近況雑談の過去ログ52(2003年10月)


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 2003-10-27  引越し完了 /使い捨て・使い切り

 先週引越しをした。

 NTT(116)に早めに連絡を入れて当日には新電話番号が有効になっていたのだが、梱包作業の不手際で電話機が見つからず深夜まで電話不通。またADSLモデムも行方不明になり、ネット接続が可能になるまでに丸2日もかかってしまった。

 とりあえず台所用品、電話、ネット、TVは使えるようにした。部屋の中はまだダンボール箱数十個を積み上げた倉庫状態だが、腰が痛くて荷物整理を続ける気になれない。

 明け方、自転車で荒川まで出掛けて土手に上がってみた。荒川越しに見る都心方向の夜景が美しい。


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 21日の項で「使い捨てのレンズ付きフィルム」と書いたが、TVを見ていたらアナウンサーが「使い切りカメラ」と言っていた。googleで検索してみた。「レンズ付きフィルム&使い切り」は約102件、「レンズ付きフィルム&使い捨て」は約947件ヒットする。メーカーが忌避しそうな表現だが、やはり「使い捨て」の方が一般的な表現らしい。



 2003-10-21  電池無しカメラ

 所沢ダイオキシン報道裁判の上告審判決(1、2審を破棄して東京高裁に差し戻し)が16日に出たが、関連ページへの追記は後日。私見はすでに書いてあるし、判決自体6月の時点で予想できたものなので備忘メモを書き足すだけになる予定。


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 11日の項に追記(中坊公平氏、起訴猶予処分に。朝日の記事が微妙〜。)


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 近日引越しをする。記念に現在の部屋の様子を写真に残しておこうとしたのだが電池が切れている。近所の写真屋に行くとこのタイプの電池(HM-N)は水銀を使っているため10年前に製造打ち切りになっているとのこと。電池アダプターを使えばなんとかなるらしいが。アダプターを買い足してこの古いカメラ(ミノルタ ハイマチックF)を使い続けるか、思い切ってデジカメを買うか、思案は後のこととしてとりあえず今回はレンズ付きフィルムで済ませることにする。元カメラ小僧としては使い捨てのレンズ付きフィルムで写真撮るなんて不本意なことだが仕方なし。(メインの一眼レフは広角レンズが無いので室内撮影には適さない。)

 帰路、神田川の桜並木を撮影。夕暮れ時の川沿いの遊歩道で光るストロボは怪しげである。悪いことしているわけではないのだが通行人に不審の目で見られているような気がして早々に撤収。



 2003-10-15  道浦俊彦氏のコラム(恋々と連綿、戸籍上の夫) /自称薩摩人

 9日の項で、藤井治芳日本道路公団総裁の発言の「恋々」という箇所にNステは「連綿」というテロップを乗せていたと書いたが、なんとこれは藤井総裁自身が誤用して「連綿」と発言していたらしい。私の耳には「恋々」と聞こえたのだが。Nステはエライさんがこういう誤用をすると強調文字などでおちょくることが多い。あのテロップの作成者は誤用に気づいていなかったんだろう。

 ・参照→ ことばの話1406「恋々と連綿」道浦俊彦の平成ことば事情


 報道を見て強い違和感を感じメモ書きしたがそのまま忘れていた件を、道浦氏のコラム目次を眺めていて思い出した。千葉の女性焼死体事件。報道各社は6日の逮捕に至る以前から「夫」の一語で済むところを「婚姻関係にある男性」(3日、時事)、「婚姻届を出した男性」(3日、共同)、「7月に入籍した夫」(3日、読売)などいわくありげな言い回しを使い、「夫」の名前も伏せるという奇妙な扱いをしていた。

 ・ ことばの話1407「戸籍上の夫」 (同上)


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 「私は薩摩人」と見得を切った藤井総裁、実は東京生まれなんだとか。両親が宮崎県都城市出身で「小、中学校の5年間を都城で過ごした」、都城市は旧薩摩藩領、だからオレは薩摩人、という理屈らしい。「薩摩隼人」ブランドの詐称のような気も(笑)。

 ・ 「私は薩摩人」藤井・道路公団総裁発言 両親が都城出身 (10/7、南日本新聞)



 2003-10-11  中坊公平氏が弁護士廃業 (10-21追記)
 元日弁連会長の中坊公平氏(74)は10日、所属する大阪弁護士会に退会届を提出した。住宅金融債権管理機構(現整理回収機構=RCC)社長時代の不適切な債権回収をめぐり、東京地検特捜部の捜査を受け責任を取った。中坊氏は大阪市内で会見し、「債権者の信頼に反する回収を行った。私の責任として厳粛に受け止める」と述べた。特捜部から取り調べを受けたことも明らかにした。
(以下略)

 出典:中坊弁護士が退会届=不適切回収で取り調べ受け引責 (10/10、時事)

 朝日住建関連会社の元社長に詐欺容疑で告発されていた住管機構(現・整理回収機構)の元社長・中坊公平氏が弁護士を廃業することになった。この件、約1年の間まったく続報を目にしなかったが水面下で何が起こっていたのやら。

 10日のNステ(フラッシュニュース)は引責廃業を「けじめ」と甘口で表現。これは中坊氏自身の言葉の引用かもしれないが、高名な“市民派弁護士”への配慮と思えなくもない。

 数年前から中坊氏を批判していた宮崎学は、「もう書くだけかいた話」だとして過去記事にリンクするだけで済ませている。

 安田弁護士を支援する社長日記 「すでに報道されていますが、あの中坊公平が、弁護士廃業に追い込まれました。安田支援の集会でも話をしてくれた大阪の会社役員が中坊を告発した件で、検察と取引をしたようです」 と辛辣なコメント。

 (関連サイト)
  宮崎学平成の妖怪 中坊公平の正体を暴く (2000.2〜2001.3/29)
 ・ 安田弁護士を支援する社長日記 (10/10)

 (記事備忘)
 ・ 中坊公平氏、弁護士廃業へ 債権回収巡り東京地検捜査 (10/10、朝日)
 ・ 中坊氏が弁護士を廃業 (10/10、日刊スポーツ)
 ・ 中坊弁護士が退会届=不適切回収で取り調べ受け引責 (10/10、時事通信)
 ・ 中坊氏が弁護士廃業 国民におわびと会見 (10/10、共同通信)
 ・ 中坊氏が弁護士引退、回収機構「行き過ぎ」で引責 (10/10、読売)
 ・ <中坊公平氏>弁護士を引退 債権回収問題で地検聴取受け決断 (10/10、毎日)
 ・ 詐欺告発、起訴猶予か 中坊氏の立件は微妙 (10/10、共同通信)

 ・ 中坊氏、不起訴の公算大 検察当局、悪質性乏しいと判断 (10/11、朝日)

 (関連過去ログ)
 * 中坊氏顧問辞任の件 (2001.2/7)
 * 中坊公平告発さる (2002.10/24)


追記 (10-21)

 ・ 中坊氏は起訴猶予処分 詐欺容疑で東京地検 (10/17 16:09、朝日)

 債権回収をめぐり詐欺容疑で刑事告発されていた弁護士の中坊公平氏(74)について、東京地検特捜部は17日、「私腹を肥やしておらず、民事上で和解も成立している」として起訴猶予処分にした。中坊氏はこの件について特捜部から事情聴取を受けた後、弁護士の廃業を表明するなど反省の態度を示しており、特捜部はこうした点も情状面で配慮したとみられる。 (以下略)

 「反省の態度」「情状面で配慮」か。よくある言い回しだが、社長日記の「検察と取引をしたようです」という辛辣な“推測”を暗に裏付けるもののようにも思える。

 なお、この記事は同日20:37付で大幅に加筆更新(6行→26行)され、上で引用した箇所は、

 東京地検特捜部は17日、詐欺容疑で告発されていた弁護士の中坊公平氏(74)を起訴猶予処分にした。住宅金融債権管理機構(現・整理回収機構=RCC)の社長時代に部下がした不正な債権回収を承認していたが、笠間治雄次席検事は「私腹を肥やしておらず、民事で和解が成立している」と処分理由を述べた。事情聴取に対し容疑を認めたうえ、弁護士の廃業を表明したことにも配慮した。 (以下略)

 に書き換えられた(「反省の態度」という文言は記事の中ほどに移動)。


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 続報が無いといえば、産経(&夕刊フジ)が7日に報じた八王子スーパー強殺事件の件も、その後何も出てこない。



 2003-10-09  薩摩隼人の進退 /八王子スーパー強殺事件

 「マリーな部屋」が昨日に続き連日更新している。昨日のエッセイには「飯より菓子」なんて一節が。困った人である。


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 6日のNステ、藤井治芳日本道路公団総裁の「私は薩摩の人間。地位に恋々とするタイプじゃない」云々に乗せたテロップが「連綿と」になっていた。これは誤記・誤変換ではなく担当者の国語力の問題だな。

 藤井総裁にしろ入試口利き問題で辞任した厚労省の宮路副大臣にしろ、「オレは薩摩隼人だ」なんて言う人に限って全然薩摩隼人らしくないのはなぜなのか。

 こんな発言をしておきながら辞表提出を拒否した藤井総裁について7日のNステは、原監督のようにすっぱり辞めるのも断固辞任拒否するのもどちらも「男の意地」なんて妙に物分りのいい扱いをしていた。藤井総裁の開き直りや逃げ回りぶりについてNステはシリーズ化して叩いていたのに。


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 ブラックワイドショー@日テレが復活? → 番組一覧@日テレ


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 軽急便の「内職商法」疑惑については、やはりTVは見て見ぬフリするんだなあ。雑誌では「AERA」が取り上げたらしいが未見。


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 強盗未遂で有罪判決を受け拘置中の男が八王子スーパー射殺事件に関与? という7日の産経の記事は(誤報でなければ)大スクープだと思うのだが、同系列の夕刊フジ以外他紙は後追いしていないような。産経の勇み足? TVでは7日夕方のニュースプラス1@日テレが報じている(他局は未確認)。

 ・ 拘置の男、再逮捕へ 八王子スーパー強盗3人射殺 (10/7、産経)(1面トップ)
 ・ 八王子スーパー強盗3人射殺 発砲ためらいなし 無言、冷酷な素顔 (10/7、産経)

 ↑記事は2本とももう削除されている。参照用にトップ記事冒頭部分を引用しておく。
 東京都八王子市のスーパーで平成七年七月、アルバイトの女子高生ら三人が射殺された強盗殺人事件で、現場に残っていた弾丸の線条痕(ライフルマーク)が、平成九年に大阪市内の信用金庫で起きた強盗殺人未遂事件で使われた拳銃の弾丸と酷似していることが六日、警察当局の調べで分かった。警察当局は、信金事件を含む大阪で起きた四つの強盗事件に関与した疑いが持たれている男(七三)=別の事件で一審有罪判決を受け拘置中=の関係先から拳銃十数丁を押収しており、身柄を警視庁に移送し銃刀法違反容疑で再逮捕する方針だ。

 出典:拘置の男、再逮捕へ 八王子スーパー強盗3人射殺 (10/7、産経)

 記事見出しが非常に紛らわしいが、上の引用にあるように「再逮捕へ」というのはあくまでも銃刀法違反容疑。スーパー強殺事件と結び付くかどうかは微妙。

 ・ 八王子スーパー射殺事件関与?“銃殺魔”再逮捕へ (10/7、夕刊フジ) 
 ・ 殺人鬼は東大中退…八王子スーバー強盗 (10/8、夕刊フジ)
 ・ 東大中退殺人鬼は3カ国語操る銃の達人 (10/8、夕刊フジ)

 ・ 不敵 72歳UFJ銀行強盗被告 (2/11、読売中部) (←有罪判決を受け拘置中)

 ・ スーパー強盗殺人事件、9年目 手がかり少なく 八王子 (7/30、毎日)
 ・ 大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件 (警視庁)



 2003-10-02  不調(2)〜プリペイド

 「マリーな部屋」は先月9本も掲載されたが、「渡辺真理の200字」は本日、2本同時掲載(#63、#64)。爆走だねえ。


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 あいかわらず不調。スーツにネクタイ姿でじたばたあがいている。夏はとうに終わったはずなのに、窮屈な着慣れぬ格好をせざるをえない状況になった9月下旬あたりから急に暑さがぶり返したような。ぶり返すというより7月8月より暑いような。気のせいか。革靴が足に合わない。拷問されてるみたい。まっとうな社会人には当たり前のことでも、私は長年だらけた格好でルーズな生活を続けてきたからネクタイ首に巻くだけで辛い。といっても服装の辛さなんざ瑣末なことで、スーツ姿にならねばならない事情、鬱陶しくやっかいな案件のアレコレこそが問題なのだが。

 世間は、スーツ着たぐらいではまっとうな社会人とは認めてくれないのだな。無言の、あるいはあからさまな圧力に負けて携帯電話を持つことにした。ケータイでツルむダチなんていないから待ち受け専用。ということでプリペイド。我ながらセコイ抵抗である。

 「プリペイド? それは、携帯持ってないよりもっと怪しげ」と言われてしまった。そうだったのか。真面目な社会人のフリするのって難しい。 _| ̄|○



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