2001-07-17(火)
(森永氏の前半の発言部分は適宜語順を変え、言葉を省略・追加してある)
森永氏のコメントは久米&真理嬢に冷たくあしらわれることが多いのだが、この日は真理嬢からツボを押さえたフォロー(サービス残業)が入り、森永氏大感激。 なお、「政・労・使で思い切ってやれば」云々の森永氏の発言があるが、今年3月末、政府・日経連・連合による「ワークシェアリングに関する政労使合意」が発表されている。
・ ワークシェアリングに関する政労使合意 (02.3/29、厚労省・日経連・連合、厚労省) |
私見。 ワークシェアリングの導入には賃下げが前提になるかのような森永氏のコメントには問題があるが、(真理嬢のフォローに助けられて)サービス残業の問題にも言及しているので功罪半ばす、というところか。
サービス残業当たり前という現状で(労使関係が不健全なままで)ワークシェアリング導入なんてしたら、賃金切下げ&使い捨て労働者(待遇・社会保障は改善されぬまま)の増大ばかりが進み、喜ぶのは企業(雇用側)のみとなるのは必至。 政財界主導の日本式ワークシェアリングは、インフレ・ターゲット論以上に胡散臭い。
・ ワークシェアリングで賃下げなの? (労働者、雇用問題FAQ、共産党)
(2002-07-17記)
|
サイト構成が変わってリンク切れになっていたので、ワークシェアリングで賃下げなの?、労働者、雇用問題FAQのリンクを修正した。
リンク切れに気づいたきっかけは、はてなブックマーク - navixのブックマーク - 2008年12月20日
ついでにリンクを追加しておく。2008年12月の「今」。
共産党の志位委員長が24日、党本部でトヨタ自動車幹部と会談し、解雇の中止・撤回と雇用維持を要請する。
同党の企業への「直談判」はキヤノン(7月)、いすゞ自動車(11月)に続き、今年3回目。18日には経団連幹部とも初めて会談している。今回は、トヨタ側が出向くと回答し、党本部で行う異例の形となった。トヨタ側は古橋衛専務らが出席する。
トヨタは、来春までに派遣労働者ら約4千人を削減する計画を発表している。共産党には派遣労働者らから窮状を訴える電子メールが殺到しており、「直談判をしてでも企業に雇用維持の社会的責任を果たさせたい」(党広報部)としている。
asahi.com(朝日新聞社):共産・志位氏、トヨタ幹部と会談へ 雇用維持を要請 - 政治