2000-09-30 囲碁ソフト:盗作疑惑と国家の威信 (10-02 追補) |
28日の項の続き。 FOSTは「財団法人 科学技術融合振興財団」の略称。この財団の公式サイトは(URLからわかるように)コーエーのサイト内にある。コーエーはFOST杯の後援企業ではあるが、イベント(FOST杯)の公式ページだけならともかく、財団の公式サイトが丸ごと一企業のサイト内にあるというのは妙な感じ。「基本財産 900,000千円」もあるなら独自ドメイン取ればいいのに、って大きなお世話か。
WEB検索で日本財団事業成果ライブラリー/財団法人 科学技術融合振興財団という文書もヒットした。これは第3回FOST杯(97年)の案内パンフだが、列記してある後援団体・企業の中にコーエー(光栄)の名はない。
FOST杯と並ぶIng Cup(共に賞金が高額)でも同様のトラブルがあったらしい。WEBで探すとFOST杯よりIng Cupの盗作騒動に言及したページの方が多い。英文ばかりだが。(例えば:→ Report,1999 Ing Cup) KCCの2年連続優勝、そして2大会連続で盗作騒ぎとくれば第6回FOST杯の成り行きが注目されるところだが、今年のFOST杯は中止とのこと。残念でした。 なお、KCC囲碁の盗作疑惑を告発している陳志行氏のHandtalk(現GoeMate)は、「手談対局」という商品名でコーエーから発売されている。なんだかどうも、いろいろ錯綜しているね。
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2000-09-28 北朝鮮のBASIC? (09-30 加筆) | ||
27日のニュースステーションで北朝鮮IT事情のレポート。国策としてソフト開発に力を入れていてKCC(コリア・コンピュータセンター)がフランスからCG製作を受注したり囲碁や将棋のソフトが世界大会で優秀な成績をおさめている、と技術レベルの高さを紹介。
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2000-09-27 携帯の無い未来2 /『新版 電脳都市』 |
26日の項の補足。「アップルシード DATABOOK」の年表によると、多脚砲台の暴走(ガイア事件)は2127年11月の出来事。携帯電話の無い22世紀。
TRONプロジェクトの発案・指揮者坂村健氏の『新版 電脳都市』(87年11月刊行)を本棚からひっぱり出してみた。スペックの記述などは今読むと、コンピュータ分野の“秒進分歩”ぶりに愕然とさせられる。スーパーコンピュータCRAY−1S/1000(81年出荷開始)の主記憶は1メガバイトだった(p.293)、とか。 13年前の坂村氏の予測どおり日本ではまだ携帯PCは普及していない、と思われるかもしれないので補足しておく。坂村氏は実用になる携帯PCの例として、ロス五輪でアメリカの記者が使っていたものを挙げている。ノートPCで記事を書き電話回線で出稿する程度のことはすでに日本でも当たり前になっている。TRONではなくWindows(やMac)によって。
余談。上に引用した「携帯用パーソナル・コンピュータ」の注の中には、「(略)日本では辞書がどうしても必要なのでフロッピー・ディスクがついていないと実用にならない」という記述がある。FDに日本語辞書。そうそう。辞書を学習で鍛えると1Mを超えてFD1枚に収まらなくなって苦労したっけ。ほんの10年前のことなのに、石器時代の思い出のようでもある。(^^;)
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2000-09-26 携帯電話の無い未来世界 |
25日のニュースステーションにiモード開発者が生出演。iモードは携帯電話の液晶を使った文字通信みたいなものとバクゼンと認識していたのだが、ハードからして別物らしいと気づく。
「アップルシード」と「機動警察パトレイバー」を再読。 |
2000-09-24 1人で競泳 /MI6ビル爆破 |
同時泳者3人のうち2人がフライングで失格し1人きりで泳ぐことになった赤道ギニアの選手が、ほとんど溺れそうになりながらも100mを泳ぎきり会場は万雷の拍手に包まれたというオリンピック・トピックが数日前のTVニュースで流れたが、今日その続報をやっていた。赤道ギニアにはリゾート客向けの20mプールしかなく100m泳ぐのはあれが初めて、嫌がる選手をコーチが無理やり出場させた、100mを約2分というタイムは日本の小学生記録より1分も遅いが競泳の出場枠は国ごとに与えられるのでタイムに関係なく出場できる、とのこと。 ・参照:→ ギニア選手、一人ぼっちで競泳 観客からは大歓声 (CNN.co.jp) 余談。上の記事見出しは国名を略記しているが、これはまずいと思う。赤道ギニアとギニアは別の国。
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2000-09-22 ダブル・スパイ /クラフトワーク |
10日の項で自衛隊スパイ事件について「スパイ小説の某大家はかつて『スパイは本質的に二重スパイである』と喝破している」と書いた。名前を明記したいところだが出典を思い出せない。この命題は広く流布しているので、誰が言い出しっぺかにこだわることもないのだが。
20日夕方、日債銀社長が急性心不全で死去と報じられたが夜になって自殺と訂正。複数の遺書を残し首を吊っているのに、日債銀はとりあえず心不全と発表。これも“隠す体質”の発露か。首を吊っても「死因は心不全」で嘘にはならないのかもしれないが。
NHKドイツ語講座のお楽しみコーナーでクラフトワークを取り上げていた。ハノーバー万博用の3秒ジングルを製作し、それをふくらまして新曲「EXPO 2000」に仕上げたんだとか。そのビデオクリップが流れたのだが、曲調・音色が70年代テクノ全盛期のクラフトワークのまんま。30年経っても不変のチャカポコ。凄い。映像はCGなのだが昔懐かしいワイヤーフレーム主体で部分的に登場する実写の人物(たぶんクラフトワークのメンバー)は蛍光色の格子柄コスチューム。まるで映画「トロン」の世界である。これが「EXPO 2000」か。タイムスリップ感覚で頭くらくらしちゃったよ。(^^;)
「IT振興券」(笑)に続き、森総理は国会で「E−ジャパン構想」なるものをぶちあげたそうで。また「E−○○○」か。ベタだなあ。そういや昔、JR山手線に「E電」という愛称をつけたことがあったな、すぐ消えたけど……なんて連想をした私も相当重症なベタである。 ISPの認証サーバーがコケていてインターネットに接続できない。IT革命の日は遠し。日本共産党も規約から「社会主義革命」の文言を消すそうだし。全然関係無いが。ベタベタ。
(この項、23日早朝アップロード)
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2000-09-19 東海村レポート準備中? /私信 |
19日未明にNステのホームページが更新され「テーマ別ご意見募集」コーナーに「東海村臨界事故から1年」が追加された。なるほど。先週14日のタイ被曝事故レポートは、東海村を横目に見て放送されたものだったわけだ。こういう意見募集をするということは、東海村の被曝の実態を伝える特集を流す覚悟完了ってことだな? >Nステ
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2000-09-18 バジゾウゲン? /ゴルゴルゴル /被曝の実態 |
「噂の真相」誌の森総理買春報道を巡る裁判で裁判所が犯歴を照会、しかし警視庁は照会を拒否。これを伝える13日(水)のニュースステーションで森総理側弁護士の会見風景が流れた。「事実無根であるだけでなく表現方法もバジゾウゲンの類のものであり」云々と弁護士。このバジゾウゲンという部分に「罵事雑言」というテロップが出た(「ばじぞうげん」のルビ付き)。雑言は「ぞうげん」とも読むけど、四文字熟語なら普通「罵詈雑言(ばりぞうごん)」だよなあ。
・参照→ NHKの“寅さん”冷静実況が好評 (9/18、サンスポ)
渡辺真理嬢と天野氏はTBS「モーニングEYE」時代の仲間、となればその繋がりで田中康夫の長野県知事立候補が話題にのぼるかと思ったが、これは無しであった。
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2000-09-17 森永卓郎語録 (9/12(火)、ニュースステーション)(09-18加筆) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
● 亀井政調会長が公共事業費バラマキの目くらましで口にした芸術家支援案を評価して一言。
第2、第3のピカソ養成が可能かどうかはともかく。2、3人いれば100年は食えるって、ピカソってそんなに儲かる商売なんだろーか? それにしても、芸術家養成さえ投資効果で評価するとはさすが経済アナリストというべきか。
● オリンピックで採用されている日本製品紹介のコーナーで重量挙げに挑戦する経済アナリスト。
森永氏のコメントは、“素人にも上がりそうな気がすると思わせてしまうほど日本の製品加工技術は凄い”という意味だろうが、全力で力んだ直後だから本気で悔しがっているように見えて面白かった。上のやりとりの後、片方だけでも持ち上げようと再挑戦しそうなそぶりを見せていたので、マジに「上がりそう」と思っていたのかも(笑)。
● 金メダル5個獲ると広言している女子陸上選手マリオン・ジョーンズのシューズ(片方だけ)を前に。
シューズは借り物。もう片方は他局が借りているらしい。 「金メダル1個5万円」というのは、“金メダル5個獲ればコレクターズアイテムとして25万の価値が出る”という意味なんだろうが、渡辺真理嬢には真意が伝わらなかったような。露骨に呆れ顔をされていた。で、本日のハイライトはこの直後。シューズのサイズが27cmと紹介されると……。
単なるコレクターならこんな「お願い」はされない。森永氏をヲタクと見なしているのは私だけではないようである。(9/2、9/3の項参照)
09-18:ちょっと加筆(シューズが借り物であることなど)。
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2000-09-16 「トリック」 /代打無し4週目終了 |
ニュースステーションの直後に始まるので惰性で見ていたテレ朝金曜ナイトドラマ「トリック」が終了。ハンパな作りのドラマだが、見る者の批判精神を萎えさせる脱力ギャグ&コミカル演出とチープな作りが意外にマッチし、いい味になっていた。惰性と言いつつ結構ハマっていたのかも。
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2000-09-13 中村玉緒の受難(「必殺仕掛人」) |
上京した当時、テレビ東京が昼間に「コンバット」の再放送を流していた。勤め人には視聴不可能な時間帯である。ビデオデッキは持っていなかった。社会人になるというのはこういうことか、と思った。学生でも、真面目に学業に励んでいれば昼間からTVなど見ていられるはずはない。この間抜けな感慨に私の学生時代の生活実態が現われている。今、テレビ東京は正午から「必殺仕掛人」を放送している。私は自営業者となり、昼間からTVを見ている。 11日放送分は豪華だった。酒で身を持ち崩した殺し屋役に田村高廣、この剣客を使って仕掛人の元締の金を狙う狡猾な裏稼業の番頭役に米倉斉加年。贅沢な客演陣に合わせてかエピソードも通常のパターンを離れ、元締(山村聡)が半殺しにされるわ元締の女房(中村玉緒)が誘拐されるわの大波乱。で、悪漢が女人を拉致すれば必然コトはナニに及ぶ。これは大人のお約束。悪漢一味のそっち方面要員として頭の足りない小太りの坊主が登場。「こいつはね、イッパツのトド松といってな、女を抱くと必ずホニャララするんだよ」と縛りあげた中村玉緒の足を掴んでほくそえむ米倉斉加年。袈裟を脱ぎ捨て赤フンひとつになった坊主は必死に抵抗する中村玉緒に……いいのかテレビ東京、昼間っからこんな以下略。 イッパツ坊主は仕掛人・梅安(緒方拳)の必殺の針も効かない化け物のような巨漢という設定なのだが、演じている役者は妙にハンパな体格であった。巨漢というより、上で書いたようにただの小太りなんである。しかも大根。もっと役柄にふさわしい、それっぽい容貌・体格の役者はいくらでもいそうなものなのにと不思議だったが、最後の配役一覧を見て疑問氷解。この坊主の正体は、石堂淑朗なのであった。大笑い。シッポにまでアンコの詰まったおいしい配役に満腹満腹。 蛇足ながら、「必殺仕掛人」は30年近く前の作品である。当然、中村玉緒も若い。今より30歳ぐらい若い。そこのところ、ひとつよろしく。
追記。「必殺仕掛人」は今週で終了。来週からは残念ながら第2シリーズの「必殺仕置人」ではなく、「必殺からくり人」が放送されるらしい。
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2000-09-10 自衛隊スパイ事件 |
自衛隊スパイ事件のロシアの駐在武官はGRU所属なんだとか。TVニュースでは「ジー・アール・ユー」と言っているが、これは「ゲー・エル・ウー」とロシア語読みしてほしいなあ。原語尊重ってわけではなくて、その方がいかにもロシア軍情報部っぽいから(笑)。KGBは英語読みの「ケー・ジー・ビー」の方がいい。「カー・ゲー・ベー」では能天気なバカ組織っぽい。
10日のCXスーパーニュースは「隠されていた経歴」と銘打って萩崎繁博容疑者が陸自の調査学校で情報活動の訓練を受けていたことを報道。解説の軍事評論家は、「情報のプロ」がロシアのスパイに逆に利用されてしまった、「ミイラとりがミイラだ」とコメント。
・参照:→ 3佐、情報収集の特殊教育経験 (9/10、読売新聞)
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2000-09-08 今週の出来事メモ(京極夏彦生出演他) |
4日(月):元CXアナの八木亜希子が1年後輩の野島卓アナと熱愛同棲と「週刊ポスト」。んなアホな。とは思うが男女の仲はわからない。でもガセだろーな、「週刊ポスト」だし。 5日(火):ニュースステーションに村上龍ゲスト出演。久しぶりに見たが一段と悪相になっている。
6日(水):扇建設相が紫の和服で外国人記者クラブ講演。左右の眉の長さが違う。(T-T)
7日(木):カラオケで「赤い風船」を歌わされるはめになるという恐ろしい夢を見る。夢の中で私の名前は「タク」(カタカナ表記)になっている。タクって何? 野島卓アナ・麻雀卓、森永卓郎・ヲタク、テリー伊藤の卓論……まさか「卓」繋がりだとでも? しっかりしてくれぃ。 >オレの無意識
8日(金):腕を掴まれて「熱い」と感じる夢を見る。夢の中での温度(皮膚)感覚は初体験。
どんどん良くなる法華の太鼓。さてさて、来週も代打無しか?
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2000-09-06 腹話術師 |
試写会に旬の芸能人を招く映画の宣伝手法が定着している。「X−メン」の試写会には芸能レポーター向けの撒き餌の一人としていっこく堂も登場し、インタビューがちょっとTVで流れた。腹話術師なのに手ぶら。手ぶらなのにレポーターにせがまれるまま芸を披露するいっこく堂。肩の上の何も無い空間相手に会話する稀代の腹話術師。凄い。やっぱりあの声って人形じゃなくていっこく堂が一人で出してたんだ!
……って、そんなことはわかっている。子供だって知っている。というか、腹話術というのは、腹話術師が一人でしゃべっているということを客が了解した上で、それを前提として、人形があたかも生きているかのように話すさまを楽しむ芸じゃなかったのか? 幼児の場合は、本当に人形がしゃべっていると思って驚き楽しむということがあるにしろ。
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2000-09-03 補足……奥歯に物が挟まったような(^^;) (2002-12-15 追記) |
昨日の雑談の補足。コレクター=ヲタクではない。ヲタクとは何かについてあれこれ書くと剣呑なことになりそうなのでパス。
ニュースステーションのホームページには森永コメンテーターの「真中瞳はなぜ美しいのか」というコラムが掲載されている。テリー伊藤のヨタ話(*1)
にころっと騙されて、変なイラスト(*2)
を付けてその美人論を紹介しているのだが、これを読んだ時、彼がヲタクだと確信した。このコラムのどこがヲタクなのかについては……上で書いたように今回はパス。保留。 ・ 「真中瞳はなぜ美しいのか」 (<森永卓郎コラム <NステWEB)
NステWEBはフレームを使っている。トップページからアクセスした方が吉。
(*1)
正面から見て目と耳の間にすきまがない顔は美しいというテリー理論の正否はさておき、それが真中瞳に当てはまらないただのヨタ話であることは、彼女の顔を正面から見れば一目瞭然。「日本人にはめったにいない」とは噴飯モノの大ボラである。ホラといっても、たぶん、サービス精神から出たものだろうが。真中瞳の顔を間近で見る機会のある森永氏が、なぜこんなヨタ話にひっかかって卓論であるかのようにコラムで紹介してしまったのか、という辺りがポイント。
(*2)
変というのは、あのイラストでは「目と耳の間隔」ではなく「目と目の間隔」が強調されてしまうためテリー理論の説明用としては不適切なのである。目の位置は固定して目の外側の顔の輪郭線(耳の位置)を変化させなければ説明にならない。ちなみに目の間隔の広さは「可愛さ」の要件である(動物の赤ちゃん・幼児やマンガ・アニメの「可愛い、幼い、あどけない」タイプのキャラ、人形は、たいてい目と目の間が広い)。さらに蛇足ながら、真中瞳の目と目の間隔は広くない。目と目の間隔、目と耳の間隔、ともに「バランスがとれている」配置である。
追記 (2002-12-15)
NステWEBのファイル配置が変わっているのに気づいた。リンクを張り替えておく。
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2000-09-02 久米宏の漫才 |
28日のニュースステーションで森永コメンテーターがヲタクとしての本性を全開。彼がヲタクだということは折々のコメントですでに露見しているが、特集&取材企画に連動した見事なカミングアウトぶりであった。
31日のNステの対談企画「最後の晩餐」は太田光(爆笑問題)がゲスト。余興として(?)久米宏と太田光の漫才が披露されたのだがこれがダメダメ。即席のコンビ、しかも片方は素人なんだから掛け合いがぎこちないのは仕方ないにしても、ネタやオチまで素人レベルであった(しかも下品)。不出来なことは当人たちもディレクターもよっくわかっているようでかなり編集してあったが、それでもダメなものはダメ。なんで全部没にしなかったんだろう。 久米宏不在のNステは物足りないようにも思える。日替わりで出てくる4人のコメンテーターは、毛色は違うが皆優等生タイプで毒気・邪気が無い。異分子としてキャスティングされたはずの船曳氏は現時点でまったく機能していないし(*) 。思えばかつての久米宏&菅沼栄一郎コンビはアクが強かった。
(*)
24日のゲスト岡本行夫(外交評論家)の「原理原則を曲げてまで日朝国交回復を急ぐ必要はない」という発言に対して「原理原則とは何か?」と問いかけたのは鋭かったが、あれも船曳氏ならではのツッコミというほどのものではない。
さて、来週も久米宏はお休みだろうが、引き続き代打無しかな? 物足りないとか言いつつも、もうしばらくは邪気ならぬ無邪気なメインキャスターに指揮されるNステを見てみたいのだが。
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