ事がこれだけ大きくなった、というのは正しい見方だと思う。が、それはインターネットが「一個人の声を強力に拡大するマス・メディア」だからというわけではない。インターネットが普及する以前のパソコン通信でも、関心を集める情報は有志の手でリレー転載され、ホストの壁をやすやすと超えていた。今回の件の決定的証拠物件は「音声ファイル」だが、これもパソ通で日常的に公開(配布)されていたもので、「インターネットだからこそ」可能になったものではない。パソ通とは違いインターネットでは全世界に向けての発信となるといっても、数百万、数千万ある中の1サイトである。発信内容が注目を集めねば伝播はしないし影響力も持ち得ない。

 では何が「インターネットだからこそ」か? マスコミがそこにニュースバリューがあると考えた、「インターネットでは今、こんなことが起きている!」と煽れば部数が伸びるとマスコミが判断した、という一点だ。雑誌数誌が取り上げ、新聞がそれを追い、さらにTVが追うというお決まりのなだれ現象で大ニュース扱いされるようになっただけのこと。アクセス数が数百万件を超えようが音声ファイルや動画ファイルの証拠物件があろうが、ニュースバリュー(目新しさ)が無くなればマスコミも取り上げなくなる。

 ピントのズレた危機意識煽りは、規制強化=警察や関係官庁の権限拡大に利用されるのが落ちだ。「インターネット対策」なんて筋違いな煽りに惑わされず、企業にはまっとうな接客に努力してもらいたいものである。

(*)  8月7日、上にリンクを張ったページを含め東芝のサイトから今回の件に関するページが無くなっているのを確認した。東芝としてはさっさと「無かったこと」にしたいらしい。

(**)  8月18日、消滅しているのを確認。ホストに削除された模様。8月18日の項参照。


 99-07-12  横浜 VS 埼玉

 日韓共催2002年サッカーワールドカップの決勝戦は日本で行なわれることになり会場は横浜と埼玉が競っていたが、本日横浜に決定 (*) 。土屋埼玉県知事の敗戦の弁がすごかった。「(競技場の)収容人員数が7000人多いから横浜に決まったというのは、これは商業主義だ。他に理由は無いんだからね」

 オリンピック以上にホットなワールドカップの決勝戦の会場だぜ? 「他に理由は無い」なら収容人員の多い競技場を選ぶのは当然。それのどこが「商業主義」なんだか。「他に理由は無い」にもかかわらず収容人員の少ない埼玉(の競技場)が選ばれたとしたら、利権優先主義的決定との誹りも免れないだろうけど。

 教訓:人間は逆上すると180度サカサマなコトを言う。

 (*) FIFAによる正式決定は8月6日。



 99-07-11  ホームページ制作代行3

 ホームページ制作代行の件、「仮オープン」したものの、その後は追加データが1バイトも送られてこない。「仮オープン」以後はこちらからは催促しないつもりだったが、データどころか連絡も無い状態が丸1カ月続いたので、今月初め、仕方なくこちらから連絡をとった。

 「今打ち合わせ中なのでこちらから折り返し連絡する」と言われ電話を切ったが、いまだ連絡は入らない。どうやら先方ではまだ「打ち合わせ」をしているらしい。10日間ぶっ通しで(笑)。



 99-07-03  昨日夢見た明日の思い出

 私が子供の頃、「21世紀」は輝ける未来の代名詞だった。小学5年生のある日、それは生きて辿り着けないほど遠い未来ではない、ということに気づいた。西暦2001年時点の自分の年齢を計算してみた(単純な足し算だ)。がっくりした。ロボットや空飛ぶ車、月旅行……子供だからこそワクワクできるのに、それらが現実のものとなった時、自分はすでに子供ではない! いいや、どうせ、自分は早死にして二十歳まで生きることもないだろうからと自分を慰めた(ありがちな話だが、私は早死に幻想を抱いていた)。

 ノストラダムスが大ブームになった頃、私はすでにかなり大きな子供になっていたが、それでも西暦1999年は21世紀と同じぐらい遠い未来だった(実際、2年の差しかないわけだが)。1999年の7の月? ノープロブレム。たぶんオイラはそれ以前にこの世とおさらばしてるもんね、であった(まだ早死に幻想は保持していた)。

 で、今、すでに1999の7の月に突入しているわけなのだよ。嘘のようなこの現実(笑)。1999年7月を生きているということの驚きと戸惑い……説明不能だが、たぶん私と同世代の人々にはこの戸惑いが淡い共同感覚としてあると思う。

 小学5年生の時の予感は当たっていた。先日、SONYが犬型ロボットを発売してニュースでも大々的に取り上げられていたが、私は全然ワクワクしなかった。そういえば、今私はこの文章をパソコンで書いているのだが、ちっともワクワクしていない。もっともこれは私がイイ年のオトナになってしまったからとばかりはいえない。だって、人類抹殺を企てたり人間に恋したりしない電子頭脳のどこにセンス・オブ・ワンダーがある?



 99-07-02  子猫+パソコン=エラー

 久しぶりにデスクトップパソコンを起動しようとしたら異常事態発生。ビープ音がピーピピピーとモールス信号のように鳴りつづけてWindowsが立ち上がらない。強制リセットも効かない。このところノートパソコンばかり触っていたから嫉妬して壊れたのか?

 ビープが鳴りつづけるという症状はキーボードのキーを押しっぱなしにした時などによく起こるものだ。本体がイカレていたらアウトだがキーボードの故障なら救いはある、とダメモトでキーボードを分解してみた。……中がベットリ茶色に濡れている。コーヒーをこぼした覚えはない。匂いを嗅いでみた。ヤラレタ。子猫のシッコだ。(>_<)

 キーボード大洗浄作戦開始(プリント基板部分は対象外)。……中略……作戦成功。よく洗ってしっかり乾かして、恐る恐る試してみたところビープ音は鳴らずWindowsが無事立ち上がった。

 X68000のキーボードは定期的に分解掃除をしていたが、このWindowsマシンのキーボードを開けるのは今回が初めて。純正品なんだが、中の作りが妙にチャチなんで驚いた。それとも今は、フルサイズのキーボードでもキースイッチはマイクロスイッチを使わないゴムパッド式が主流なのか?



 99-06-14  サーチエンジンの謎

 ホームページ制作代行の件、最低限の必須データが届いた段階で「仮オープン」ということにしてサーチエンジンへの登録を開始した。が、その後はまた全然データが送られてこないという状態が続いている。こちらが本業で忙しい時ならこの停止状態もラッキー☆ってなもんだが、あいにく私は今、仕事が無くてものすごくヒマなんである。ヒマを持て余しつつ、ヂリヂリしながら待っている。

 サーチエンジン経由ですでに10人ほどアクセスしてきているが、サイトの眼目であるアンケート(CGI)にはアクセスせず、全員トップページを見ただけで立ち去っている。気楽に回答できるように名前やメールアドレスの入力は不要にしてあるのだが(プレゼント希望者はメールアドレスを別の掲示板に書き込むというシステム)、そもそも設問フォームにさえアクセスしてもらえないのではお話にならない。


 サーチエンジンといえば前々から不思議に思っていることがある。うちのサイトとは無縁な「キーワード」でサーチエンジンから飛んできているアクセス者がたまにいるのだ。たとえば、「エロCG」がヒットするのはわかる。これは「CG」が部分一致してヒットしたのだろう。が、なぜか「***」とか「****」とかいう(うちのサイト内のどのページにも存在しない)純然たるアダルト用語がヒットしてアクセスしてきているケースがあるのだ。なんなんだろう、この現象は?

 アクセスを増やすために、ページ内に(サーチエンジンでよく検索される)アダルト用語や人気俳優・人気商品の名前、時事用語を大量に仕込むという手法がある。実際にアクセスしてみると「キーワード」とは無縁のページということも多い。こういう姑息な手法を使っているページは例外無く中身もクズだから失望も大きい。
 この「キーワード詐称」はすでに一般化していて弊害があまりに大きいためか、サーチエンジンの中には「ページ内容を正確に反映したものとはならないので、META NAME="Keywords"は参照しません」と宣言しているところまである。

 うちのサイトに「***」目当てにアクセスしてきた人も、ガックリしつつ立ち去ったのであろうね。客寄せのインチキ・キーワードを使っているサイトだと誤解されていなければいいのだが。(^^;)



 99-05-31  ホームページ制作代行2

 このところ某社某部門の公式ホームページの制作代行にかかりきりだった。一昨日が締切(一般公開の前日)で、とりあえず作業は一段落。ただし、マトモな「一段落」ではない。

 何度も催促したのだが、締切当日になっても必須データが送られてこない。連絡さえない。いくらなんでもこの状態でWEBデビューってわけにはいかんと独自に判断しサーバー上に仮設した「見本」ページの撤収準備をしていたところ、深夜になってようやく連絡が入った。なんと、印刷事故のために刷り上がった書籍にホームページの紹介文(&アドレス)が載っていないことが判明し、今印刷所と大騒動の最中なんだと。さらに事情を聞くと、大騒動といっても焦点は「事故原因(犯人)探し」であって、脱落した紹介文を復活させることはもう無理(すでに印刷完了)とのこと。……絶句。(-_-#)凸

 脱落した紹介文は次に刊行する書籍に載せることになるらしい。刊行日は約1カ月先。自動的にホームページの一般公開も先送りである。立ち上げようとしていたホームページは内容的に今回刊行される書籍と密接に関係した「連動企画」ともいうべきものなんだけどねぇ……。

 「一段落」の実態かくの如し。サイテーな気分である。とほほ。


落書きCG



 とほほついでにトホホな落書きCG。

 あれ? MSIE4とNC4とでは、CGの発色が微妙に違うんだねえ。初めて気づいた。IrfanViewという画像ビューアでも表示して3つを見比べてみるとMSIE4とIrfanViewはほぼ同じ、NC4はかなり明るめに発色している。(右の画像は256色gif)

 (ガックリするのはわかっているので、このCG、デスクトップのCRTでは表示確認していない)



 99-05-21  冷蔵庫/液晶モニター2

 2カ月ほど前に冷蔵庫が壊れた(モーターが焼き切れたらしい)。電気代が半分になった。冷蔵庫ってやたら電気食うものだったんだねぇ。あるいは、壊れかけた状態で異常に電気の無駄食いをしてたんだろうか?
 かくして、最近レトルト食品や缶詰との付き合いがいっそう深くなった。


 カラー液晶って、指で触ると色が変わるんだなあ。そういえば温度で色の変わる半導体のようなモノがあって、それを使った温度計があるけど、あれも液晶なんだろうか?

 液晶モニターはお絵描きには向かないと先日書いたが、マシン速度が魅力でノートパソコンばかりさわっている。で、いつのまにかお絵描きもノートパソコンでするようになった。が。ノートで描いたヤツをデスクトップの方で表示すると色が全然違う。とくにの発色の差が激しく、ノートでの肌色はデスクトップでは黄土色、デスクトップでの肌色はノートでは真っ赤っかである。困惑。自分で描いて自分で見るだけならともかく、WEBに載せる場合、どちらを基準にすればいいんだ?
 X68000では有志の作成したモニター調整用のカラーパターン画像が配布されていたが、Windowsの世界にはその種の物ってないのかな? カラーパターンを表示してみたらノートでもデスクトップでも「正しい色」が表示できないことが判明した、なんてことになっても悲しいのだが。

 そもそも「正しい色」ってナニって気もする。あ、違う。普遍的な色についての考察ならそういうツッコミもアリだが、この場合、大勢の人と共通の土俵(色)で表現したいという……あれ、同じことか?
 なんだか考えがまとまらないので、尻切れだがこの話はここでいったん中断。



 99-05-20  ホームページ制作代行

 不況のおかげですごくヒマ。ヒマだが金は無いので自宅でくすぶっている。

 友人に頼まれてホームページの制作代行をすることになった。本来は某社某部門の公式ホームページなのだが、なんだかよくわからん社内事情のために当面は企画担当者の個人アカウント(サイト)で立ち上げることになった。

 制作代行といってもCGIスクリプトを若干カスタマイズして、あとは渡されたデータ素材を適当にHTMLファイルでまとめるだけの簡単な作業……のはずだったのだが、待てど暮らせどいっこうにデータが届かない。今月末刊行予定の某書に宣伝文と共にアドレスも掲載されるため、そのホームページはあと10日ほどで否応無く一般公開されてしまう。データが間に合わないと、私が「見本」として勝手にでっち上げた脱力ヘナヘナなページを某社某部門の「正式ホームページ」としてお披露目することになってしまう。大丈夫なのか?
 (間に合わないようなら直前にファイルを差し替えて誤魔化すつもりだが。)


 なんだかマジでヤバイような気がしてきた。何度催促してもデータが来ないので、サーチエンジンで情報収集して勝手にどんどん予備構築作業(でっち上げ)をしている。
 あ、サーチエンジン! そうだ、書籍での宣伝以前に、サーチエンジンに登録して仮オープンしておいた方がいいんだよなあ、ホームページの性格(設置意図)からいって……。う〜む。あとで催促電話入れた時に伝えておくとしよう。



 99-05-10  液晶モニター

 先日、アキバで友人と会っておニューのノートパソコンを借りた。帰宅するとおニューの猫が4匹増えていた。ノートパソコンはWindows98、ネコはブチ3と三毛1。おニューといっても猫のスペックに目新しいところはないので性別も確認せぬまま放置し、以来ノートパソコンの方ばかりいじっている。


 ブラウン管より液晶の方が目に優しいと思っていたのだが、実際にはかなりギラギラしている。目が疲れるということはないが、見る角度がほんのちょっとズレるだけで画面の色が大幅に変わる。また発色もブラウン管とはかなり違う。表示解像度を変えても表示領域が増減するだけで1ピクセルの表示実サイズは変化しない。ノートパソコンというか液晶モニターは、お絵描き用にはあまり向いていないようだ。

 うちに初めてWindows95マシンが来た時、X68000からいくつか画像ファイルを転送したのだが、発色が全然違うのに気づいて驚いた。これはX68000のモニターが劣化していたためなのだが、性能差や個体差を度外視したとしてもブラウン管モニターというのは輝度・明度・色合いなどを細々と調整可能なので、パソコン通信・WEB・CD−ROMなどで配布された「データ・レベルで厳密に同一の画像」を、人によって(モニターによって)かなり違う発色で見ている可能性がある。
 紙媒体の場合、同じ発色で印刷されたものが数万、数百万と大量生産されて膨大な数の「同じ絵」が提供されているが、より完全なコピーが可能なデジタルな画像データの場合、末端の表示装置の数だけ「違う(色の)絵」が表示されているわけだ。理屈と現実が一致しない不条理を感じる。



 99-05-01  「ベルセルク」について2

 04月19日の項では、「ベルセルク」というマンガはのエピソードを読んでしまうとそれ以前の巻は読めない云々と書いた。が、ず〜っと頭にひっかかっている。やっぱり読まないわけにはいかんという思いがどんどん募る。先週、友人宅に行く機会があったので、未読だった1巻〜8巻を読ませてもらった(14巻は無かったのでいまだに未読)。

 なるほど納得。1〜8巻がグリフィスを中心とした鷹の団物語だとしたら9巻以降の展開は酷すぎると思ったのだが、そうではなかったのだね。こういう倒叙形式なら、1巻から順を追って読んだ読者ならあの描写はある意味 “充分に予告されたもの” だな。

 上では「なるほど納得」と書いたが、実を言うと、1〜8巻を読み終えた今でも、先日以来の暗澹たる気分は解消していない。9巻から読みはじめるという不躾な読み方をした罰だな、これは。ま、あの日、私が9巻から読みはじめるという関わりを持ってしまったのも、因果律の定めなのであろー。



 99-04-28  オンラインボランティア/菅沼不倫降板

 WEBを徘徊していたらオンラインボランティアの反乱なる記事を見つけた。America Online(AOL)の元ボランティアが、自分たちに課せられた業務は労働法に抵触するものであると訴えているという記事。詳細で長文の記事なので、興味のある人は元記事を読まれたし。こんなことで訴訟まで起こすとはアメリカはまさに訴訟社会だねえとか、「ボランティア」という概念自体があちらと日本とでは大きく異なるのかもしれないとか、色々考えさせられる。

 昨年初夏、GeoCitiesWaterMark騒動を調べている時、あるWEBニュース・サイトに「規約変更を巡ってAOLでユーザーが抗議行動を起こしている」という記事が載っていたが、どうやら昨年の規約変更騒動が今回の訴訟の発火点だったらしい。

 GeoCitiesおよび日本のジオシティーズにも、AOLと同じ名称の「コミュニティ・リーダー」というボランティア制度があるが、GeoCities(ジオシティーズ)でもボランティアに対して何か「特権」を与えているのかな? いずれにせよ、今回の訴訟はAOL以外の「オンライン・コミュニティ」にも多大の影響を与えることになりそうだ。


 「ニュースステーション」のご意見番、菅沼栄一郎が不倫報道で番組降板。なんで不倫で番組を降りねばならんのか、わからん。
 ま、それはそれとして、一部マスコミでは「自分も不倫しているくせにTVでは聖人君子ぶって説教を垂れていた」なんて非難・揶揄をしているが……この言い草は明らかにピント外れだ。菅沼批判をしているマスコミは、まともに「ニュースステーション」を見てなかったんじゃないの? 菅沼栄一郎の論説スタイルは聖人君子とは正反対の野卑なベランメェ口調でズケズケと政治家・官僚批判をするというところに価値があったのであって、自身が不倫をしていたことが発覚した途端に破綻してしまうような道徳家的説教なんて、菅沼氏は「垂れて」なかったはずだがねぇ。

 後は誰が継ぐんだろう? 空席のままでは久米宏の負担が大きすぎる。



 99-04-24  祝一平/桂枝雀

 今月2日、祝一平が亡くなった。この人はX68000ユーザーにとってはカリスマ的存在であった。X68000はNECのPC-98シリーズ、IBMのPC/AT、DOS/V、AppleのMacなどのどれとも互換性の無い完全に孤立した国産マイナー機種であり、後継機種も存在しない過去のマシンである。X68000はともかく、祝一平の名を知る人はごく少ないだろう。

 「Oh!X」やその前身の「Oh!mz」はメーカーへの媚び諂いが(ほとんど・あまり)無い異色のパソコン雑誌でライターも個性派が揃っていたが、その中でも氏の異才は際立っていた。単なるライターではなく、誌上でぶちあげた夢物語(ホラ話)のような満開壱号(次世代マシン)計画を現実のものとするべく、満開製作所を設立してしまうという行動の人でもあった(満開製作所は現在も活動中)。

 NetX 雑談ページによると、氏は 「Oh!MZの創刊時からのスタッフであり,同氏の思想と行動力はOh!Xの大きな推進力でありました」 とのこと。祝一平という名のライターは「Oh!X」に突然登場するのだが、やはり彼は「Oh!mz」にも関わっていたあの人だったんだなあ……。
 もう10年ほど前の話になるが、私はある草の根ネットでトラブルに巻き込まれ、満開製作所に問い合わせの電話をかけたことがある。その時応対してくれた人の名前を聞いて、「祝一平は、やはりあの『シャー爆』の彼であったか」と確信したことを思い出した。(この辺りの話、「Oh!mz」「Oh!X」読者でなかった人にはまったく意味不明だろうが、あえて説明は加えない。)
 合掌。


 今月19日、桂枝雀が亡くなった。先月の自殺未遂以降、続報がないので回復に向かっているのだろうと思っていたのだが。
 私は落語に対する感受性が鈍いらしく、大御所や旬の若手落語家の噺を聴いてもあまり楽しめない。立川談志の噺もダメ。そんな私でも枝雀の芸は文句なく楽しめた。
 合掌。



 99-04-19  「ベルセルク」

 8日の項に友人宅に遊びに行ったことを書いたが、その時、「ベルセルク」というマンガの9〜15巻を読ませてもらった。(1〜8、および14巻は未読)

 ハンパな読み方をするものじゃあないねえ。読むなら第1巻から読まねば。特にこのマンガの場合、9巻以降、というかのエピソードを読んでしまったら、それ以前の話は読めない。

 第1巻から素直に読んでいた読者は、大丈夫だったんだろうか? トラウマ残ったりしてないのか? 読者(視聴者)の受ける衝撃は「エヴァンゲリオン」(の廃人アスカ&最終話)より大きいように思えるのだが。


 ず〜〜っと、あれこれ考えている。真面目なコトも考えてるんだけど、そっちはまだ文章に出来るほどまとまってないので、以下、つまらない考えの方を書く。

 「エヴァ」の場合、全編に散りばめられた謎の数々は絵解きされず尻切れエンディングを迎えることは途中から予想できた。それと同様、「ベルセルク」においても、で何が起こりどのような描写がされるかは、1巻から普通に読み進んだ読者には明らかだったのかもしれない。9巻から読みはじめたイレギュラーな読者である私が想像するほどには、読者にとってあの描写は衝撃的なものではないのかも。

 TVの大ヒット時代劇「仕置人シリーズ」では、主人公たちの暴力的制裁は、前半で悪人どもの悪辣さをどぎつく描写することで免罪される。あんな酷いことをした連中なんだからこれぐらい惨い仕置きをされても当然、というわけだ。
 「ベルセルク」のの陰惨さは、コレなのか? 主人公ガッツの冷血非情の由来を解き明かすための。それなら納得できる。1〜8巻の大部分が以後のガッツの物語ならば。

 そうではなく、1〜8巻がグリフィスを中心とした鷹の団物語だとしたら……読者は大丈夫だったの? 今のマンガ読者って、あの程度なら許容範囲なんだろうか。
 グリフィスに入れ込んでた読者なら、における彼の決断は容認できるんだろうが、他のキャラに惚れてた読者の立場は? 正味の話、そこんとこどうなのよ? あれこれ意見を聞きたいところだが、残念ながら私のまわりに「ベルセルク」の読者はいない。

この続きは 05月01日の項を参照。


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